My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

昇圧トランス(AC100V→AC115V)の導入

2019-01-31 11:07:24 | 真空管アンプ

私の所有するオーディオ機器には、海外の電源電圧仕様ものが幾つか有ります。

これらの機器を日本で使うために昇圧トランスFUMANのパワーコンディショナーAR-1215を使用して120Vを供給していますが、別室でそれらの機器を使うには、もう一台(一個)昇圧電源が必要になります。

今回、海外電源電圧仕様の真空管アンプ6AS7G PPアンプを他の部屋で使うために、ステップアップ・トランス(昇圧トランス)を新たに調達しました。

ノグチトランスのU-1000です。1000W(1KW)まで供給可能です。まあ、アンプ2台位は大丈夫でしょう。

我が家の壁コンセントの電圧:AC101.1Vです。

 

トランスにて昇圧後:AC116.1V 15%昇圧といったところでしょうか。

 

ノグチトランスは過去に嫌な思いをしましたが、今回は大丈夫でした。

昇圧後の電圧は116Vなので、以前使用していた120Vから4Vの電圧ダウン。

気になって6AS7Gのカソード電流を測定してみると、確かにダウンしています。

そこで再調整する事にしました。

グリッドの電圧を調整し、6AS7Gのカソード電流を思い切って60mAとしました。

6AS7Gのスペックからすると、電流的には大丈夫ですがプレートの電圧が210Vも掛っているのでプレート損失が定格の13Wギリギリとなります。まあ、このアンプはあまり使う事も無いので良しとしました。

 

今回、ついでにカップリング・コンデンサを手持ちのスプラグ製ブラック・ビューティ0.1uF/400V(前回リークした物とは別の4個セット)に変更しようと考えましたが、その前に該当箇所の印加電圧をチェック!


今回新たに購入した高耐圧プローブを使用しました。x100、耐圧2kV品。手頃な価格でした。

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KKmoon

それにしても、安くなったものですねぇ。。真空管アンプを弄る時は、やはり持っておきたいですね。 


測定してみると、電源投入してプレート電流が流れだすまでの時間、約8秒間は400V overになっています。

電源投入直後: peak 516V

安定後:260V

これでは、耐圧オーバーで使えません。断念して、今迄のままとしました。

ついでに、電源オフ時の波形も取っておきました。

 

一旦、これでJBL LE14A + LE175DLHを鳴らしてみました。

結果、やはり6AS7Gでは、このコーン質量の重いスピーカーは鳴らし切れませんでした。。。

次なる手立てを考えなくてはいけません。

新たなアンプを選定するまで、身近にあるアンプで色々と試したいと思います。

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オーディオにおけるデジタル信号系のパスコン

2019-01-30 12:11:52 | DAC

先日のインピーダンス整合に続き、デジタル回路におけるノイズ低減について、少し書いてみようと思います。

CDPやDACの改造などで得た私の経験も含んでおります。

基板上にバイパス・コンデンサを沢山置いているのを見かけますが、闇雲に沢山置いただけでは逆効果です。

パスコンは、電源ノイズをグランドに逃がしているだけですので、肝心な事はパスコンをどこに置くかです。

ポイントは出来るだけ電源回路のループを小さくすることです。パスコンによって電源の交流的な閉ループを作ります。

コンデンサは、容量の大きなもの(低周波用)と小さなもの(高周波用)を並列にすると良いでしょう。。

並列にするほど、全体の等価直列抵抗(ESR)が小さくなり、高周波特性と充放電の応答が良くなります。

また、コンデンサ単体が持つESRは、コンデンサの種類(タイプ)によっても異なります。

ESRについては、ネット上に解説があります。

私は、デジタル回路のパスコンには、導電性高分子コンデンサ(OS-CON)をよく使います。

以前佐賀三洋で生産していた紫色のOSコンとは見た目が違います。

また、自分のノイズを他のブロックに出さない、他から貰わないために、電源ラインにフェライト・ビーズやインダクタを使うことも有ります。ビーズにはファインメット・ビーズをよく使いました。5年位前に流行。

そこで最近お気に入りのDAS-703ESの回路例ですが、各ブロックでこの様に組まれています。私が言うのもなんですが、よく出来ていると思います。

 

 

先ほどの低ESRの電解コンデンサ(OSコン)をアナログ回路に使った事がありますが、この場合は音質が悪化しました。

低周波回路には駄目な様で一般的なオーディオ用コンデンサを使っています。適材適所がある様です。

 

