My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

6SN7GTの代替として6N8Sを使う。

2023-05-28 12:26:30 | 真空管アンプ

久々に、RCA245シングルアンプを設置して聴きましたが、なんだか少し元気が無いような。。。

もしや、初段の6SN7GT(Tung-sol Round Plate)を長い間使ってきたので、そろそろ寿命かも知れないと思い、使用時間の僅かに短いNational UnionのRound Plateを使ってみたら、少し元気になった。

6SN7GTの手持ちは何本か有るのですが、使えそうな6SN7GTはリイシュー品のTung-sol 6SN7GTを除き殆ど無いので、新規に未使用品(NOS)品を購入することとした。

購入候補としては、RCA、KEN-RAD、Sylvaniaあたりが良さそうですが、NOS品はなかなか出てこないし値段も高い。

そこで目を付けたのが、旧ソ連製の6H8C(6N8S)。値段も手頃。

この6N8S系列も製造年代により種類が有って、音質も違う様だ。

旧ソ連製と言えば、代表的なのが、プレートに穴の空いたMELZブランドの「1578」ですが、とても高価で買えない。それに扱いが難しくて使い方によっては発振を引き起こす事もある様です。

そこで、『6N8S』

この6N8Sも60年代後半になると、ゲッターの形状等が変更になり音質も違うようです。

今回入手したものは、旧ソ連のFOTON Plantで製造されていたもので、ゲッター形状が垂直マウント、プレートのサポートマイカ有り、放熱フィンが大きいなど、全盛期品の特徴です。

管壁にOTKマーク(軍用マーク)があります。 また「IV  64」とあるので1964年4月製造かな。

サポート・マイカがついています。 垂直ゲッター。

大型の放熱フィン。

245シングルアンプに搭載したところ。手前の2本。

 

NOS品だった事もあり、使い始めの頃は、電源投入時に若干のポツポツ・ノイズ、ハム音が少し大きい等が有りましたが、50時間も使えば、これも収まりました。

音質は、中高域に張りが有って、良い感じです。

欧州管の様な味わいは有りませんが、きわめてクリアーな音です。

特に、中域が綺麗ですので、ギターとかピアノ、ボーカルはとても良い音で鳴ってくれます。

 

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『foobar2000』 1曲目冒頭での音切れ解消!

2023-05-21 15:17:06 | PCオーディオ

これ、意外と簡単だった。

頭が切れる原因は、接続されたDACが音楽データのファイル形式(PCM 44.1K/16bitや96k/24bit、FLAC等)を識別するための様だ。なので、冒頭のその期間、時間的スペースを設ければ良さそう。

そのためのアプリがfoobar2000に用意されていた。「Affix silence」がそれにあたる。

手順は、Componentsの「Affix silence」( foo_dsp_silence-0.0.12_fb2k)をインストールして設定するだけだった。64bit版にも対応。

 

DownloadしてComponentsにinstall。

 

Playback>DSP Managerを開き、右側の+クリックで「Affix silence」を追加。

 

「Affix silence」の ... をクリックして、設定。

我が家の環境の場合、Silence beforeを「1000」(1sec.)に設定で冒頭の音切れは解消した。

Silence afterは「0」のままでOK。

 

それにしても、今どき、わざわざPCを接続して音楽を聴いている人は、少ないでしょうね。

 

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久々のPCオーディオ。 ~『foobar2000』v2.0 音質向上!~

2023-05-13 10:31:27 | PCオーディオ

『foobar2000』がver.2.0にバージョンアップされたので、早速ダウンロードして試してみた。

これって、12年ぶりのメジャーバージョンアップらしい。「64bit版」「ARM版」も追加された。

最近はもっぱら「ifi ZEN STREAM」を使っていたので、久々に「foobar2000」を使うことになる。

まずは、以前から使っている「32bit版」をアップデート。

インストール済のComponentsはそのまま維持されていた。

今回は何を思ったか、出力機器にSONY AVアンプ「DA3600ES」を使い、HDMI接続した。

HDMIケーブルには信頼のSONY製を新規購入

適当な中国メーカーの物を買うとインピーダンス整合が取れているか心配。HDMIって特性インピーダンス100Ωだったと思う。

従来からと思うが、HDMI接続してもWASAPI(排他モード)が使える。

Preferences(Configure)のOUTPUT Devicesに、WASAPI :SONY AVAMP(exclusive)を選択し、NASに保存してあるお気に入り音源をPlaylist登録、さっそく再生してみる。

うっ!かなり音質が良くなっている。

 

調子に乗って、次に「64bit版」をダウンロードしてインストール。

「foobar2000」って、全て無料なのが有り難い。

ComponentsはDefault状態になっている。64bitではサポートされていないものがあるため。

Preferences(Configure)OUTPUT Devicesに、SONY AVAMP(exclusive)(排他モード)が自動的に検出されているので、これを選択。

64bit版にはWASAPIを入れなくても、この排他モードが用意されている。

無理矢理WASAPIを入れようとしても拒否される。

Playlistは32bit版と共有されている。

先ほどと同じ音源を再生。

うううっ!!!これはかなりイケる。32bit版よりも高音質に感じる。

32bit版にしろ64bit版にしろ、このHDMI接続が良かったか? かなりの高音質に驚き!!!

