My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

AC電源ケーブルの作成 (ベルデン19364とマリンコ)

2012-11-25 13:52:56 | ケーブル

先週は、出張で東京方面に行っていたので、ついでに、秋葉原に寄って、オーディオ関連の色々な部品を漁ってきた。

それらの部品を使っての改造について、今後、少しずつ書き込んでいきます。

一揆に改造すると、何がどう影響したかわからなくし、この手のものはエージングで変わってくるので、少しずつ改造します。

 

まずは、AC電源ケーブルです。

ケーブルは、Belden(ベルデン)の19364の3芯14AWGをトモカ電気で購入しました。980円/mを2m購入。

これが結構太いです。ケーブル自体には、Beldenとは書いてありません。

 

そして、電源のプラグとソケットは、Marinco(マリンコ)をラジオデパート2Fの桜屋電機で購入。

プラグは5266BL(1,150円)、ソケットは320IEC15(2,650円)。

プラグは、少し値段の高いホスピタル・グレードも置いてあったが、樹脂が部分的に透明だったり、白色だったりで、どの程度良いのか判らなかったので、一般品にしておいた。

袋の裏。Made in USAです。

5年保証も付いているらしい。

袋から取り出したところ。

ブレードは、あえてメッキが施してありません。メッキが無い分、素直な音が出そうです。

両方とも、マリンコのベストセラー、定番ですね。

さて、

このマリンコとベルデンのケーブルを使って、AC電源ケーブルを自分で組み立てます。この組み合わせはオーディオ通なら、定番ですね。

まず、マリンコの説明書に従った長さで、ケーブルの外皮を剥きます。

ケーブルからは、綺麗なアルミラップシールドが出てきます。そして、太めの綿糸も巻かれています。さらにドレインもあります。

各芯線の被覆もマリンコの説明書に従った長さで剥きます。

芯線は、非メッキ銅でしょう。これも素直そうで良い。

マリコンの説明書を見ると、半田は、実施するな!と書いてあります。

説明書にしたがって、そのまま組み立てます。

私の国ではACコンセントはアース付きの3芯式です。

緑とドレインを纏めて「GR」の端子へ、青色を「Silver Screw」の端子へ、茶色を「Black Screw」の端子へ挿入して、ドライバでしっかりと締め付けました。

<プラグ側>

<ソケット側>

これで完成です。

ついでに、剥いたカスは、こんな感じ。

早速、私の真空管プリアンプの電源ケーブルに使ってみました。

音の感想は、

今まで、オヤイデのPC-OCCケーブルを使っていましたが、これよりも、音がダイナミックで、ベルデンらしく音に芯があります。なんとなく、音に深みがありますね。前後に広がった感じがします。

PC-OCCは、理論的には、導電率が良く、分子の並びも整然としているらしいのですが、私が今まで使った感想では、音質的には、クリヤーですが、どうしても、音の線が細くなる傾向があります。

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12BH7 寿命が来たか?

2012-11-24 21:36:13 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

今年の3月終わりに購入し、今まで使い続けたRCA製12BH7(Black Plate/Horse Shoe馬蹄形)が、ついに寿命が来たかも知れない。約8ヶ月。NOS品では無いので、まあ、こんなもんか。


それに気がついたのは、最近、音の広がりがなく、音に豊かさがなく、なんとなく詰まった安っぽい音に感じたからだ。

それで、管の外観を良く観察すると、ゲッター上の管壁の黒い部分が写真の様にかなり減り、ゲッターが良く見える様になっていた。使い始めは、この黒い部分がもっと下の方まで有った様な。

この写真の様にゲッターが馬蹄形の珍しい球なのに、残念だ、、、、

私は、球の特性測定器を持っていないので、エミッションも測る事も出来ず、寿命を音の変化で判断するしかない。

それで、以前に使っていた12BH7に交換してみた。こちらもRCA製Black Plateだが、Oゲッターである。

交換後は、以前の広がりのある豊かな音に戻った。やっぱり、この球が原因だった様だ。

でも、この球もいずれ寿命が来るだろうから、次の候補を探して、購入しておかねばならない。

さて、どの球にしようか。

RCAのBlack Plateは気にいっているので、また同じものになるかも知れないが、今度は少しでも長く使いたいので、出来ればNOS品を購入したい。

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真空管の端子(ピン)磨き~やっと見つけたぞ~

2012-11-17 13:13:55 | 真空管いろいろ

やっと見つけたぞ~!真空管の端子磨きに良い物。

今まで散々いろいろと試したが、今回のものが今まで一番良さそうだ。

真空管の端子(ピン)は、酸化の為かどうしても黒くくすんだ物が多い。

これは、音質的にも精神衛生上にも良くない。

そこで、今まで、重曹、ステンレスブラシとアルコール洗浄や、Nanotec製Gold contactやCardas Audio製contact conditionerなどを使ってきたが、今一つ満足の行くものでは無かった。

