My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

CDPのコンデンサ、抵抗を換装

2012-04-22 15:27:26 | CDプレーヤー

CDプレーヤーの真空管出力ブロックの電解コンデンサと抵抗を弄ったので、変更部品とその音質変化をレポートします。

その前に、製品の現物から回路図に展開したので、今回の改造に関連する部分を載せておきます。(片chのみです)

これはSRPPとカソードフォロワーの組み合わせと思う。間違いなら指摘をお願いします。

 

☆電解コンデンサ

実は、前回201の部分を元のニチコンからJJに変えて、結果が良かったので、続いて205の部分も載せ換えた。

但し、こちらは、同じ220uFだと、場所がなくサイズ的に載らないので、容量ダウンして100uFにした。これでも問題ないだろう。

結果は、前回と同様、最初は違いが判ったが、エージングが少し進んだところで、音がすごし篭った感じに、そしてさらにエージングが進んで、本領発揮!。高音も綺麗に、中音から低音にかけては、私好みの弾ける様な音に、無駄な音も無く、濁りが無くなった。低音が流れることが無い。エージングがもっと進むとさらに良く成るだろう。期待してますJJ。

☆抵抗

回路図の音に効きそうな19個の抵抗を交換した。所要時間は約2時間。  

取り外した抵抗は左の写真の酸化金属皮膜抵抗。あまり良さそうじゃないなと以前から気になっていた。

そして今回交換したのは、右の写真。定評のあるDale RN65D(1W)。コスパが良い。一個100円位。MJのCRハンドブックも参考にした。

 

交換前の写真。

 

JJの電解コンデンサ(左の4個)も写っている。本当は他の電解コンも換装したかったが、注文した発送業者が間違えて、47uFを送ってきてしまったので、今回は出来なかった。 

球はシーメンスのE88CCである。本物。

換装後はこんな感じ。見た目もいい感じになった。この茶褐色ボディが如何にも軍事用ぽくって良い。

 

ちなみに、ここに見えてるフィルムコン、オイルコンをついでに紹介しておく。詳細は以前ブログに載せている。

左の赤いやつ:DynamiCap --- カップリングにこれいいですね。今までの中では一番。全帯域フラット。

左写真の右に見える黄色いやつ:Auricap---小ぶりながら良い。高域が綺麗。ちょっとクセがある。電源用電解コンにパラ使用。

右の写真の黄色いやつ:JENSENオイルコン---電源用電解コンにパラ使用なので、良さが良くわかりません。

今回の抵抗、電解コンデンサの換装により、音のほうも、なかなか良くなった。バランスが良くて、曇りがなくなり抜けが良い。細かい音までクリアに再現する。そして私のよく聴く女性ボーカルが艶っぽく聴こえる。

抵抗でも結構変わるんだな、と体験できました。また1ステップ改善できた。成功!!お見事!!

こちらのエージングが進むとまた変化するんでしょうね。きっと。 

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MC275の12AT7をRCA スクエアゲッター、黒プレートに交換

2012-04-22 12:52:36 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

またまた、マッキントシュMC275の出力管のドライブ用12AT7をRCA製角ゲッター、黒プレートに交換した。

この球は大変希少で、オークションでやっと落札できた。そうは言っても$50ほど。では、その勇姿を見てください。

見ての通り、ブラックプレートでスクエアゲッターです。マイカも厚手2枚重ね。

音のほうも期待通り、なんせ音がしっかりしている。特に中域、ボーカルなどは、はっきり聴こえ、リアルである。ギターなんかもとてもはっきりと前に出てきて、艶やかである。これは良い。黒プレートだからと言って、冷たい金属質な音は無いですね。

今までの色々な球交換の経験から、ブラックプレートは、やっぱり間違いが無いですね。良いですね。スクエアゲッターは音に艶や丸みが出る様な気がしますね

今回、同時にRFT製12AT7(Westinghouseブランド) プレート3穴も購入して試聴してみたが、こちらは音が薄っぺらく、金属的な音がして、安物っぽく聴こえて、駄目だった。

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ダイヤモンド・ツィーター搭載スピーカー

2012-04-08 12:10:54 | スピーカー

以前にも書きましたが、私が使っているスピーカーは、ダイヤモンドツイーターを搭載したトールボーイタイプである。

USER MiniDancer One。重さも30kgオーバー/本である。

このスピーカーのネットワーク部品を弄ってみたくなり、中を開けて見たが、やっぱり手ごわい。

基板を外すのも大変、回路と配線がどうなっているのかも良くわからない。

部品は、一応、米国製の良さそうなものを使っている。

一旦、見るだけで、改造は諦めて、そのままにして、また蓋をしてしまった。

一応写真は撮ったので、アップしておきたい。

 

