遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



   夕べ 往年の名画「ロミオとジュリエット」を観ながら悶々としていました。昔あんなにおとなびてうつくしく見えたジュリエットのなんといじらしくおさないことでしょう。歳月はこんなにも見方を変えるのだ....と香箱蟹(北陸の小さな蟹)をつぎつぎと平らげながら思ったことでした。.....わたしは精神的に落ち着かないと食べ物で埋めようとする傾向があります。逆に仕事や語りに夢中のときは食事は眼中にありません。...厄介な性分です。

   落ち着かない原因は翌朝...すなわち今日のA小の知的障害、情緒障害3クラス合同のためのプログラムが決まらないことでした。...3時過ぎてままよと寝てしまい目覚めてすぐ学校に向かいました。校長先生が待っていてくださいました。14.5名の子どもたちと3人の先生と校長先生もまじえて ボールをつかったゲームをします。さまざまなヴァリエーションはデイケアやおはなし会のなかで自然とできあがったものですが、様子を見ながら ひらめきで変化させことば遊びもまじえてゆきます。

   やはり 子どもたちのようすを見ながらあぶくたった 煮え立った♪をしますが鬼になりたい子たちのためにひとりずつ4回くりかえし 腐ったあずきをゴミ箱に捨てます。最後は柳のおばけぇ~....これを2セット 子どもたちはたいそうリラックスして楽しんでいましたがヒートアップしすぎたので 横になってもらいアレクサンダーテクニークにヒントを得て脱力と身体に感謝するワークをしてみました。.....じっとしていることが苦手な子が幾人もいるのですが しだいに静かになり15分もたつとシーンとしてみなは空の上....しばらくして地上にはっきり戻します。これはたいへん重要なことなのです。

   そのあとでベリットさんから聞いた「ロバの王子」のおはなしをしました。息づかいが聞こえるほど みんなおはなしに集中してくれてわたしは鳥肌がたつようでした。情緒障害の子どもたちはおはなしを静かに聴くことが得意ではないからこんなことははじめてでした。....なぜロバの王子を語ったのか....聴いたことがある方はおわかりだと思います...昔話には深い意味があります....終わったあとシェアリングをしました。...あぶくたったの意味を先生方もはじめて知ったそうです。脊髄について説明もし 子どもたちは静かに聴いてくれました。

.......わたしは直感があたったことをうれしく思いました。わたし自身 癒しを求めていました。魂鎮めと魂振り...生き生きと生きるために模索してきて 気がつくと心理学に根ざしたワークやスピリチュアル系のワーク アートによるワーク 生理学などに根ざした療法などを受けてきたわけですが そのなかでもっとも納得がいき安全であることを確信したのがボディワークだったのです。それらのワークとストーリーテリングを組み合わせたらなにか変化が起きるだろうと思ったのですが これほどドラマティックな結果とは思いませんでした。校長先生は子どもたちのひとりひとりが自分を出していることに驚かれていました。先生方も楽しかった、発見があったとおっしゃいました。


.....でも たぶんいちばんたくさんの喜びと気づきをいただいたのはわたしです。Kちゃん Mちゃん Nちゃん Hくん Rくん Yくん みんな ほんとうにありがとう! これからも楽しみましょう。みんなでとびらを開けてゆきましょう。朝の時間と一時限をつかって デザートというより主食に近いものになったのではと思います。わたしのあたらしいもうひとつの道がようやくかたちをとりはじめました。




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