NanotecやCardasにしても、価格の割には、今一つ綺麗にならない。

Nanotec "Gold Contact"

Cardas  "Contact Conditioner"

実は意外と身近に良い物があった。

日本に帰国した時に、ホームセンターで台所周りとか金属製品用の磨き材を沢山見つけた。

最近は、ファインセラミックが使われている。これは良さそうだと銀磨き用を買って帰った。それがこれ。

そして、やっと今日、それを使って見た。

使い方は、この液体を綿棒の先につけて、ゴシゴシと端子を磨きます。端子に沿って綿棒を回転させるとやり易いです。

そして、仕上げはアルコールで洗浄します。

出来上がりは、とても綺麗に端子に輝きが出て来ます。

こんなに綺麗になりました。銅の素の輝きが見えます。

左が磨いた後、右が磨く前。

そして汚れもこんなに取れました(綿棒の頭を見て下さい)。

調子に乗って、他の真空管もやって見ました。ほら、こんなに綺麗に。(RCA 12BH7)

 なんと、こんなに身近に有ったんですね。灯台下暗しって感じですね。

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私のオーディオ・チェックに使っている音楽CD

2012-11-12 22:16:38 | オーディオ

私は、新規購入した機器、或いは色々改造した後の音質の確認用として、良く使うCDがある。

その一枚は、私の好きなジャズ女性ボーリストでもあるダイアナ・クラールのCDである。

彼女は、声に張りがあり、適度に色気もあり聴いてて気持ち良い。加えてルックスも良い。

そして、何よりミキサーがあの名手アル・シュミットなのである。そしてプロデューサーは、トミー・リプーマ。

皆さん良くご存知の二人なので、何もいう事ないでしょう。グラミーも何回も受賞しています。

兎に角、この二人コンビのCDは音が良い。(極まれに例外もあります)

私が音質チェック用に使っているのは、このダイアナ・クラールのCDの中でも、「THE LOOK OF LOVE」の3曲目"I Remember You"である。

①まず、最初から17秒、26秒、34秒当たりに入っている微かな「チーン」と言う音である。(恐らくトライアングル)。途中(2コーラス前)にも入っているが、この部分が聴きやすいので聞き逃さない様に注意が必要である。これが、鮮明度、分解能が悪かったりすると、他の音に埋もれて聴こえない。また、高音域の特性が悪くても聴こえない。私の場合は聴こえる事だけでなく、その余韻、伸びにも注意している。

②そして、リズムを刻んでいるドラムとベースの「ドッ、ドッ、ドン」という音だが、歯切れが良くて、沈み込んでいる事。

③ストリングスは、音が生なましく、憂いを持っている事。

④次に、いよいよボーカルは、口の大きさが現物大で、大きくなっても、小さくなってもいけない。そしてはっきりと声に張りがあり、しっかりと発音している事。さらに、声に色気も感じられる事。

⑤ギターの音もきちんと聞こえる事。

⑥また、ダイナア・クラールは、曲によって、息継ぎとか、歌う前に舌なめずりする事があるが、その音が聞こえる事がある。注意して聞けば、わかりますよ。

私のシステムの場合は、①~⑥全部一応合格点です。

このCD、私は通常版とxrcd2版を持っているが、通常版でも充分聞き分けできます。


ダイアナ・クラールで、もう一枚お勧めは「THE GIRL IN THE OTHER ROOM」。これもバンド構成がシンプルで音が良い。

ChiritionMCBrideのBassとPeter ErskinのDrumsで参加しています。ウッド・ベースが魅力的。勿論、ダイアナ・クラールのボーカルにも悩殺されます。


もう一枚、フュージョン系では、これも音が良いと評判のフォー・プレイの2枚目「Between The Sheets」の6曲目"Once In The A.M."である。

