My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

整流管6x4の交換(TUNG-SOL製)

2013-04-28 12:12:34 | 真空管プリアンプ

プリアンプの整流用真空管6x4を交換した。

今まで、GECのCV4005を調子よく使ってきたが、交換してから8ヶ月位が経過し、下の部分が少し黒ずんできた。

前回、TungsramのCV493からこの管に交換した時も、約8ヶ月使用後だったので、この位のサイクルで交換が必要かな。

この整流管は、使用時にかなりの高熱になるので、他の管に比べて寿命が短いと思う。一応、放熱シールドはつけているのだが。

それで、今回交換した球が、TUNG-SOLの6x4W 1963年23週製造のNOS品(Date Code:3226323-1)で、価格は、2,500円位。 USから購入した。

引越ししてから、初めての取引だったので、新しい住所に無事に届くか少し心配だったが、問題なく届いた。マンションの管理人にも、予め言っておいた。

 

中にはNoticeが入っており、内容としては、

 

「この製品は、古い管なので、目覚めるまで、時間必要で、その間には、変なノイズや音が出たりするが、それは、中の微生物が変化するためで、慌てる事はない。50時間位は様子を見てくれ。それでも駄目なときは返品を受け付ける。また、足に酸化物が付着することがあるが、その時は、カッターナイフ等で削ってくれ。但し、金メッキの場合は、この作業をしてはするな。」というもの。

 

割りと丁寧に書いてあり、返品の場合も理由を書くようになっている。

 

SellerのWebを見ても、一本一本丁寧に測定している動画が貼り付いている。信頼がおけそう。

黒プレート。クロメートメッキが施してある。

足(ピン)は割りと綺麗だったが、念のため、いつも通り、アルコールで洗浄し、CARDASを塗っておいた。

ゲッターは大型のOリング。

当時のオリジナルの箱付き。

 

交換後、音だし。

う~ん、違いが良く判らない。良くも悪くも無い、普通かな。

でも、これで、暫く使えそうだ。

6x4は、寿命が短そうなので、さらに4本組を注文しておいた。

来週くらいに届きそう。黒プレート、スクエアゲッター。

元々注文したのは、黒プレート、Oゲッターだったが、Sellerが間違えて$10高いスクエアゲッターの4本組みを送ったとお詫びのメールがあった。こんな事もあるんだ。でも、ちょっと得した。

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オイル・コンのエージングと音の変化

2013-04-27 11:34:41 | 真空管プリアンプ

先月末(3/30)に交換したオイル・コン(Paper in Oil Capacitor)ですが、いやはや覚醒するのに時間が掛かりました。

売ってくれた店長も「1ヶ月位は音が変化するので、大切な生き物の成長を見守る様に、気長に様子を見て下さいね。」言ってましたが、まさにその通りでした。

私の場合、平日昼間は、奥さんが、夜は私が聴くので1日計6時間、休日は、10時間位なので、1週間で延べ50時間位通電していることになる。

交換直後から20時間くらいまでは、前のブログにも書いたように、今までとは明らかに違う、いい音で鳴ってくれていました。

ところが、エージングが進み、約50時間~70時間位経過したところで、急に中抜けのスカスカの薄っぺらい音になってしまい、ボーカルも奥に引っ込み、「なんじゃ、この音は?」と思ってしまった。

一体何が起きたのだろうと思い、管を換えてみたりしたが、多少は改善するものの元の印象の音とは違い、酷く落胆し、悩まされた。

そして、その2日後、なんていう事でしょう! 今度は、しっかりとしたボーカル。

音離れも良い。

特に、女性ボーカルものを聴くと、とても良い。

私のお気に入りのダイアナ・クラールとかジェーン・モンハイトとか素晴らしい表現力。

太くて濃厚で艶っぽく、「ゾクッ!!」とする様な色っぽい魅力的なボーカル。

艶があり、丸みを帯びた、円やかなフルアコ・ギター。うっとりしてしまう。

繊細なシンバル。細かい音まで再現。

厚く力強い太鼓やベース。

ひとつひとつの音に存在感があり、ほかの楽器に消される事がない。

楽器はそれぞれの楽器らしく、ボーカルはボーカルらしく、鳴ってくれる。

音像の前後の位置感もある。


兎に角、今回、オイル・コンは、覚醒し本領発揮するまで、時間が掛かることを思い知らされた。

特に、このオイル・コンの場合、50年(半世紀)も寝ていたんですから。

また勉強させられ、いい教訓となりました。

オイル・コンを使うなら、200時間は投げ出さずに様子を見ましょう。

多分、スプラグ・ビタミンQ(Sprague Vitamin Q)なんかも同じでしょう。

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OMITE製無誘導巻線抵抗を使う

2013-04-13 16:04:03 | CDプレーヤー

2週間前にCDプレーヤーの抵抗をDaleのRS-2Bに換えたばかりだが、今度は期待の本命OMITE(オーマイト)の無誘導巻線抵抗を使ってみた。アメリカ製。

交換場所は、前回と同じ、真空管ECC88出力の初段のカソード抵抗。

750Ω 2Wを使用。秋葉原デパートの桜屋電機で購入。

外観は、カーボン抵抗に良く似ている。カーボン・モールド?

