リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ほんとにリタイアのお知らせをしてしまった

2018年12月17日 | 日々の風の吹くまま
12月16日(日曜日)。雨、降ったり止んだり。夜中にずいぶん降っていて、予報も雨、雨、雨。なのにワタシが待っている長靴は、きのう24日だった配達予定が今日は27日。今日の早朝にニューウェストに到着して「最終仕分け」の段階になっている。はぁ?あのさぁ、ニューウェストって15平方キロの小さなところなんだけど、そこで仕分けして配達するのに10日もかかるって何なの?土日があって、さらにクリスマスとその翌日も休みだから、正味は6日ってことはわかるけど、それでもねぇ。場所がわかってたら、歩いて取りに行った方が早いような・・・。

郵便事情がこんなんだから、客先にフリーランスの翻訳業からリタイアすると知らせるのに、年内に着きそうにない手紙はやめてメール。かしこまったビジネス文書は翻訳したことはあっても自分で書いたことがないから、とっつきの時候の挨拶から立ち往生。でも、そこは良くしたもので、今どきはネットで調べれば例文がたくさん出て来るから、あれこれを参考にして何とかまともな挨拶文で書き出しを通過して、リタイアのお知らせと長年の愛顧と指導への感謝の辞(これはすらすらと出て来た)を書いて、締めくくりに来年の繁盛を祈って出来上がり。一番長く付き合いのあったコーディネータさんにCCを入れて、彼女に聞いてあった役職者宛に「送信」をクリック。ああ、これでほんとにリタイアするんだ・・・。

日本は月曜の朝なので、すぐにメールが返って来て、労いの言葉にいよいよリタイアするという実感がわいて来て、やっぱり感慨深しの気分。通訳講座の恩師の後押しで右も左も見ずに飛び込んでから28年11ヵ月。大学に行ったことがないのに、競争の激しいフリーランスの世界でこんなに長く落ちこぼれもせずにやって来れたのは奇跡としか言いようがないかもしれない。専門領域を持った大学卒やバイリンガル育ちの帰国子女が溢れる業界で、ワタシの看板は「何でも屋」、そしてその「資本」は持って生まれた好奇心の塊だけ。生まれついての知りたがり癖が大きな花を咲かせたというところかな。

寝ても覚めても入って来る仕事と毎日10時間、週7日でほとんど休むこともなく格闘した日々は今はもう遠い昔。若かったな、ワタシ。燃え尽きて、立ち直って、長いことご苦労さま。これからは「仕事が入って来るかも」という宙ぶらりんのメンタリティを払い除けて、遊びの人生に邁進しまぁ~す。

大嵐の予報だったのに

2018年12月16日 | 日々の風の吹くまま
12月15日(土曜日)。晴れたり曇ったり。でも、警報の出ていた大風は吹かなかったような。夜には風がかなり強かったけど、目が覚めてみたら信じられないくらい穏やかな朝。大荒れだったところもあるそうだから、まさにマイクロ気候のなせる業ってところ。今日は我が家のマンションの前で冬のファーマーズマーケットがある日だから、雨風がないのはありがたい。ワタシとしては贔屓にしているパン屋さんが朝ご飯には欠かせないブリオシュローフを持って来てくれていればそれで御の字なんだけど、天気が悪いと出店数が激減するので盛り上がらなくてつまらない。

掃除とごみの処理が済んで、11時になったらさっそくマーケット。予想通りテントの数が少なかったけど、パン屋さんのテントはマンションのすぐ前で、若いお兄ちゃんがちょうどパンを並べているところ。ブリオシュローフ2個の他に、ランチ用にハム&チーズのクロワッサン2個。今日はきのこ屋のお兄ちゃんは来ていなくて、パンやクッキーを売るテントが大半。しろうとでも参入しやすい品目だからかもしれないな。マンションの2階に自宅で創作ケーキやクッキーの注文をとって焼いている人がいて、誕生日や結婚式などの目的に応じたデザインが実に見事で、しかもおいしいからけっこう繁盛しているらしいし。

午後はカレシが私たちが旅行して歩いていた間は休止していた東京のN君とのスカイプレッスン。メールにあった「いい話」は何か聞いたら、現在のアパートの近くにマンションを買ったとのこと。値段とローンの金利を考えたら賃貸よりもずっと有利なので思い切って決めたとか。ローンの金利は1%だそうから、あってないような感じだな。私たちが初めてのマイホームを買ったときの金利は17.5%だったと言ったら、えぇ~っ。まあ、もう36年も昔の話で、2桁インフレの時代だったから、銀行の預金口座の利子も2桁、政府の貯蓄債券なんか年利が19%という、今になっては信じられない数字。住宅の相場が3割くらい暴落した後で買ったんだけど、やっぱりびびったもので、必死で繰り上げ返済して4年で完済したっけな。

狂乱状態だったバンクーバーの住宅市場もやっと落ち着き始めた感じ。戸建てで1億円を切る物件も出たそうだけど、ローンは3%く前後だから、まだまだ庶民には高嶺の花かな。新年早々に通知が来る公定評価、上がりっぱなしだった我が家はどうなってるかなあ。

