My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

SONY BRAVIAに落とし穴が。~私の見落とし。欲しい機能が無い。~ 

2021-05-28 11:26:35 | 映像

今回購入した『SONY KJ-55X9500H』ですが、今までSONYのブルーレイプレイヤー等を使って来たので、当然備えている機能だろう、機器間のリンクも良いだろうと思い込んでいた。

が、しかし、、、。落とし穴が。

「ルーム・リンク」「ホーム・リンク」機能が無いーーー!!!。

SONY KJ-55X9500H』の詳細スペックは、こちら

折角、新しいTV用に4TBのHDDも同時購入したのに、リンク機能が無ぁ~~い。

ネットで調べてみると、以前のモデルまでは有った様だが、いつの間にか無くなっている。

れでは、新TVで録画したTV番組を2Fのオーディオ・ルームで見る事が出来ない~!。えぇ??

どうも、最近のBRAVIAはDLNAのサーバー機能を持っていない様だ。

クライアント機能のみ。

ならば、他の機器で録画した物は見れる筈なのに、「メディアサーバー」から再生してみると、音楽、一般動画は再生できるのに、TV番組は再生が出来ない。あれれ?しかも起動が遅い。

 

***ここからは参考になる情報かも***

試しにソニーのスマホ用アプリ『Video & TV Side View』で操作してみる。

「ホームネットワーク」から、2Fに移動した『REGZA-47J8』を選択。

録画番組を選択。

「試聴機器」で『SONY KJ-55X9500H」を選択し「OK」を押す。

これは上手く再生が出来た。所謂、レンダラー再生。

これでBRAVIA X9500Hをクライアントとして、他の部屋にあるTVのHDDに録り溜めたTV録画番組の再生が出来た事になる。取り敢えず、ひとつクリアー。

しかし、依然として新TV BRAVIA X9500HのHDDに保存した番組は、他の部屋のTVでは見れない。

ついでなので、

この『Video & TV Side View』は、番組表も見やすく、かつ外出先からでも録画予約が出来るので、非常に便利です。 SONY製のTV、レコーダーをお持ちの方は、必須のアプリです。お勧め。

********************

 

そして2つ目。

2番組同時録画が出来ない。

チューナーが録画専用と視聴専用が各1機。地デジとBSの同時なら可能。

 

この2つは、大きなディスアドバンテージ。

しかし、これはこのTVの仕様であって、完全に私の見落とし。

今の所はこの2点だが、使っていくと他にも不便な所が見つかるかも?

そうは言っても、改めて言っておきますが、「画質はすこぶる良いです。!!!」

とにかく美しく映像を見る事に重点を置いた製品。TV本来の性能、機能に絞った機種。

録画はブルーレイ・レコーダを買いなさいって事か。いかにもソニーらしい戦略。

※以下、ソニーのHPより。

まさにソニーの拘り。ソニー縛り、ソニートラップなのです。

 

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TVの進化に驚愕!!~55V Android TV購入~

2021-05-21 16:09:22 | 映像

約7年ぶりにTVを購入した。

前回TVを購入したのは、日本帰国後の2014年だったと思う。

機種は、東芝製『REGZA 47J8』。店頭で他社製と画質を比較して購入した。

この機種、画質も良く気に入っていたのですが、後に曰く付きの無償修理対象となった。

内容は、音声は出るのだが画像が映らなくなり、電源基板と液晶パネルを丸ごと交換。

さらに、交換後の画面の中央の線が気になって液晶パネルを再度交換。

そしてつい先日、今度はmini B-CASカード』を読み込まなくなり、カードを洗浄、挿入口を洗浄しても回復せず。

mini B-CASカードを使った他製品が我が家に無く、原因の切り分けが出来ない。

仕方なく近くの家電量販店に頼み込み持ち込み、確認して貰った。

原因は、カード自体の問題とわかった。

この時、最近のTVは内蔵CASだと言う事を初めて知る。

 

この際、ついでなので最近の大型TVを眺める事に。

始めは購入する様な気などさらさら無かったのだが、眺めてるうちに衝動が抑えられなくなってきた。(いつもの悪い癖)。

そろそろ新しいの欲しいな~とか、出掛ける前に家内が冗談で「新しいの買って来て~。」と言っていたものだから、購入意欲が上昇。

何かのきっかけがないと購入へ踏み切れないので、これが良い切っ掛けとなった。

mini B-CASカード自体は、2,160円でネットから購入すれば以前のTVも使える。

カードはここへ手配 ↓ 。ヤマトの代引きで購入出来ます。

https://www.b-cas.co.jp/support/bcascard/public/

 

選定したのは、その店でお勧め、お買い得品だった『SONY BRAVIA KJ-55X9500H』。55V型。4K。

しかも連休最終日の本日まで10%もお買い得。←これが消費者の購買心理を誘いますね。

価格は、「価格.com」、「Amazon」と比較してもほぼ同等。

この機種について簡単に調べたら、性能評価上々、各賞受賞、売り上げランキング1位。

ブルーレイプレーヤーもSONY製を2台持っているので連携も良いかな?

