知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

公立病院の治療費の不払い

2006-12-26 06:25:19 | Weblog
暗い話ですが、生活に困っている人がいるんだなぁと思えれば、いい人なんでしょうが…
人間、一度味をしめてしまうと、何度もやろうとするのでしょう。
不払いで世の中通ると分かれば、常習犯になるんでしょうね。
まして、公立病院なら受診を拒む可能性は低いだろうと見るわけでね。
私立病院でも状況は同じでしょうが、その辺は非常に敏感です。金をもらえそうもない患者が来た場合には、それなりの手を打ってきます。どういう手かは、ここでは書きませんけど、どちらにしても地元の住民に負担を与えるものです。

「夕張市が職員のボーナス半減」という記事が目立ちますが、市町村の究極税収減の状態を考えたときに、国や県が援助してくれるのでしょうか?
最後は、住民同士が共存共栄を図るために金を出し合う互助システムになる訳です。やはり、地元の住民の負担と言うことになる。もし、国が援助してくれないのであれば、ナショナルミニマムなどあり得ない話です。極論すると住民全員が生活保護を受けると言うことは、あり得ないわけですから…。

「誰が負担するのか」を真剣に考えなければなりません。

そういうことを考えた上で、不払い問題、払える人には、厳正に対処し、払えない人には生活保護なりの措置を講じるようにすべきでしょう。
ただ、福祉のあり方は、ナショナルミニマムの観点と地元住民負担の観点から調和する方向性を議論する必要があると思います。