クリスマスの準備が9割方おしまい

2018年12月15日 | 日々の風の吹くまま
12月14日(金曜日)。曇り。大雨が一段落して、団子嵐の第3弾は大風だって。気温が高めなので、今の時期によく南の方から連れ立って来る「パイナップル特急」だと思うけど、もういい加減にして欲しいな。あんまり荒れてばかりだとクリスマスの準備にも支障が出るじゃないの。

今日はクリスマスカードを送るのに待ったなし。宛名のリストがあるので、印刷して、ひとつずつ切り離して、封筒に貼ったら、後はカードの仕上げ。日本の人には短いひと言は日本語じゃないとダメで、カードには手書きしかない。そうなると漢字を思い出せなくて、英単語からググッて探し出しても、筆順があやふやなもので、小学生が書いたようなへったくそな字になってしまう。英語にUse it or lose it(使わなければダメになる)という言葉があるけど、まさにその通り。

それでも午後には全部に封をして、外国向けにはAirmailのスタンプを押して、発送準備完了。でも、ワタシの長靴は配達予定がまた1日延びて21日になっているので、クリスマスカードも来週中に届くのかどうかあやしいもんだな。外国向けはカナダを出さえすればまだ望みはあるけど、国内向けは期待できそうにないかな。それでもクリスマスの準備にひと区切りついて、ほっ。残すところはメール書きだけ・・・と思ったら、あっ、来年のカレンダーをまだ買ってないっ。モールの本屋がもうないので、メトロタウンまで行かなければダメかな。郵便の収集が4時なので、その前に出してしまおうと、いつもより早く買い物に出て、まず道路向かいの郵便局でクリスマスカードを発送。カウンターに並べた封筒にペタペタペタッとすごい勢いで切手を貼ってくれて、郵送料はしめて3800円。

さっぱりした気分でSave-On-Foodsへ行ったら、選択肢は少ないけどいつも買うタイプのカレンダーがあるじゃないの。しかも時期が時期だから30%オフになっていて、おお、ラッキー!これで年末の仕事が一気に9割以上終わった感じでうれしくなったもので、重いトートバッグを担いでいるのも忘れて、帰り道に通りがかるコンビニエンスストアの店先でびっしりと花を咲かせていたクリスマスサボテンの小さな鉢を買ってしまった。色はホットピンク。クリスマス定番のポインセチアよりも派手だから、雨に降り込められた薄暗い日に家の中をばっと明るくしてくれそう。最新の2週間予報では、クリスマスは、雨・・・。

目の調子が少し改善されたかな

2018年12月14日 | 日々の風の吹くまま
12月13日(木曜日)。大荒れ。予想雨量100ミリ近くのめったにない大雨。バーナビー市にくぼ地のために大雨のたびに道路が冠水する地域があって、今回も乗用車とパトカーが立ち往生。その川になった道路で何と2頭のカワウソが楽しそうに泳ぎ回って、水面から顔を出しては「イェ~イ」。この一帯にはStill Creekという細い川が流れていて、ニジマスや最近ではサケも遡上して来るようになり、いろんな水辺の野鳥の他にビーバーも棲んでいる。カワウソが棲みついたの最近らしいけど、もしかしてあのカワウソ、チャイナタウンの中山記念庭園に侵入して池のコイを爆食したけしからん奴だったりして・・・。

これだけ降っていれば山の上ではどんと雪が降っているわけで、シーズンを待ちかねているスキーヤーは万々歳かな。雨が止んで晴れ上がったら、きっと見渡す限りの「白い山脈」になっているだろうな。今日は待ったなしでクリスマスカードの仕上げ。でも、コンタクトの装着を遅らせているので、視力0.008の目では作業がなかなか進まない。コンピュータの画面も印刷物も、顔を10センチくらいまで近づけないと判読できなくて、そのうちに何となく胃の調子がおかしいような感じになって来るから困る。テーブルの向かいに座っているカレシの顔はぼやけっぱなしだけど(おかげで若くてハンサムに見えるから、まあいっか)、家の中にいる限りはたいていのことは何とかこなせる。でも、外に出るときは周囲がはっきり見えないのが怖いから、どうしてもコンタクトを入れるんだけど、途中で痛み出して涙目にならないかとハラハラ。夜になって少し良くなった感じだけど・・・。

ま、あしたこそはカードを郵便局に持ち込んでひと区切り付いたら、今度はメールで挨拶する人たちへのメールを各作業。それが済んだら来年のカレンダーを買いに行かなくちゃ。雨が止んでくれるといいけどね。月曜日にHunterのサイトで注文したあの古典的なグリーンの長靴、カナダポストの追跡ページのリンクをもらったので調べているんだけど、配達予定がきのうは18日となっていたのに今日は20日になっていて、「労働事情により遅れるかもしれません」だって。今どこにあるのかと見たら「カナダ」(のどこか)。

カナダって広いのよ、もう。雨が降ってるから長靴がいるんだけどなあ。この調子だとクリスマスの後になるのかな。もしかしたら、年明けだったりして。やれやれ・・・。

クリスマスが迫って来ている!