 

 

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MC275の出力管をWinged C 6550Cに交換

2012-04-08 11:57:00 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

マッキントッシュMC275の出力管をSED Winged-C 6550Cに交換したのでレポートします。

先日、Tung sol(Reissue) 6550を落として壊してしまってから、Gold Lion(Reissue) KT88で暫く聴いていたが、やっぱり6550の音が聴きたくて、SEDの6550Cを手配していた。

手配先は、米国の業者(CTech)ではなく、英国の業者である。理由は、物は多分同じものだろうと思い、英国の方が、ユーロ安のメリット、単価自体、送料が割安だったためだ。

確かに、到着まで2週間位掛かったが、梱包も丁寧で問題なく、無事に届いた。エアキャップに包まれ正規のBoxに入っていた。

 

本体を取り出し、ロゴの印刷を見ると、アレ? 予想していたものと、印字が違う。

 

印字が黒なのだ。SEDって、シルバーで「C」に羽根が生えたロゴじゃなかったか?私が持ってる他のSEDと違う!。注文の時に写真で見たロゴは確かにシルバーだった。 でもまあ、Svetlane Made in Russiaと書いてあるし、違うものもあるだろうと楽観的に考えることにする。見た目はちょっと悪いが仕方ない。

でも念のため、もうひとつのSvetlana製(「S」ロゴ)と間違ってないか、さらに、良く観察する。。

 

この球、中を良く見ると、プレートが2枚構造になっている。

両者の違いは、「S」ロゴのものはプレートの穴が丸なのだが、今回、私が入手したものは角穴である。

多分SED製「C」ロゴ品に間違いないだろう。

しかし、この「S」ロゴと「C」ロゴの経緯は、何回調べても、複雑で良くわからない。兎に角、今は「C」ロゴの方が値段が高い。

だから良いと言う訳でも無いが。

http://www.boiaudioworks.com/article_svetlana.php?language=ja

今回、4本マッチドペアでNOS品を入手。一本づつ黄色いパッチが貼ってあるが、マッチングを採った意味かな。

そして、端子をアルコール消毒した後、いざマッキンに装着。

今までの達磨と違い、見た目もなかなかスッキリしていてよい。

 

肝心の音であるが、鳴らし始めて、1週間が経過した(約50時間)ので、やっとインプレッションレビューが出来る様になった。

付け替えて最初は、いつもの事だが、何だか篭った様な、歪っぽい音がして、失敗したかと思った。真空管をまともに評価するまでには時間がかかるので苦労する。失敗と思っても50時間位は様子を見る必要がある。

今では、以前私が使っていたTungsol6550、GoldLionKT88の上を行っている

まず音の厚みが全く違う。低音、バスドラ、ベースが「ドスン!ドスン!」って鳴る。中域から高域も良く出ている。

これで、私が聴くようなロックとかジャズを鳴らすと、迫力があってとても良い。シンバルの音も今までとはちょっと違う。

一度、KT88に戻して聴いて見たが、やはりこれを聴いてからでは、物足りなく感じる。 もう、暫くはKT88には戻れない。

2枚プレートが何か重要な意味があるのか?私には良くわからない。

ちなみに、今回良く聴いたのは、レプタイル/エリック・クラプトン(HDCD版)。HDCD版だけあって音が良い。

もうひとつ、分った事がある。

この6550Cを直接ドライブする球12AZ7は、12AZ7ではなく12AT7の方がより良い結果が得られる。

多分、12AZ7ではドライブ仕切れないのだろう。

今は、12AT7 Brimar BlackPlateを使っている。

 

これ以外にも、RCA製とRFT製の12AT7 BlackPlateを手配中である。

現品到着次第、試して見ようと思う。 

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USB DDC musiland 01USDのDriver更新

2012-04-06 00:24:24 | PCオーディオ

こちらは、昨日から日曜日まで5連休です。4月4日で子供の日らしいです。

またオーディオ三昧と行きたい所ですが、ネタ(材料)を準備していませんでした。ちょっと残念。

Winged 6550Cも入手しましたが、只今、エージング中なので、インプレッションにはまだ早い。

そこで、USB DAC/DDC周りをちょっと気にして見ました。

 

