My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管の端子掃除での注意

2011-10-30 12:06:05 | 真空管アンプ

皆さんは真空管の端子の掃除はどの様にされているのでしょうか?

特にビンテージ管の端子は結構腐食して汚れていて気になるものですよね。

私の場合は、今まで色々と試しました。

 ・アルコールで拭くだけ--これでは腐食酸化はあまり取れません。

 ・目の細かいサンドペーパーで磨き、アルコールで拭く。--結構面倒な割には綺麗にならない。

 ・ステンレスブラシで磨き、アルコールで拭く。--これが簡単で綺麗になる。

 ・重曹で磨き、水洗い。--そこそこ綺麗。

 ・クレンザーで磨き、水洗い。--重曹と同程度。

ここで、気をつけたいのが、重曹やクレンザー後の水洗い。

真空管のロゴの部分に水がかかると、せっかくの大切なロゴが取れてしまう?ものがある。

私も本日、やってしまった。

今週、入手したチェコソロバキア製のTESLAの管の黄色い印刷が殆ど全て流れてしまった。

元々の姿。

 

これが、ものの見事に、この通り。どこの管かもわからない状態に。

もともと、本物のビンテージで無く、印刷を追加しただけで印刷が良くなかったかも知れませんが、ビンテージ品は、手で触っただけでも剥げるものが多い(これが本物の証)ので、端子掃除や抜き差しの時には注意してください。

今回、良い教訓になりました。

今まで試した掃除方法では、ステンレスブラシ後、アルコール洗浄が良さそうです。

私の場合は、その後で、ナノテックのゴールド導通性改善液を塗ります。

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6AS7真空管アンプ出力を単管プッシュプルに改造

2011-10-30 11:02:51 | 真空管アンプ

6AS7は三極管の双極管で、私のアンプは元々パラレルプッシュプルになっていたが、管毎、ユニット毎の特性が揃えるのが難しいので、元の配線を生かして、簡単に双極の片方だけを使うようにして、L/R 計4本でシングルプッシュプル構成に改造していた。

しかし、これでは、管が勿体無いし、電力も無駄使いになるので、双極を旨く使って、単管プッシュプルとして、2本で構成出来るように改造した。

厳密にいうと、トランスのインピーダンスマッチングが変化する等もあるが、実際の音を聴いてみて決めることにする。

前段の管は負荷も軽くなって良い方向の様だ。

改造前の配線の様子

改造後の配線の様子

中よりの2本の管の配線が無くなってすっきり。

この2本を空きとしたのは、この後ろに電源トランスがあるため、熱源を分散させるためである。

ただし、ソケットにゴミが溜らない様に、管は着けたままにしておく。

表から見た様子。

出力管はRCAは勿体無いので、ちょっと休ませることにして、スベトラーナのC-ロゴに交換した。

中よりの2本はお休み中。

音は、RCAには劣るが、まあまあ無難な音である。

以前は電源トランスがブーンと唸ってたが、この音も小さくなった。

何より、低消費になったのと、真空管の無駄使いが無くなったので、経済的である。

今後、出力管交換するときは、2本購入すれば良いのである。投資が少なく済むので経済的。

GEの6080でも買ってみようかな~。

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MC275の12AU7をMullardに交換

2011-10-16 10:26:13 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

今、12AU7は、Tung-solのスクエアゲッターを使用している。

これは、これでpop系とかクラシック、オーケストラを聴くにはクリアーな締りの良い音で良いのだが、Jazzを聴くには、もう少し甘めの音が欲しかったので、MullardのCV4003を手配していた。

ボックスプレートで、KQDD/Kと製造Lotに「R」があるので、Mitcham工場生産品と思われる。

 

日本では、14,000円/本で売っている所もあるが、今回はPairで$100であった。

先日、カナダから届いたので、早速交換して試聴した。

ピンは、さほど汚れていなかったので、アルコールで拭いて、ナノテックを塗布。

音はムラードらしい、喉ごしの良いスイートな包み込む様な音だ。音が和らいでふわっと前後左右に広がる。落ち着いた感じになった。小春日和って感じか。とりあえず、狙い通り。