2018年12月13日 | 日々の風の吹くまま
12月12日(水曜日)。晴れのち曇りのち雨。団子嵐の第2弾が接近中。きのうはニューウェストに5つもある駅の中で唯一地下になっているコロンビア駅に雨水が流れ込んで線路が水没して、ポンプで排水している間、その先の駅まで代替バスを走らせて対応したそうだけど、エクスポ線はコロンビア駅から北と南の2方面に分かれるので、かなり混乱したらしい。急な坂のふもとで大雨の水が全部流れ落ちて行くところで地下に駅を作るなんてどうかしてると思うけど、今夜からまた大雨で大丈夫?

雨が降り出す前にと、朝のうちに坂道ウォークの運動をして来て、あとはのんびり。昼前はちょっぴり薄っすらと青空が見えたりしていたのに、ランチタイムにはまたばしゃばしゃと雨。今年はウェットクリスマスになるのか、それともホワイトクリスマスになるのか。バンクーバーでのホワイトクリスマスの確率は今年は25%だそうだけど、長期予報によると、クリスマスイヴは曇りときどきにわか雨で、クリスマスは晴れ。最高気温3度、最低気温マイナス1度で、何だかカッチ~ンと冷えたクリスマスになりそうだけど、雪がちらつく可能性もなきにしもあらずというところかな。まあ、1週間の予報でも当てにならないんだから、再来週の天気なんて神のみぞ知る、か・・・。

のんびりといっても、クリスマスカードを出し終わっていない(というよりはまだ1通も出していない)ので、金曜日までには出せるように超特急で作業。日本で会って世話になった人たちに個別にお礼を含めた一文を添えるべきなんだけど、カナダポストの拠点ストが長引いたせいで、政府が職場復帰命令を出した後も郵便の流れはカタツムリよりものろのろ。何しろスト中に滞貨した郵便物がコンテナ700台にもなっているそうだから、今から出してもクリスマスに間に合うかどうかわからない。そこで極楽とんぼ流を発揮して、手短かにニュースレターにまとめて印刷したものを同封することにして、それを書くのに丸1日。他にどうしても個別にお礼を出すべきの人たちもいるから、全部終わるのに明日1日・・・。

ひと月前にガラス壁に衝突して目の周りに黒あざを作ったときに瞼の裏に傷ができたのか、クルーズの間は何ともなかったのに、今になってコンタクトの座りが悪くて、半日で痛くなるのがちょっとストレス。ドアにぶつけた手の甲は全体があざになってるし、いい年をしてそそっかしいのもいい加減にしないと・・・。

再来年の話をしたら鬼はどうなるの?

2018年12月12日 | 日々の風の吹くまま
12月11日(火曜日)。雨。夜半から荒れ模様。低気圧が3つ団子になって来るそうで、メトロバンクーバーの冬はこれが普通。あんまり盛大に降るもので、ルーフデッキは排水が追いつかなくてまるでプールみたい。でも、風があるので、バルコニーは吹き込んだ雨で夏の汚れを洗ってもらってさっぱり。カレシもプランターのトレイになみなみと溜まっていた雨水をバルコニーの外に流してにっこり。(原則的に規約違反だけど、雨が降って雫が滴っている時は便乗してもいいかと・・・。)

ジムから、ママのもうひとつの投資信託を解約したお金が遺産の口座に入ったので、後は遺言書の検認書が来たら銀行が押さえている口座の残高も移して、ママの最終所得税の推定額を残して遺言の通りに3等分するだけになったとの電話。年内におおかた終わればいいなあとカレシ。遺言執行人の仕事は検認裁判所や弁護士が関わって来てけっこうめんどうだったから、無事に終了しそうで何より。ワタシがジムに何気なく来年はハワイに集まってママの追悼会をするのもいいねと言ったのが家族中に伝わって、みんな大賛成。何度も好きなハワイに行こうとして行けなかったママをハワイで賑やかに送ってあげるのはすばらしいと思う。直系家族の3世代全員が集合したら20人近くになるけど、相続人3人で費用を負担して「団体旅行」を組めばいいかも。

トロントのデイヴィッドにはカレシが最新情報を伝える電話。この2人はいつも長電話なんだけど、今日は前回カレシが話していた再来年の地中海クルーズが話題になって、デイヴィッドがジュディが私たちと合流するつもりでいると言って来た。わっ、やったぁ。弟夫婦とは前にもラスベガスやニューヨークで一緒に遊んだ仲だから、地中海クルーズも楽しくなるな。ワタシとデイヴィッドは誕生日が同じ日で、クルーズ中にその日があるしね。費用などを調べた上での決断のようで、「どケチなあいつがよくその気になったなあ」とカレシ。いや、デイヴィッドはケチなんじゃなくて、ほぼ一馬力で家族を養うのに倹約して来た人なの。リタイアしてからジュディとあちこち旅行してたでしょ。今度は大きなお金が入るからここは奮発しようということだと思うよ。

でも、クルーズは再来年の話。来年の話をすると鬼が笑うというから、再来年の話だと笑い過ぎてぶっ倒れてしまうかも。ま、再来年までガハハと笑いっぱなしでいてちょうだいね。

