知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

公務員のボーナス支給

2007-12-10 21:26:55 | Weblog
国家公務員に12月10日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給されたそうである。
管理職を除く一般職(行政職)の平均支給額は約69万6300円(平均年齢34・9歳)で、前年同期比で1万2400円、1・8%アップした。
主な特別職の規定支給額は、首相と最高裁長官が約586万円、
衆参両院議長約554万円、
各府省の次官約343万円、国会議員約330万円。
福田首相は就任が9月26日で、在職期間を3割で計算するため、
実際の支給額は国会議員分と合わせて約407万円となる。
一方、総務省が試算した地方公務員の平均支給額は、管理職を除く一般行政職で約66万2000円(平均年齢36・5歳)となり、
前年同期と比べて約1万円増えたのだそうだ。
公務員の場合、果たしてボーナスと言っていいのか疑義があるが
長くつとめた方が高いボーナスになるのは間違いない。
にもかかわらず、東大生が国家一種にそっぽを向け始めたのだそうだ。
初任給の低さは、否定のしようがない事実。
343万円ももらえる事務次官にまで上り詰めるのは並大抵のことではない。
それを考えると馬鹿馬鹿しいと言うところだろう。

博士論文の審査汚職

2007-12-10 06:10:02 | Weblog
医学博士号の審査を巡る汚職事件で、
収賄容疑で逮捕された元名古屋市立大学教授の伊藤誠容疑者(68)が定年退官した2004年度、
学位審査で中心的な立場の主査、補佐役の副査として計22人の審査に関与していたことが8日、わかったそうである。
伊藤容疑者が所属していた同大学院医学研究科では主査、副査への謝礼が慣例化していたとされ、
伊藤容疑者が謝礼として受け取った現金の総額は、同年度だけで400万円近くにのぼり、
逮捕容疑となった百数十万円の倍以上となる可能性がある。
愛知県警の特捜本部は、現金授受の経緯などを調べている。
関係者によると、同大学院医学研究科では、
申請者の専門分野の教授が主査、専門以外の教授が副査として、学位論文や口頭試問を実施。
最終的には同科の全教授らでつくる委員会が合否を判定するが、実質的には主査の意向で合否が決まってる。
伊藤容疑者は2004年度に博士号を取得した5人から、口頭試問の問題を事前に教えた見返りに、
現金計百数十万円の謝礼を受け取ったとして逮捕された。
同年度、伊藤容疑者は主査として18人、副査として4人の博士号の審査に関与、全員が学位を取得した。
関係者によると、博士号取得に対する謝礼の相場は、主査に対してが20万~30万円、副査が5万~10万円という。

博士号には、大学院生中に取得する「課程博士」と、「論文博士」の二通りがある。

学位審査(博士ではないが)、私も受けたことがあるが、先方が学位を取らせないつもりであれば、
博士なら5人、修士なら3人、次から次への質問が飛ぶ。
いろいろな意地悪な質問を浴びせて取らせないことが可能である。
要は、博士課程といえども知らないことはたくさんあるので
そういうところを意地悪く聞いてくるわけである。
学生にしてみれば、金を払ってでもそういう質問は勘弁してくれと言うのが本音なんだろう。
その辺の学位審査の不透明な点が利権に利用されている。