My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

PCからのwifiルーターへのアクセス・ノイズ?がEQアンプへ。~ファインメット・シートで撲滅~

2016-03-19 15:17:39 | 真空管プリアンプ

以前から気になっていましたレコードを聴いている時に、偶に入る”プッ、プッ、プッ、プ、、、..."ノイズですが、やっと原因を突き止め、対策をする事が出来ましたので記事にしておきます。


該当箇所絞り込みから原因を究明するまでの経緯は以下です。

<ノイズ源の特定>

まず、レコードを聴いている時だけなのでEQアンプを疑う。

レコードプレイヤー(カートリッジ)からのノイズか?切り分け。

レコードプレイヤーからのケーブル接続を外しても発生する。

やはりEQ部から発生している様です。

 ・EQアンプのコンデンサ関係の劣化を疑う。

   EQ電源部のデカップ電解コンデンサを交換--変化なし

   カップリング・コンデンサを交換---変化なし

 ・EQアンプ内の半田不良を疑う

   触診検査(半田部に機械ストレスを与える。突いてみる。)したが、特にノイズは発生しない。

 ・真空管のハーモニックノイズを疑う。

   少し軽く叩いてみるがノイズは発生しない。

しばらく、原因が特定できずに悩んでいましたが、レコードを聴きながら、たまたま、PCのwifi(無線LAN)接続の設定を弄っていたら、それに同期してノイズが発生している。

もしや?と思い、別のPCで同じ操作をしても、このノイズは発生しない。

やはり、このPCのwifi(無線LAN)アクセスと何か関係がありそう。

それで、前に実施したのと同じ様に、レコードプレーヤーかEQアンプか切り分け。

プレーヤーからのケーブル接続を外しても発生するので、

やはりEQアンプ自体に無線LANの何らかのノイズ(電磁波)が乗っている様です。


<ノイズ影響度の調査>

私は、USB DACとかPCオーディオをするために、PCをオーディオ機器の前に置いて使っている。

 ・PCを遠ざけるとノイズレベルも小さくなる。

 ・PCの方向性もあり。 

 ・Googleで普通にWebサイトを見るだけではノイズは乗らない。アクセス送信するときだけに乗る。

  と言うことは、送信時にPCから出す無線信号が影響している可能性がある。


<対策>

この送信部のノイズがEQアンプに乗らない様に、PC側に対策することにしました。

PCの無線LANの強度が落ちないか心配ですが。

そこで、いつものお得意のファインメット・シートのお世話になる事にします。

まずは、大きめのファインメット・シートで大まかに効果がある場所を特定。

さらに、シートを小さくして、範囲を狭めていく。

そして、ついに突き止める事が出来ました!。ファインメット・シートの大きさもこの程度に。

この部分に無線LANの送信部が潜んでいそう。。。 ASUSのロゴの右下部分。丁度ヒンジ部分になります。

裏側にも回さないと効果が無かった。

 

この結果、EQアンプの前、20cmの距離でもノイズは出なくなりました。

ノイズを封じ込める事が出来ました。

Wifi強度、アクセスも全く問題ありません。以前よりも速くなったかも?

 

尚、これは偶々このPCの例ですが、他のPCでも、その様なノイズ症状があれば、疑い、対策してみてください。

この記事が参考になり、役立てればと思います。

 

ファインメット・シートはAmazonでも購入が出来ます。(日立金属製)

購入しておけば、オーディオ機器でも色々なところに使用が出来ます。

デジタル・オーディオ、DAC等では特に効果があります。

磁場吸収シート :サイズ:30cm x 23.5cm エコロガ製ALL-IN-ONE 電磁波エプロン用MS5000M 胸用シールドシート
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ロックレコード名盤・オリジナル版 ~音質比較~(その3)

2016-03-13 23:16:42 | レコード

今回は、大御所ローリング・ストーンズのレコードについて書きます。

実は、ローリング・ストーンズのレコードは、ロニー・ウッドの流れから最近集め始めたばかりです。

CDレンタルで10枚くらい聴き、気に入ったアルバムを集めてみました。

 

ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)

スティッキー・フィンガーズ(Sticky Fingers) CBS4501950 (Holland オランダ)  1971年

このアルバムは、彼らが設立したローリング・ストーンズ・レコードからリリースした初のアルバムです。

収録曲の大半は、ミック・ジャガーの自宅に持ち込まれたモービル・スタジオで録音されたそうです。凄い!

