My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

レコードプレーヤーを購入!ターンテーブル(Thorens TD320Ⅱ)+トーンアーム(SME3009)

2018-04-29 13:45:51 | レコードプレーヤー

やっと、レコードプレーヤーを買うことが出来ました!!!。


レコードプレーヤーのグレードアップすべきか? となると、どれが良いか?

悩むこと、かれこれ1年以上。そしてこの度、やっと購入に至りました。

これで、やっとレコードプレーヤーの新調が出来ます!!!

今回、購入したレコードプレーヤーは、

 ターンテーブル:トーレンス(Thorens)製 TD320 markⅡ Made in Germany

 トーンアーム:SME製 3009 Series2 improved Made inEngland

の組み合わせの中古品です。オークションで落札しました。

SME製のヘッドシェル、シュアー製カートリッジM44GXも付いていました。

 

今までの狙いが、デノン→マイクロ精機→トーレンスと変遷し、最終的に意中の物を手に入れる事が出来ました。

海外勢で固めた憧れの名機と言うことになりました。勿論、100V仕様となっています。

 

しかし、この機種は、調整が大変で手間がかかります。

きちんと調整しないと本来の持ち味の音が出ないそうです。

私の備忘録として、以下に、組み立て~調整~磨き上げまでを書き留めておきます。

尚、調整は未だ途中です。続きは次回に書きたいと思います。

かなり手が掛かりますが、この過程もオーディオの楽しみですね。

早く音を出して聴きたいのはやまやまですが、そこはぐっと堪えて、ゆっくりと取り組みたいと思います。

それでは組み立てから。

<組み立て>

○ターンテーブル

Webサイトの記事を参考にしながら、組み立てました。

組み立て前。

プラッター。左が外側、右が内側になります。

内側プラッターのスピンドル部拡大。太いですねぇ。

これをフレーム(シャーシ)に乗せて、ベルトを掛けます。ベルトはおそらく?純正のものが付いていました。

ベルトを掛けたところ。

これに外側のプラッターを乗せます。

これに、ゴムマットを乗せて、取り敢えず完成です。

○トーンアーム

トーンアームはすでに設置してありましたが、ウエイト等は輸送上の都合で取り外してありました。

ウエイトとアンチスケーティング用の吊り錘を取り付けます。

取り付け後の完成状態。

別アングルで。それにしても美しいです。流石、世界で一番美しいトーンアームと称される事も頷けます。

オーディオは、見た目も大切ですね。所有していることの喜びもあります。

SMEのロゴです。3009とだけ書いてありますが、形状から調べると「S2 improved」になりそうです。

なにぶんにも初めて手にしたので、調査も時間が掛かりました。

 

○シェル、カートリッジ

取り付けてありました。シェルはSMEの初期ロゴ?

カートリッジはシュアー製M44GX。これ、希少品で、スタジオ仕様品だとか。

この状態で音を出してみました。左右両チャンネルから、しっかりと音が出ていました。


それでは、次に調整です。ひとまず音だし確認が出来たので、また分解して調整します。

 

<調整>

こちらもWeb上の記事を色々と探し読み学習して実施しました。時間が掛かりました(汗!)。

○フレーム高さの調整

フレームは、トーレンスの特徴である2分割構造になっています。

メインフレームにモーター駆動部、吊り下げ式フローティング・サスペンション構造のサブフレームにプラッターが乗っています。

調整は、このサブフレームがメインフレームと同じ高さで、しかも水平になる様に調整します。

下の写真の3箇所のネジで高さ調整をしますが、これは実際にレコードを再生する状態、つまりプラッター、ゴムマット、レコードの載った状態で調整しなければなりません。

ところが、その状態だと、左側のネジ穴だけが隠れてしまいます。

仕方が無いので、このネジだけは、下の写真の状態で目分量で調整するしかないです。

私は、全てを乗せた状態で、プラッターとフレームの隙間から金サシを入れて確認しました。

 

○トーンアームのゼロバランス調整

まずインサイド・フォース・キャンセラーの釣り糸を外し、針圧調整用のサブ・ウエイト(黄色丸)を一番奥まで持って行きます。(写真はすべて針圧調整まで終わった状態です)

