My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

6C33C-B(FOX-BAT)真空管アンプの小変更 ~されど音質改善効果は大~

2016-10-30 12:27:18 | 真空管アンプ

オーディオ専科の6C33C-B真空管アンプの小変更を行いました。

変更した箇所は、初段12AU7を使ったSRPP回路への電源(プレートへの供給電源)です。

オリジナルでは、+B電源から抵抗分割で電圧を作り電解コンで安定化させた電圧をLch、Rch共通で供給してあり、L,Rchのプレート同士がショートする形になっていますが、これをLchとRchを独立させて供給する様に変更しました。

変更前と変更後で同じプレート電圧が得られる様に抵抗値を選びました。

 

使用した部品は、以下です。

抵抗:アーレン・ブラッドレー(A&B) 1/2W、1W

    A&Bの2Wは音が籠るそうなので、電力が大きいところは、1Wを直列(シリーズ)に接続して使用しました。

    他の部分の改造予定も見越して、他の抵抗値も少々買いました。

    A&Bの抵抗はバラつきが大きい(経年変化で抵抗値が大きくなる傾向)ので、全て抵抗値を測定しました。

    Lch、Rchで抵抗値を揃えたいので、数量を余分目に買いました。

 

電解コンデンサ取り敢えずERO製(Made in Germany) 47uF/350V

           ハーメチック・シールです。 

   取り敢えずと書いたのは、他にも交換候補として買い込んだためです。

 

改造後の写真がこちらです。ゴールドのROE製電解コンが綺麗です。

カップリング・コンはWestCap 0.47uF/600Vに交換済です。

電解コンデンサと抵抗の中継に、4L1Gのラグ端子を追加しています。

自分では、わりと綺麗に出来たと思います。

見た目が良いと、音も良く聞こえそうで(気持ちの問題ですが。。。)、綺麗に仕上げる様に心がけています。

 

さて、改造後の音です。

まだ鳴らし込み2日目ですが、以前と音の広がり、空気感が違います。

音が前後左右に広がり、音の抜け、スピーカーからの音離れも良いです。情報量も多くなったと思います。

ちょっとした変更ですが、効果大でした。

 

実は、この変更をする前に、予め試験的に手持ちの部品を使って回路変更の改善効果を確認しており、音の広がりが改善することはわかっていました。

 

 

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祝!ノーベル文学賞「ボブ・ディラン」 ~クラプトンともデュエット~

2016-10-15 12:08:45 | 音楽

 ノーベル文学賞に「ボブ・ディラン」が選ばれましたね。

ボブ・ディランは、私も5年くらい前だと思いますが、台湾公演に行きました。当時、70歳でしょうか。アンコールにも答えることなく終わりました。

流石、ディラン様だなと思いました。

公演前から会場の外でビール等のお酒を飲んで、コンサートが始まるとステージ前で踊っている人もいました。

 

ボブ・ディランについては、他のブログでもたくさん紹介がされるでしょうから、ここでは私の好きなエリック・クラプトンとの共演作品について書きます。

エリック・クラプトンとボブ・ディランの共作は、アルバム「No reason to cry」の中に収められています。

ノー・リーズン・トゥ・クライ(紙ジャケット仕様)

この中の3曲目「Sign Language」でデュエットをしています。もちろん、ボブ・ディランのギターと歌を聴くことが出来ます。

一聴して、ボブ・ディランのギターだとわかります。歌もギターもディラン節です。

このアルバム自体、参加メンバーが豪華なアルバムで、ボブ・ディラン、ロン・ウッド、ビリー・プレストン、ザ・バンドのロビー・ロバートソン、リチャード・マニュエル、リック・ダンコなどが参加しています。

ラプトンもガンガン弾きまくるのではなく、豪華なメンバーに囲まれて、リラックスした雰囲気で演奏しています。レイド・バックという感じでしょうか。

クラプトンの使用ギターは、もちろん「ストラト・ブラッキー」です。

 

ついでに、

もう一枚、ロン・ウッドもディランから曲を貰っています。

アルバム「Gimme Some Neck」の中の1曲「SEVEN DAYS」です。これも一聴してディラン節です。ロン・ウッドは、より気だるく歌っています。とても良い感じの曲です。

この曲には経緯があり、上のクラプトンの「No reason to cry」の収録にロン・ウッドもセッション参加していますが、その際にボブ・ディランが2曲を書き、そのうちの1曲はクラプトンが選んだので、残りの1曲をロン・ウッドが貰ったらしいです。

この曲には、キース・リチャーズも参加しています。


2曲とも私のお気に入りの曲です。


 

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スプラグ製118Pを使ってみた。~これも良い!~

2016-10-09 12:17:32 | CDプレーヤー

スプラグの118Pを買っていたことをふと思い出して、CDプレーヤーの出力のカップリング・コンデンサに使ってみました。

SPRAGUE ''118P''はメタライズド コンデンサでメタライズドペーパーとポリエステルフィルムをワックスに浸した構造です。

両端子のリード引き出し部分がハーメチックシールドされています。

とてもしっかりした作りです。外観から一見すると、オイルコンの様ですが、違います。

マジックでバーが入っている方を低インピーダンス側(出力送り出し側)に繋ぎなさいということです言うことです。

所謂、こちらがペーパーの巻きの外側でこの様に接続した方が、周りからの誘導を受けにくということです。

私が購入する店では、毎回、ミリバルで測定して頂き、この様に印を付けてもらっています。親切ですね。


CDPの今までダイナミキャップ(赤い円筒)+WIMA(赤い角型)を使っていた所を置き換えしました。

変更前:


変更後:

実装してみると結構大きいです。


換装後の音は、始めは少し籠った音がしました(この手のコンデンサはいつも)が、エージングが進むにつれて、メリハリの効いた音になってきました。


ここで、エージングについて、気になったことがありましたので、書き留めておきます。

CDPのエージングの間、私は、プリアンプの入力セレクタ切り替えて、レコードを聴いていたのですが、この状態では、このコンデンサの片側(出力側)はほぼオープンになり、無負荷の状態になります。

これでは、コンデンサの片側に電荷が溜まる一方で、抜けていかないので、エージングがあまり進まないのではないかと思いました。

気になる事はやってみて解消したいと言うことで、ダミー負荷として、出力に47kΩの抵抗を接続してエージングを始めました。

この効果があったかどうか?わかりませんが、かなり良くなった様な気がします。


愛聴盤のひとつのテレサ・テンのNHKホールでの「ラスト・コンサート」のCDは、元々録音状態が素晴らしいのですが、これが今迄よりもさらに、臨場感たっぷりに生々しく聴くことが出来ました。

ラスト・コンサート


追記:

このコンデンサ交換前には、2種類のクロック・モジュール回路の電源部分のレギュレーター後に導電性高分子固体電解コンデンサも投入しています。

この効果も情報量アップの部分で寄与していると思われます。写真ではクロック基板の裏側で見えません。



コメント (3)
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