①最初から4秒、9秒目に入っている小さい「シャーン」と言う音(シンバルの中ほどを軽く叩いていると思う)。曲の途中でも、小さい「チーン、チーン」が入っている。これがきちんと聴こえる事。

②ドラムの重み。スティックさばき。

③リー・リトナーのギターのはじけ具合。

④ネーザン・イーストのベースの音。ライン運び。はじけ具合。

⑤ボブ・ジェームスのピアノの響き。キーボードのストリング。

⑥その他にも細かい音が沢山入っている。


私のオーディオシステムでは、スピーカーで聴いても、ヘッドフォンで聴いても、ほぼ満足点。

やっとココまで来たかぁ~って感じである。しかし、1年前と比べると、雲泥の差である。 

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foobar2000 components updateとMusiland DDC

2012-11-10 16:08:15 | PCオーディオ

先週、PCオーディオに関する記事をアップしてから、foobar2000で使用のcomponentsのVersionを確認してみた。

一応、foobar2000は最新のものにupdateしたが、componentsの確認が未だであった。

中でも、特に音質に影響しそうなASIOとWASAPIをWeb上で確認したら、最新のものは、32bit対応したものがあるではないか。当然といえば当然。

今、私のfoobar2000に入っているVer.はASIOは2011年のもの、WASAPIにいたっては、2009年のものであった。

2012年11月10日本日現在で最新のものは、

  ・ASIO 6月6日リリースのVersion2.1.2

  ・WASAPI  9月2日リリースのVersion3.0

である。

foobar2000のcomponentsの入手先は、こちら。

http://www.foobar2000.org/components

ここからダウンロードして、foobar2000/componentsのフォルダに入れるだけ。

あとは、foobar2000画面上のpreferences->playbak->outputのpageで、該当するDeviceを選べばよい。

私の場合、Musilandとの相性が悪いのか、PCとの相性が悪いのか、判らないが、ASIOを選択すると、片ch(右)しか音が出ないので、WASAPIを使っている。

ASIOでもWASAPIでもミキサーを経由しないので、ほぼ同じと思う。

Updateも終わったので、一応、音を出して聴いてみた。

そしたら、先ほどまで聴いていた音と若干違うでは無いか。

音が豊かになって(ふっくらとして)広がりもあるではないか。先ほどまでの音がちょっとギスギスと無機質な音に思える。

やっぱりソフトで違うものですね。これからは、こまめにチェックしていきたい。

それと、foobar2000ではupsamplingもできるが、私は、foobar2000は元データのままで、Musiland(DDC)でupsamplingしたほうが、音に張りがあり鮮明に聴こえた。

下はMusilandのコントロール画面。

しかし、、、、それでも、私のCDプレーヤーの方が音楽的で色気がありますね。。ハハッ。 一番気に入っています。

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私のPCオーディオ・システム(EACとFoobar2000 -> DDC+DACで高音質再生)

2012-11-05 21:39:27 | PCオーディオ

10日間くらい日本に一時帰国していたので、暫くブログのアップが出来ていませんでした。

住み慣れた日本は、やっぱり良いですね。この時期、昼間は過ごしやすく、朝晩は少し肌寒かったです。

衣服、CD、DVDもどっさりと買い込んできました。美味しいものも沢山食べる事ができました。


と言うことで、久々の書き込みになりますが、

今日は、私のPCオーディオの環境、システムについて紹介します。

そんな専門的で手の込んだ内容ではありませんので、参考にして頂ければ幸いです。

ソフトとハードに分けて書きます。

◆◆◆ ソフト ◆◆◆

ソフトはWeb上でも皆さんが推奨しているEACとFoobar2000の組み合わせで使っています。

EAC=Exact Audio Copy  (Version1.0 Beta3)

CDのリッピングには、皆さん良くご存知のこれを使っています。日本語パッチもあるけど、英語のままで使っています。

文字通り、元データとベリファイしながらコピーをしてくれます。

CDのデータ品質も計測してくれます。正確度は?