夢の意味を探ってみてもねえ

2018年12月11日 | 日々の風の吹くまま
12月10日(月曜日)。雨のち曇り、ときどき薄っすらと青空。ぐっすり眠っていたのに、カレシに起こされたのが8時過ぎ。絶望的に「迷子」になった夢を見たんだそうで、「London Drugsに行くつもりだったのにどこにあるかわからなくなって、一時はキミが一緒にいたのに途中でひとりでタクシーに乗って帰ってしまって、そのうちどこに行くつもりかもわからなくなって、いつのまにか違う店を探していたりして、しまいに自分がどこにいるのかもわからなくなって、めちゃくちゃイライラしていた」。あらら、ほんとにヘンな夢。「どういう意味なんだろう」って、まあ、いろいろと解釈はあるだろうけど、迷子になった夢ってのは後味が良くないもんだよね。

楽しい夢は目が覚めたとたんにけろっと忘れるのに、楽しくない夢はしばらく覚えているから厄介だけど、何かカレシの深層心理のレベルからのメッセージなのかな。ワタシがカレシを残してひとりで帰っちゃったと言うところがちょっと気になるけど、カレシをおいてけぼりにしたことはないよねえ。逆にけんかしてカレシに車ごと(それも交差点のど真ん中に)おいてけぼりにされたことはあるけどね。ワタシもいつのまにか姿が見えなくなったカレシを必死で探し回る夢や得体の知れない黒い生き物に追い回されて襲いかかられるる夢を繰り返し見た時期があって、今でも鮮明に覚えているんだけど、ああいう記憶に残る怖い夢はもう見なくなったな。カレシの夢だってワタシなりに解釈することはできるけど、カレシが見た夢なんだから、どう解釈するかはカレシしだい。

太古の昔から人間は夢にその意味や何かの予兆を見出そうとして来たけど、目が覚めたとたんに忘れてしまったり、覚えていてもあやふやな記憶になってしまうことが多いから、ほんとに有意義な解釈ができるとは思えない。でも、脳のデフラグ作業が夢だとするなら、もしかしたら自分の精神状態や深層心理を探る手がかりにはなるかもしれないな。まあ、人間は人生の問題の根源や責任を自分の外に求めたがるものらしいから、夢を見ても自分の内面を探るよりは外の事象に関する啓示を求めるんじゃないかと思うね。何たって人間にとって「自分」ほど御しにくいものはないわけだから。

ヘンな夢は別として、カレシも(ワタシも)生活のリズムとエネルギーが平常に戻ったようなので、新しい年が明けるまでの残る2018年はのぉ~んびり行くことにしようじゃないの。

クリスマスツリーの飾りつけは1日がかり

2018年12月10日 | 日々の風の吹くまま
12月9日(日曜日)。雨。外はどよぉ~んとしているけど、暖かいのは何より。けっこうよく眠れて、カレシに起こされたら午前7時。カレシが「卵を食べたい」と言うので、思いつきでポーチドエッグを2個作って、いつものブリオシュローフをトーストして、ちょうど食べごろの手触りになったアヴォカドを半分ずつスプーンですくって広げて、その上に卵を載せて、超簡単なアヴォカドエッグトーストの出来上がり。こういう思いつきでちゃちゃっと作ったものの方が手間ひまをかけて作ったものよりもおいしくできることが多いのが不思議なんだけど・・・。

今日はクリスマスツリーの飾りつけ。去年の今頃はカレシの退院を前に大急ぎで飾り付けしていたんじゃないかな。なぜか白血球のカウントが上昇して、なかなか退院させてもらえなくて2人ともじりじりしてたっけ。もう1年経つんだよね。うん、2ヵ月の間に5週間もの海外旅行を元気にこなして、ジョギングまでするなんて、あの頃は想像もできなかったな。感慨に浸りながらツリーをダイニングの隅にセットして、新いライト(70個×2本)を巻き付けて、スイッチつきの延長コードにつないで点灯するのを確認して、ガーランドを巻き付けて準備が完了。ここまでで午前中いっぱい。

     

ランチの後は、テーブルを片付けて段ボール箱から出した飾りを並べる作業。今年はマニラで貝殻細工やエナメル細工の鐘を3個、Crate & Barrelでボールを4個買ったので、何だか増えすぎの感じ。そこで古い大き目の飾りを4、5個「リタイア」して、さらに重過ぎて枝が下がり過ぎるボールをクリスマスのナプキンを敷いたバスケットに「果物風」に盛って、くるみ割り人形と一緒にソファの後ろのサイドボードに飾ってみた。
   

     

これまでミニライトは光が弱すぎて、点いているんだか、いないんだかよくわからないくらいだったけど、新しいライトは電球が大きいので明るくて目だつのがいい。大き目のボールが増えたので、ライトも大きいのにしてちょうど良かった。ボール類や海外旅行みやげのご当地飾りやお気に入りを先にライトの光との兼ね合いを考えながら目立つところにかけて行って、前からある飾りやつららを隙間の枝にかけて、最後にまとめて袋に入れてあった小さい飾りや鈴で残った隙間を埋めて、飾り付けが終わったときはもう午後4時。外は雨で薄暗いけど、カレシのマティニで乾杯して、メリークリスマス!

