
先日シリンダーヘッドのプラグホールに問題を発見し、シリンダーヘッドを交換したグリコのミニトレ君。
僕が試乗する限り非常に快調だったのでオーナーさんへ戻したんだが・・・
翌日連絡があり、300メートルでエンジンが止まったそうだ・・・
なんでだ???
そうなると、怪しいのはコンデンサーか?
実は、お客さんに症状の再現性がない限り修理は難しいが、これで再発する場合はコンデンサーを
調べましょうと説明した上での納車だった。
とにかく調子が悪くなると、プラグを交換して300メートル走るだけ?
1キロの走行でプラグを3本も消耗する「プラグ・デストロイヤー」である!
spark plug destroyer
英語で書くと、なんとなく格好良い?
なんだか特殊点火制御装置みたい?

と言うことで、フライホイール・マグネットを分解しステータベースを取り出した。
見た目は断線もなく正常に感じるね。

ただ容量を測定すると・・・
0.315uFと規定値を外れている!
マニュアルでの規定値は、0.22uF±10%
でも手持ちのコンデンサーは、ほとんどが0.25uF前後なんだよね・・・

しかも、形状が微妙に違っている!
これだと微妙と言うより、正反対?

ちょうど裏返して固定すると問題なく使えそうなので、届かなくなった配線だけ延長して取り付けた。

まぁ、こんなもんでしょう。
って言うか、最近半田ゴテの登場回数が多いなぁ
んでもって、結果は・・・
快調そのもの!
正確には 僕が乗って快調そのもの?
オーナーさんの証言によれば、2日間程度乗らないと再発していたとのことなので、同じように日を
空けたんだけど・・・
エンジンも一発始動!
ビックリするくらいに快調!
本当に快調なんだもん!
今日の朝も一発始動で快調に走る!
オーナーさんとも相談して、明日の試乗で問題がなければこの状態で納車することにした。
明日の試乗が楽しみだなぁ