少し堅い話が続きましたので、ここでお気に入りのCDを紹介しましょう。女性ジャズ・ボーカルです。

ダイアナ・クラールが好きな人には、気に入ってもらえるでしょう。

ご存じの方もおられると思いますが、「ソフィー・ミルマン(Sophie milman)」です。 

衝撃的なデビュー作(ジャケットも)から3作目になります。

Make Someone Happy
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Linus

特に3曲目の「Rocket Love」がお勧めです。スティービー・ワンダーの名曲を甘くセクシーに歌い上げています。

録音も良く、オーディオの音質チェックにも使えます。 

 

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ミュージック・サーバー(簡易NAS)用としてHDDを追加しました。

2019-01-27 12:15:37 | PCオーディオ

メディア・サーバー用簡易NASとして、すでに2TBのHDDを1台繋いでいるのですが、以前のブログでも書いたように、ファイル数制限がある様なので、さらに1台を追加購入しました。

追加したHDDは、どうせファイル数制限があるならばと思い1TBにしました。

尚、ファイル数制限というのは、メディア・サーバとして使用した時のファイル追加更新やタイトル表示が出来ないと言うことだけで、PCからアクセスすると見れてますので、保存が出来ていないと言うことではありません。

購入したのは、こちらのWestern Digital(WD)製のHDD(1TB)です。

WDは世界的シェアも大きいので安価です。バッファロー製も中を開けると、このWDのHDDが入っている事があります。

2年間の保証付きです。私のなかでは一番信頼しています。

WD HDD ポータブルハードディスク 1TB WD Elements Portable WDBUZG0010BBK-WESN USB3.0/2年保証
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Western Digital

外付けHDDは、TV用、データ保存用、音楽・映像保存用、ポータブル、据え置き含めて何台目になったのでしょう。数えた事がありません。皆さんもそんな感じでしょうね。

 

このHDDを簡易NASメディア・サーバーとして使うためには、「FAT32」でフォーマットし直す必要が有ります。

フォーマットには、このソフトを使いました。IOデータ様のソフトを使用させて頂きました。

https://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s16470.htm

以前は半日くらい時間が掛った様な記憶があるのですが(8年位前の話)、今回は数秒で完了しました。

これを新たに追加したWIFIルーターに簡易NASとして接続しました。

このWIFIルーター自体、元々は8年選手親機の入れ替え用として1年位前に買ったのですが、現在使っている物の再設定(機器の接続先変更)とかが面倒になったので、中継器として2Fに置くことにしました。

バッファロー WXR-1750DHP2 無線LAN親機 11ac/n/a/g/b
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バッファロー

結果的に、1F、2Fとも電波状態が良くなりました。

因みに、WIFIの電波状態、チャンネルの込み具合は、スマホに「Wifi Analyzer」アプリをインストールして、家の中を歩き回りながら確認しました。このアプリは便利です。2.4GHz、5GHz切り換えて可能ですし、近隣とのチャンネルの干渉も確認できます。

 

SONY UBP-X800からも、簡易NAS 2台共メディアサーバーとして認識しています。

WIFIの接続先をどちらにしてもメディアサーバー2台が見れています。

今は、少しづつデータを移動しているところです。

これで音楽データ、映像データ、写真をどんどん保存しても大丈夫! 溢れる心配がなくなりました。

 

データを移動しながら、もうひとつ注意すべきことを発見しました。

それは保存データのファイル名です。

「xxxxx_xxxxx.wav」の様に、間にアンダーバーが入ると、それより前の文字はUBP-X800上に表示されません。

例えば、「曲名_アーティスト名.wav」では、「アーティスト名」だけになります。

これは、UBP-X800の仕様と言うより、メディアサーバーの仕様かも知れません。注意が必要です。

 

しかし、ネットワーク・オーディオを構築するなら、簡易NASで色々な制約に縛られるよりも、一層のこと、今話題の「I-O DATA Soundgenic」にした方が、手っ取り早いかも知れません。

I-O DATA ネットワークオーディオサーバー 2TB/USB-DAC/ハイレゾ/CDリッピング対応 Soundgenic HDL-RA2HF/E
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コスパも良く、気になる製品です。音質も良くなるかもしれません。。。

 

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コアキシャル同軸ケーブルを調達。~デジタル信号伝送に関して~

2019-01-24 14:02:50 | DAC

デジタル信号伝送用として、超安価で同軸ケーブルを手に入れる事ができました。

先日、久々にHOに寄ったところ、ケーブルのジャンク・ボックスのなかに、コアキシャル同軸ケーブルを見つけました。

何本か見つけたのですが、購入したのはビクター製とソニー製です。

年代物ですが、作りは結構良さそうです。 金メッキプラグです。

当時はインピーダンス調整(75Ω)などもやって、真面目に作っていたのだろうと信じてます。

 

60円/1本あたり。これは安い!

