野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



地下鉄で烈士稜園駅まで出て、駅前にある中華広場ショッピングセンターを見物する。



ここの2,3階にあるジャスコは天河城ショッピングセンターの店より規模が大きく、又ジャスコ以外の専門店舗の数も多い。

ジャスコ、テナント共に天河城よりも庶民的な品揃えであり、11時頃に正面玄関から入ったら、開店から2時間もたっているのにエスカレーターに乗る人が数珠つなぎという混雑ぶりである。



5階に携帯電話の売り場があり、そこがまた大混雑している。

広州で「手機」というこの携帯電話が今市民の最も欲しがっている商品なのであろう。

陳列されているケータイはノキア、モトローラ、サムスンの3社が圧倒的に多く、安い商品には中国メーカーのものも多い。

日本メーカーのケータイはほんの僅かで、値段が高く、殆ど売れていないようであった。

この違いは上位3社が世界市場のニーズを見ながらコストの安い機種を大量生産してシェアと利益をどんどん伸ばす一方で、日本のメーカーは狭い日本の市場を対象に生産台数の少ない高機能の機種を短い周期で次々と発売しているために世界シェアと利益がどんどん下がっていることからきているのであろう。

中国人には日本のケータイは値段が高い上に、不要な機能が多すぎて使い難いということなのであろう。

中国携帯電話会社(中国網通)の事務所



中国全体での携帯電話の加入件数は、この2月でなんと4億件を越えたとみられている。

去年1年だけで日本の累積加入台数とほぼ同じ8千5百万台も販売されているのである。

さらに、中国政府の予想では2009年には6億台を突破すると見られている。

人口1億2千万の日本で9千万台なら13億の中国では10億台近くまで売れる可能性もあるので、日本流のケータイビジネスモデルを早く切り替えないとこのパイにはありつけないことになる。

日本ではNTTドコモ等の通信会社が販売奨励金として1台当たり3万円~4万円を販売店に支払うので1円で売られているケータイもあるが、中国のケータイはすべて原価通り1万円以上の値段がついている。

その代わりに通話料が日本より格段に安いので、皆欲しがるのである。

1円のケータイで高い基本料通話料のかかる日本か、1万円のケータイで安い通話料の中国か、どちらが良いのであろうか。

この違いは性善説の農耕民族日本人と性悪説の狩猟民族中国人という国民性の違いによるものなのであろうと思う。

ちなみに私は日本と国際通話のできる携帯電話、日本で発売されたばかりの最新鋭デジカメ、最新の日中電子辞典、デジタルビデオカメラで武装して中華広場を歩いている。

上の階にかなり広い家具とインテリアの売り場があったので、そこだけ丹念に見て回ったが、家具もインテリア用品も日本に比べてはるかに安い。

中華広場のあまりの混雑に疲れたので、地下から地下街を通り地下鉄駅まで移動する。

ここは広州で唯一の大型地下街で、マクドナルドや回転寿司店、ブランド物のコピー商品を堂々と売っている店もあり、相変わらず店も通路も人で溢れかえっている。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )