My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

CDプレーヤーのクロック改造、換装(第3弾 続き) 波形整形

2012-05-27 12:26:10 | CDプレーヤー

バッファー間のダンピング抵抗を調整して、もう少し波形整形してみた。

バッファーからレベルシフターまでの配線は、49.152MHzのクロックだと、線の両端で波形が若干変化する。たかだか5cmくらいなのに、無視できない様だ。これも気になってしょうがない。

そこで、バッファーの出力側に33Ω、レベルシフター入力側に56Ωを入れた。抵抗値をカット&トライで選んだ結果、VCCとGNDの定格電圧オーバーがなく、波形的にも、これ以上良くならなかったので、この値に決めた。

レベルシフターからDAC、SCRへのダンピング抵抗は、色々と試したが、元々の100Ωで最適のようだ。

回路図は以下。

 

 

音質的には、解像度が若干アップした様な気がする。音が落ち着いてきた。刺々しさがなくなった様な?。

それにしても、前回の改造で、「なんじゃ、こりゃ!!」と言うくらい、驚きの改善レベルまでいっていた。

クロック部分は、今のところ、次の一手を思いつかない。。。。

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CDプレーヤーのクロック改造、換装(第3弾) 驚愕!!!

2012-05-20 11:26:53 | CDプレーヤー

 昨年、デコーダー部のクロック16.9344MHzを低ジッターのクロックモジュールからの供給に変更後、再生音の情報量が増えて、音質が劇的に改善、、非常に良い結果を得た。

まず、その時の改造と波形をリマインドとして載せておく。

クロックモジュールからの出力をレベルシフターで5V→3.3Vに変換後、抵抗82Ωで波形整形。

右がその波形。ほぼ問題ないレベルかな。

クロックモジュールの出力からデコーダーのクロック入力までの配線は約2cm、モジュール基板はデコーダーの真上に配置。

       

そして、引き続き、SRCブロックのクロックも改造。この改造でも音の解像度が少し改善。

でも、少々課題が残った。それは、SRCに入力されるレベル振幅が合わないのだ。SRCはスペック上、3.3V入力だが、実際には5Vが入力されている。

100Ωの抵抗が入っているが少し不安である。それに波形も少し汚い。 

下の写真がSRC4192/PCM1792に入力される波形。

左が49.152MHz時、右が16.9344MHz時の波形。Upsampling Modeで切り替わる。

折角、低ジッタークロックモジュール49.152MHzを使っても、ここで波形が乱れてしまっている。左の波形ではジッターも発生してそうです。

しかし、デコーダーのクロック16.9344MHzが支配的なのか、音質としては、鮮明度、解像度的にもオリジナルよりは、かなり改善されている。

  

それで、デコーダーの時と同じ様に、レベルシフターで5V→3.3V化と、波形整形をしようと、昨年より考えていた。

しかし、レベルシフター基板の購入先のタイが例の洪水被害で入手が困難になったので、あきらめて暫く手を付けていなかった。

そして、今月、思い立ち、注文し、購入した。

 

 今回、変更後の回路が以下。

R212/R216 100Ωの手前に、それぞれバッファーを入れている。74LCX245のトレラント機能を使用して5V→3.3V化。

レベルシフターバッファを挿入後のクロック波形。左がSCR4192、右がPCM1792への100Ω通過後の入力波形。

49.152MHz時の波形。まあまあ綺麗でしょう。オシロのプローブ容量の影響もあるので、こんなもんでしょう。エンベロープで観測しても波形の滲みが少なかったので良しとします。

 

 16.9344MHz時の波形。これもこんなもんでしょう。良しとしますが、ダンピング抵抗をもう少し小さくしても良いかも。後日、検討する事にします。

  

この状態で、CDPのメイン基板に取り付け。メイン基板までの配線距離は最小限の3cmとなった。配置は、SRCとDACの真上。

 

さっそく、音を出してみます。問題なく、音は出ました。(当然か) 

今回の改造でもレベルシフター基板の3.3Vレギュレーターの入出の平滑コンをOSコンに換えたので、2時間位エージングの後、音質チェック。

こっ、これはーーー。

驚きました。

今までよりも、さらに音の粒子が細かくて多いし、粒が生きている。

好きなボーカル(ジェーン・モンハイトなど)を聴くと、生々しく、臨場感、艶たっぷりに歌い上げる感じが伝わってきます。

まさに、天に昇る気持ちです。凄いの一言です。 システム全てが生き生きとしてします。何だろう、この変わり様は?

やっぱり、クロック部分はとても大事です。魔物が住んで居る様です。CDP、デジタルオーディオの肝、中枢部ですね。

 

あのデジタルオーディオの雄LINNもDSでクロックの重要性について、理論的に詳しくレポートしています。

こちら↓

http://www.linn.jp/ds/voice/02.html#

 

今後は、このダンピング抵抗の調整と74HC125/04の別電源化を図りたいと思っています。 まだ、良く成るのかな?

それにしても、今回の改造で、あまりにも生々しく、繊細になってきたので、どちらかと言うと、現代的な音になってしまった。それに、臨場感が増し、この曲、ボーカルに、こんなエコーが掛かっていたのかな?と思うほどである。ちょっと気持ち悪いくらいです。

これって、改造が正しい方向に行っているのかな?と疑問に思ったりもする。

クロック改造された方は、どんな変わり方だったでしょうか? 私と同じ様に、臨場感、エコーが増えましたか?参考に教えて下さい。

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真空管プリのアッテネータにリノケームの炭素皮膜抵抗を追加

2012-05-13 12:13:40 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプのアッテネータにタクマンの抵抗2.2KΩを追加した。

私の真空管プリの音量調整は、粗調整のアッテネータ4段階と次段のボリュームの調整になっている。

ボリュームの方は、前回、東京光音のアッテネータに換装済み。

初段のアッテネータは、今までは、入力直結(最大)、グランド(消音)、他2段(カーボン抵抗入り)になっていたが、消音はボリュームで出来るので必要無いし、パワーアンプのマッキントッシュMC275がパワーが大きいので、消音をやめて、抵抗を入れる様に改造した。

折角なので、抵抗に拘ってみた。

今回使ったのは、理研のカーボン皮膜抵抗RMG 2.2kΩである。これは既に生産終了品のためか、抵抗にしては高価で350円/本もする。リードは金メッキ仕様。見るからに高級そう。交換後も綺麗です。

 

交換後、今は音だしエージング中。現時点では違いが良く判らない。

ただ、この抵抗、今は製造していないため、貴重品である。でも、我が家の近所のパーツ屋には、まだまだありそう。

良ければ、もっと買い占めたいが、如何せん高い。

今回、このプリアンプの回路を簡単に解析したので、後日、回路図をアップしたい。

今になって気がついたが、文字が小さいので、今回から少しフォントサイズをアップした。

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CDプレーヤーのDAC周りの抵抗とフィルムコンデンサを変えてみた。

2012-05-12 15:46:58 | CDプレーヤー

前回の抵抗変更の効果に感動して、今日も改造しようとワクワクして、朝6時から目が覚めてしまった。

今日は、CDプレーヤーのDAC周り、いやI/V、LPF周りの抵抗とコンデンサの交換を実施した。

早速、交換作業を開始!  元の状態は、下の写真。

金皮の抵抗とフィルムコン。多分、一般的なものと思う。

これを例のごとく、抵抗はDale 1/2W RN60D、コンデンサはWIMAに交換。

WIMAは値により100Vのものしか手に入らなかった。少し大きめだが、これを使った。

たかが抵抗だが、交換にはいつも手こずる。スルーホールが綺麗に貫通しないのである。半田吸い取り線(3mm幅)を使のであるが、基板が厚いためか、40Wの半田コテでもなかなか貫通しない。次回は、吸い取り線を少し幅の細めのものを使ってみたい。

たったこれだけの交換に結局2時間費やした。

交換後の写真は以下。見易くするためにオペアンプは外している。

緑色したものもWIMAのコンデンサである。WIMAは、製造時期や容量により色の違うものがあるらしい。

今回、ついでにCDピックアップサーボ系の電源のコンデンサもOSコンに変えてみた。

 

さて、交換後の音はと言うと、まだエージングが終わってないが、情報量が若干増えて、音の広がりも少し増した。賑やかくてちょっと煩いくらいだ。エージングが進むと落ち着くだろうか。

前回の真空管出力段を酸金からDaleに変えた時よりは、変化量は少なく感じる。  

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プリアンプのボリューム変更(東京光音) これは素晴らしい!

2012-05-01 18:37:13 | 真空管プリアンプ

先日の抵抗変更の結果に驚き、もしやしてと思い、今度はボリューム変更に乗り出した。

現在使用中のプリアンプのボリュームは、アルプス製が使ってある。

 

尚、右側は音量粗調整用のアッテネータ。なんせ、パワーアンプが球のくせに75Wx2もあるので、このアッテネータが必要。

搭載スペースの制約が27mm角がMAX.なので、今回ターゲットとしたのは、東京光音の2P-2511Sとした。これは巷でも評判のボリュームである。アルプスの比じゃないと。

早速、このボリュームを探しに出かけた。有った、有った、私のアンプ用の250KΩも有った。

しかも、2511と2511Sの2タイプとも有る。違いは、ステップ(ディテント)が有るか無いかである。

内部の構造は両方とも同じで、シリーズにチップ抵抗が並んでいる、らしいが、ステップは確実に切り替えができるためにあるらしい。と言うことでステップ付きにした。ステップがある方が高級感もある。

新旧の比較は以下。

 

 

右側のこの印字って製造日?だとすると、2006年かぁ?

形は普通で完全密閉型。この中に抵抗がいくつも入っているとは思えない大きさ。(25mm角位)

いよいよ取り付けと思いきや、回転軸根元のネジ穴系がアルプス製より大きくて、そのままでは入らない。

そこで、リーマーで少し穴を広げてから挿入。

半田付けをしてと。ここでちょっと注意、内部電極にプラスチックが使ってあるそうなので、熱を掛け過ぎない様に、3秒以内が目安らしい。

で、半田付け、配線後は、こんな感じ。相変わらず配線が綺麗。

さて、配線確認後、組み直し、いよいよ音出し。

うわお~、、これは凄ーーーい、今までとは別次元である。

音の広がり、鮮明度、音が透き通っている、なんかシルクに様な感じで、情報量も多い。

こんなに違うもんかぁ~?!と驚き、疑うばかりである。

そして、元々のアンプの実力の素晴らしさを思い知る事になる。今まではアンプの実力を出し切れていなかった。

このアンプ(球)は、こんな素晴らしい音を出す能力を持っていたのだった。

とても魅力ある音だ。いつまで聴いていても飽きない。音楽に浸ることができる。

コンデンサも大事だが、ひょっとしたらそれ以上に抵抗類も大事と思い知らされた。

有る人が行ってた、オーディオは抵抗に始まって、抵抗に終わると、、確かに抵抗の使用箇所は多い。

 

それにしても、東京光音のこのボリュームは高い、1万円ちょっとする。(しかし、とあるサイトでは5千円位??あれっ?)

でも、それだけの投資効果はあったと思う。

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