     

初めて作ったコンジーで朝ご飯

2018年12月09日 | 日々の風の吹くまま
12月8日(土曜日)。曇り時々雨。雪混じりの予報は幸いにも大外れで終わったけど、気温はほぼ普通のレベルになって、寒波も一服。連日の30度からいきなり寒波はきつかった。それに帰って来てから、ほぼ連日用事があって忙しかったから、今ごろになって時差ボケの症状が出て来た感じで、ヘンな時間にあくびを連発したり、やたらと早く目が覚めたと思ったら夜には寝付けなかったりで、本人はそう思っていなくてもかなり疲れているだろうから、体内の中央制御室はまだ「狂った計器の復旧作業中」というところ。

今日の朝ご飯はゆうべ寝る前に仕込んでおいた玄米としいたけのコンジー。小さい方のスロークッカーに、細く切ったしょうがをたっぷり入れて、しいたけと残りものの白菜の葉っぱをざく切りにして入れて、発芽玄米と水を分量ずつ入れて、醤油を少しとごま油ほんの少しで味付けをしてオン。タイマーはないけど、「Low」にセットしておけば後はのんびりコトコトと煮込んでくれるはず。そこで起きて一番に蓋を開けてみて、お、わりといけそうな匂い。さっそくボウルによそって、刻みねぎを添えて、ほかほかの朝ご飯。後はバナナとトーストとコーヒーでへんてこな取り合わせだけど、オートミールをコンジーに代えただけのことで、じっくり煮込んだしょうがの味がピリッと利いてしゃっきり目が覚めた感じ。

気分がほかっとしたところで、今日は帰って来て始めてのまじめ掃除。留守番をしていたシーラが細かいところまでしっかり掃除をしてくれたので埃はそれほどでもないけど、床は1週間でかなり汚れているから、ていねいに掃き掃除した後でごしごしとモップかけ。ごみの処理が終わった頃には、まだランチタイムじゃないのに2人とも腹ペコ。初めて作ったコンジーなので控えめに盛ったからかな。それとも消化が良すぎたのかな。ダイニングの食器棚の上にいつもおいてある(塩なしの)ローストナッツをつまんでその場をしのいで、晩ご飯はかなり肉付きのいいバックリブなので、ランチは軽くても大丈夫だろうと、いつもの通り。

買い物に行ったら、バスケットの中けっこう重いものばかりで、トートバッグに詰めてもらったら肩にずっしり。これにティッシュの6個入りを抱えて来たら、玄関を通るときに手の甲がドアにぶつかって、イテテ。夜には甲全体が青くぶわっと腫れてしまって、何でドアが鬼門なんだろうな、ワタシ。ほんとにもう・・・。

おかゆは世界のどこでもソウルフード

2018年12月08日 | 日々の風の吹くまま
12月7日(金曜日)。晴れ。公式発表の最低気温はマイナス5度。朝には高台で雪が降るかもしれないと言う話だけど、寒波の後に入って来た暖い低気圧が降らせる雨が途中で凍って雪になるのはこの地域では普通のパターンで、放っておけば1日くらいで解けて雨が流してくれるから、地元っ子は大雪でもない限り雪かきなんかやらない。

カレシがきのう昼寝をし過ぎたせいで、起床は7時。こういう寒い朝のご飯はほかほかのオートミールが一番で、ワタシは毎朝食べても飽きないくらい好き。スコットランド発祥の「燕麦のお粥」だから、日本の米の粥や麦粥、いも粥、中国のコンジーなどと同類で、イタリアのリゾットも仲間に数えたら、「粥」は世界中にあるcomfort food(ソウルフード)ってことになるかな。子供の頃のワタシは蒲柳の質だったので、熱を出して寝込むたびに母が卵のお粥を作ってくれたけど、あのほんわりとした味は今でも覚えている。おかげで白いご飯は恋しくないのにお粥だけはときどき食べたくなるから、舌の記憶って不思議。

クルーズ中も朝食のバフェでコンジーがあったので毎朝食べていた。(アジア人客はちらほら程度だったけど、アジアを航行中だったからかもしれない。)ぴりっと生姜の味が利いたシンプルなお粥で、薬味は刻みねぎだけ。でも、冷菜のテーブルから好物のにしんの酢漬けやナッツなどこれはと思うものを入れておいしい「日替わりお粥」。帰りの香港からのフライトでも朝食メニューからコンジーを選んだら、柔らかく煮込んだ豚肉の味が何とも言えずおいしかった。(ずっと前に東京発のエアカナダ便で食べたokayuもおいしかったなあ。)ちなみにシンガポール発の便で選んだラクサもおいしかったから、キャセイ航空は箸にも棒にもかからない西洋料理はやめて、よく知っている中華料理に徹した方が得策じゃないかと思うんだけどなあ。)