次に、メインウエイト(黄色丸)を動かし針圧が「ゼロ」、ヤジロベエのバランスが取れた状態にします。

 


○ラテラルバランス調整

先ほどのヤジロベエの吊りあった状態で、メインフレームの後ろ側を持ち上げてみます。

すると、トーンアームが内側に動き出します。←バランスが取れていません。

サブ・ウエイトが乗っている軸を左右に動かして、バランスが取れている状態、つまりフレームを傾けてもトーンアームが動かない状態にします。(写真はすべて針圧調整まで終わった状態です)


○針圧調整

やっと針圧調整が出来ます。

調整には針圧計を使います。私が使ったのは、これ↓です。

Signstek ブルー背景色電子針圧測定器 デジタル LP ターンテーブルフォノカートリッジ 日本語取扱書付き
←Amazonに移動が出来ます。
Signstek

 

 一応、サブウエイトの軸部に針圧の目盛りが刻んでありますので、それを目安に錘の位置を動かします。

1目盛り0.25gだそうです。

 

○アンチスケーティング(インサイドフォースキャンセラー)調整

先ほど外した吊り糸を軸に引掛けます。取り敢えず、一番少ないところにしました。

吊り糸はアームに対して垂直に出る様に調整。

 

○回転数

ストロボスコープを使って回転数を確認しました。

確認用のマットを持っていませんでしたので、FIDELIXさんのスコープ・マットを印刷して使わせて頂きました。

光は、豆電球を使いました。

結果は、ここ60Hzで33回転、45回転ともにピッタリと合ってました。

ここの調整となると、裏蓋を開けて、また一苦労だったのですが、助かりました。

 

<磨き上げ>

木目フレームとトーンアームを磨き上げ、綺麗にしました。

使用したのは、家具磨きシート、磨きクロス、3Mマイクロファイン(スポンジ研磨)、無水エタノールです。

全体

トーンアーム

う~ん。美しい!

出力ケーブルのプラグも綺麗にしました。

 

出力ケーブルのプラグも綺麗にしました。

<スピンドルにオイル注入>

スピンドルにオイルらしきものが何も塗布されていませんでしたので、手持ちの特別なオイルを1滴だけ軸に垂らしました。スムーズに回る様になりました。 

今のところ、一旦ここまでです。

 

この後は、

①ベルト交換:

 テーブルを回し、ストップした時に、ベルトが外れる事がしばしばあるので、ベルトの緩みと思い、新品を現在手配中です。寿命はだいたい2年位らしいです。

②カートリッジ交換:

 カートリッジを手持ちのシュアー(SHURE) V15 typeⅢに交換予定です。

 交換したら、アームの調整が、また最初からです。

 

本格稼働まで、まだ作業が続きます。

でも、この時が楽しいですね。

車でも、往年の名車は調整、メンテが大変ですからね。 。。

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レコード・プレーヤーのインシュレータを作ってみました。

2018-04-21 12:00:26 | レコードプレーヤー

私の使っているプレーヤーは、元々の製品の足に付いていたインシュレーターが経年変化で既にヘタリ使い物にならなくなっているので、今迄は足にソルボセインだけを敷いて凌いでいました。

これを今回は少し耐振強化してみました。

まずは、ソルボセインに、東京防音のハネナイトシートをプラス。

このハネナイトシートは、元々スピーカーに敷くために購入したもの(100mmx100mm)で、これを4分割に。

左がハネナイトシート、右がソルボセインです。

これを重ねます。

プレーヤーの足元へ設置。

結果は、効果のほどは良くわかりません。


ついでなので、さらに耐震ゴム(手持ちの余っていた物)を重ねてみました。

   (表)        (裏)

   

プレーヤーの足元に敷いたところ。3段重ねになりました。

効果のほどは、こちらも良く分かりませんが、低音が気持ちだけ?素直に出てくるようになった気がします。フラシボ効果で、そう感じるだけかも知れませんが・・・。

参考にならない記事ですみませんorz。


東京防音 オーディオ用振動抑制シート ソルボ・インシュ TSS-5300 300mm×300mm×厚5mm 1枚入
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東京防音 オーディオ用防振シート 粘着付ハネナイトシート C-360 黒 100mm×100mm×厚2.5mm
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アナログ・レコード 45回転と33回転の音。

2018-04-15 13:08:42 | レコード

最近またシングル盤レコードを買い漁っています。

購入しているのは、1970年後半~80年代の歌謡曲。

山口百恵、太田裕美、中森明菜、小泉今日子など。。。

山口百恵、中森明菜は、すでにベストアルバムを持っているので、ダブりもありますが、何故またEP盤を買うのか?

