My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管プリアンプの整流管6X4の交換

2012-07-28 12:18:08 | 真空管プリアンプ

プリアンプの整流管は、今のTungsram CV493を使用して、8ヶ月位になるが、既に、下の部分が黒ずんできている。

この部分は、かなり高熱になるので、熱の影響もあるのか?寿命は何時間? わからない。

多分、動作・機能には問題ないと思うが、以前から欲しかったGEC製の管が、地元のいつも行く店で手に入ったので、交換してみた。 

まず、管の紹介から。外観は以下。GEC CV4005。こちらもCVナンバーである。82_05 82年製。

 

ゲッター部分と足元。 KB/Zの印刷があるので、先日のEF86と同じMOV(Mariconi Osram Valve)Hammmersmith工場製。 造りはGECらしく、とても良くできている。

 

4,000円/本くらい?で購入した(3週間前に購入しのたで忘れた)。NOS品である。


交換後の音は、音の立ち上がりが良くなった。以前のCV493より、全体的に良い感じ。

もう何本か購入しておいても良いかな?。

でも、整流管ごときで、結構、値が張るな~。さすが、GECのブランド名。

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CDPのピックアップのレンズを掃除

2012-07-28 11:47:44 | CDプレーヤー

今日は、CDプレーヤーのピックアップのレンズを掃除してみた。

そんなに汚れている様には見えないが、購入して3年以上になるので、目に見えないゴミが付着しているかも知れないので、なんとなく掃除してみたくなった。

それに、振動に弱いのも、ちょっと気になっていた。これは、レーザーの調整VRを回しても変化が無かったのだ。

 

早速、実施。

レンズ表面の掃除は、無水エチルアルコールと綿棒で行った。直接、レンズ表面をなぞる様に拭いた。

この時、あまり力を強く入れない様に注意した。力を入れすぎると、支えているダンパーやスプリングをダメにしてしまう可能性があるからだ。

その昔、CDが出始めの頃に、CDプレーヤーの設計にも携わっていた事があるが、その頃は、よくダンパーが壊れたものだ。


クリーニング後は、、、あまり変化なし。音がクリアーになった?フラシボーか?

振動に対しても、あまり変化ない。まあ、気休め程度かな。


でも、折角開いたので、ピックアップの型番を確認して、控えておく事にした。

ピックアップは、ソニー製KSS-213Q

ドライブメカは、CDW-300のラベルが貼ってあった。メーカー不明。

このピックアップは、ごく一般的で、多くのCDプレーヤーに採用され、今でも簡単に手に入るようだ。

eBayでも、新品がUS$15くらいでリストされている。

レーザーピックアップは、寿命がある様なので、いざという時は、購入したい。(今、買っておいた方が良いか?)

折角ココまで自分で改造してきたCDプレーヤーなので愛着がある。壊れたからといって、簡単には、さよなら出来ない。

ドライブメカは、メーカーが判らなかったが、そんなに簡単には壊れないだろう。

壊れても、自分で修理するかな。


それにしても、ピックアップで音が変わるのかな? 読み取りエラー、補正が減る?

それよりも他の部品が音質に与える影響大と私は思う。

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真空管6550の青色発光(蛍光)現象

2012-07-21 11:17:35 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

先日、ふと思って、夜に部屋の明かりを全て落として暗くしてみたら、やっぱりありました。

マッキンMC275に着けているSED製6550Cの4本のうち3本が青色蛍光しているではないですか。

この青色蛍光は、真空度が高いときに内部の微小有機物が燃えておきる現象らしい。

BOIの解説によると、

真空管のプレートボックス内部で、カソードからプレートへ飛んでいく電子がもれてガラスにあたることで発生し、蛍光はガラスに含まれる不純物(コバルトなど) だそうだ。

参考URL:http://www.boiaudioworks.com/TubeWikiJp/Wiki.jsp?page=%E9%9D%92%E8%89%B2%E8%9B%8D%E5%85%89

 

嬉しくなったので写真を撮った。

 

私は前回の6AS7以来の2回目の経験である。この時の球もスベトラーナだった。やっぱり、ロシア製は真空度が高いのか?

