どこかの製作記事で読んだのですが、この球6AS7Gはカソード抵抗100Ω以上が推奨であるとの事。
私もRCAのデータシートを一通り見たのですが、その様な記載はどこにも見当たりません。
当てにして良いものか?確証が無いので不安でしたが、取り敢えずやって見る事にしました。
まあ、プレート電圧をもう少し下げて電流を増やしたかったので、一石二鳥で好都合でも有りました。
この球は最大プレート損失が13Wで、しかも電流を多くした方が安定するとの事なので、カソードを嵩上して見かけ上のプレート電圧を200V位にすれば、電流を60mAくらいまで流せそうです。
回路のこの部分です。網線で囲んだ部分。
以前ここは電流測定のための10Ωだけだったのですが、これを一旦手持ちの抵抗を直列に繋いだりして200Ωにしました。それに合わせカソードが交流的には接地する様に、抵抗と並列に手持ちの電解コンデンサ(日ケミ 220uF/35V)を追加しました。
実験段階ですので見苦しいです。部品足同士がショートしない様に(汗;)。
カソード電流を45mAに設定しましたので、これでカソードは9V嵩上され、見かけ上のプレート電圧は203Vとなり、損失は9.1Wと余裕が出来ました。
この状態で聴いてみると、動作が安定したのか?音もかなり安定している様に感じました。何だか音の輪郭がハッキリとした様な。フラシボかも知れません。単なる安心感だけかも。
因みに、カソード電流を55mAまで増やしてみましたが、音質的には変化を感じられませんでした。
取り敢えず、45mAで続けます。尚、この抵抗200Ωは、いずれ2W程度の正規品に交換予定。
今日の1枚。 本日はロックです。
市内の中古ショップで、LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の『Mothership』 リマスター版をゲットしました。
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田舎の中古ショップにこんな物がある事は珍しいです。
多分、この時期は引っ越しとか多いので整理をしたのでしょう。
このアルバムのリマスター前のものは持っているので、それと音質比較をしたかったので購入しました。
聴いてみてビックリ! 以前のものより音数がかなり増えて密度が濃く楽器の輪郭がはっきりとしています。
特に低音系(ベースのライン)がはっきり聴き取れますし、ドラムも重く迫力あり、ジミー・ペイジのギターが艶やかです。ロバート・プラントのボーカルも高音が突き抜けています。さすが、ジミー・ペイジ監修のリマスター盤だけあります。
2日間続けて聴いてしまいました。
がしかし、、、思い出してLED ZEPPELIN ⅣのLPレコード英国初版オリジナルを聴いてみると、やっぱりアナログ・レコードのほうが全然良いです。音の鮮度、密度、迫力が違います。
これは家宝ものです。苦労して大枚を叩いて購入しただけの価値はあります。