それには訳があります。

その時々のジャケットの楽しみ、値ごろ感、そして重要なのが音質です。

ポップスは、とにかく音が抜けが良く音圧高く音が弾けなければ、聴いていて楽しくないです。

 

回転数45rpmと33rpm(rpm=revolution per minute)の違い。EPとLPの違い。

私が聴いた感じでは、45rpmの方がダイナミック・レンジが広く、音圧レベルも高い。

これは、歪ませずに刻み込めるレンジが広く取れるから?。

単位時間当たりで考えると盤の溝に沢山の情報を詰め込む事が出来るから?。

要するに、同じの溝の長さに、より多くの情報を刻む事が出来るから?。

この事は、ハイレゾの考え方と同じ。と単純に思った。

しかし待てよ。物事の理屈はそんなに単純ではなかった。

線速度で考えれば、30cmLPの最外周では回転数が33回転でも、計算上では17cmEPの最外周よりも速くなる。

となると、溝幅の違いは?

これは、明らかに17cmEPに1曲だけの方が溝幅を広く取れる。

よって、ダイナミックレンジも広く出来る。特に、低域では溝の左右振れが大きくなるので有利だろう。

例えば、洋楽のオリジナル盤の音圧が高いと言われている盤には、日本盤などに比べて、音溝が内周ぎりぎりまで掘られているものがあります。これは溝幅を広くしているためでしょう。

これは、テープレコーダーでも同じ事が言えます。

オープンリール・テープは、カセットテープに比べ、テープ幅が広いし、走行速度も速い。

だから、マスターテープの制作は、幅の広いテープを使い、走行速度(線速度)の速くして録音しているでしょう。

レコードの場合のEPとLPの違いは単純に音溝の幅の広さだけ?

 

45回転EPと33回転LPとどちらが音が良いか?

Web上では様々な意見があり一概には言えない様ですが、

私が聴いた和ポップスに限れば、45rpmのEP盤を聴いてから、33rpmのLPを聴くと、どうも大人しく、迫力が無く、物足りなく感じます。

これは、今回聴いた中森明菜や山口百恵のシングル数枚(10枚以上)とそのベスト盤LPを比較試聴した感想です。

もっとも、ベスト盤同士でもその種類によって音質が微妙に違うので、マスタリングの違いやカッティングの違いの要因があるかも知れませんが、、、。 う~ん、奥が深いですね。。。

纏まりのなく、取り留めもない話になりましたが、皆さんはどう思われますでしょうか?

 

参考までに、現在日本で唯一アナログレコードを製作されている東洋化成の記事もありましたので、読んでみてください。

http://www.toyokasei.co.jp/record/qa_detail.html

 

インタビュー記事

https://soundrope.com/blog/cuttingengineer-interview1/

 

PS.今度、マイクロスコープを使って、EP盤とLP盤の溝幅を覗いてみようと思います。差が分かるかな~?

 

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カセットデッキ ティアックV-5010のアジマス調整

2018-04-13 11:41:58 | カセットデッキ

我が家の物置部屋の棚を整理していたら、こんなカセットテープが見つかりました。

メモワール/中森 明菜 ベスト

 

1983年発売なので、恐らく社会人1年生くらいの時に購入したものでしょう。

この頃から明菜ちゃんが好きだったのだろう。。。

このアルバムは、明菜ちゃん5枚目のアルバムで、それまでのベストアルバム。

「スローモーション」「少女A」「セカンドラブ」「禁句」「1/2の神話」などが収録されている。

早速、一昨年に修理したカセットデッキで聴いてみる事に。

市販テープなのに、今一つ音が良くない。あれ?