また、Musilandの新しいDriverが出ている!!!。

MICyMon_2.3.0.0_build20120302.exeである。

先日まで、beta版のフォルダにあったので、そろそろ出るだろうなとは思ってた。

そして、30.Mar付けで正式版が公開になりましたので、早速、インストールしてみました。

このDriverは、ここ↓にあります。

http://www.musiland.com.cn/downloads/drivers/

インストールは簡単です。exe fileを実行して、手動でインストールすれば、勝手に以前のものと置き換えてくれます。

このとき、Musiland本体はPCから外しておく事に注意が必要です。

インストール後、Musilandを接続すると、自動でUSB機器の認識が始まります。

まずは、デバイス認識ですが、私の場合、いつもここで「機器が認識できません」となりますが、

その他は「使用準備が出来ました」となるので、気にしないで使ってます。

インストール、接続が完了して、音出し。問題なく音が出ました。

そして、音は、今までのDriverより、格段に音質が向上しています。

音は透明感が増し、左右の広がり、分離も良い。低音も締りがあり、自然にベースが鳴っている、出ている。

詰まった感じがひとつも無い。高域も今までの様な、耳につく、突き刺さる様な感じが無くなっている。

聞いていて心地良い。

これは、Driverを更新しなくては損である。

このMusilandは、XILINXのFPGAを使って信号処理しているので、Driver次第でいつでもUpdateできるのが利点である。これからも、まだ、Updateがあるのだろうか?

でも、この音作りは、音に精通した人が居ないと出来るものでは無い。中国にもすごい人がいるのだろう。

この今回の音作りは、マスタリングエンジニアのレベルの音の様に思えてしまう。前のDriverと比べると、古いCDをリマスターした様な音の違いである。(大げさかな?)

私は、OS Windows7のFoobar2000で96KHzにupsamplingして、MusilandのDriverを192kHz、160msにしていますが、音が途切れることも、ノイズが入ることもなく、鳴らせてます。Foobarでも192kHzにも出来るが、出てくる音は私には合わなかった。

因みに、DACは、自分で改造したDAC Zeroを使ってます。

このMusilandは、皆さんもご存知のように、とてもコスパの高いDDC、DAC、Headphone Ampなどを発売している中国のブランドです。 雑誌等で取り上げられる事は少ないですが、マニアの間では評判が良い事で知られてます。

USBの転送には、一般的にはアイソクロナス転送をするが、Musilandはバルク転送するので、bit欠けが無いのが特徴である。なので、当然だが、youtubeなどの映像と一緒には扱えない。

このMusiland 01USDは、今度、Refleshして、New Versionが出る様です。

http://hifiduino.wordpress.com/2012/03/23/new-musiland-01usd/

32bit 384KHz  USB3.0 Win8対応。 そのほかにもVer. upされている様です。

こちらも気になります。

さらに、CDP?CDトランスポート?も発売される様です。

http://hifiduino.wordpress.com/2012/03/19/musiland-03-dragon-and-cd11t/

これも気になります。

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Mullard(ムラード)がお気に入り

2012-04-01 11:31:24 | 真空管アンプ

最近Mullardの真空管がお気に入りである。

プリアンプの出力段12AU7にもムラードCV4003、MC275の12AX7(ECC83)にもムラードのCV4004、2段目の12AU7にも、又CV4003を使っている。特にこのBOXプレートは、他の球と一線を画している。

繊細で綺麗、それでいて余韻をいつまでも残し、空気を感じる。

全て、Mullard Blackburn工場製造のものである。これが、良く今までNOSで綺麗な形で残っていたものだなと関心する。でも、自分のものになると嬉しくなる。地下シェルターにでも保存してあったのだろうか。

この様なVintageの真空管って、いつまで手に入るのだろうと、いつも心配してしまう。

そこで、Blackburnってどんな工場だろうと思って、Youtubeで探して見ると、有った、有った! 貴重な工場の製造工程を記録した映像が有った。

興味のある人は、このキーワードで探して見てください。

「Mullard - Blackburn Vacuum Tubes Factory」

そこには英国の紳士が、真剣に真空管を組み立てている姿が映っています。ほんと、それを見ているだけで、また信頼しちゃいますよね。

益々、Blackburn好きになってしまいます。

BrimarとかMarconiの真空管でも、この工場で作ったものがあります。

Vintage品って、やっぱりReissueや、最近作ったものと、音が違いますよね。

Blackburn工場に感嘆。凄いぞ。今見ると涙もんだ。Mullardのエンジニアに敬意を払う。

今や全部機械化で、こんな丁寧な仕事はないだろう。殆どが中国、ロシアで作っているし。

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