HS1にお乗りの方から、中古ピストンに関する問い合わせをいただいた。
焼き付いてしまい、シリンダー内壁には大きな傷がなかったので、スタンダードピストンを探しているとのこと。
モトプランニング的には丁重にお断りさせていただいた。
何度か書いてると思うけど、ピストンとシリンダーの間には決められたクリアランスが必要になる。
しかしピストンもシリンダーも加工精度にバラツキがある。
そのため、適当に組み合わせてはダメだということ!
このクリアランスは狭過ぎても広過ぎてもよろしくない。
だからメイカーさんが規定しているわけ。
例えばHS1の場合、0.035mmに規定されている。
そのためツインの場合は、腰上を分解する際、左右の組み合わせを入れ替わらないように注意が必要。
まぁ、どこかの時点で適当に組み合わせられてる可能性もあるけどね。
前置?が長くなったけど、中古ピストンを使用する場合は、シリンダーの内径を測定して、使用する中古ピストンを選択する必要がある。
細かすぎるようだけど、せっかく楽しいエンジンなんだから、楽しく走れるように仕上げよう!