ワタシはおいしいものが大好きの食いしん坊だけど、こだわりや嫌いなものは特になくて、食べて幸せな気持になるものなら何であれワタシには「おいしいもの」なんで、東京なら駅裏通りで食べるような昔ながらのラーメンだったり、具が見当たらない立ち食いビーフカレーだったり、お高いコース料理だったり、心づくしの手料理だったり、時には得体の知れないイカモノ(でも人が食べているものなら「食べ物」)だったりする。明日の朝もまだ寒そうだから、玄米のコンジーのレシピを探してみようかなあ。

去年の分もクリスマスショッピング

2018年12月07日 | 日々の風の吹くまま
12月6日(木曜日)。晴れ。ゆうべはくたびれて早く寝たので、起床は7時。まだまだ寒い。でも、あまり寒く感じなくなったのは、身体の方は本来の気候モードにリセットしたということかな。朝ご飯を食べていると、ベーカー山の西側から日の出。太陽が顔を出すといきなりかぁ~っとまぶしいので、あわててブラインドをスルスル。横に真っ直ぐ寝室の奥の壁まで日差しが届くもんだから、フローリングの汚れが目立ってしょうがない。ま、遊びすぎの倦怠感が解消したら、がっちりと掃除をしようっと。

今日はカレシが遺言書関連で弁護士事務所に行くんだけど、銀行手形を届けて宣誓供述書に署名するだけなので、ワタシは途中の地下鉄駅までヒッチハイクしてオークリッジモールへ。去年はカレシの入院でとうとう行けなかったCrate & Barrelでクリスマスの飾り玉を買うのが目的。徒歩圏内だった旧居時代は良く行ったお気に入りのおしゃれなキッチン用品や食器の店。クリスマスの飾り玉は去年の分も入れて?4個。いつものついでであれやこれやとキッチン用品やミニのソース皿などを買っていたら、カレシから終わったから迎えに行くと言う電話。そこでカレシに興味がありそうなものに目をつけておいて、現れたところで、これいいよね、あれいいよねと見せて回ったので、上下がステンレスとカクテルシェーカーとクリスタルでステムレスの大きなブランディグラス2個、そしてレモンピールを詰めたマティニ用オリーブを1びん、さらにコーヒーマグの1個が縁が欠けているので2個買い足して、クリスマスショッピングをしたぁという気分。

大きなショッピングバッグを提げて意気揚々と帰って来てランチ。カレシが「こんなに買って、置き場所はあるの?」と聞くから、あのね、素敵なものは置き場所があるかないか考えてから買うなんて野暮ったいことはしないで、ふと出会って気に入ったものを買って来てからどこに置こうか考えるのが楽しいの。もっとも、なんでもやたらと素敵だからと言って買いまくっていたら、置き場所は深刻な問題になりそうだけど、ワタシはほんとに好きになったものを厳選して買うから大丈夫。高いものをほいほいと買っているように見えるかもしれないけど、これでもちゃんと抑制が効いているんだから。

暖かで湿った低気圧が接近中で、土曜日は雪混じりの雨が降るかもしれないという予報。私たちは別に用事はないから、ばたばたせずにゆっくりと休めるね。

休む暇もなく相続手続きを再開

2018年12月06日 | 日々の風の吹くまま
12月5日(水曜日)。快晴。寒波。今朝はマイナス4度だったそうで、日中の最高気温も3度か4度。連日30度からいきなりひと桁の下の方というのはやっぱりきついな。いつもは素足のままでいて平気なのに、帰って来てから足元がすかすかして困るので、古いジャンパースカートを引っ張り出して防衛。ひとり家にこもってひたすら仕事をしていた前世紀に通販で買い集めたお気に入りで、ポケットがないのが玉に瑕だけど、くるぶしまでの長さだから暖かい。

午前中はコーヒークラブを取り仕切って、ランチの後は遺産相続の件でジムと銀行に行くカレシにくっついてメープルリッジへ。クルーズ中に弁護士事務所から遺言書の検認が通ったという知らせを受け取っていたので、検認料支払いのための銀行手形を作り、検認書類が届いたらどうするのか聞いてくるためだけど、(元々銀行の手違いなのに)回避できたはずの手続きを要求して来たもので、よけいな時間とよけいな数十万円がかかってしまった。別の銀行も、ママの投資信託を解約して換金した小切手をこともあろうに故人であるママ宛に介護ホームの住所に送って、郵便の事情の混乱で行方不明。まあ、この銀行はジムが住所変更届を出したのに変更していなかったので、迷子の小切手を無効にして改めて新しい小切手を振り出して、ジムの家にFedExで送ることに同意しているから問題はないけど、どうも最近は規模の大きい組織ほどこういう単純なミスを起こす傾向にあるのはどうしてなんだろうな。

ともかく、明日の午前中にカレシが弁護士事務所に銀行手形を持って行って、遺言書に年月日の「月日」が抜けていたことについて検認裁判所が要求して来た宣誓供述書に署名すれば、後は裁判所から届く検認書類を銀行に持って行って、銀行が押さえていた口座のお金を(正式に遺言執行人に認定された)カレシと会計を受け持っているジムの共同口座に移してもらえば銀行手続きは完了。カレシは我が家の銀行に新たに口座を開いて1億円ちょっとの遺産をそっくり移してしまうつもりなので、何かとうざったいロイヤル銀行と縁が切れるまであと少しの辛抱。