ソニーの物には75Ωと印字が有ります。下の写真の上側のケーブル。下のものはビクター製です。

デジタル再生機器とDACを繋ぐのに使いたいと思います。

 

参考までに、ケーブルを含むデジタル伝送路について私見です。 

一般的なオーディオ用コアキシャル・インターフェースのインピーダンスは、75Ωで規定されています。

まともな機器であれば入出力端子も75Ωで設計されているので、当然ケーブルも75Ωで整合を取る必要があります。

伝送路の途中でインピーダンスが変化点があると、そこで輻射や反射が起きます。

この事は、川の流れ、水路で考えると分かり易いと思います。

水路の途中で、急に幅が狭くなったり、障害物があると、水流が変化し水が跳ね返ったりします。

それと同じ事で、信号伝送路の場合は、ケーブル~プラグ、プラグ(オス~メス)、プラグ~基板などの接点が変化点になります。ここをきちんとインピーダンス整合を取る必要があります。

インピーダンス整合が取れていないと反射が起きノイズとなります。

そのノイズはデジタル信号品質自体に悪影響を及ぼすだけでなく、コモン・モード・ノイズとして、上流から下流のシステム系全体に重畳します。

デジタル・ケーブルの場合、材質云々の前に、まず、ここの設計がきちんと出来ているかが重要なポイントとなります。

ケーブルも含めデジタル信号系の伝送路設計は重要なのです。

こんな安価なケーブルでも、75Ωが謳ってあれば良いかと思います。

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SONYブルーレイプレーヤーのデジタル出力波形を比較。

2019-01-23 13:24:44 | オーディオ

引き続き、デジタル・オーディオの話です。

ブルーレイ・プレーヤを低価格品BDP-S6700から今回UBP-X800にグレードアップして、音質が良くなったので、そのデジタル出力波形(コアキシャル)を比較してみました。ソニー製のブルーレイ・プレーヤは、アナログ出力が無いので、下流のDACに伝送するデジタル出力の品質が重要となります。

 

<BDP-S6700>

終端開放:

75Ωで終端:

 

<UBP-X800>

終端開放:

75Ωで終端:

 

開放状態でもシッカリしていますね。

75Ωで終端してもレベルダウンが小さいという事は、ドライブ能力が高い、出力インピーダンスが低いという事です。

内部開腹していないので、出力回路の構成は見れていませんが、バッファ+パルストランスかな?

UBP-X800は、CD、BD、ネットワークでも音が良いので、内部回路で、一度メモリでバッファしてから出力しているかも知れません。

アップスケーリング機能(DSEE HX)もあるし、突然再生すると頭の部分が切れるので、その様に思います。

 

あくまでの私の推論ですが、デジタル信号の場合、電圧レベルでは、扱う信号がHigh"1"、Low"0"であっても、その信号がスレッシュホールド近辺にある場合と完全にHighとLowに張り付いている場合では、Logic回路への負担が違います。また時間軸についても同じことが言えます。位相ずれ、セットアップ、ホールドのタイミングがスペック内であっても余裕の有る場合と無い場合でもLogic回路への負担が違います。電圧、時間いずれでも余裕がない場合、そこで電流変化が大きくノイズとして現れます。完全なデジタル回路だけなら問題ありませんが、そのシステム系全体にアナログが存在する場合(ケーブルで繋がれている機器も含め)、アナログ信号のグランドからノイズが回り込み音声信号を汚し、音質変化のひとつとなります。人間の耳って、それくらい敏感なものなのでしょう。

故に、信号の上流上流で波形整形が必要で、理想的な波形を次段に送り込む必要があると思います。

また電流変化のタイミングを分散させたり、ピークを取り除く事も効果があるかも知れません。

  

ソニー SONY ブルーレイプレーヤー/DVDプレーヤー Ultra HDブルーレイ対応 4Kアップコンバート UBP-X800
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ソニー(SONY)

 

今回のCES2019で、UBP-X800M2が発表されましたが、何が改変されたのでしょうか?