そう言えば、修理した時に、調整を忘れていたことがあります。

それは、アジマス調整です。

アジマス調整とは、テープとヘッドの当たり角度の調整です。この調整が甘いと高域特性が落ちます。

私は社会人のスタートは、カセットデッキの設計でしたので、この辺りは少し詳しいです。

調整には、本来は測定用リファレンステープ(TDK製だったかな?)を使うのですが、そんな物は今や手元にありません。

そうなると、あとは、自分の耳を信じて調整するしかありません。

調整箇所は、このデッキ(ティアックV-5010)の場合は、下の写真の黄色で囲んだ部分のネジ(ヘッド右横)です。

ここを左右に回し、高域が良く出る様に調整します。

また、テープを裏返し、両面とも音が良くなる様にバランスを取りながら調整していきます。

近くにヘッドがあるので、調整には磁化されていないドライバー(出来ればセラミックドライバー)を使う必要があります。

何度か繰り返し、調整が出来ました。やはり環境の温度による経年変化等でズレていた様です。

調整後の音はと言うと、アナログの音ですね。レコードと似たような雰囲気がありますね。

ただ、音質はアナログレコードほど良くはありません。

記憶が定かでは有りませんが、確かカセットテープは、高周波バイアス(80KHz??位だったか?)を掛けて録音し、再生時にフィルターで高周波成分を落としていたように思います。

なので、高周波特性はそんなに良くないと思います。

取り扱い説明書も見つかりました。

これによると、周波数特性はノーマルテープで15Hz~18KHz±3dBとあります。

また、SN比はドルビーB NRで70dBとあります。

いや~、テープのアナログも良いですね。

今のデジタル時代と比べると特性は良くありませんが、懐かしみながら聴いています。 

 

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お薦め本「音楽の聴き方と作り方」 ~耳を鍛える~

2018-04-08 12:33:27 | 音楽

今日は、音楽好き、またオーディオに興味を持つ人にも参考になると思われる書籍を紹介します。

必ず得るもの、考えさせらるものがありますので、読んで損はないと思います。

その本がこちらです。↓ 画像をクリックでAmazonに移動が出来ます。

マスタリング・エンジニアが教える 音楽の聴き方と作り方 (CD-EXTRA付き)
小泉 由香
リットーミュージック

私がこの本を読んだのは、かれこれ6年位前でしょうか。

巷にある一般的なオーディオ雑誌、評論雑誌よりも参考になりました。

最近、アナログ・レコードとデジタル音源が同居する中で、そういえばこんな本があったなぁと思い出し、本棚から見つけ出しました。

マスタリング・エンジニアの小泉 由香さんが書かれています。

彼女は、EXILE、Bz、葉加瀬太郎、坂本龍一、渡辺貞夫など、JPOP、ジャズ等、沢山のマスタリングを手掛けておられるそうです。

内容は、とても読みやすく理解しやすい内容です。上のAmazonで「なか見!検索」が出来ます。

 耳を鍛える

   ここでは音楽をスピーカーで聴くことの重要性を言及

   音楽の立体感、臨場感、リアルさ(上下左右、定位、位相、奥行き、音圧)の確認

    --録音現場と同じ環境で再生するために。

 ・マスタリングの実際 

   スタジオでトラックダウンした音源からCDが出来るまでの実際の作業が書かれています。

    マスタリングでどの様な処理(EQ、コンプなど)を施して、リスナーに届く音作りをしていくか。

    作業現場のシステム構成についても触れてあります。

    私がスチューダーの録音機器を知ったのも、ここかも知れません。

 ・マスタリングについての対談

   ハイレゾ時代のマスタリングについても語られてます。

 ・音楽制作に役立つ常識

   音離れをよくする、音場を広くする

   電源、ケーブルの扱いについて

   など。

 ・付録CD

   マスタリングの様々なケースが収録されています。

   自分の耳のレベルを知り(聴き分けができるか)、耳を鍛えるのに良いです。

 ・お勧めのCD数枚が紹介されています。

 