帰りはラッシュに日没が重なって、真正面にぎらつく太陽に直進方向の信号はあってなきがごとしだし、我が家に近づいて横道に曲がろうにも、まぶしすぎて交差点が見えない。ワタシが両手で夕日を遮りながら何とか歩行者信号を見てナビゲートしたけど、ああ、くたびれた・・・。

旅の後始末が終わって日常に戻った気分

2018年12月04日 | 日々の風の吹くまま
12月4日(火曜日)。晴れ。さっむぅ~いっ!朝方はマイナス2度くらいだったらしい。体内温度計(体内時計も?)がまだ熱帯ボケしているらしくて、慣れているはずの室温なのに何だか寒く感じる。でも、外を見ると高い山の上の方だけ冠雪して、下の方はまったく雪の気配がないから、この冬はほんとにエルニーニョってことかな。でも、出発前夜に作ってクルーズの間中持っていた目の黒あざもほぼ消えたから、体温調節機能もほどなく熱帯ボケから抜け出して寒帯仕様に変わるだろうけど、それまでは寒波は嫌だってだけの話。

今日は寄港地であれこれ買い集めて来た記念品(主に冷蔵庫のマグネット)を整理。とりあえず全部冷蔵庫のドアに付けたら(けっこう大型だけど)スペースがほぼ一杯。ワタシが集めたのが大小85個あって、他におみやげなどでもらったものや薬局の電話番号などのものが10個以上。冷蔵庫はこれ以上大きくできないから、来年キッチンの改装をするときにデザイナーの知恵を借りることにするかな。後はボルネオの伝統木彫り細工(笑う太陽)とサペーという楽器のミニチュアを寝室に飾って、マニラやボルネオの寄港地で船を下りたときに(観光局派遣の?)歓迎団にもらったビーズのネックレスやバナナの葉で編んだ帽子、マレーシアで観光バスのガイドが配っていた(観光局提供の)キーチェーン、そしてシンガポールのガラスの唐辛子の飾り場所を決めて、お土産の整理は完了。
   
   ボルネオの木彫り細工(笑い顔が何ともいえなくて・・・)

スーツケース2個を地下のロッカーに収納して(ついでにクリスマスツリーを出して来て)、旅の後始末も3000枚の写真の整理だけになったので、午後は買い物。まず道路向かいの銀行で使い残したアメリカドルを口座に入れ戻して、隣のLondon DrugsでクリスマスツリーのLEDライト(70個×2本)とクリスマスカードを買って来た。何たってクリスマスまで後3週間だというのに、政府のスト中止命令でフル稼働に戻った郵便局では郵便や小包が山のように溜まっているらしいから、ささっと書いて出しておかないとクリスマスに間に合わなくなってしまうからね。いったん戻って買い物を置いたら、今度はスーパーで晩ご飯の食材の買い物。猛烈に重くなったトートバッグを担いで、入りきれなかったものを入れたエコバッグを下げて、えっちらおっちら帰って来たら、腰と膝が痛ぁ~い。ああ、日常に戻った感じが・・・。

旅の空から(その2)~シンガポール→香港→我が家

2018年12月04日 | 日々の風の吹くまま
12月1日(土曜日)―シンガポール。曇り一時どしゃ降り。午前6時半にシンガポール入港。日の出と共に虹が出て、見上げると頭の上をケーブルカー。目の前に見えているのがセントーサ島かな。7時過ぎに船室で朝ご飯を食べて、執事のアルンと世界のどこかでまた会いましょうと別れの挨拶。彼はこの後1ヵ月インドに帰り、年明けに船に戻って3月末まで勤務するんだそうな。執事は週7日連続で朝7時から正午、午後4時から9時半までの勤務なので、3ヵ月おきくらいにまとめて休みを取るしくみなんだろうな。

午前8時半に下船して、入国管理を通って、下ろされていた荷物を受け取って、ターミナルの外で待っていたバスに荷物を預けて乗車。下船からホテルのチェックインまで時間がありすぎるとジェフが船会社にArts Clubメンバー用に送迎バス兼用市内ツアーを用意させてくれたので大助かり。チャイナタウンには仏教のお寺、マレー人街にはモスク。自転車の横に座席を付けたトライショーでインド人街を巡り、観光船で川を橋をくぐりながらの川下。日曜日とあってシンガポールを象徴するマーライオンの写真を撮るデッキは人、人、人。国立美術館見学を最後に、ちょうどチェックインの時間にシャングリラホテルに到着。立っているとわずかだけど建物が揺れているような感じがして何ともおかしな気分。ランチの代わりに軽食でもとオーチャードロードに出たら、うわ、もうクリスマスの真っ最中と言う感じ。

仲良しになったウィルマとマイクの夫婦と連れ立ってクリスマス飾りに明かりが点ったオーチャードを散策して、遅いランチのせいで夕ご飯がいらない2人と別れてレストラン探し。土曜日なのでレストランはどこも一杯で、週末の東京でのようにレストラン難民になるのかと思ったけど、昔泊まったヒルトンの隣にあるモールの地下の奥の奥で見つけたのがYOSHIという隠れ家みたいな和食レストラン。コの字型のカウンターの角に座って、まぐろコースを頼んだら、次々と出て来る料理のおいしいこと!こんなおいしい和食は日本でもあまり出会えないだろうから、すごく高いけどそれだけの値打ちがある味。おいしいものを食べたらうれしい気分。

