My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

Chromecast with Google TV HDを購入とその音質について

2023-04-22 13:23:32 | ネットワークオーディオ

今更ながら『Chromecast』なるものを購入してみました。

最近購入したテレビはGoogle TVなのでChromecastは必要ないのですが、オーディオ・ルームに設置している少し古いテレビ用として購入しました。

きっかけは、WBCを観るために『Amazon Prime』の無料体験を申し込んだため。1か月前。

Amazon Prime Video自体はBDプレーヤーで観る事が出来るのですが、この機会に他のアプリや機能も楽しめる様にと購入。

オーディオ・マニアとしては、WBC終了後は『Amazon Music Unlimited』の無料体験にも加入し、使い勝手や音質をテスト。

この『Amazon Music Unlimited』は、一億曲以上が聴き放題、しかも提供される音源は、殆どが可逆圧縮FLACという事は、再生時はCDと同等以上、配信音源の最大は24bit/192kHzの様です。

私自身、ストリーミングは非可逆圧縮(MP3,AAC等)が多いのでどうかな?と思っていたのですが、これなら期待が出来る。

実際にChromecastをAVアンプのHDMI入力に挿して『Amazon Music Unlimited』をストリーミング再生してみる。

う~ん、音質は悪くない。

ただ再生音源を画面上で確認してみると、配信音源は24bit/96kHzなのに、現在の音質は16bit/48kHzになっている。あれ? 端末の性能も16bit/48kHzになっている。AVアンプは24bit/192kHz対応なのに。

よく調べると『Chromecast with Google TV HD』は16bit/48kHz Max.の様です。まあ、映像のストリーミング再生がメインですからね。仕方ないです。

気を取り直して、PCに『Amazon Music』アプリをダウンロードして再生してみる事に。

PCから手持ちのDACにUSB接続。USBの受けはXMOS、DACはESS9018です。24bit/192kHz対応。

しかし、アプリを起動し実際に再生してみると48kHzとなっている。あれ~??

Web上で更によく調べると、『Amazon Music Unlimited』がハイレゾ24bit/192kHzで再生できるDAC等の機器は限定される様です。Marantz、TEACは対応。

しかし16bit/48kHzでもCD音源(16bit/44.1kHz)同等、ロスレスなので、音質は良いです

しかも1億曲以上あるので、マイナーな曲でもストリーミングで聴く事が出来て便利です。CD等の物理メディアで販売されていない音源もある。

これで聴くのも良いかもと言う感じです。さすがAmazon!!!

 

もうひとつ気が付いた事があります。

このChromecastが発する電磁波が凄いです。かなりの量が出ています。

すぐ傍にある真空管フォノ・アンプ(ゲイン高い)がこの電磁波を拾い「ブッ、ブッ・・・」とノイズを出します。

これって、以前にPCのWifiでも同じ現象が起きた事を思い出しました。Wifiオフでは消える。

電磁波シールドシートでChromecast本体を囲うとノイズは収まりますが、Wifiやリモコンの反応が悪くなります。これではいけません。まあ、電波を送受信しているのですから当然ですよね。

 

対策としては、Chromecastを使わない時は、電源オフとする事にしました。

こういう事があるので、私はオーディオ関係では無線接続は使わずに有線接続にしています。

 

 

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大型電解コンデンサの液漏れ。

2023-04-02 15:58:10 | 真空管アンプ

真空管KT88プッシュプルアンプを移動しようと持ち上げたところ、置いていた台の上に水溜まりが出来ていて、「これは何?」と思い、アンプの中を覗いてみると、電源の大型電解コンデンサが端子付近からブツブツと泡を吹いている。位置的にもここで間違い無い。電源オフでもフツフツと。液漏れだあ~。

現物の写真がこちら。黄色丸で囲んだ電解コン。

ここの電解コンデンサは、整流ダイオードから出てすぐの平滑用。

電源回路はダイオード2個による倍電圧整流回路なので、この電解コンデンサへの印加電圧は約240VでB電圧用のDC480Vを生成している。L/R ch独立の整流回路としているので4本使用。

ただ、ここに使用する電解コンデンサは高リップル対応品が必要。しかも近くの電源トランスが長時間通電でかなりの高温になるため温度対応品が必要。

現在搭載されている物ものには型番ナシ、温度範囲、耐リップル性能も不明。中華製。

この4本を交換する事に。

交換用として購入したのが、BC  Components(Vishay Group)製の220uF/500V品。Φ35 x 35H

温度範囲:-25℃~+105℃、寿命:5,000Hr at +105℃、低ESR、高リップル電流対応品(特に低周波域)これなら安心して使えそう。

今までのものと比較。長さが半分以下。小型化技術の進歩?

既存の固定金具をそのまま使用して取り付け。

出来るだけ熱影響を受けない様に、離れた場所にラグ端子を設け、そこにダイオードや抵抗を配置。L/R ch独立した整流回路。

なんとなく上手く纏める事が出来た。通電後、各部の電圧を確認。

 

以前に比べ高さが低いため、シャーシからの飛び出しが少なくなっています。

そのため、電源トランスの熱影響を受けにくい。

 

ついでに、他の箇所も少し部品交換しました。

・初段カソード・パスコン

 SAFCO 680uF/25V ⇒ ROE製 220uF/63V に交換。SAFCOは音が固く繊細な感じ。

・ムラード回路のコンデンサ

 ASC  X363UW 0.47uF/400V  ⇒ Orange Drop 225PY 0.47uF/400V に交換。音に色付け。

そしてそして、、、

出力管KT88には、どうせ後生大事に仕舞って置いても、いずれ宝の持ち腐れになるだけだろうと思い、虎の子のGEC製を投入!!!。

固定バイアスなのでIp=45mAに調整。半固定ボリュームは殆ど動かさなくて良かった。

 

やっぱり、これは格が違う。なんと表現したら良いのだろう。ずっと聴いていたくなる魅力的な音。この球がアンプ全体の音質を支配している。

これでレコードを聴くと最高!!!ですね。しばらく聴く事にします。

 

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