主に映像関係でしょうか?単純に考えてmark2ってことですよね。

 

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ハイレゾ音源のスペクトラムを簡易的に確認してみました。

2019-01-20 14:38:42 | PCオーディオ

MQAの話題ついでに、ハイレゾ音源のスペクトラムを簡易的に確認してみました。

残念ながら、私は本格的なスタンドアロンのスペアナを持っていないので、PCとアプリを使いました。

使用したアプリは、DAMソフトでは有名な「Audacity」(フリー)です。

過去に、アナログ音源(レコード)をデジタル化するために、インストールした事があります。

私は、アナログ音源をデジタル化する時に実際は「SONAR LE」を使っていました。こちらは楽曲製作・編集用でプロでも使うソフトです。使いこなしが結構大変で、私は今でも使いこなせなくて、アナログ→デジタル化や曲の切り取りをするくらいです。

一方、今回使用した「Audacity」音声編集用ソフトで、波形を見ながらグリッチやピークを取り除いたりと編集も出来ます。

これらのDAWソフトを使えば、オリジナル音源の編集が出来てしまいます。

 

前置きが長くなりましたが、今回は、この「Audacity」の機能のひとつである「スペクトラム分析」を使って、サンプリング周波数44.1kHz、96kHz、192kHzでの周波数特性の違いを見てみました。


使用した音源は、「Girl in the Other room/Diana Krall」です。音質が良いことでも有名です。

GIRL IN THE OTHER ROOM
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VERVE

尚、ハイレゾ音源は、e-Onkyo からダウンロードしたものです。96kHz/24bit。

 

<44.1KHz vs 96kHz> 

上が96kHz、下が44.1kHzの波形です。波形だけでは同じに見えます。

これをスペクトラム分析してみました。

〇 44.1kHz ---- 22kHz辺りで切れている様に見えます。理論的には44.1kHz/2=22.05kHz

 

〇 96kHz --- 40数kHzまで延びています。

 ※注:低い方が測定出来ていないのは、サイズを128として高域優先としたためです。

    試しに、サイズを大きくして低周波を優先とすると、この様になり低域まで延びています。

    

    低域は分析出来ていますが、高域は先ほどと少し違う結果になりました。

 

<192kHz>

更に、192kHzの音源も分析してみました。アルバム楽曲は違います。

上は先ほどと同じ楽曲96kHz。下が楽曲の違う192kHz音源。

192kHz音源のスペクトラム分析

確かに80kHzオーバーまで延びています。 ハイレゾは本当ですね~。凄い!

でも、私の耳には聞こえません。恐らく15kHz以上の音は聞こえないでしょう。

 

分析結果より、ハイレゾ音源は、確かに人の耳には聞こえない高周波成分まで含んでいます。

これで、音が滑らかになって自然な感じで聴こえたり、基幹脳を刺激して心地よく聞こえるのでしょう。

基幹脳を刺激する「ハイパーソニックエフェクト」については、4年前にブログに書いています。

しかし、私はこのハイレゾと言われる音は、あまり好みではありません。(高音域が聴こえない年寄りの妬み僻みかも知れませんが)

レコードの音は好きだけど、デジタルの音源のハイレゾとは、雰囲気とかがどうも違う様に感じます。

これはデジタルへの先入観や偏見が有ったり、本当のハイレゾの音をまだ聴けていないからかも知れません。

私は、デジタル音源なら、自分の聴こえる範囲で、分解能の良く、ひとつひとつの音がしっかりと聴き取れて、かつ臨場感のある音が好みです。

今迄出会ったハイレゾの音質は、音に切れが無くなり、甘くなって音の輪郭が無くなって聴こえます。

私が欲しいのは、キレや押し出し感があり、迫ってくる、躍動感のある生きた音、音楽を楽しませてくれる音です。

そういう意味では、DAC DAS-703ESを導入して、やっと自分の望んでる再生音に出会えた様な気がします。


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Audirvana plusを使ってMQAソフトデコードに成功!~非対応DACでMQA再生~

2019-01-15 12:28:35 | PCオーディオ

MQAに関するアクセスが増えているようなので、以前購入したMQAディスクをいつまでも放置しておけないと思い、コメント欄からアドバイスを頂いた「Audirvana plus」を使ってソフトデコードし疑似再生?してみました。

