知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

イオンも大きすぎて身動きができなくなってきたか?

2007-10-05 05:25:11 | Weblog
イオンの業績が曲がり角を迎えているとのことです。
10月4に発表した2007年8月中間期の連結決算は、営業利益が677億円と前年同期比18%減少。
天候不順を背景にイオン単独の営業利益がほぼ横ばいにとどまったうえ、米アパレル子会社やマイカルなどグループ企業の業績不振が足を引っ張った。
マイカルってやっぱりだめなんですかね。
この日は同時に年間配当を2円増やし17円とするほか、700億円を上限に同社では初の自社株買いに踏み切ることも明らかにした。
苦肉の株価対策と言うところでしょうか?
中間期の減益の主な理由の一つが米子会社「タルボット」の業績悪化。
天候不順による衣料品販売の低迷に加え在庫の処分損も膨らみ、営業利益が98%減少。
同社だけで連結営業利益を54億円押し下げたそうです。
マイカルも既存店の販売が低迷したほか、出店再開による費用や情報化投資のコストが響き、37億円の減益要因。
カード子会社、イオンクレジットサービスの減益やのれん代の処理方法の変更も42億円利益を押し下げた。
稼ぎ頭のイオンクレジットが減益では厳しいところですね。
イオン単独は2%の営業増益。
長雨の影響などで食品や衣料品の販売が前年実績を下回り、既存店全体でも0.9%の減収。
在庫管理の徹底や販管費などコスト抑制でかろうじて増益を確保した格好。
ディベロッパー子会社のイオンモールも増益率は鈍化。
2008年2月通期の見通しは、従来予想を据え置き。
下期は商品戦略の見直しなどタルボットの経営てこ入れを本格化するほか、グループ各社の調達や物流機能などを集約した新会社を軸に規模を生かして仕入れや物流コストの削減に取り組む考え。
「上期の課題を教訓に、下期は収益力や資産効率の改善に努める」(豊島正明専務執行役)。
イオンについてはグロース株としての評価は難しくなりましたから、今後はリバウンドねらいで行きましょう。
もっともっと下がるのを待つことです。