有名どころでは、「ブラウン・シュガー」が収録されています。

ジャケットには本物のジッパーがついています。私の持っている物もジッパーがついています。

但し、ジャケットは観音開きにはなりません。

 音はモービル・スタジオにしては良好です。

このアルバムは、CDを聴いても音質がアナログぽくって良好でした。

それもその筈、94年のリマスターは、あの「BOB LUDWIG」氏が手掛けているのです。

これがあれば、オリジナル・レコードを血眼になって探す必要もないかも?

最近のベスト盤「GRRR!」とは音質がちょっと違います。


MADE IN THE SHADE  COC39107 (US) 1975年

 

ストーンズの1975年までのベスト盤的なものです。

Web上では音が良いと見かけたので買ってみました。これも「STERLING」の刻印有りです。

 

音質的なところは、曲によってまちまちですね。

「Angie」なんかは良かったです。


BLACK AND BLUE  COC79104(US)  CUN79104(Australia)  1976年

CDで何枚か聴いたストーンズ・アルバムの中で私が一番気に入ったアルバム。

それで、US盤とAU盤の2枚になってしまいました。

 最初にAU盤を入手しましたが、後に購入したUS盤と比較してみると、

音質的には、AU盤は繊細ですが、ストーンズ・サウンド的にはUS盤のほうがエッジが聴いていて荒っぽくて良い感じです。

US盤には「STERLING」の刻印があります。

私的には、UK盤は往々にして繊細で少し暗いイメージを持っています。

 

LOVE YOU LIVE 450208(UK) 1987年(Reissue版) 2枚組

オリジナルは、1977年の「COC 89101」の様です。

私が持っているのは、再発盤です。

音は、少しノッペラボウでつまらない音です。グルーブ感に欠けます。

このアルバムはストーンズのライブでは評判が良くて演奏内容も良さそうなので、オリジナルが欲しいところです。

  

SOME GIRLS  450197 1(UK)  CUN39108(UK) 1978年 

これも有名なアルバムです。「MISS YOU」が収録されています。

450197は、1987年のReissue盤です。無修正のベタ・ジャケットです。

CUN39108はUKオリジナルと思われます。「STERLING」の刻印があります。

 この2枚は、音質的には大きな差は感じられませんでした。マスタが管理されている?。

 

しかし、ストーンズのアルバムはUS盤のCOC*****がオリジナルの様な気がします。

音質的にも、私はUS盤がダイナミックで好きです。

また、日本盤でも「BLUE and BLACK」以降は輸入メタルマザーを使った物もあります。

 

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ロックレコード名盤・オリジナル版 ~音質比較~(その2)

2016-03-06 12:09:54 | レコード

オリジナル盤の定義がいまだによくわかりませんが、

  カッティング→ラッカー盤→メタルマスタ→メタルマザー→スタンパー→プレス 大量生産。

の工程のメタルマスタを持っている国と言うことでしょうか?

私の耳での比較では、UK盤とUS盤で音の雰囲気が違うものが多いです。

と言うことは、マスターテープからラッカー盤に刻むときの調整方法とかがカッティング・エンジニアによって微妙に違うって事でしょうか? もう少し調査が必要です。

マトリックス番号、マトは、ラッカーマスターの版数を言うようですが、「1」が必ずしも初版でない場合もあるようです。

一般的にマト番号がが若いほうが音が良いと言われていますが、一概にそうとも言えないようです。

 

今回は、ヘヴィ・ロック・バンド「エアロスミス」腕利きミュージシャン揃い「TOTO」のレコードについて書きます。


Aerosmith(エアロスミス)

Toys in the Attic(闇夜のヘヴィ・ロック) PC33479 COLUMBIA (US) 1975年

ランアウト部分には、「PAL-33479」(A面)「PBL-33479」(B面)「TML-S」と「L.S.J.D」の刻印があります。

「TML-S」とか「TML-M」はカッティングマシンの記号らしいです。「L.S.J.D」の意味はよくわかりません。

私は、このUS盤しかもっていませんが、音の印象は、鮮度が高く、エアロスミスらしく、重くてダイナミックで迫力があり、Goodです。

 