 

foobar2000をHDMI接続するなんて、今までは思いつきもしなかった。これって、USB接続よりも高音質かも?

マランツがHDMI入力のステレオアンプを発売しているのもわかる。「MODEL 40n」「NR1200」

もともとHDMIオーディオに着目したのはSONYさんですよ。

その頃のSONYのAVアンプ「DA3xxxES、DA5xxxESシリーズ」にはオーディオ優先のHDMIポートが設けてあります。かないまるさんの力作ですね。私が所有しているのはそのうちの1作「DA3600ES」です。結構な物量が投入されています。

 

USB接続でもやってみた。USB DACは「GUSTARD DAC-X10 (XMOS + ES9018)」。

OUTPUTは自動検出されたXMOS-XS1-L1(ST) (exclusive)を選択。

こちらも音質が良い。HDMIと甲乙つけがたい。

私的にはHDMIの方が、音密度が高く、音に厚みが有り、アナログっぽい音で好みかな?USBはちょっと荒い。これは、DACの違いもあると思う。

 

使い勝手としては、パソコン上で操作するのが少し面倒。

できれば、リスニングポジションからスマホを使ってリモート・コントロールしたい。

スマホにインストール済の「Bubble Upnp」が使えないかやってみたが、32bit版は対応していたが、64bit版対応は未だの様。

スマホからのリモートプレイに馴れてしまっているので、わざわざPCに行ってプレイリストに登録するのが面倒に感じる。

Bubble Upnp以外の64ibt対応のリモートアプリもある様だが、少々面倒な感じ。Bubble Upnpの64bit対応を待つしかないか?

それと、foobar2000のためにパソコンが専有されるのも嫌かな?

 

音質的には、もしかして昨年購入したifi AudioのZEN STREAMよりも良いかも?

デジタル・オーディオは日進月歩で日々進化していますね。

PCオーディオに興味のある方は、「fooobar2000 v2.0」を是非お試しあれ!

 

ただ一つ難点は、再生1曲目の冒頭部分が若干切れるのは相変わらず。曲を続けて再生する分には問題無し。

それと、設定を弄っていて気が付いたのですが、「Buffar size」の設定でも微妙に音質が変化すると言う事。これはPCに合わせる必要がありそう。私のPCでは2000ms~3000msが良さそう。

 

今は、これを聴いています。

『ANRI the Best / 杏里』      シティポップの女王ですね。 リマスタリングで音質も良好!

 

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ノートPCを9年ぶりに新調。

2023-05-07 13:15:40 | PCオーディオ

先日のAmazonのGWセールでの購入で9年ぶりにパソコンを更新しました。

Windows11、CPUはCore i5 11世代、SSDストレージのノートPCです。

今まで使っていた物もCore i5だったのですが、世代が新しいと動作がかなり早く感じます。当然でしょうね。

因みに、PCは在庫過剰の今がお買い得なようです。秋~年末頃になると在庫調整終了で落ち着くとか。

 

パソコンを買うと、いつもの事ですが、セットアップして今まで通りに使える様になるまで、1週間以上の時間を費やします。これって私だけの事でしょうか?

ネットワーク接続、NASの接続、Windowsの設定、Googleの設定、必要なアプリのインストール等など。

私の備忘録のために、今まで実施した設定を書き留めておきます。

あくまでも私の環境で私自身が使い易くしたものです。

 

1.ネットワークの接続

 Wifi機器のSSIDが現れるので、セキュリティーキーを入力するだけ。

 

2.NASの接続

 これ、結構手古摺りました。

 ネットワーク探索を有効にしても、同一ネットワーク上のNASが見えないのです。

 他のPCでは見えているのにおかしい~。これではネットワークドライブの割り当てが出来ない。

 Webで調べてみると、これかな?と言う設定が見つかりました。

 なんと!、Windows11では、ここのDefalut設定がWindows10と違う!!! 

