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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



昨日に続き、1922年に英国で発足した国際環境NGO「バードライフ・インターナショナル」のHPから絶滅の恐れのあるシギの話をダイシャクシギの飛行写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>がHPからの引用

<エスキモーコシャクシギはかつてカナダと南米の間を渡っていましたが、1963年以降確認されておらずほぼ確実に絶滅しているでしょう>

<エスキモーコシャクシギの窮状はより広く喧伝されているリョコウバトの絶滅と類似しています。このシギは一時は数百万羽居ましたが、大規模な狩猟と春の中継地であるロッキー山脈地域の生息地の喪失が激減を招いた大きな原因です>

<もし今でも生き残っているとすれば、カナダの大自然の中の未知の一角にいる小さな個体群でしょう。これらの絶滅危惧ⅠA類に対する狩猟は依然として続いています>

<また、研究によりダイシャクシギやその仲間の将来にとっての最も深刻な脅威は、生息地の喪失と沿岸の湿地の劣化である可能性が高いことが明らかになりました。沿岸湿地は非繁殖地域での塒と採餌場、渡りの際の栄養補給のための中継地として依存している場所です>

<湿地の消失に加え公害や気候変動、外来種、人による攪乱などの様々な脅威に対する対策が行われないままでは、これらの鳥はいずれ絶滅するでしょう。事実、その中の2種は既に絶滅してしまったかも知れません>

<野生の呼び声とも言うべき心に響くような鳴き声を持つ大型のシギ・チドリ類は地球上で最も絶滅が危惧される渡り鳥のグループです。既に13種のうちの2種が失われたかも知れず、私たちは残る種が瀬戸際に達するのを防ぐために緊急に協調の取れた行動を取らねばなりません>

<国連環境計画の「アフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定」を介した政府間行動計画が、国際ワーキンググループによって実施されています>

欧米では埋め立てや開発などによる沿岸湿地の喪失と劣化に取り組み、大型シギを守るため種々の活動があるそうですが、日本も見習う必要がありますね。



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