使用した環境は以下です。

PCわりと古いPCです。色々なテストに使用しているノートパソコンです。

   PCオーディオ用の本チャンのSSD搭載パソコンは、余計なものはインストールや保存をしない様にしています。。

   余計なアプリをインストールすると、あとで削除してもレジストリのゴミが残るため、負荷が重くなります。

   また、保存ファイルは、大切なもの以外は、殆どNASに保存しています。当然ミラーでバックアップ取ってます。

DAC:GUSTARD X10改造版 (DAC IC ES9018、USB I/F XMOS)

使用ソフト:オリジナル・ベスト・ヒット/テレサ・テン 

オリジナル・ベスト・ヒット
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ユニバーサル ミュージック

 

<手順、準備>

ここから、Audirvana Plus for windows 10をダウンロードしました。

https://audirvana.com/audirvana-plus-for-windows-10/

 “Download the 15 days Free Trial Version”をクリックしてdownloadします。15日間の試用版。

 

<設定>

特に、難しい設定はありませんした。私は次の様に設定しました。

1.右下のUSBのマークをクリックして、USB IFのドライバを設定します。

 排他モードは「ASIO」を使いました。「WASAPI」でも音は出ました。

 私のDACのUSB IFは、XMOSですので、一番下の「XMOS USB Audio」を選択しました。

 他にも、色々とドライバを入れていますので、リストに出てきます。

 

2.右上の歯車をクリックして、設定画面を開きます。

 Device Nameは、「XMOS USB Audio xxxxx」となっています。

 Active Deviceの設定をします。

  今回DACはMQA対応していないので「DAC not detected as MQA,use as」を「Not MQA」とします。

  それ以外は、初期のままで良かったと思います。

 

<再生したい曲、音源をライブラリに追加>

リッピングしたタイトルをドラッグ&ドロップします。フォルダを纏めてでも大丈夫な様です。

ここで重要なポイントがあります。

下の画面を見て貰えばわかりますが、タイトル名に「xxxx.mqa」と付いてますね。

そうです! mqaファイルという事を認識させるために、ファイル名の拡張子に「.mqa」を追加する必要が有ります!

例えば、元がWAVファイルの場合は、ファイル名が「xxxx.mqa.wav」となります。

MQAは、wavやflac(可逆圧縮ファイル)の元ファイル形式のなかに2倍、4倍、8倍の帯域の音源が折り畳まれているのです。そのことを認識させるための手続きです。

下の画面上では、音質比較のため、同じタイトルを通常wavとmqaを並べて、ライブラリに追加しました。

 

<再生>

再生までに、ほんの少しだけ時間が掛ります。1秒以内。

MQAファイルを再生すると、上の写真の様に、左下に無事「MQA」のマークが出てきました。

この音源には、24bit/352.8kHzのデータが含まれている様です。アルバムのカバーも表示されました。

右下には、実際に出力しているデータが表示されています。「32/88.2kHz」となっています。

88.2kHzとなっている理由は、MQAはソフトデコードの場合、2倍と規定されているためです。

DAC側の表示も、88.2kHzとなっています。

これで、購入したMQA CDが、一応ハイレゾで再生が出来る様になりました。

試しに、一般的なCD音源のファイル名に「.mqa」を追加してみましたが、WAVEのままで、出力も「44.1kHz」でした。

これで、MQA形式のディスク・ファイルが「MQA」で再生された事に確証が持てました。

 

<音質>

では、その音質はどうだったか? MQAの恩恵は有ったのか? 通常のwav(44.1kHz)と比較してみました。

MQA(88.2kHz)では、音の粒子がきめ細かくなり、音が滑らかでクリーミーになった感じを受けました。

音の角が取れて、キツサが無くなり、甘くなった感じです。音楽が自然な感じで癒されます。クラシックなどに最適でしょう。今迄にも体験したハイレゾの音です。

同曲のレコードとも比較しましたが、レコードに迫る音質でした。

対応DACのハードを導入すれば、24bit/352.8kHzまで、MQAの「折り紙」を広げて拡張できますが、このきめ細かさが更に増す感じになる事が想像できます。もっとも、人間の耳には聴こえない領域の音ですが。 

 