でも、以前から感じていた高音のきつさが、まだ残る。このMullardに変えて、低音から中音が柔らかくなったので、余計に顕著に感じるようになった。

なんだか、高音、例えば、トライアングルとか鈴の音の様な金属音が他人の様な振りをして、あさっての方から聞こえる。中音から高音の繋がりがどうも悪い。

そこで、何回か交換して原因と思いあたる球があったので交換してみた。

6550のドライブ管12AT7である。MC275オリジナルの指定は12AZ7。

ここに、Mullardの12AT7 Long Box Plate(写真左)を使っていた。これを当初使っていたRCA 12AZ7(写真右)に交換した。

 

やっぱり原因は、コイツであった。高音も中低音に仲間入りして一緒に鳴る様になり一体感がでた。

Web上で読んでいても、この部分は出力管をドライブする重要な部分なので12AZ7から変えない方が良いと書いてある。でも、この12AZ7は市場で品薄ですよね。だから、MC275の復刻版は12AT7に変えてある?

この球を手に入れたときはラッキーだったのか。Telefunkenに似て、プレートの側面に角穴が開いている。

今の状態の写真。MC275は、いつ見ても風格があります。

あとは、出力管を本物Tung-sol(穴無し 2世代目)かSED製(Cに羽の生えたロゴ)を試したい。

 

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真空管プリアンプの整流管交換

2011-10-15 21:41:35 | 真空管プリアンプ

整流管を今まで使っていたOsramのU78(かなりの年代もの?)から、先日秋葉原で1,200円で購入した東芝製の6X4に交換した。

 

これが今まで使っていたもの。Osram U78 Black Plate 

写真でもわかるように、スクエアゲッターである。造りも材料も、かなり古めかしい。結構、希少な管と思われる。

 

 

 

今回交換した東芝製6X4。さすがに日本製だけあって、作りがしっかりしている。Usedである。通信用と書いてある。

 

 

写真では、ピンが少し曲がっているが矯正したのち、さらには、今回は重曹を使ってピンを磨き、アルコール洗浄、その後、例のごとく、ナノテックを塗布。

整流管は、この4本のコンデンサーの電柱の後ろにあるが、隠れて見えない。

 

交換後の音は、さらに引き締まって、繊細でクリアーでなまっすぐな音になった。煌びやかな音だ。

でも、なんだか、無機質で冷たく味のない、真空管らしくない音になってきたぞ~

 

※結局、その後、上の写真のOsramに戻した。こちらの方が、ボーカルに芯があり、艶がある。

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6AS7 真空管アンプ その後

2011-10-09 11:15:26 | 真空管アンプ

最近、寝室に置いている6AS7の真空管アンプを良く聴くようになった。

改めて聴いて見ると、これが結構良い、それに最近、低音も良く出るようになった。

これは、エージングが進んだから?

そういえば、このアンプは、平日はまったく電源を入れず、土日だけ、5時間ずつ入れる位だった。

全電解コンデンサーの交換、カップリングコンデンサーの交換、出力管の交換をしてから、この調子だったのである。

 

エージングもかなりの歳月が掛かる筈だ。ここにきて、やっと調子が出てきた。

差動増幅に変更しようかとも考えたが、前段の電圧増幅回路(12AX7,ECC88)のプレート電源、出力段6AS7のプレートともに、左右それぞれ別電源(整流回路から分離)を供給してるので、左右の音セパレーション、広がりとも良いので、暫く今のままにしておきたい。

それに、RCAの6AS7がいよいよ本領発揮?かな。音がとても繊細である。

 

ここの部分も、オリジナルはパラレルのプッシュプルにしてあったが、特性の揃った球をそろえるのが困難なので、シングルのPPに改造してある。このほうが歪が少ない。

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ピンク・フロイドのリマスターCDを購入

2011-10-09 10:36:29 | 音楽

9/28にピンク・フロイド(Pink Floyd)のリマスターCD 14タイトルが世界同時発売されたので、とりあえず自分の好きな3タイトルを購入した。

 

これらのCDは、それぞれ別な店で、バラバラと購入したが、同時に2枚購入すると、ピンク・フロイドのバッジ or ポスターなどをくれる店もあった。(同じ店で同時に買えばよかった。少し後悔)