という事でその日のうちに即購入。

録画用として4TBのHDDも同時購入(これも、かなりお安くしてもらった)。

配送は2日後となった。

取り付け設置は自分でやるので、配達のみでセッティングは不要とした。

愉しみにして待つことに。。。

 

2日後、時間通りに到着。玄関に置いてもらったが、箱デカぁ~!!! 私一人では運べません。

妻に手伝って貰い、リビングに運び開梱。箱からは取り出しやすい様に考えられていました。

そして画面側は、厚手の段ボール?アクリル板?で保護されています。

我が家のリビングでのTV設置は、ハヤミの『壁寄せテレビスタンド』を使用しています。

これはマンションに住んでいる時から使っています。

壁に穴を空けずに、スマートに設置が出来て気に入っています。結構がっしりとして安定しています。

壁に穴を空けたくない方、空けれない方には、お勧めです。

テレビ台よりも安定していて高さ調整も可能。

今迄取り付けてあった47型を取り外し、今回の55型を取り付けましたが、全く問題なく取り付き、安定しています。しかも、取り付け簡単です。

 

安く済ませるのであれば、こんな廉価品も有る様です。

超安いですが、どんな物なのかは知りません。今なら30%オフクーポンも有り、2,100円位で買えるようです。

 

配線を完了し、電源を入れ、実際に映像を出してみます。

第一声、オオオオオオっーーー!!! 綺麗!!! 

地上波でも綺麗に見れます。

TV画質の進化に驚きです。そして音声も良いです。流石、SONY!!!

NHK BS4Kも見てみましたが、通常の地上波やBSに比べて細かい所まで映し出していて綺麗です。そして映像が滑らかです。

4Kは店頭では何度も見ていましたが、我が家で観るのは初めてです。感動!。

残念ながらWOWOWは「左旋」なので見る事が出来ません。専用のアンテナ等が必要。

 

そして、機能多すぎ~! 年寄には使いこなせません。

Android TV。まるでPCかスマホの入ったTVです。

スマホも充分に使いこなせていないのに、大丈夫だろうか? 宝の持ち腐れ?

また、詳細な取説は、ネット上に有るので、ネットに繋がなくては見れません。

WiFiで繋ぎました。

 

取り敢えずネット動画を見てみると、サクサク見れます。そして綺麗です。

動画サイトの数も多いです。殆どの動画サイトを網羅しています。

特に4K動画はとても綺麗です。その中でも『Disney+』の動画は驚くほど綺麗です。

 

リモコンもSONYらしくスマートです。

取り敢えず、買って良かった。

 

しかし、色々と弄ったり設定をやっているうちに、私にとって大切な機能が無いことに気が付きました。。。。

その内容については、次回。

 

コメント (2)
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コンデンサの音質傾向 ~PIO(Paper in Oil) オイルコンデンサ編~

2021-05-04 11:53:24 | オーディオ

過去に使用した実績のあるコンデンサの個人的な音質評価、感想です。

私の備忘録的な簡単なコメントだけですが、何かの参考になればと思い投稿しました。

あくまでも私個人の主観ですので、人により評価が違ったり、使用箇所、印加電圧によっても違う結果になる事を断っておきます。個人のメモ書き程度に捉えて下さい。

また、このブログを始めた頃からの経験ですので、記憶も曖昧になっている物も有ります。

 

フィルムコンデンサについては、このブログの前回記事で纏めました。

 

以下のタイプ名は、略称・呼称で書いている物もあります。

今回はペーパー・オイル・コンデンサ編です。

オイルを使ったコンデンサは、フィルムコンデンサに比べ、殆どの物がオイルによりダンプされた様な音で、音艶が乗り味わい深い音になります。

真空管の音によく合います。ハマると癖になります。

主にカップリング・コンデンサとして使用します。

構造的には、オイルが漏れない様に、リード取り出し部分にハーメチック・シールが施してあります。

このシールが弱いものは、湿度で内部の絶縁リークが発生し使えなくなります。

使用前には絶縁抵抗と容量値の確認が必要です。

ここに掲げた物は全てヴィンテージ品で、現在は生産されていません。

本来の音質を得るまでには200時間以上のエージングが必要です。

 

<ペーパー・オイル・コンデンサ>

SPRAGUE(スプラグ)製 Vitamin-Q

  USA製。マニアの間では有名なコンデンサですね。私も好んで使います。

  色が乗り音抜けも良いです。音の空気感も増しますが少し派手さがあります。

  ポップ、ロック、ジャズに合います。ギター・アンプにも使われます。

  使われているオイルを「Viamin-Q」と言うらしいです。

  SPRAGEのハーメチック・コンデンサには、Vitamin-Q以外にも様々な種類があります。

  他に私が使った事がある物は、「118P」です。

       メタライズド コンデンサでメタライズドペーパーとポリエステルフィルムをワックスに浸した構造です。

  外観から一見すると、オイルコンの様ですが違います。オイルは使われていないと思います。

  音的にはメリハリが効いた音です。少し高域が鋭い音。派手さが欲しい時に使います。

 

