長崎鼻から指宿市街地に戻り、指宿名物の砂蒸し風呂で有名な砂楽に行った。こじんまりした施設で、2階に受付がある。従業員がコロナに感染し営業を中止していた時期があったようだが、特に規制らしきものもなかった。受付で浴衣とタオルを借りて、1階のロッカーで着替える。裸に浴衣を身にまとい、砂むし場まで歩く。浴衣1枚でも寒くはなかったが、公道をこの姿で歩くことには多少抵抗があった。
「砂楽」には波打ち際と海岸に2つの砂むし場がある。ガイドブックなどで見かける波打ち際の砂むしは、大潮等の干潮時、気候も砂の状態も良い日だけらしい。ほとんどの旅行者は海岸の屋根付き全天候型砂むし場を利用することになる。
「砂かけさん」と呼ばれる係の人が砂を掘って準備している。砂はズッシリと重く、手や足がドクドクと鼓動を打ち出した。砂の温度は50度前後と聞いていたが、それほど熱くはなかった。砂むしは10分程度が目安と言われたが、時計がないから確認できない。10分以上は寝ていたように思う。
脱衣所で浴衣を返却し、かけ湯で体についた砂を洗い流す。奥にシャワールームもあったが、水しか出なかった。隣接する温泉で5分ほど入浴して終了。滞在時間は50分ぐらいだった。 お気に入り名盤! ライオネル・ハンプトン:Stardust
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