 こんなの教えて貰わなければわからないぞ! 以下、重要です。

 Windowsの機能の有効化または無効化の項目で、

 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」の「SMB 1.0/CIFS クライアント」にチェックを入れる。

 ※Windows11のDefaultでは、ここのチェックが外れている。

 

3.タッチパッドのジェスチャ設定

 パソコンが新しくなったら動きが以前より滑らかに感じました。

 3本指ジェスチャの構成を変更。

   左方向にスワイプ --- 後方ナビゲーション(戻る)

   右方向にスワイプ --- 前方ナビゲーション(進む)

 に設定しました。かなり便利です。 他にも便利な設定がありそう。使いながら考えます。

 因みに、今どきマウスを使う人は40代以上らしい。

 

4.Googleのフォント

 ブラウザはGoogleを使うので、見やすい様に設定変更。

 ①フォント設定

  BIZ UDPGothicに変更しました。これ、見やすい。

 ②画面サイズ設定

  今回のパソコンの画面サイズは14インチなのですが、少しズームした方が見やすい。

 

5.DNSを変更

 サイトを閲覧する時に、表示されなかったり、一部の画像が表示されなかったりする事がある。

 この原因は、プロバイダ経由のDNSが上手く反応しないのか?あるいはGoogleが何か問題あるのかわかりませんが、DNSをGoogleに変更したら、今の所、大丈夫です。暫く様子を見ます。

 

 

6.アプリ

 MS Officeはインストールされていないので、使い慣れたフリーソフト「Libre Office」をインストールしました。仕事に使う訳でもないので、これで充分です。

 

今のところは以上ですが、使いながら調整して行きます。

今回購入したノートパソコンがこちらです。

 

私はWebを見たり、軽くOfficeを使うくらいなので、これで充分です。 

インターネットの速度も300Mbpsまで出るようになりました。快適!

ASUSはコスパ最高! デザインもGoodです!

 

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山下達郎『FOR YOU』カセットテープが届きました。

2023-05-03 15:55:12 | 音楽

5/3発売になった山下達郎2023年リマスター第一弾『FOR YOU』カセットテープ版が届きました。

Amazonで予約していたので、発売1日前の昨日5/2に我が家に到着。

本日、Amazonを覗いてみると、売り切れの状態で「再入荷の見込みが立っていない」となっています。

それほど人気?それとも生産限定盤なので、生産数少ない? 因みにレコード盤も在庫なし。今回はCDの発売は無し。達郎さんの拘り。

Amazonで発売しているものは「ジャケット絵柄メガジャケ付き」です。

届いたものが、こちら。

私が何故カセットを選んだかと言うと、ブログにも書いた様に、今年初めにティアックのV-5010を再修理、チューンアップしたので、これで最近の新品カセットテープを聴いてみたかったためです。

 

では、さっそくレビューしてみたいと思います。

内容については、これだけの名盤ですので今更と思いますし、他の方が沢山レビューされていますので、私はその音質について個人的な感想を書きます。

全体を通して、第一印象は派手さが無く、迫力やキレのない音と思いましたが、よくよく聴くと、細かい音まで入っており、音の厚み、奥行き感があります。高音と言うよりは、低音とか音の厚みに拘った感じ。確かに、これはデジタルでは味わえない音です。

その当時の様にドライブしながらガンガン聴く音では無いですね。家でじっくりと聴きたくなる感じです。

達郎さんの音作りの世界に没入します。ノリノリで聞き流す雰囲気ではなく、一音一音まで逃さず聴きたくなります。

A-06 FUTARIのイントロのビアノの音や、B-03 LOVE TALKIN'の奥行き感が特にリアル。

各曲の多重録音コーラスの厚みも良いです。楽器もどれだけの音を重ねているのだろうと考えさせられます。私が語るのは音楽関係者に失礼なので、各楽曲のコメントはこれくらいに。。。

 

余計なお世話かも知れませんが、今現在ミュージックテープを生産出来る場所はかなり限定されていると思いますが、いったいどこで作られたのでしょうね。磁気テープのメーカー、録音、複製、大量生産などの機材設備、技術を所有している会社。こちらにも興味があります。

そして出来上がった製品を山下達郎さん自身もチェックしたのでしょうね。

ウォークマンやラジカセなどの小型システムでの再生や、ナカミチの様な高級カセットデッキでの再生で、どの様に聴こえるか確認されているのでしょう。

このカセットテープの難点は、ドルビー・ノイズリダクション(Dolby NR)を使っていないので、ヒスノイズはかなり大きいです。これはカセットテープの宿命なので仕方ないですね。

これ、音量を大きくして聴くと割と気になります。これも構成の一部なのかな?

Dolby NRを使わない事も、達郎さんの拘りと見たことがあります。

 

 

このテープを聴いた後で、『OPUS』の同曲を聴いてみましたが、かなり煩く荒々しくメリハリが効いた音に感じました。

今回のものは一音一音を丁寧にリマスタリングされた感じがします。緻密な音です。

これがリマスタリングに依るものかカセットテープに依るものかはわかりませんが、音質がソフトで以前のものとは趣が異なります。

これが達郎さんが本来意図した音なのでしょうかね?。リスナーは好みが分かれるところでしょう。

 

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