交換後は、この様な感じ。サイズ的にも、丁度良かった。

隣のDaleよりも少し小さい。

只今、エージング中。。。。。


そして約4時間エージング後に出てきた音は、これもまたストレートに音が出てくる。

情報量も多く、低域から高域までフラットである。嫌味の無い音、音が前へ前へ出てくる。

私は、DaleのRS-2Bよりも、このOMITEが好きである。

エージングが進むにつれて、これは凄い。やっぱり本命か?


他にも、抵抗を買っているが、いつ交換しようか?悩む。

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Dale巻線抵抗RS-2Bを使ってみる。

2013-04-06 11:03:57 | CDプレーヤー

前回の東京出張時に、秋葉原で購入したパーツのひとつを使って、音の変化を確認。

今回使用するのは、オーディオ・マニアの間では良く知られたDale製の巻線抵抗RS-2Bです。

抵抗値は750Ω。桜屋電機で購入。実測値は2本共、748Ω。

これをCDプレーヤーの真空管出力の初段カソード抵抗に使ってみた。下の回路図のL204(R204)の部分。

巻線抵抗は、あまり抵抗値の大きなものは無いので、現在使用している機器の中で使えそうな所は、この場所くらいであった。その構造から抵抗値の大きいものは造れないのであろう。

現在のDale製RN65DからRS-2Bに交換。

出力のカップリングコンデンサは、Dynamicapに戻している。

交換後は、今のRN65D自体も優秀な抵抗なので、そんなに大きな変化は無いが、音が素直、ストレートに出てきている様な感じを受ける。

中域、高域のシンバルの音は、若干歪み気味でザラついた感じ。これは無誘導では無いから?

情報量は、RN65Dと同程度。全体の音色は、RN65Dのほうは若干色づけされたされた感じ。

 

今後、抵抗交換の楽しみとしては、先日友人に頼んで、秋葉原で購入し送ってもらった抵抗が何種類かあるので、これらを試して見たい。

  OMITE無誘導巻線抵抗

  タクマンREXとREY

  Xiconカーボン抵抗。

あと、無誘導タイプのNS-2Bを入手し、この中高域の歪みがどう変化するかも試してみたい。背反として、今の力強さが失われるかも知れないが。


PS.

最近気になっているコンデンサ。

Auricapの新タイプAuricap XO。でも見るからに高そう。

Auricapのあのストレートでクリアーな音、特に強烈な高域がどうなったか?

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正体不明のコンデンサー ~WIMA製Black Box~

2013-04-05 11:10:07 | CDプレーヤー

CDプレーヤーの真空管出力の出力カップリングコンデンサーには、DynamiCapを使っているが、これを他のものに載せ換えてみた。

現在のDyanamiCapを載せた状態

きっかけは、プリアンプのカップリングコンデンサをオイルコンのAerovoxに交換して良い結果が得られたので、また、ちょっとコンデンサにも興味が湧いてきた。

そこで、以前使っていたWIMA製Black Boxに戻してみた。

ただ、このWIMAのBlack Boxに関しては、情報が少なすぎる。WIMAのHomepageを見ても載ってないし、Web上でも情報が少ない。私は、3年位前にeBayで香港の業者から入手した。Web上では中国語の書き込みが多い。

WIMAのフィルムコンデンサと言えば、一般的にはトレードマークの赤色のものである。また小容量のものであれば、黄色や緑色のものものもある。

しかし、この黒ケースのタイプは、あまり見かけない。レアである。

サイズもかなり大きい。

WIMA Black Boxに載せ換えたところ。

基板を組み込み。

このコンデンサは3年間眠っていたので、暫くエージングが必要であるが、交換後の間もない音は、中域が厚く、ちょっとふくよかな、柔らかい音がする。少しオブラートに包まれた様な感じである。情報量は少し欠損がある。そのため、ストリングスの響きがDynmicCapとは違う。DyanamiCapの方が綺麗に聴こえる。周波数特性がフラットでは無いと思う。高域が落ち気味か。

ただ、ジャズだけを聴くなら、このコンデンサでいけるかも。

そういえば、以前使って居た時は、これにAuricapをパラっていた事を思い出した。


しかし、このWIMA BlackBoxの製品に関しての情報が少なすぎる。

ポリカーボネイトだとかメタライズ・ポリプロピレンとも言う人がいるし、ウエットタイプだと言う説も(これは違うと思う)、fakeとも、WIMAの古いものでレア品だとも、本当のところは判らない、正体不明のコンデンサである。

http://www.diyaudio.com/forums/parts/14594-wima-black-box-audio-cap.html


私は、ロック~ジャズ~クラシック・ボーカルまで聞くので、このコンデンサでは難しい。

3日間で、また、元のDynamiCapに戻した。

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