そして、暗闇の中でのマッキントッシュMC275の雄姿も写真に収めた。

ヒーターの明かりと青色蛍光が目映い。

あらためて思いました。やっぱり真空管は、なんか浪漫があり、良い雰囲気ですね。

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真空管にクール・ダンパーを装着。その効果は?

2012-07-21 10:51:33 | 真空管プリアンプ

前回、GEC製EF86(Mesh Type)に、リング(天使のリングの様な)を付けてみたが、それでも、マイクロフォニックが治まらないので、今回は、クールダンパーを着けてみた。

このクールダンパー(Cool Damper)は、あのEAT製で造りも良く、がっちりと固定できそうで、これなら鳴きも抑えられそうです。見た目も良い。価格は、2,500円/個くらいだった。

EAT社はヨーロッパの会社である。高級な真空管も自社で手作りしてる様だ。う~ん、なかなか信頼がおけそう。

参考URL:http://www.euroaudioteam.com/en/eat-cool-damper-000012.html

販売店から箱付きで頂いた。外観はこんな感じ。たかがダンパーなのに高級感が漂う。

 

 

マニュアルとメーカーの人のサインも入っている。信頼がおけそう。

 

このダンパーは、真空管のサイズ径によって、内側のゴム(テフロン?)の挿入位置を変えて調整が出来る様になっている。φ19.5mm~φ22mmまで対応可能。

今回はEF86だったので、最小サイズ1.95mmに調整した。挿入時、ちょっと硬かったが、しっかりと抑えたかったので、これで良し。挿入後は、この様になった。

挿入前 ↓

 

挿入後 ↓

 

挿入したら、美しいメッシュが見えなくなったが、その代わり綺麗な放熱フィンが、かっこ良い。

でも、挿入時、結構きつくスライドしたので、真空管表面の大事な印字が消えている可能性が大。心配で外すのが怖い。

前回のリングが下の如く天使の輪だったので、見た目は、今回のほうが全然かっこ良い。

実際にプリアンプに組み込んでみる。

 

う~ん、なかなか良い景観。近くのカーボン抵抗との接触はぎりぎりセーフ。


肝心の制振効果と音は、前回のリングと比較すると、

  ・マイクロフォニックはまだ少し残るが、2倍以上の効果がある。

  ・出てくる音も、高音に落ち着きがでた。

  ・長時間聴いていても大丈夫そう。

  ・音のダイナミックさはそのまま。タイトになった様には感じない。低音もしっかりしている。

というところです。

当然、放熱効果もありますが、その効能のほどはまだわかりません。

それにしても、このGEC EF86は、音がダイナミックですね。帯域、音の広がり(前後左右)がすごいです。

何をしても、その素性は残ります。Mullardはもう少し大人しいのでしょうか?

でも、私の部屋は反響がライブなので、E80Fの方が聴きやすいかも知れないです。

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最近聴いている音楽~4~ (ブラック・コンテンポラリー 女性)

2012-07-14 14:30:05 | 音楽

前回の女性ポップシンガーに続き、今日は、私のお気に入りのブラック・コンテンポラリー・女性ポップシンガーを紹介します。

といっても、黒人女性のポップ・シンガーである。(黒人というと語弊があるので、ブラック・コンテンポラリーとしています。意味は同じか?、、、)

 黒人の声は、聴けば、すぐにそれとわかります。白人とは、声質が違います。たまに聴くと、搾り出す声がいい感じです。前回紹介した女性ポップシンガーのソフトな感じとは雰囲気が違います。

 

①Diana Ross(ダイアナ・ロス)

ブラック・ミュージック界の大御所。

1961年にシュープリームスとしてデビュー。その後、1967年にダイアナ・ロス&シュープリームスとグループ名を改名。

1970年にグループを離れ、ソロとしてスタート。

「マホガニーのテーマ」(ネスカフェのCM)、ライオネル・リッチーとのデュエット「エンドレス・ラブ」、「If we hold on together」などが有名。

グラミー賞に12回ノミネートされているが受賞は無し(不思議)。今年、生涯功労賞を受賞した。

紹介するのは、最近、昨年発売された2枚組みベスト・アルバム。

この人のベスト版は、沢山あるが、これが一番良いと思う。

音質も非常に良くて、これ1枚あれば、充分なような気もする。

全曲数43曲。2枚のCDに良くこれだけ詰め込んだなって感じである。お買い得。

但し、EUからの輸入版であるが、EU版は品質・音ともに良いので、問題ない。


②Roberta Flack(ロバータ・フラック)