但し、稀にDatabase上にCDの曲目リスト等が見つからない場合(その国での特別編集版等)は、iTuneでリッピングします。DatabaseはiTuneのほうが圧倒的に多い。今まで見つからないものは無かった。

そして、CDのCover Image(ジャケット、Albumworks)も、Web上からImageDataの候補を探す事が出来るので、そこから選択する。

歌詞も探すことができるが、私はそこまでやっていない。

下の写真の様な感じで。

そして、その後、フォルダの中のjpgのfile名を"cover.jpg"としておけば、後で、foobar2000で、アルバムのジャケットを表示することが出来る。

Imageが見つからない場合は、Amazon等でImageを見つけてきて、cover.jpgとして、音楽データと同じフォルダに置いておけば良い。

EACのdownloadは、こちらから。

http://www.exactaudiocopy.de/en/index.php/resources/download/


foobar2000 (v1.1.16)

Playerも普通に、このfoobar2000を使っている。

iTuneや他のソフトと比べて音質的にどうかと聞かれても、違いを見出すまでには至っていない。

ただ、後でハードを紹介するが、WASAPIやASIOが必要な時は便利である。

あと、foobar2000は、色々とカスタマイズが出来て、拡張性が高い。

私は、見栄えよりも音質を大切にするので、表示等のカスタマイズはしていない。

アルバムのカバーを表示させる位だ。でも、これも実際に音楽を再生するときは、PCの自体の画面は消してしまう。このほうがバッテリーに有利である。

表示は、こんな感じ。

foobar2000のdownrordは、こちらから。

http://www.foobar2000.org/download


◆◆◆ ハード ◆◆◆

ハードについては、私は、改造を加えたDACを持っているので、これを生かすべく、DDC+DACとしている。

DDCとDACの詳細については、このブログのカテゴリー「PCオーディオ」も参考にして下さい。

DDC 

Musiland 01USDを使用している。

 

これは中国製だが、非常に良く出来ていて世間の評判も良い様だ。しかも安い。

このDDCはバルク転送になっていて、元データとのコンペアもするので、転送時のデータエラーは無い。バルク転送とは、PCのUSBでHDD等にデータを送ったりする時に使う転送方式でデータをベリファイしながら送るので、転送エラーが無い。

但し、一度RAMに貯めるので、リアルタイム転送は出来ない。

一般的には、PC USBからDAC等に音楽データをリアルタイムで送る時は、データのベリファイは行われないので多少のエラーはおきてしまう。だから、USBケーブルの品質と音質が議論されるのである。

このDDCを使うと、少なくとも、PC~DDCの部分は、ケーブルを気にしなくて良い。

しかも、データ処理にはFPGAを使ってあるので、プログラムもUpdateも随時行える。

また、出力端子には、アイソレータが入っており、デジタルノイズ対策も施されている。

なかなかしっかりとした造りである。中国製も侮れない。

WASAPI or ASIOと一緒に使う。24bit/192kHzへのUpsamplingも可能。

このDDCはDriverが必要で、ここから入手する。

http://www.musiland.com.cn/downloads/drivers/

Musilandの操作画面(コントロール画面)は、こんな感じです。


DAC

自分で改造を加えたZeroDACを2009年Ver.を使用している。

これも中国製だが、巷で評判が良かった製品である。但し、改造前提。

 

USB/SPDIF/Optical入力を持っているものに、さらに自分でRCA入力も追加した。

入力は自動認識して切り替えてくれる。

出力は、RCAとHPAである。

OPampは交換が可能。今は、NS製LME49710HA(CANタイプ)を載せている。

色々と試したが、このOPampが解像度、音の鮮明度ともに良い。OPA627と同等程度で、OPA627よりもクセが無い。

トランスは、トロイダルトランスが使われている。これも好感が持てる。

それでは、自慢のDACの改造箇所と内部を大公開。

 

電解コンデンサは、大容量化とニチコンMuse KZ等に置き換え。

カップリングコンデンサはWIMAフィルムコンに置き換え。

RCA入力端子も追加。奥に見える。

 

ヘッドホン出力にポップノイズが発生していたので、Mute回路(水色のリレーと時定数回路)を追加。

 

HPAのOPampは、LM4562に置き換えている。

VRを抵抗切り替え式のアッテネータに置き換え。

今後、抵抗の置き換えも検討しているところ。

DAC改造の詳細は、このブログのカテゴリー「DAC」の所に書いています。


ざっと、こんな感じです。

これで、私が現在所蔵している1,000枚程度のアルバムを永久的に手軽に再生する事が出来ます。

音質は上々、ほぼ満足しています。

CD Playerとの使い分けは、お気に入りのCDや音質重視のCDは、やっぱりCD Playerで再生し、それ以外はPCオーディオで再生しています。

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