従来のハイレゾと違う所の利点は、通常のwavと比べてもファイルサイズが大きくなく、CD盤に収める事が出来る事ですね。

確かに、今後、この音源、フォーマットが増えるかも知れませんね。    

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Bulk Pet転送を使用したDAC製品。

2019-01-14 13:39:43 | DAC

前回、Bulk転送をテストして、音質が良いことが分かりましたので、「Bulk Pet」を使ったDAC製品を少し調べてみました。ざっと調べただけで、以下の製品がありました。

「Bulk Pet」転送は、切換で通常のアイソクロナス転送にも出来る様です。

 

〇 TEAC

  NT-505/UD-505

ティアック USB DAC/ヘッドホンアンプ(ブラック)TEAC UD-505-B
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TEAC

 

〇 Nmode

  X-DP10

Nmode 1bit D/Aコンバーター X-DP10
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〇 SOUND WARRIOR

    SWD-DA20

サウンドウォーリア 高機能USB D/Aコンバーター SWD-DA20
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サウンドウォーリア(SOUND WARRIOR)

 

〇 SOULNOTE

  D-1

CSR ヘッドホンアンプ・DAC SOULNOTE D-1 [プラチナム・シルバー]
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〇 ラックスマン 

  D-N150

   今月号の「無線と実験」でも取り上げられていました。

ラックス CDプレーヤーLUXMAN“Neo Classico” D-N150
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今後増えていくのか動向が気になります。

今、デジタル・オーディオでの話題と言えば、「Bulk Pet」「MQA」対応、「ES9068」でしょうかね。

そろそろ、私もMQA再生に挑戦してみたいと思います。ディスクは購入したものの放置したままになっています。

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Bulk Pet転送が話題の様なので、、、。

2019-01-13 13:11:27 | PCオーディオ

最近のPCオーディオ業界では、USBデータ転送方式の「Bulk Pet(バルクペット)」が話題の様で、その対応機種も発表、発売されています。

Bulk Pet転送について、詳しく知りたい人はWebで調べてみてください。

参考までに概要は次の通り。

PCオーディオにおいて、PCからのUSBデータ転送方式は、アイソクロナス転送方式が一般的ですが、この方式では1ms単位でデータ(パケット)を転送する事が規定されているため、周期的にCPU負荷が変動し電流変動がおきてノイズが発生する可能性がある。またリアルタイム性を重視するためデータの欠落が起きる可能性もある。

これを解決するために、バルク転送方式を応用したものです。

バルク転送方式とは、画像データ、テキストデータ、アプリデータなどを負荷に応じて非周期的に大量かつ短時間に送る方式です。

また、アイソクロナス転送がリアルタイム性を重視するためデータの欠落が起きる可能性も含んでいる事に対し、バルク転送は、欠落なく正確に転送します。

Bulk Petでは、CPUの負荷に合わせて転送間隔を狭めたり広げたりして、負荷変動を抑制しようと言う事に着目した技術のようです。負荷に応じて4つのモードが準備されています。

 

そこで、思いつきました。

そう言えば、私もバルク転送方式のDDCを持っていました。2011年に購入。

「Musiland Monitor 01」です。 以前にも紹介しています。

 

当時人気だったHifaceもバルク転送だったと思います。当時はこの2機種くらい。


これを思い出したように、久々に使ってみました。

ドライバは、最新の状態にして残していたので、そのまま接続しfoobar2000で再生してみました。

Musilandの設定画面です。ASIOを適用しています。サンプリング周波数は、音源データに依存します。

 

再生して音を聴いてみると、確かに音質が良いです。なるほどね~。

1音1音がはっきりとしています。音もスッキリです。音の粒立ち、分離、音の広がりともに良好です。

それと、使ったPCは結構な年代物ですが、他の作業をしてCPUに負荷をかけても、音が途切れたりと言う事が一切ありません。

バルク転送で負荷を最適化して転送しているのでしょうね。

 

なお、写真に写っているUSBケーブルですが、有名な「BELKIN(ベルキン)」の短い(15cm)ケーブルです。

BELKINは、差動インピーダンス整合、ツイストペアなど、一番まともにUSBケーブルを作っているメーカーだと思います。

Apple社も認める米国のケーブル・メーカーです。BELDEN(ベルデン)とお間違えの無いように(笑)。

そもそも、デジタル転送用のケーブルは、アナログ用ケーブルとは違い、線材等による音質への影響は殆ど有りません。それよりも、伝送路の設計がきちんと出来ているかです。

ひとつは、特性インピーダンスの確保が出来ていることです。一般的にはTDR法を使います。

接続部があれば、そこが不連続点となるので、伝搬の反射が起きます。こういった所もきちんと対策して、接続先も含めて伝送線路全体のインピーダンス整合が取れていることが重要です。