私自身、かなり勉強になりました。

これを読んでからは、音楽に対する接し方も若干変わってきました。

何気なく聴いてる音楽ですが、ひとつの楽曲がメディアとして市場に登場するまでには、アーティストだけではなく、プロデューサー、沢山のエンジニアの手を経て生まれてくるので、それらをトータルで考え、それぞれの人の製作、音作り意図まで忠実に再生できたら素晴らしいだろうなと思うようになりました。

そこから、アナログ時代にアナログ音源で録音された楽曲はアナログで再生、デジタル時代にデジタルで録音された楽曲はデジタルで聴くことが本筋だと考える様になりました。

アナログ時代に録音されたものをデジタル音源化したものは、リマスタリングが入るわけで、そこには一般的にその当時とは違うエンジニアが新たな処理を施すわけで、それは厳密に言えばオリジナルとは違ってきます。

しかし、これは私個人の考え方ですので、それが絶対だとは言いません。

アナログ時代の楽曲を綺麗な音で聴くと言う楽しみ方もありますので、何に重きを置くかはケースバイケース、また人それぞれでしょう。

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夏場に向けてアンプを入れ替えました。

2018-04-04 11:31:31 | 真空管アンプ

桜も開花、気温も上がって、昨日は最高気温が26℃にもなりました。

これから気温が上昇してくると、我が家の様な狭い部屋での真空管アンプ使用は、人間居住環境的に苦しくなってきます。

そこで毎年の様に、この時期になると発熱の大きいFOX-BAT 6C33Cは、一旦お休みさせます。

KT-88(実際には6550Cを搭載)のプッシュプル70Wに交代させました。

最下段左側のアンプがそれです。その右側はFOX-BAT 6C33Cシングルです。

実際の消費電力がどれくらい違うのか実測比較してみました。


FOX-BAT 6C33C 

 ヒーターのみ通電:117W

 B電源ON:203W

 

KT-88 PP

 115W  


結果は、

KT-88PPは、6C33Cのヒーター通電のみと同じくらいの消費電力で、総電力比較で6C33Cの約57%となりました。

部屋の温度上昇も抑えられている感じがします。

尚、音質のほうは、暫くお休みさせていましたので、本来の調子に戻るまでは1週間はかかりそうです。

6C33Cの場合では、お休みさせた後の復帰は、それ以上の時間がかかります。

 

AC電源の消費電力測定には、こちらを使いました。

ELPA(エルパ) 簡易電力量計エコキーパー EC-05EB 1654300
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
朝日電器

 

 

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アナログレコードのオリジナル盤を探し求めて。(ERIC CLAPTON DECCA盤)

2018-04-03 10:06:22 | レコード

アナログ・レコード(黒い円盤)の音って良いですよね。

CDやダウンロードなどのデジタル化したソースよりも、音の鮮度、深みが違いますよね。

そして、私が最も違いを感じるのは、音楽の躍動感ですね。

デジタル化したものは、確かにノイズも無く、音も綺麗に聴こえます。

が、どうしても機械的な音で無機質に聴こえてしまい。人間臭さが無くなっている様に思います。例えるなら無農薬野菜?。無農薬野菜は健康には良いですが。演奏に多少ノイズなども含まれたほうが、生なましくて良いでしょう。

 

最近の元々デジタル処理された音楽は、その状態で聴くほうがが良いと思いますが、元々オリジナル音源がアナログテープのマルチトラックで録音されたものは、アナログで聴く方が断然良いと思います。

元々アナログのソースをデジタル化すると、たとえハイレゾ、DSDにしようとも、結局不連続な音で何か大事な物が削ぎ落された様で楽しみながら聴き入る事が出来ません。

私もアナログ音源をAD変換しデジタル化したことがありますが、そのままでは今のCDの様なメリハリのある音、高音質な音にはなりません。何かしら、コンプレスとか、イコライジングの処理が必要でした。

恐らく、最近のリマスター音源もその様な処理をもっと緻密に行っているのでしょう。

 

そもそも、音楽ソースのデジタル化は、扱いやすさ、だれでも簡単に同じ高音質で聴ける(ソースの劣化がない)と言うことからスタートしたものですから、どちらかと言うとモバイル用途で、マニア向けのハイファイ・オーディオ用途ではなかったのでは、と今更ながら思います。

CDDAの規格にしても、16bit/44.1kHzで決めてあるわけですから、DA変換した後にいくら性能の良いアンプを持ってこようとも、片ch当たり量子化レベル8bit(256レベル)/サンプリング周波数22.05kHzでそれ以上の音にはなり得ません。有るとすれば、高次サンプリングした後のフィルタリングのノイズ残り?

