リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

久しぶりに着るカクテルドレス

2018年03月05日 | 日々の風の吹くまま
3月4日(日曜日)。曇りときどき晴れ。夜の間に雨が降ったようで、朝ご飯の頃には白いも
のがちらりほらり。おいおい、今日はおめかしして出かけるんだから、冗談じゃないよぉ。そ
う、今日は引退したArts Clubの芸術監督ビル・ミラードの送別パーティと記念ショーの日。
何せ地元の演劇人のたまり場から始まったArts Clubを、ちっぽけな芝居小屋から、多彩
なジャンルの作品を大中小の3つの劇場で年間10何本も上演するカナダ最大級の劇団に
育て上げた、まさにArts Clubそのものと言っても過言でない人なので、その45年に及ん
だ足跡を振り返る目的で企画されたのが今夜のショー。

Stanley劇場でのショーに先立って、レセプションとディナーがあって、こっちはオープニン
グナイトのレセプションで親しくなった人たちが集まってのいわば送別会。でも、郵便で送ら
れて来た案内状を見たら、ドレスコードはCocktail attire。つまり、セミフォーマルと言うこと
で、カレシはスーツでもいいけど、ワタシはカクテルドレス。いや、カクテルドレスは3、4枚あ
るんだけど、問題はまだ着られるかどうか。特に一番気に入っているミッドナイトブルーの生
地と同じ素材と色のアップリケのところどころにシークィンをちりばめたドレス。クローゼット
の中でおそるおそる着てみたら、おおっ、着られるっ!良かった。これもカレシの心臓発作
以来3キロ近く痩せたおかげだなあ。

ドレスが決まったら次はアクセサリー。めったにつけないけど、クローゼットの奥の金庫には
いいものがかなりある。ドレスがわりとシンプルだから、カレシがプレゼントしてくれたパヴェ
ダイヤのネックレスにしようかな。とんぼの羽に小さいダイヤをぎっしり詰めたもので、60歳
の節目の誕生日だからと奮発してくれたんだけど、カレシが「誕生日までクレジットカードの
残高をチェックしたらダメ!」と言ったのを今でも覚えている。銀行口座は昔から共同名義な
もので、家計担当のワタシが銀行サイトにログインすればクレジットカードの明細もチェック
できるから、プレゼントがいくらしたのか分かってしまってサプライズ効果が薄れると心配し
たらしい。

まあ、解禁になってから明細を見たら4桁の数字が上がっていたので、カレシがこんな高い
ものをっ!とびっくり仰天したのはたしかだけど、女性のものには完璧なオンチのカレシが
老舗の宝飾店で店員さんと相談しながら選んでくれたエレガントな逸品。うん、今夜はこれ
をつけて行こうっと。