リマスターと言う事で、音質はどうなったか言うと、デジタルリマスターに良くあるドンシャリの音ではなく、ピンク・フロイドらしい分厚い音はそのままで、左右の分離、広がり、奥行き感、一つひとつ音の粒立ちが良くなっている(

このバンドは効果音が多いので、この部分重要)と思う。

高音低音域がわざと強調されている感じでも無いので、現代風のスカットした音ではないが、またそこがなんとも良いのである。

この中で特に好きなのは、「おせっかい」である。オリジナル発売当時、リアルタイムでよく聞いていた。ピンク・フロイドの中で一番好きである。

一曲目は、プログレっぽく、また2曲目、3曲目は、アコギが綺麗な旋律に乗って奏でられる。4曲目は当時のポップ系の調子、5曲目は犬の鳴き声が入った、なんとも不可解な曲、そして最後6曲目は大組曲Echosとなる。特にEchosは、今聴いてもStoryがあって素晴らしい。後半部の幻想的な部分、そしてまた元のフレーズへ、良く出来た曲だ。何度聴いても聴き入ってしまう。また、勇気を与えてくれる。ベスト版などのショートカット版ではなく、21分全部通して聴かないと価値がない。

今回のリマスターで、2、3曲目のアコギがすごく綺麗に美しく聴くことができる。

買ってから、すでに何回ディスクを回した事か。

他の2枚では、「炎」が好き。「Wall」も好きだけど、ちょっと難解である。ロジャー・ウォーターズの色が強すぎる。

これなら、あと、「原子心母」「神秘」も買っても良いかな~。

Hiendのシステムで聴くよりは、ちょっと軽めな、寝室用のシステムかiPodとかPCオーディオで、自分の世界に浸りながら聴いたほうが雰囲気が出て良い。

ちなみに、私は、寝室用のオール3極管の真空管アンプで聴いている。音の広がり、余韻、粒が非常に良く、また、真空管の光も幻想的で見た目にもgooooodである。

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Lee Ritenourのダイレクトディスク CD版(4作品)

2011-10-01 18:20:51 | 音楽

東京に出張したついでに、リーリトナーのダイレクトディスク CD版を買ってきた。

1970年後半から1980年 フュージョン全盛期作品のK2HDマスタリングによるCD化したものである。

今回購入したのは、4枚。

まず、1枚目。これは有名な「ジェントル ソウツ」である。

すでにCD化されているものがあり、私も持っているいるが、それはテイク1であって、今回は幻のテイク2である。

実は、当時のLPもこのテイク1と2があったが、ジャケットは同じなので帯を見ないと判断がつかない。

なぜ、テイク1と2が有ったかと言えば、このダイレクトディスクは、演奏を直接マスターディスク(原版)にカッティングする方法なので、プレス枚数が限られてしまう。要は、一発取りである。

そこで、増版が必要になった場合を考えて、テイク2も取ったと言うわけである。

演奏曲目は同じであるが、内容はかなり違う。

例えば、リトナーのソロの部分、テイク1では、オーバー・ドライブで歪みぎみだが、テイク2では、すごくクリーンな音である。本当のリトナーらしいギターの音である。パーカッション、ベースも少し違う。

テイク2では、スティーブフォアマンのパーカッション、ベースのアンソニージャクソンも弾きまくっている。

GETAWAYに入る部分が特に違うぞ。テイク1ではパーカッションとドラム、2ではパーカッション。

全体の緊張感としては、テイク1のほうが良い。

でも、私としては、テイク1,2 どちらも好きである。

ちなみに、私は今回のK2HD(テイク2)、XRCD24(テイク1)、通常CD(テイク1)の3枚をもっているが、音質は、XRCD24が一番良い。

その他の3枚は、以下。

 

 

この中で「シュガーローフエキスプレス」が有名であるが、このCDに入っているバージョンは、「キャプテンジャーニー」のものと違う。「モーニンググローリー」もバージョンが違いボーカルが入っていない。こちらは、やっぱりボーカルが入ったほうが雰囲気が出る。

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