読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

永倉新八と「新選組顛末記」の謎 歴史読本9月号

2005-07-28 22:40:03 | 読んだ
このての雑誌に「永倉新八」が特集されたのを初めてみた。
新選組と言えば「近藤勇」「土方歳三」「沖田総司」がメインであったが、近頃は永倉新八、斉藤一、山南敬助、原田左之助など、草創期のメンバーから、吉村貫一郎といったあまり知られていなかった人までもが大きく取り上げられるようになった。もう「新選組」というくくりだけではなくなったような感じがする。
新選組の多様化、ともいうべき現象だろうか。

さて、私は司馬遼太郎の「燃えよ剣」から新選組を知ったため、なんといったって「土方歳三」である。あの頃のテレビで土方歳三を演じた栗塚旭のイメージも強い。

とはいうものの、永倉新八も気になる。
新選組の話、というのは「結果」だけが残っていて、何故とかどのように、というのはあまりわかっていない、ようだ。
今回の特集でも、これまでの新選組の特集でも、明確にはわかってない報告が多い。

だから、新選組の話は「面白い」のだ。
我々の想像力をたくましくさせる。

今回の特集も、大発見とか確実なことが新たに見つかった、というようなことはない。それぞれの人がそれぞれの意見を述べている。
これが楽しい。
いろいろな考え方があるものだ。
欲を言えば、新選組大嫌い、という人が何か書いてくれないかなあ。

それにしても「新選組」人気ですなあ。
コメント
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