2月の3連休を利用して行ってきた佐渡島は、折からの低気圧で海は大荒れだった。予定通り帰れたのが不思議なくらいだった。佐渡から帰ってみると、株式市場が佐渡の海のような大荒れになった。株価チャートはつるべ落としのような様相を呈し、23,000円から24,000円の間で小康状態を保っていた日経平均は完全に底割れしてしまった。ドル円は101円まで急騰し、100円割れも視野に入ってきた。まるでリーマンショックのときのようだ。
新型コロナウィルスによる経済活動の停滞に、原油価格の暴落が加わって、下落に歯止めがかからなくなった。3月9日の米ダウ平均は2013ドルという歴史的な下げを記録した。最近は3桁の変動が珍しくなくなっていたが、さすがにこの下げには驚いた。
新型コロナウィルスは終息の兆しもなく、これだけ下げてもまだ底値が見えない。リーマンショックは大規模な金融緩和で克服した。新たなバブルを作り出して乗り切ったと言ったほうがいい。結果、市場は完全な金余り状態で、今や緩和効果もほとんどなくなってきている。
今回の状況に、日米欧の中央銀行は追加緩和を示唆しているが、本当にそんなことで乗り切れるのだろうか。
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