 

ここで、オイル・ペーパー・コンデンサは無極性の筈なのに、各コンデンサにわざわざ黒のマークが付けてあるのは、ペーパーの巻き始めが判る様にして有る為です。

こちらを回路の低インピーダンス側に接続すると、低ノイズ(外部誘導を受けにくい)に構成が出来ます。

ミリボル・メーターに接続して、部品を手で触り誘導を確認すると巻き始め/終わりが確認出来る様です。

 

WESTCAP製 

  USA製。これも自作派には有名なオイルコンです。

  高域はVitamin-Qよりも柔らかく耳に刺さりません。高域が煩くなく円やかです。

  可も不可も無く全帯域でフラットです。無難な音。リファレンスとして良いでしょう。

  音に色づけをしたくない時に使うと良いでしょう。

  小容量、高耐圧品を使った時は、音が詰まった感じになりました。

  鳴らし込みには時間が掛ります。

Arizona Capacitorsと言うメーカーが当時のWestCapの製造設備を買い取り復刻した製品も有りますが、材料が違うのか、オリジナル品とは音質が違うらしいです。

 

SPRAGUE製 Black Beauty

  USA製。私はこの音色が大好きです。。。

  これを使ったら、もう他は使えません。

  音抜けが良く、空気感が素晴らしです。聴いていて気持ちの良い音です。

  弦楽器、管楽器の音が艶やかです。

  太鼓も皮が弾ける音の感じが良く、ボーカルは目の前に浮き上がります。

  但し、ハーメチック・シールが施して無いので、DCリークしている物が多く、良品を見つけるのは至難の業。

  耐圧ギリギリのDC電圧を数時間印加して、リークを確認する必要があります。

  使う場合は、リスクを承知して使わないといけませんが、それなりの価値はあります。

  

AEROVOX

  SPRAGUE「Vitamin-Q」と同傾向の音です。高域が若干ザラついて聴こえるかも知れません。

  私が、初めて出会ったオイルコンです。

  プリアンプのカップリング・コンデンサをフィルムコンから交換した時の変化が印象に残っています。

  この時からオイルコンに嵌り始めました。

 

GUDEMAN

  オイルコンでも独特な音質を持っています。かなりダンプされた音です。

  第一印象は、コンプレッサーが掛った様な音です。

  エージングと共に和らぎますが、かなり時間を要します。500Hr以上。

  エレキギター・アンプ等に合いそうです。

 

JENSEN製(Made in DENMARK)

  オイルコンでも割と癖の少ないほうと思います。

  可不可なく、それでもオイルコンの音質は持っています。

  リード線が銀線です。

  10年前は、割と手頃な値段で入手出来たのですが、最近は高騰している様です。

 

他にも沢山有ったと思いますが、音の印象記憶が曖昧なので割愛します。

また、電源用のオイル・ブロックコンデンサも有りますが、これは今回の物とは別扱いです。

 

(まとめ)

私の今迄の経験から以下の様な見解に至りました。(あくまでも私見)

①本来の音が出てくるまでエージングが必要。

 使い始めは、音が固かったり籠ったり。或いはザラツキ、きつく、歪っぽかったり。

 物に依りその挙動が違う様です。

 使い始めで判断するのは投資が無駄になります。

 最低でも200時間は鳴らし込みが必要です。フィルム・コンよりも時間が掛ります。

 

②適材適所で使いましょう。

 1つの回路で同じような音質傾向のコンデンサばかりを使うと音質がそれで決まってします。

 色々と取り混ぜて使うのが良いでしょう。

 オイルコンばかり使うとコテコテの音になります。

 色付けの少ないフィルムコンと混ぜて使うと良いでしょう。

 

③使用前には必ずDCリーク・チェック、容量チェックをしましょう。(重要)

 シール部分(本体とリード線の接合部)から湿気が入り内部で絶縁低下している物が有るので、リーク・チェック済の物を購入しするか、使用前に必ず絶縁抵抗の確認をしましょう。

 Black Beauty、Black Cat、Bumble Beeは特にリークに注意が必要です。

 耐圧ギリギリのDC電圧を印加して、電流が流れないかチェックすると良いでしょう。

 私はこの様にしてチェックしました。こちらの過去記事を参考にして下さい。(⇐クリック)

 

④私なりに、敢えて選ぶのなら、

 最後の音決めには、価格と入手が可能ならば、やはり「Black Beauty」です。

 

しかし、何れにしても、人それぞれ音の志向や使用場所の事情等が有るでしょうから、使ってみないとわからないですね。 

 

※このページは、断りなしに、追記・修正する場合があります。

 

別の機会には、電解コンデンサについても纏めてみたいと思いますが、時間が掛りそうです。

 

コメント (4)
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