一方で楽器の音や自然界の音には、2次、3次、・・・高調波、を含め、それ以上の音が存在するわけで、CDDAの規格ではその成分は完全に削ぎ落されてしまっています。22.05kHzの音であっても正弦波の場合であって、歪んだ波形の場合は正確にはサンプリングができません。

以前の記事で、ハイパーソニックエフェクトの事を書きましたが、医学的にも、人間の耳には聞こえないけど、肌で感じる事で、基幹脳神経を刺激して、心地ち良く感じるという研究結果もあります。

この事も関係して、ハイレゾ化の技術が進んでいますが、全てはいかに連続性のある音に近づけていくか、高周波成分まで再生するかと言うことだと思います。

CDDA規格では、22.05kHz以上は完全にカットされ、それ以上の周波数は再現しませんが、アナログであれば、再生装置がヘボくてもそれ以上の周波数も穏やかに減衰していくだけで、完全に切れたりはしません。

私はアナログ絶対主義者でもありませんので、ハイレゾ技術が進むなかでデジタルにアンチテーゼを申すつもりもありません。実際に私はデジタルソースも楽しんでいます。

デジタルにはデジタルの良さ、アナログにはアナログの良さがあるので、それぞれ使い分けをして楽しめば良いと思います。オーディオは個人の嗜好、楽しみが基本ですから。

アナログは古き良き時代の音源を現代にいかに再生するか、デジタルはこれからの益々の技術の進歩が楽しみです。

 

話をアナログ・レコードに戻して、

アナログレコードは、コピーする毎に、元のデータ(ソース)は劣化していきます。

テープにしても、プレス型にしても、そうです。ここがデジタル音源と違うところです。

したがって、オリジナル、初版に近いほど、音の鮮度が高いです。

初版を調べるには、「Discogs」が便利です。

https://www.discogs.com/John-Mayall-With-Eric-Clapton-Blues-Breakers/master/30199

他には、内周無音部に刻まれている「マト番号」です。スタンパの版数を知る事ができます。

また、洋楽の場合、録音場所、マスターテープがどこで作られたかでも違います。UKでマスター録音されたなら、UK盤の方が鮮度が高いです。

ところが、マスターテープをUSに送りUSでラッカー版が作られるケースも稀にあるので注意が必要です。と言ってもその当時の事を辿ることは難しいですが。

しかも、オリジナルのテープからラッカー盤にカッティングする時のカッティング・エンジニアによっても音が違うので、これも話を面倒にしています。有名なエンジニアの場合には内周の無音部に刻印があります。

同じ題名のアルバムでも、カッティング・エンジニアが違うバージョンが存在する場合もあります。

 

前置きが長くなりましたが、

今回は、高音質で有名な「DECCA(デッカ)」レーベルの、これもロック・ファンの間では有名な「Blues Breakers John Mayall with Eric Clapton」が2種類揃ったので紹介します。

まずは、ボックス・デッカです。DECCAの文字が囲まれているもの。

内袋

ジャケット(表)

ジャケット(裏)

さすがに、DECCAだけあって、これでも充分良い音がします。

 

次に、本命の通称「OPEN DECCA オープン・デッカ」、DECCAの文字が囲まれていない(オープン)のものです。

こちらが、ステレオ盤の初版になります。

モノラル盤もありますが、高価で手が出ません。赤ラベル。

 

内装

ジャケット(表) 色が濃いです。

ジャケット(裏)

 聴感上は、やはりこちらの方が鮮度が高いです。

クラプトンが目の前で演奏している様です。

エリック・クラプトンのこの頃が一番元気で良いですね。愛聴盤です。

 

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