ROCKS(ロックス) PC34165 COLUMBIA (US) 1976年

ジャケットはエンボス加工されています。

ランアウト部には、「AL-34165」「BL-34165」 「STERLING」の刻印があります。

「STERLING」は前にも書きましたが、米国の独立系カッティング・スタジオです。

このレコードは、日本盤とこのUS盤を持っていますが、圧倒的にこのUS盤が良いです。音の迫力や鮮度が違います。

 

エアロスミスの手持ちのレコードは、これら2枚と「Greatest Hits」(日本盤)を持っていますが、日本盤なので論外です。

エアロスミスは、少なくともUS盤を聴くべきでしょう。 UK盤は聴いたことが無いのでわかりません。


TOTO

TOTOは,、現在日本公演中ですね。

私も、一昨日(3/4) 横浜公演(パシフィコ横浜)に行ってきました。

中華街で食事をして、それから山下公園を歩いて、パシフィコ横浜の国立大ホールまで。

1Fの後ろのほうの席でした。観客は若者と年配の2極化。昔からのファンと最近のファンと言うことでしょう。

オリジナル・メンバーは、スティーブ・ルカサー(Luke)とデヴィッド・ペイチだけになってしまいましたが、二人とも元気でした。

新しい曲が3割、過去からのヒット曲が7割といった感じでした。

ルカサーが珍しく、1曲だけアコギを弾いてました。40年前の曲だそうで、私は初めて聴く曲でした。

アンコールの最後は、やはり「アフリカ」を観客と一緒に大合唱でした。


では、レコード紹介です。

TOTO JC35317 COLUMBIA (UK) 1978年

「PAL-35317」「TML-M」 「PBL-35317」「TML-S」の刻印があります。

「TML-M」は前出の通りです。

このアルバムは、今までCDでしか聴いたことがなかったのですが、音が籠ったような感じで悪かったです。

「BSCD2」では何とか良くなったのですが、それでもやはり不満が残っていました。

このレコードでは、それを払拭してくれました。音がクリアーで鮮度が良いです。ひとつひとつの楽器の音がはっきりと聴こえます。


Hydra FC36229 COLUMBIA (US) 1979年

「PAL-36229」「PBL-36229」の刻印があります。但し、「TML-*」の刻印はありません。

これも、CDを何枚か購入しましたが、音が悪かったです。

上のアルバムと一緒で「BSCD2」で音質は改善されました。

それでも、レコードを聴くと、やはりレコードが良いでね。

私はUS盤しか持っていませんが、UK盤はさらに良いかもしれませんね。


Turn Back FC36813 COLUMBIA/CBS (US) 1981年

これも、CDは持っていましたが、音が籠って良くなかったです。

レコードで聴くと、やはり良いですね。

「AL-36813」「BL-36813」「STERLING」の刻印があります。


TOTOⅣ CBS450088 CBS (UK) 1982年

説明するまでもなく、大ヒットしたTOTOの代表的なアルバムです。

このアルバムのレコーディング・エンジニアはアル・シュミットが登場。音の良いエンジニアとして有名です。エンジニアなのにグラミー賞も受賞しています。

このアルバムも今までCDで聴いていました。このアルバムはCDでも音が良いです。

レコードで聴いても音が良いです。しかし、このアルバムでは、CDでも充分に音が良かったので、レコードでも驚くほど音が良いといった感じも受けませんでした。

UK盤なのに、ランアウト部には珍しく手書きの刻印があります。何故?


PAST TO PRESENT 1977-1990  465998 CBS (HOLLAND) 1990年

ベスト盤です。音質は普通で、悪くはないです。

 

TOTOについては、種々違うタイトルでの比較になりますが、UK盤が繊細で固くなく、バンドの雰囲気に合ってそうな感じがします。


ちなみに、TOTOのベスト盤のCDを買うなら、こちらがお勧めです。 ↓

リマスタリングとBSCD2(Blu-ray Spec 2 CD)のお蔭で音が格段に良くなっています。


オールタイム・ベスト ~イン・ザ・ブリンク・オブ・アイ
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SMJ  お勧めです。



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