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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



クリント・イーストウッド主演の映画「人生の特等席」を見てきました。イーストウッドは、先日見た映画「あなたへ」に主演した高倉健(81歳ですが早生まれ)と同じ82歳。

大リーグのスカウトとして生涯を捧げてきた男と、弁護士として活躍している娘ミッキー(33歳という設定)が、親子の絆を取り戻していくという話です。

映画「あなたへ」と「人生の特等席」2作品が上映された今年は、めったに無い日米高齢俳優の当たり年となりました。・・・娘ミッキー役のエイミー・アダムスの実年齢は38歳ですが、33歳の娘役を好演していました。

映画「あなたへ」で、高倉健が演じていた嘱託刑務官の設定年齢は、恐らく60歳代前半でしょう。映画「人生の特等席」でのイーストウッドの大リーグスカウト(33歳の娘を持っている)も、同じくらいではないでしょうか。

二人とも実年齢よりかなり若い役を演じているので、それを感じさせない演技が見どころでしょう。娘にチョッカイを出した若い男を電光石火で締め上げるイーストウッドのアクションがそれでした。

この作品の監督は、イーストウッドから映画製作を学んだロバート・ローレンツ。

高倉健の「あなたへ」のラストシーンは、日本的にちょっとウエットでした。一方「人生の特等席」は、ハッピーエンドとなっていて、見た後に爽快感が残ったので、脚本はアメリカの勝ちでしょう。

ただし、「あなたへ」に出てくる日本の景色は美くしく、「人生の特等席」に出てくるアメリカの景色よりも良かったので、カメラマンの仕事としては、日本の勝ち。

主役の高倉健とイーストウッドの演技は、甲乙つけがたく互角としておきましょう。81歳以下の人は、82歳のイーストウッドが頑張っている映画を見て、元気を貰って欲しいと思いました。

 



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