My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管の足(ピン)磨きは重要! ~BRIMAR 12AX7/CV492が目を覚ます~

2017-06-25 12:20:24 | 真空管アンプ

 相変わらず6AS7G PPアンプが良い音を聴かせてくれていますが、この初段12AX7に5年位前にカナダから取り寄せたBRIMAR製12AX7を使ってみようと思い立った。

他のアンプも含め、12AX7を使う箇所は多いので、今まで、いろいろな箇所に差し替えて、この球を使ってみたが、今ひとつ納得のいく音ではなかったので、関東を離れる際に、秋葉原で売ってしまおうと思い、2、3軒の真空管を扱っているお店で現物を見て貰いましたが、どの店も「この球は何だろう?」と、疑いが強く引き取って貰えなかった。

それもその筈、この球はBRIMARのミリタリー仕様の特別品でかなりレア、ビンテージ品なのである。

買った時のカナダの業者もその様に書いてました。

実際の球がこれです。

5年前、当時のブログにも書いてます。

12AX7はCV No.ではCV492、CV4004など、色々あるようですが、この球は印字をよくよく見ると、「CV492」の様に見えます。


そして、足を見ると、かなり炭化が進み、黒くなっていましたので、磨いてやる事にしました。

使う物はこちら↓の「ポリマール 銀磨きクロス」です。ビンテージ部品のリード磨きにも使っています。

光陽社 ポリマール SP 銀みがきクロス

←クリックでAmazonに移動が出来ます

光陽社

実際に、こちらを使って磨いてやると、足はピカピカ、クロスは真っ黒になりました。

但し、このクロスには、ワックス(光沢材)などの有効成分が入っているので、研磨後は拭き取りが必要です。

私は、研磨後に無水エタノールで拭き取っています。←ここが重要です。

無水エタノールP 500ml
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
健栄製薬

 

足が綺麗になったところで、いざ6AS7Gのアンプに挿入。暫く通電し、その音を聴いてみました。


素晴らしいではありませんか!!!

低音はブリブリ、高音は爽やかで何処までも伸びている感じ、中域も良く出ています。

この球から、今までこんな音は聴いた事が無かったです。

やはり、ビンテージ部品の端子磨きは重要です!!!。

黒ずんだ端子を見たら、必ず、磨きましょう。

この球、売らなくて良かったです。この球の本質発揮というところです。

  

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ロックの名盤?と言えば、この人が好きです。

2017-06-10 23:03:57 | 音楽

ロックと言えば、この人のアルバムが好きで、一番沢山持っています。

ロック好きなら、誰もが知ってるエリック・クラプトンです。

中でも、最近手に入れたLPレコードの「Blues Brakers with Eric Clapton」がイチオシです。

元気の良いクラプトンが聴けます。レスポールを歪ませて、ガンガン弾きまくってます。

この頃が一番良かったのでしょう。

ロックは、やっぱりアナログ・レコードで聴くべきです。

CDでは、荒々しさが無くなり、鮮度が落ち、冷めた感じがします。

 

 

 

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素晴らしく美音のアンプに仕上がった!~6AS7 PPアンプのスタッガ定数見直し~

2017-06-10 14:17:23 | 真空管アンプ

昨年の8月に蘇らせた6AS7Gを使ったプッシュプル真空管アンプですが、他のアンプと聴き比べてみると、どうも低域が浮わついている。

低音は出ているのですが、フワフワとしていて、なんか地に着いてなく、バスドラも弾ける感じに聴こえます。

これは、もしや?、スタッガ比の問題?と思い、このアンプの回路図と教科書「はじめての真空管アンプ―回路図の読み方がわかるクラフトオーディオ入門 300Bシングル&6CA7プッシュプルアンプ完全製作」を読み比べてみました。

その結果、やはり今の状態はスタガリングが、宜しくなさそうです。

そこで、1段目のカップリング・コンデンサと2段目のカップリング・コンデンサの容量値を変更してみました。

変更前は、1段目、2段目(出力管用)とも0.22uFが使ってありました。

これを、1段目を0.47uF、2段目を0.1uFに変更しました。

この様にすることにより、1段目の時定数を無視でき、見かけ上、2段の時定数を持つ回路に出来るそうだ。

3段の時定数を持つ(3段アンプ構成)の負帰還回路は低域が不安定になり易いため、1段目の時定数を極端に大きくして見かけ上、2段の時定数を持つ回路構成に持ち込み、低域の安定化を図るそうです。