ホテルに帰ればいよいよ帰国のための荷造り。スーツケースを持って歩くのは部屋からロビーまで、空港ではカウンターで預けるまで、後はバンクーバー空港で受け取るまでなので、機内に持ち込むものだけを詰め替えて、朝しまうもののスペースを残しておしまい。ほんとに至れり尽くせりだった旅も終わりがすぐそこまで。この2週間は初めての体験ばかりで、おまけに見るもの聞くものが珍しくて、新しい世界に目を開かれたようで、何だか夢のように過ぎた気がする。いやぁ、ほんっとに楽しかった!

☆☆☆☆☆

12月2日(日曜日)―シンガポール→香港→我が家。晴れ。空港への送迎バスが午後3時なので、朝ご飯の後でまたオーチャードロードへ。高島屋のショッピングセンターがあって、4階に何と紀伊国屋書店。ちょうど開店時間だったので、さっそくエスカレーターを上がって行ったら、うはぁ、大きい!新宿の店がワンフロアに細々とあるだけになったのとはえらい違い。日本語、中国語、英語とセクションが分かれていて、ホテルに戻る時間までずっと英語本の売り場で過ごしてしまった。手持ちのシンガポールドルが100ドルほど残っていたので、カレシはなぜかタガログ語とマレー語の入門書、ワタシは簡単なアジア料理の小さなレシピ本数冊。チェックアウトしてから、荷物を預けて、地下のバフェでランチをして、後は外が暑すぎるのでぶらぶら。プールサイドの人がいなくなったと思ったら、またモンスーンのどしゃ降り。いきなりどばぁ~っと降って来て、雨粒が写真に撮れてしまうような勢い。

雨上がり。空港へは4人乗りのバンで、イギリスへ帰る夫婦と同乗。空港ではキャセイ航空のカウンターでスーツケースを預けて、香港乗り換えでバンクーバーまでの搭乗券をもらって、出国検査。自動ゲートでパスポートと親指の指紋をスキャンするところでカレシが引っかかってしまった。指先の皮膚炎で親指の半分がぺろんと剥けて指紋がない!審査官がいるカウンターで両手の親指の指紋を取り直してやっとオッケー。キャセイのラウンジでビールを飲んで、時間を見計らって搭乗口へ。さよなら、シンガポール。いつかまた来るからね。

香港までは約4時間のフライト。エアカナダと比べると、ビジネスクラスの座席は中央2列はプライバシーがないし、シートや照明のコントロールはえらくやぼったい。夕食はどこの航空会社の機内食でも鶏肉はまずアウトだし、ビーフも今いちのことが多いので、2人ともラクサにしたら割とおいしかった。シンガポールからの離陸が少々荒っぽいと思ったけど、香港ではドッタンと着陸。香港の空港はこんな小さなところによくもこんなばかでかい空港を作ったもんだと思うくらいで、乗り換え便の搭乗ゲートを見つけるのに歩け、歩けで、ラウンジに行くのにまた歩け、歩け。深夜のラウンジは静かでしばらくは良かったのが、広東語のおばちゃん4人が後ろの席に来てにぎやかにおしゃべりを始めたので、頃合だしと搭乗ゲートに行ったらいつの間にか変更になっていて、アナウンスが流れる中をまた歩いて、歩いて、歩いて、やっと50番ゲートへ。

離陸は30分遅れの12月3日午前1時半。ビジネスクラスはコントロールのボタンが新しいだけで、やぼったいのは同じ。ビジネスのおひとり様が仕事をしようと思ってもテーブルが小さすぎてラップトップを使えないし、中央の2席は間に隔壁がないと来ている。出発して間もなく「夕食」。午前3時近いんだからまず「朝食」でしょと思うけどね。その夕食もエアカナダのメインは3種類のところキャセイは2種類で、魚にしたもののこれも今いちで、中華風の魚とご飯をちょっとだけ。(カレシがメインの代わりに選んだ「軽食」のレンズマメのスープとサラダは何これ?というものだったけど、何とか食べられたそうな。)後はそのままシートをフラットにして寝てしまったけど、おなかが空いて目が覚めてばかり。やっと「朝食」を食べたのはバンクーバー時間午後7時(到着予定は8時55分)。カレシは「いらない」。ワタシはポーク入りコンジーを選んだけど、これはけっこうおいしかったので、終わり良ければすべて良し・・・かな(カレシ曰く「キャセイ航空は2度と乗らん」)。

バンクーバー到着は日付が戻って12月2日午後9時。シンガポールを離れてから乗り継ぎを含めて19時間。気温は3度。機内にTシャツとジャケットを持ち込んであったので、着陸前に冬じたくに着替え。入国管理が自動化されたおかげですいすいと出て、預けた荷物も無事に着いて、さっとタクシーに乗って、我が家に到着したのは午後10時。ほんっとによく遊んだなあ・・・。