それと、シールドがきちんとされて、周辺回路、機器に影響を与えないことです。

Belkin 15cm USB2.0ケーブル F3U133-06INCH Pro Series USB 2.0 Device Cable 並行輸入品
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あれ? 以前私が購入した時は、1,000円くらいだったのですが、今は高くなっています。

USBケーブルは許す限り、短い方が良いでしょう。

 

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30年前のDAC DAS-703ESと、近年のES9018搭載DACを音質比較

2019-01-11 12:37:31 | DAC

SONY製DAC DAS-703ESが稼働を始めてから約1か月経過し、調子が出てきました!!! 

いよいよ実力発揮か?!! コンデンサなどの部品が覚醒してきたのだろうと思われる。

透明度が高く、情報量も多い。音もすっきり。今まで聴こえなかった音も聞こえます。こんな音が含まれていたのかと気づきます。今迄音があまり良くないと思っていた音源でも綺麗に聴かせてくれます。

また、肉声とかリアルな音(拍手、会場の音)では、目の前で起きている様で(大袈裟か)、ドキッとさせられることがあります。

ES9018搭載DACは完全に負けてしまいました⤵。岡山に持ち込んだ時は結構健闘していたのですが。

ES9018搭載DACと比べると、ベールが一皮剥けた様なクリアーでスッキリした音です。

特に、音の粒立ち、立ち上がり、切れ、スピード感が違います。DAS-703ESが優れています。

もっとも、出てくる音は、DAC ICだけでは決まるものでは無く、構成その他の要素にも依るので、あくまでも私のES9018搭載したDAC機と比較した場合のことです。ES9018 IC単体が劣っているとは言っていません。

それにしても、リニアPCM再生の原理原則に立つと、この様な素晴らしい音になるのかと驚かされます。

巷で言われるW社やL社、C社のDACの様な変な色付けして良く聴かせるのとは違うと思う。(勝手な憶測ですので語弊が有ったらお許しを)

これが、CD盤に刻まれた44.1KHz/16bitのデータを忠実に変換した時の本当の音なのでしょう!。

これを聴いたら、もう止められません。ずっと聴き込んでしまいます。今まで収集したCDやリッピングした音源を再度聴き直したくなりました。ホームネットワークNASからのデータでも全く問題ありません。しばらくはデジタル中心で聴くことになりそうです。

少し手を加えて改造、チューンしようと思っていましたが、デジタル臭さも薄らいできましたので、暫くこのままで使ってみます。

 

なぜ、こんなに古いDACでも、そんなに優れているのか? それはPCMの原理原則に忠実だからです。

さすが、PCMを考案した生みの親SONYさんです。PCMのツボを知っています。

PCM化されたデータを100%忠実にアナログデータに戻すにはどうしたらよいか、また音質に影響するのはどの部分か、ノウハウを持っています。

その技術力の高さから、また、ソニーのファンになりました。

トラ・アンプもソニーにしようかな? 

修理にある程度自信がついてきましたので、今年は、改造よりも、古き良きオーディオ黄金時代の往年の機器を入手して、メンテする事を中心に取り組んでみたくなりました。

 

では、今日は、最近購入したCDを紹介しましょう。

HYMN [CD]
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DECCA GOLD

 ※DECCA(デッカ)レーベルです。

年末のNHK紅白歌合戦にもYOSHIKIと出演してサプライズでした!

実は昨日、4月のサラ・ブライトマンのコンサート・チケットが届きました。

アリーナ席の比較的前方の席です。コンサートで久々に良い席が取れました。

サラ・ブライトマンは、海外を含めて2回目、約10年振りの鑑賞になります。

実は、海外で、もう一度見る予定が有ったのですが、人気が下火になったのと、本人が宇宙に行くとか言い出したり、急遽中止となり、払い戻しになりました。

サラ・ブライトマンのコンサートは、ステージが豪華なので、今から楽しみです。

YOSHIKIが参加してくれたら、もっと感激なんですが。

ちなみに、X-JAPANのライブも復活間もない頃に海外で見ましたが、最初から最後まで立ちっぱなしでした。 

 

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