1段目の時定数を大きくすることで、この部分の時定数は無視できる様になるそうです。

変更後の回路図がこちらです。

 

カップリングコンデンサは、0.47uFには「Clarity Cap」を、0.22uFには「Odio Cap」を使いました。いずれも手持ち品です。

参考までに電源部分の回路図です。

 

電圧増幅段と出力B電源は、ダイオード・ブリッジ部分から左右chで独立させています。

要するに、ブリッジ回路が5回路載っています。

このお陰で左右のセパレーションも良好です。

改造後の内部写真がこちらです。金色に光っているのがOdio Cap、銀色に光っているのがClarity Capです。

 

交換後は、予測どおり、低音が安定し、どっしりと地に着きました。きちんと中央に定位しています。

8Ω抵抗負荷でざっと特性を見てみましたが、周波数特性は、10Hz~100KHzあたりまでフラットです。

矩形波応答でも低域~高域まで問題ありません。リンギングも僅かです。

聴感上は、本当に美音です。清々しい透き通った音がします。低域も豊かで分解能も良いです。

トランジェントも良くて、気持ちが良いです。スカッとします。

嫌な音が無く、長時間聴いていても疲れないので、歪も少ないのでしょう。

ずっと聴いていたくなります。

このアンプは、6C33CやKT-88に比べると、熱量が少ないので、これからの時期に向いています。

ちなみに、出力管の6AS7Gには、「RCA製」を使用しています。ロシア製6H13Cも持ってますが、何か音が違います。


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RCAケーブルの製作 ~MOGAMI 2534 + Amphenolプラグ~

2017-06-04 12:28:04 | ケーブル

久々に、ケーブルを作りました。

組み合わせは以下です。

ケーブル:モガミ 2534

       有名ですね。日本が誇るケーブルです。日本の録音スタジオでも使われているとか。


プラグ:アンフェノール ACPL

  航空宇宙、ミリタリー分野の草分け的メーカー。70年以上の歴史を持つらしい。写真は後ほど。

   

作り方の手順はいつも通り。

少し忘れた部分もあるので、以前ベルデンを作った時の自身のブログを参考にしながら進めました。

http://blog.goo.ne.jp/kontakun_2010/e/74cb245f4787565ca9f827c66c24cdd0

参考のポイントは、外周の編みシールドの処理です。

上流側では信号グランドと編みシールドをショート、下流側では編みシールドは切り、どこにも接続しないこと。これは、アース・ループを作らないためでもあります。

ケーブルの方向は、ケーブルに印刷の文字の流れとしました。

 

ケーブル被覆を剥くと、この様になります。青2本、透明2本、編み線、樹脂線。

 

上流側:青2本を束ねて半田付けします。編み線と透明2本は纏めて半田付けします。

    樹脂線は根元で切り落としました。

 

下流側:青線2本、白線2本をそれぞれ束ねて半田付けします。

 

プラグに半田付けします。狭いので神経を使います。半田には、ケスター44を使いました。

 

Lch用の白、Rch用の赤ケーブルが完成しました。各2mですが、少し長すぎたかも?

 

アンプに挿したところです。

プラグの金メッキ、クロムメッキ、赤白の色合いがカッコ良いですね。

高級感があります。(本当はそんなにお金掛かってませんが)

 

実際に使ってみて、音質のほうは、使い始めは少しざらざらした薄っぺらい音でしたが、30時間も使っていたら、それも落ち着き、情報量が多く粒立ちの良い、鮮度の高い音を聴かせてくれています。

今はCDP~KT88PPアンプ間に使ってます。


製作が面倒な人は、アマゾンでも完成品が販売されている様です。

 

MOGAMI モガミ 2534 RCAピンケーブル Amphenol ACPL-C 2本ペアセット (1.5m)
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MOGAMI


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