正月明けの最初の日曜日に、「湯快爽快」へ行くのも毎年の行事である。
子供の頃は内風呂がなく、銭湯を利用していた。
銭湯の営業時間は、通常は15時からだが、正月三が日だけは朝風呂をやっていた。二日の朝によく行った記憶がある。内風呂になり、いつでも風呂に入れるようになると、正月に朝風呂に入る習慣もなくなった。最近では、朝風呂は体に悪いとか禿げるとか、いろいろ言われている。
「湯快爽快」は、1993年オープンだから、開業20年になる。地元の亀井工業という建設会社が経営している。以前はスーパー銭湯で、入場料は500円だった。温泉が出たということで、1200円に値上げし、ライバル店(竜泉寺の湯、入場料600円)が現れると、800円に値下げした。シャンプーや石鹸も有料だったが、今は無料になった。
何事も、競争は必要である。
それにしても、都合良く温泉がでるものだ。
調べてみると、2000mも掘ればどこでも温泉が出るらしい。非火山地域であっても地下深部からの熱が伝わってきており、地下水は大抵温水か熱水になっている。その深度に溜まっている地下水を取り出し、それが水温20度以上あれば温泉ということになるらしい。
泉質は、ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性低温泉)。
俗に食塩泉と呼ばれている湯で、塩分が肌に付着し、保温効果があるので「熱の湯」とも呼ばれている。塩による保温効果で、効用としては、神経痛、間接痛、筋肉痛、肩こり、五十肩、打ち身、冷え性、慢性消化器病、慢性婦人病、切り傷、やけど、疲労回復、病後回復、健康増進ということになる。効用を実感したことは一度もないが...
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