遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 

LTTA  


    LTTA第二期第一日目がはじまりました。今回の講師はカナダからきたケイトさんとコリンさんです。 とてもスリリングで゛エキサイティングな講義でした。清澄白河のホテルのパソコンは気が狂いそうなほど使い辛いので思うようにかけませんがケイトの理論がすばらしかった。LTTA ラーニングスルジアートはホリスティックに学ばせようとする試みです。今 子供たちはバラバラな知識を詰め込まれそれらを自分自身で組み立てなくてはなりません。本来数学も化学も生物や言語もすべてつながっているものですし 身体と心と感覚と知識や知能もつながっています。ひとは身体や感覚をとおして体験し学ぶものなのです。

    ホリズムは今教育の分野だけでなく医療や 科学、ビジネスなど他の分野にも広がっていて21世紀の基本的パラダイムを形成してゆくだろうといわれています。

   サンタフェの研究所で巨大なコンピューターによって雨粒や人の動きなどあらゆる動きを解析したところ非常に美しいあるパターンが浮かんできました。それはかたつむりのカラや種子が目を出すときの動きとも共通するものでした。これは複雑系という新しい学問ですが LTTAの授業をのときの子供たちの動きにもこのパターンが見られるのだそうです。そこでストーリーテリングですが、「科学にも物語性が必要である」すなわちストーリーテリングの文脈で学ぶことが必要であり、医学もまたストーリーテリングだという考え方がひろがっているのだそうです。患者は困難な旅に出た英雄であり病気にいたる前も含めてパ-ソナルヒストリーとして考える、身体的な部分だけでなく感情レヴェル..おそらくストレストラウマも含め家族構成 生き方も含めて考えるということなのでしょう。

   ビジネスにおいても経営者は物語を学ぶべきだという考えが起こっているそうです。ストーリーテリングはLTTAにおいて音楽 ムーブメント 文学にならぶドラマの一部分に過ぎませんが とても脚光をあびているようですね。...しかしコリンさんが日本の芸能のコピー性について語っていたのは耳が痛かったです。伝統芸能の型については若干誤解もあったのであとで僭越ながらレクチャーしましたが アートとはコピーではない 即興的なものであるという考えには共感しました。

   必要なときに必要な水と光をいただいてわたしは雨上がりの草花のように元気になりました。もっとたくさん伝えたいことがあるのですが今日はこれくらいで.....。


    

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