My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

NASでこんなにも音が変わる? ~3TB NASの導入~

2022-06-23 11:59:08 | PCオーディオ

IO DATA製のNAS "LAN DISK" 3TBを導入しました。

今までは、WifiルーターにUSB接続して簡易NASを構築していたのですが、おまけの機能なのでメディアサーバーとして使う場合に、どうしてもファイル数の制限やアクセスが遅く、いつかは一般的なNASを導入したいと思っていました。

最近ではNASの価格が3TBでも1万円台前半と結構手頃になってきたので、思い切って買ってみました。

初心者向けの同価格帯の製品として、バッファロー製とIOデータ製で悩んだのですが、最終的にIOデータ製としました。

主な選定理由は、

 ・初心者でも簡単に設定出来る。1ベイで充分。

 ・実使用上のアクセス速度はIOデータ製の方が早そう。

 ・ファンレス --- オーディオ用に使う時は、ファンの音が気になる。

 ・オーディオ・ユーザー向けNAS「fidata」「Soundgenic」のメーカー。

  このモデルにもその技術がいくらか継承されていると期待。

です。

このNASはRAIDが有りませんが、バックアップは別に保存しているから特に必要なし。

こちらが購入した製品『IOデータ LAN DISK HDL-TA3』です。

デザインは至ってシンプルで、外観はヘアライン仕上げで少し高級感が有ります。

 

3TBモデルが一番お買い得の様に思います。

 

懸念していたメディアサーバーとして扱えるファイル数を、簡易NASと今回のNASで比較してみました。

<簡易NAS>

 コンテンツ数(ファイル数):10,000

 フォルダ数:999

<HDL-TAシリーズ、HDL2-TAシリーズ>

 搭載サーバー:Twonky Server

 上限コンテンツ数:200,000

  ※フォルダ数については記載がありません。

 ハイレゾ対応:対応

コンテンツ数だけ見れば、200,000という事は、仮にCD1枚に20曲収録と考えれば10,000枚まで可能という事?

また、CD1枚最大0.7GBとすれば、今回購入したNASのHDD容量3TBから逆算すると全てをメディアサーバー用として使っても3,000GB/0.7GB=4,285枚収録可能。という事は音楽CDの保存なら通常はコンテンツ数で問題となる事は無いでしょう。

設定は簡単に出来たのですが、従来のHDDからこのNASへのデータコピーは、ホームネットワークを通して20MB/s位しか速度が上がりませんでしたので、だいたい2日間掛かりました。音楽だけで既に1TBを使いました。

このNASの使い方として、出来るだけ音源の保存だけにして、写真、文書、資料等は従来通りに簡易NASに保存したいと思います。

 

導入して感じた事:

 ・曲選びがサクサク出来る。

 ・曲間が短くなった。自然。以前はちょっと間があった。

 ・音も良くなった様な気がします。レイテンシーの関係?

もっと早く導入すれば良かった。

今まで無駄なHDDを沢山購入してしまったと後悔。

 

不満な点。

 DLNA接続のフォルダー分けの自由が利かない。サーバーとクライアント任せで割り振られる?

 

難点:

 連続して再生していると、途中で曲が止まることが有る。曲間での発生が多い。

  何とかならないかな~。ご存じの方はアドバイスください。

  同曲を再スタートすると、正常に再生するので、ファイルが壊れている訳ではない。

  長時間稼働して筐体が暖かくなってくると起きやすいかも?

    手で触ってもそれほど熱を感じないのですが。

  横置きだと熱が籠り易いので、縦置きのほうが良さそう。

  ファームウエアは、最新の「1.09」にしましたが現象は同じです。

  ネットで検索すると同じ症状で悩まれている方がおられますが、明確な解決策は見当たりません。

  周辺機器の環境、例えばルーターとかDLNAクライアント(プレーヤー)に問題があるのかなぁ~

  

それにしても、今までよりも驚くほど音が良くなった!。音の密度、粒立ちなど。

NASで音が変わるとネットで見てはいたが、実感した次第。

しかも接続方法でも変わる。NAS ~ ルーター(ハブ) ~ ネットワーク・プレーヤー。

勿論、無線よりも有線の方が良い。

有線のLANケーブルを何種類か変えてみたが、これでも音が変わっている様な気がする。

ネットワークオーディオを研究されている方からすれば、「今頃知ったの?」って思われるかも知れませんが、アナログ主体の私には不思議でなりません。

 

今回のNAS導入で、また暫くアナログ音源から離れ、デジタル音源中心で楽しむことになりそうです。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TV視聴用にボーズ・スピーカーを天井に吊り下げました。

2022-06-17 11:43:23 | スピーカー

TV録画番組の視聴や普段用に小型スピーカーを天井に設置しました。

録画したTV番組を視聴するのに、真空管アンプで組んだシステムを使うのは少々勿体無いので、普段用にボーズの『100J』を天井に吊り下げ、AVアンプで鳴らす様にしました。

 

BOSE 100Jがこちら。オーディオの足跡からお借りしました。

スタードライバーなるもので、星形にカットしたラバー素材をコーン紙に配置し、分割振動を抑えているらしい。

 