1972年に映画「恐怖のメロディ」に使われた「The First Time Ever I Saw Your Face(愛は面影の中に)」が全米1位の大ヒットを記録し、グラミー賞の最優秀レコード賞を受賞。

翌73年には「Killing Me Softly with His Song(やさしく歌って)」(ネスカフェCM)も全米1位の大ヒットを記録。これでグラミー賞の最優秀レコード賞、最優秀楽曲、最優秀女性ボーカルの三部門で受賞した。Record Of The Year(最優秀レコード賞)を2年連続で受賞したのは、彼女のほかにはU2のみらしい。

紹介するのは、こちらもベストアルバム。但し、1枚のみで17曲。

こちらもEUからの輸入版である。音質も向上している。

以前、違うベスト版も持っていたが、音質が全く違う。今回紹介のものが良い。

このロバータ・フラックだが、歌もさる事ながら、知る人は少ないかも知れないが、バック・バンドが凄い。

曲によって違うが、参加メンバーはざっと以下。メンバーを見ただけでも、ゾクゾクする。

ギター:エリック・ゲイル、アール・クルー、リー・リトナー、、

ベース:ロン・カーター、マーカス・ミラー、ネーザン・イースト、チャック・レイニー、、

ドラム:スティーブ・ガット、ジム・ケルトナー、、、

パーカッション:ラルフ・マクドナルド、ポリューニュ・ダ・コスタ、、

キーボード:リチャード・ティ、バート・バカラック、ダニー・ハザウエイ、、

サックス:デビッド・サンボーン、、

バックコーラス:フィル・ペリー、、

など。


③Marlena Shaw(マリーナ・ショウ)

1966年デビュー。ジャズとソウルをミックスした様な歌い方のシンガー。

75年発売の下の写真のアルバム「Who Is This Bitch,Anyway」で一躍有名になる。

このアルバムでのバックを務めるのは、デビット・T・ウオーカー/ラリー・カールトン/チャック・レイニー/ハービー・メイスンといった凄腕メンバーたちだ。フレージングはジャズだが、根底に流れる歌はゴスペル風といった感じである。

ただ、私がよく聴くのは、この作品も網羅したベスト版である。こちらが、お得で聴きやすい。

「Feel Like Makin' Love」は、ロバータ・フラックも歌っているが、私的には、マリーナ・ショウの方が良く出来ていて情感があり好みだ。


④Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)

次はぐっと新しくなってホイットニーである。彼女は、残念ながら、先日、亡くなった、偉大なシンガーである。

説明はもう必要ないでしょう。

簡単に言うと、世界で最も売れている歌手の一人。アルバム総売り上げ枚数:1億4千万枚以上、シングル5,000万枚以上。世界で4番目に売れた女性歌手。

では、1位は、、「マドンナ」、2位は「マライア・キャリー」、3位は「セリーヌ・ディオン」といった具合である。

なんせ、マドンナは4億枚売り上げてるらしい。どれだけ儲けたんだろう。どれだけの人が手元に持っているのだろう。でも、私は持っていない。

ホイットニーは良い曲が沢山あるけど、とりあえずは、これがあれば、大体良いだろう。18曲入り。


⑤Dionne Warwick(ディオンヌ・ワーウイック)

ホイットニーの従姉妹である。一部での叔母さんと言う説は間違い。バート・バカラック作品の歌い手として知られてる。 グラミー賞も何度か受賞している。

歌は上手く歌唱力があるが、ホイットニーのほうが一般人受けする歌が多い。


⑥Aretha Franklin(アレサ・フランクリン)

