知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

長女の生まれた時分

2015-08-03 09:57:12 | 追憶
暑い夏が来るたびに思い出すことがある。
それは、長女の生まれた時のこと。

正直、前日の夜から病院へ入ったが、男には何もできないのだ。
母親が面倒を見ていたので、深夜に及んで私は眠ってしまった。
この辺のことは、妻は恨みに思っているのかもしれない。
半分以上男が生まれると期待しつつ、産前の男女別は聞かなかった。
そして、娘が生まれた。
ええっ女か…
その辺の失望感はあっという間になくなって、子どもが生まれた喜びが優った。
あれから随分と時間が経った。

暑い真夏の夜の夢と思えるくらいに自分も年を取った。
今年も実に暑い。