goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

コンタクトブレーカの調整(183部番編)

2018年02月17日 | オートバイ

コンタクトブレーカの調整手順に関して、ときどき問い合わせをもらうので・・・





んで、今回は183部番のコンタクトブレーカを使用しているモデルに関して。


適応車種は・・・


HS1後期

HX90

AS2

AX125

RD125



手順としては、最初にコンタクトブレーカの接点ギャップを調整し、次に点火タイミングを調整する。






写真はHX90の点火系で、左側が左シリンダー用で、右側が右シリンダー用のコンタクトブレーカになる。






まず最初に接点ギャップを調整する。


アーマチュアを、接点ギャップが一番広くなる位置までゆっくり回転させる。


マイナスドライバーで回そうなんて考えないこと!


メガネレンチ等で確実に回転させること!


赤丸のビスを少し緩め接点ギャップを0.35ミリに合わせる。


マニュアルの規定では、0.3ミリから0.35ミリになっているが、できるだけ0.35ミリに近づける。


ビスを締め付けるとギャップは変化するので、何度も確認しながらビスを締め付ける。


少し広めにしてからビスを締め付けると、意外と簡単に合ったりする。(個体差はあると思う)






わかりにくいかもしれないけど、これが0.35ミリ。






次に点火時期を調整する。


青丸のビスを少し緩め、ベースプレートを回転させられる状態にしておく。


アーマチュアをゆっくり回転さ、緑丸部分にある窓から見えるマークと橙丸の点火時期マーカーの線が一致した
タイミングで、接点が開くように黄丸部分をマイナスドライバーこじるようにしてベースプレートを移動させる。


青丸のビスを締め付ける。


この調整を行うと、微妙に接点ギャップが変化する場合があるので、再度接点ギャップの確認を行う。


慣れると目視でも合わせることはできるが、最終的にはテスターやタイミングライトで確認する。






タイミングライトで確認すると、こんな感じになる。




手順さえ間違えなければ、さほど困難な作業ではないはず。


コンタクトブレーカの接点ギャップは、少しずつ変化してしまうので、定期的に確認する癖をつけよう。




ひとつ注意しなければならないのが、橙丸の点火時期マーカーの固定位置だったりする。


ツイン系は、なぜか基準となるマーカーを移動させることができる構造になっている。


つまり、誰かがマーカー金具を外して、適当な位置(真ん中辺とか)に再固定した可能性がある。


そうなると、基準なんてものは意味をなさなくなる。


ところが、この確認をするためには、マイクロメータ等の測定器が必要になる。


今までの調整手順は、このマーカーが正しいと言う条件での作業と言うこと。




文章で表現するのって難しい・・・


なんとなくでもわかってもらえれば、あとは自分で試してもらうしかないかも?






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