My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

2022年 今年の振り返り。

2022-12-28 12:28:20 | オーディオ

早いもので、今年も残す所あと僅かとなりました。

恒例の今年の振り返りと成果を書いてみたいと思います。

年の前半は「今まで製作した真空管アンプの設計見直し」、後半は「デジタル・オーディオの再構築」でした。

※それぞれの詳細については、記事一覧からアクセスして下さい。

 

①KT88 ppアンプのB電源チョークトランスを撤去。

 

 高耐圧の良質な電解コンデンサが調達出来たので、アンプの軽量化のため、2個(左右CH分)のチョーク・トランスを取り去り、その代わりにCRリップル・フィルタを追加しました。

 聴感上ではハム音、リップルは問題無さそう。

 

②6C33C-B シングルアンプの球構成変更、設計の見直し。

 

 6C33Cを強力ドライブするために、ドライブ段の球を12AU7から12BH7Aに設計変更しました。

 また、アースラインの見直し、ウエスタンのブラックエナメル単線も使用しました。

 結果、先日の投稿でも書きましたが、期待以上の満足いく音質となりました。

 

③WE 421A ppアンプの設計見直し。

 

 こちらは、球構成はそのままで、ドライブ段、PK分割段、初段、それぞれのロードライン、動作点等見直しを行いました。

 また、アースラインの見直し、ウエスタンのブラックエナメル単線も使用しました。

 結果、こちらも満足いく音質となりました。

 

④RCA245 シングルアンプの見直し。

 

 カソードパスコンの変更、B電源の見直し、グランドラインの引き廻し見直し、要所へのウエスタンのブラックエナメル単線の採用、ステムリードの再半田を行いました。

 

さて、後半戦は、デジタル・オーディオ関連です。

⑤ IO DATAの3TB NAS (LANDISK)、ネットギアのHUB導入。

 ネットワークオーディオが使い易くなりました。

 どの端末からでも途切れる事なくデジタル音源資産にサクサクとアクセスが出来ます。

 今の所は3TBで充分ですが、もっと大容量のものを買っても良かったかも。

 

 

⑥ネットワーク・ストリーマ「ifi ZEN STREAM」(トランスポート)の導入。

 

 とにかくコストパフォーマンスが高いです。

 この価格でこの音! 音の良さに驚かされました。

 特に、排他モードで使うとかなり良い音がします。

 電源はスイッチング電源からアナログ(トランス式)のリニア電源に変更しています。これも効果有り。 

 左がリニア電源、右がオリジナルのスイッチング電源。

 今は「Babble UPnP」アプリでスマホのプレイリストから再生指示を出しています。

 使い勝手と音質は、ほぼ満足しています。

 

これで、今年最後の投稿となります。

来年はどうか平穏な年であります様に。それでは良いお年をお迎えください。

 

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カップリング・コンデンサ Orange Drop → West Capに戻す。

2022-12-25 11:35:53 | 真空管アンプ

6C33C-Bシングル・アンプの出力段カップリング・コンデンサをOrange DropからWest Capに戻しました。

前回West CapからOrange Drop 225P(オレンジ色)に交換した時に音抜けが良いなと思っていたのですが、暫く聴き込むと何か物足りない。音に深み、コクが無い様な。

 

という事で、West Capに戻す事にしました。

しかし、そのまま戻しても籠り気味の音になる事は分かっているので、コンデンサ単体でエージングをする事に。

何せ古い部品なので、紙に含侵してあるオイルが凝結していると思われ、これが音籠りの原因だろう。

エージングには、信号発生器から抵抗(8Ω/8W)を通してコンデンサへ正弦波スイープや矩形波スイープ信号を入力。

途中休ませながら延べ50時間くらい通電後、アンプに実装しましたが、それでも音籠りを感じます。高音の抜けが良くありません。

この状態で6時間/日くらい鳴らし続けること約一か月。抜けが良くなり、素晴らしい音。期待通りの音になりました。リアル感が堪らない。目の前で演奏、歌っているようです。(言い過ぎかな?)

これが本来のWest Capの音なのでしょう。実力発揮です。マニアに好まれる筈です。

6C33Cの低プレート抵抗、RCA 12BH7Aの駆動力、Brimar 13D5の豊かな音が上手くバランスして良い音を奏でています。

左右独立かつ増幅段毎のデカップリング電源の贅沢仕様で、音の広がりも良好です。

内部配線の一部にはウェスタンエレクトリックのブラックエナメル線を使用。

 

さらに、1か月位前に、電力会社が我が家の敷地内に立ってる電柱のトランスから家への引き込み線を耐候性の高い新材料の2重被覆電線に交換していた事も影響しているかも。

あれからシステム全体の音が良くなった様な。。。(妄想)

 

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接点安定剤アンダンテラルゴを使ってみた。

2022-12-07 13:16:55 | オーディオ

少し前の話になりますが、オーディオアクセサリー185号』の特別付録として付いていた接点安定剤「アンダンテラルゴ(Super TMD STMD-10)」を使ってみました。

付録はサンプルキットで、製品版は10ml品(¥27,500/税込)らしい。高~い!

中身は、こんな感じで、接点安定剤、綿棒、拭き上げ材が入っていました。

1度だけではなく、時間を空けて2度、3度と重ねると効果が大きいらしい。

私が使用した箇所は、小信号で効果が分かり易いであろうレコードプレーヤーのシェルとトーンアームの接合部プリアンプへのピンプラグ接点

まだ1度塗りですが、効果が有りそうな、無さそうな~?。。。 

良く分かりませんが、悪くはなっていない感じ。

精神的なものかな?

 

この類いの物は、今まで色々と使いましたが、良かったのはCardas (Oregon,USA)の物かな?

 

 

 

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