 最後は、最もゴスペルフィーリングの強い歌唱のこの人。

ローリング・ストーンズ誌が選ぶ歴史上で最も偉大なシンガー100人で、第一位に選ばれている。

グラミー受賞回数は20回、女性シンガーではアリソン・クラウスの21回についで2番目である。

2005年には、米国大統領自由勲章を受賞。2009年には、オバマ大統領の就任式典でも歌った。

この人の歌う「アメージング・グレース」は独特のものがある。


他にも、良いシンガーが沢山居るが、またの機会に紹介することにする。

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真空管プリアンプの初段EF86をGEC製に交換

2012-07-08 21:03:51 | 真空管プリアンプ

毎日、暑い日が続いている。一昨日は既に36.5度に!!!。暑くて、体が溶けそうである。湿度も高い。

この暑い中、真空管を探しに、いつもの場所へ出かけた。

先日1ヶ月前に聞いたときは、EF86は置いてないと言っていたのに、店頭を見ると、Mullard製EF86がしっかりと置いてあるではないか。やっぱり、足しげく通う必要があるみたいだ。

店?の中に入って、店員に聞くと、GEC製のEF86もあるよと。Mullard製よりGEC製の方が高音が綺麗で良く出るとの事。値段も少しお高い。それでも、eBayで探した物よりは安い。ただ、この球はNOSではなく中古。しかし、使用時間は短いらしい。このGEC製は5本位あったが、その中から2本購入した。

まずは外観。EF86のCV型番でCV4085

 

最近わかったが、CV型番とは、Common Valveの略とする説と、Civilian Valveとする説がある。Civilian Valveとは民間防衛軍の意味。戦時中の英国でCV-認定規格管制度(1942年~)で生まれたものである。

戦後は、一般品と区別するために、このCV型番が継続して使用れたものとされている。

この辺りの歴史については、イギリスのB.B.Babaniのデータブック「International Radio Encyclopedia」に書いてある。私は読んだ事が無いが、興味の有る人は読んでみても良いと思う。 

 

見て判る通り、Meshメッシュプレートである。しかもメッシュの目が細かい。

製造工場は、KB/Zとあるので、「MOV(Mariconi Osram Valve)Hammmersmith工場」、製造ロットは83**とあるので、1983年製?。

 

ゲッターは、O型である。ピン周りの配線も美しい。全体に造りがとても繊細で綺麗である。

以前購入したMarconi製と外観を比較してみる。

 

メッシュが細かいし、全体の造りも丁寧であることが見て取れる。

では、実際に装着して、音を出して見ることに。

まず、ボリュームを絞ったときでもノイズは少ない。Miniwattsと同程度である。←OK。

マイクロフォニックは、大きい。ボリュームのクリック音も拾ってしまう。←これは何とかしなきゃ。

そして、もうひとつ気がついたのは、どうもE80Fよりもゲインが高そうである。

音楽を聴いて見ると、確かに高音が煌びやかで、プレゼンスがとても良い。音が一歩前面に飛び出してくる。

とても派手でダイナミックなドライブ感のある音である。ロックとかジャズを聴くには良い。ギター、オルガンの音が生々しい。

でも、何となく、高音が歪っぽく、長時間聴くと少し疲れる。これは、マクロフォニックのせいか?それとも発振気味?


そこで、翌日、Tube Ringを購入して装着してみた。

このTube Ringは、「Duende Criatura」(Holland)製で、テフロンとチタンで出来たものである。

価格は、1,000円/個程度であった。2個購入。

このリングは使い方に注意が必要である。

リングの装着位置は、出来るだけ管の上部、ゲッターに近い部分が良いと説明書にある。

試しにリングの装着位置を変えてみたが、中央付近につけると、音が少し篭った感じになった。

やはり上部に着けるのが良いようだ。音もクリアー。

 

装着後は、高音歪みっぽいのが少し取れて、落ち着いて聴ける。それでもダイナミックな感じは残る。

リングの位置をもう少し微妙に調整しても良いかも知れない。

ただ、ボリュームのクリック音は、依然として拾う。

でも、音楽自体は、なかなかしくっりとして聴ける。

機会があれば、他の球にも、このリングを試して見たい。

~7/8 追記~

今日、この状態で聴いて見たが、やはり音がダイナミックで荒々しくて、半日も聴いていると、ある程度の歳の私には疲れてしまう。

と言うことで、また元のMiniwattsのE80Fに戻してしまった。こちらが落ち着く上品な音だ。

せっかくなのでリングは付けておいた。

リングはいくらか効果がありそう。ひとつひとつの音の粒がはっきりする。(気のせいかも?)

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