そもそもこのBOSE 100を私が購入したのはいつ頃だろう?。記憶の遥か彼方です。

目的は、おそらく当時サラウンドの構築を考えていたのだと思います。

フロントにBOSE 901Ⅲ(売却済)を置いて、リアにこの100Jの使用を考えていたのだと思う。

リビングには長い配線の形跡も有ります。

しかし当時、仕事が忙しくなって途中で作業を止めたと思う。

ここから暫くオーディオから遠ざかる事になった。もう20年以上前の事でしょうかね。

 

このBOSE 100Jの天井吊り下げ用のブラケットも一緒に保管していたので、そのまま利用しました。有る物は有効活用!。

天井は新建材(石膏ボード)なので、木ネジの打ち込みにはアンカーボルト類が必要です。

落ちて来たら大変ですからね。注意が必要です。

 

このスピーカーの駆動には、SONYのAVアンプ 『DA-3600ES』を使います。

ブルーレイ・プレーヤーからはHDMIケーブル1本で繋ぐだけです。

スピーカーまでの壁配線も綺麗に?隠しました。

なかなか良い感じに出来ました。

TV番組を見るには充分です。

画面から音が出てくるような感じで良いです。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WE421Appアンプの更なる見直し ~WE線を使用~

2022-06-13 13:11:22 | 真空管アンプ

Western ElectricのVintage Cable(ブラックエナメル、絹巻、ロウ引き)を部分的に使用してみました。

使用した場所は、出力管WE421Aの入力グリッド・ラインだけです。プッシュプルなので4本。

表面の黒いコーディング(エナメル)を剥がして使います。

 

写真中央付近の基板から出ているゼブラ柄の線です。芯線は0.5mm径です。22GA。

 

Western Electricらしい解像度の高い、芯の有るしっかりとした音です。中音域は潤いも有ります。

 

 

今日は内容が少ないので、レコードを1枚紹介します。先日ゲットしたEP盤。

「サルビアの花/岩淵リリ」 1972年発売

私はこの曲を井上陽水「UNITED COVER」で知りました。

他にも沢山の方がカバーされています。

オリジナルは早川義夫さんです。Youtubeで早川義夫さんバージョンを見ると渋くてカッコ良くて沁みます。永井龍雲さんと歌っておられます。https://youtu.be/tDIwmhXWa9ci

 

今回手に入れたレコード盤は、さすがビクターって感じで音質が良いです。

もちろん、歌声、詩の内容も良いです。

近くの中古レコード屋に置いてあって、以前から気になっていたのですが、久々に大当たりでした。

このお店、EP盤なら10枚で1,000円+税なのでお買い得なのですが、聴いた後に良かったと思うのは大体半分くらいですね。盤質が悪いわけでは有りません、内容です。

ところで「〇〇の花」という曲は沢山ありますね。

私が思いつくだけで、「ひなげしの花/アグネスチャン」「サボテンの花/チューリップ」「くちなしの花/渡哲也」、、、。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WE421Appアンプの更なる見直し ~B電源回路の小変更~

2022-06-10 11:40:36 | 真空管アンプ

B電源の平滑回路を2段にしました。

抵抗+電解コンデンサでリップルフィルタを追加。

リップル減少と左右のセパレーション向上を期待。

更に音の締まりを期待して電解コンデンサに並列にブリーダー抵抗も追加しました。

 

変更後の回路図がこちら。まあまあ贅沢な構成になりました。

 

破線で囲んだ電解コンデンサは、JJ製の100uF/500V 2回路入りブロックコンデンサ。

56.2Ωには、Dale製巻線抵抗RS-2Bを使いました。

この電源は出力段のみに供給。ドライブ段と前段は電源トランス2次側から別系統です。

リップルも減り(元々少ない)、音も締まって見通しが良くなった様な気がします。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WE421Appアンプの更なる見直し ~グランドライン~

2022-06-05 15:14:12 | 真空管アンプ

他のアンプで実施したのと同じように変更しました。

回路内では左右独立させた上で、各段ブロックごとにグランドを閉じ、それぞれを入力近くの1点アースへ集約し、そこからシャーシへ落とす様にしました。

 

変更後の写真がこちら。

(基板表側)

 

(基板裏側)

 

かなりゴチャゴチャしていますが、まあ、こんな感じでしょう。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WE421Appアンプの更なる見直し ~初段、PK分割段~

2022-06-03 14:15:24 | 真空管アンプ

次に、初段とPK段の見直しです。

ここには現在12AU7(ECC82)を使用していますが、もう少しゲインが欲しいため、少しμの高い12AT7(ECC81)への変更を検討しましたが12AT7はVk/f(ヒーター・カソード間電圧)に90Vmaxの制約が有り、PK分割段への使用は難しいとの結論に至りました。

 

検討の経緯は以下。

12AT7でのロードラインを引きました。

12AT7はバイアスの深い所では直線性が良くないので、浅い所で使う様に考えました。

尚、机上の設計検討だけで、実験はしていません。

 

 

初段は良いにしても、これに直結されたPK段が破綻してしまいます。

この状態でVk/f<90Vに収まりそうですが、球バラつきや電源変動でOverしそうです。

12AY7にしても、Vf/k<90Vなので使えません。

ヒーター・バイアスを掛ければ、使えなくは無いのですが、今回はそこまでしたくない。

結局、12AU7⇒12AT7の検討は断念し、現状の12AU7のままで行くことにします。

ドライブ段がE88CCなのでゲイン不足もさほど感じません。

12AT7系は何本か持っていますが、今の所、使い道がありません。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする