徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

思い出のオークス テイタニヤ

2013年05月18日 | 日記・エッセイ・コラム

牝馬三冠の枠組みが整った76年以降、桜花賞・オークスの牝馬二冠を達成した馬は7頭いる。
最初に牝馬二冠を制したのが妖精・テイタニヤである。
1976年は豊作で、歴史的な名馬が数多く誕生した。
牡馬クラシック戦線はテンポイント、トウショウボーイの2強が注目を集め、牝馬はアローエクスプレス産駒のテイタニヤが人気になった。
父内国産馬がクラッシクの主役になることがまだ珍しい時代だった。
特に、アローエクスプレスは若い柴田政人が巡り合った初めての有力馬だったが、クラシック戦線では万全を期してベテラン加賀武見に変えられた。「泣くな柴田政人」の逸話は有名である。
テイタニヤには、いろいろな思いが交錯した。
Pic20130516_001
オークスは不良馬場で、ミスターシービーの母・シービークインが内ラチ沿いを逃げる展開。
テイタニヤは終始4、5番手を追走し、直線で大外から一気に差し切った。

オークスの直後、安田記念に出走した。
春から古馬との混合戦に出走するのはきわめて異例なことだった。
テイタニヤはテスコガビーのような超ド級の馬ではなかったが、この年のレベルの高さから1番人気になった。誰もが、異様な興奮状態の中にいた。
結果は10着。
当然の結果だが、夢のような時間から現実に引き戻されたような気がした。

 お気に入り名盤! ジャコ・パストリアス:JACO PASTORIUS

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