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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



ツバメが近くを飛ぶ姿と一緒にツバメの飛行とその視力について最近読んだ本(ツバメの秘密・長谷川 克著・森本 元監修)から紹介しましょう<・・・>引用部

<ツバメは平均時速40km~60kmで飛ぶことができるが外側が内側より長い尾羽(燕尾)を上手に使うことで機敏性を向上させ、翼の欠点を埋め合わせている>

<ツバメの燕尾はすべて同じ長さの尾羽や真ん中が伸びた尾羽に比べて無駄が無く、航空力学的にベストな機敏性を持つ>

<燕尾をサッと広げて風を(幅広く)受けることで翼とは別に揚力を得て方向転換できる。ツバメ返しと呼ばれる急旋回は、この外側尾羽によって可能となっている>

<しかし燕尾を持つことで方向転換は容易になるが、飛翔速度は失われるので、燕尾が効率的な採餌のためとは言い難い>

<また尾羽には飛翔以外の機能があるので、すべての野鳥が燕尾を持つことにはならない>

<ツバメは3次元空間を縦横無尽に飛び回るため、視覚システムがヒトとは大きく異なっている>

<ヒトは両眼視して1点に鮮明な領域(ピント)があるが、ツバメの両眼は4点(片方2点づつ)にピントが合う部分がある(タカやハヤブサも同じ)>

<その眼は両眼視できる範囲は他の野鳥より狭いが、獲物を素早く見極め、獲物の急峻な動きに素早く対応できるように進化している(タカやハヤブサも同じ)>



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