My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

祝!遂に500万アクセス達成!

2024-07-15 13:21:39 | その他

昨日(7/14)、遂に500万アクセス(PV)を達成しました。

このブログを始めたのが2011年3月ですので、あれから13年。

1日のアクセス数は計算すると平均約1,000と言う事になります。

最近の日々ブログランキングは、だいたい1,000位/320万ブログです。

皆さん、閲覧頂き有難うございます。

私のブログの内容は、主にオーディオ関連や音楽、それ以外でも興味を持った事について書いてきました。

特にオーディオ機器の修理や改造には力を入れてきました。

始めた頃はパーツの交換で音色の変化を楽しんでましたが、次第に設計から見直して音質向上が出来るようになりました。何事も努力と経験ですね。

その都度、少しでも皆様のお役に立てばと思い、その経緯と内容を掲載してきました。

元々電子回路のエンジニアだったので、基礎知識は有りましたが、真空管に関しては初めてでした。

真空管アンプの設計については、ベテランの方に教えて頂いた事が大きかったのですが、勉強本で特に役立ったのがこちらです。ぺるけさん、有難うございます。

 

主な真空管の概要と特性については、こちらを手元に置いてます。

簡単なデータと使い方が書いてあり便利です。

管名索引では別呼称など関連管が一覧出来て重宝してます。

 

 

私が今一番気に入っている真空管アンプはRCA245を使ったシングルアンプ。

これは既製品の2A3シングルアンプを45(245)シングルアンプへと設計変更を行ったものです。

このRCA245はで90年以上も前の直熱三極管ですし力も注ぎました。

改造の内容については、右側の検索欄で「45シングル」と入力し、このブログ内で検索をすれば閲覧できます。

何が良いかって、このアンプは本当に微細な音まで艶やかに再現します。

 

最近は投稿の頻度が少なくなりましたが、これからもよろしくお願いします。

 

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オーディオ・チェック用音源として。

2024-06-29 10:16:50 | 音楽

最近入手したEPレコード「サンチェスの子供たち/チャック・マンジョーネ」の紹介です。

LPに収録されているバージョンは、約14分の大作ですが、EPではサビ部分のみで3分少々です。LPバージョンは前後にボーカルが入っています。

この曲は冒頭からドラムの音が凄いです。マーチング・ドラム。一瞬、スピーカーが破れたかの様な破壊的な音です。ドラムも凄いですけど、ブラスの迫力も凄いです。

序盤での太鼓の音が破綻無く、レスポンス良く、アタックの有る音で再生出来るか、その中でフリューゲル・ホルンの音が優しく柔らかく甘美に響いているか、そして終盤での管楽器全体が天を突き抜ける様に切れ良く響いているかがポイントです。

我が家の現在稼働システムは、

-Record Player : Thorens TD320MkⅡ + SME3009S2 + Shure V15typeⅢ

-Amplifier : 管球プリ(Telefunken ECC88使用) + 管球パワー(RCA刻印 245ナス)

-Speaker : JBL L26

です。

アルニコマグネット・スピーカーのお陰もあって、とてもレスポンスが良いです。エッジも張り替えてますので、破綻無く再生出来ています。

ウーハーの口径がD130の様に大きければ、もう少し低音が沈みこんでスケールの大きな音が出るのでしょうが、私の部屋の広さから今のサイズがちょうど良いです。

それにしても、このフリューゲルの音って本当にメロウで他の管楽器では出せない唯一無二の音ですね。

この曲は学生や自衛隊の吹奏楽団やマーチングバンドでも演奏される様ですが、本家の様には演奏出来ない様です。演奏が結構難しいのでしょうね。

どこかで聴いた事が有るかも知れませんし、初めてでも一度聴いたら耳に残ります。

Youtubeの公式チャンネルに上がっているので聴いてみてください。「Children of Sanchez」で検索。

 

私が手に入れたEP盤は見本盤」ですので、当然マトは「1」「1」「1」です。日本初盤プレス。メタルマザー「1」スタンパー「1」、一番左の「1」は何でしょう。「ラッカー」?マスターテープを日本送って貰い日本でカッティングしたのかな?ここは深入りすると沼にはまるので止めておきます。

日本では「Feel So Good」がヒットしたので、今まではそちらばかり聴いていましたが、この「Children of Sanchez」では、二度目のグラミー賞を受賞しています。

この曲の14分フルバージョンを含め、アルバム全体を通して聴いてみたくなりました。

 

これと似たような感じでトランペット奏者メイナード・ファーガソン「Conquistador/Maynard Ferguson」も凄まじいです。

ロッキーのテーマ曲「Gonna Fly Now」アメリカ横断ウルトラクイズ「ストートレックのテーマ」でもお馴染みですね。懐かしい~!。

トランペットのハイトーンが突き抜けます。参加ミュージッシャンも有名どころが揃い踏み。

手元にあるのは、US 「Promotion Only」の盤です。

因みに、「ロッキーのテーマ」はサントラ盤LP(ビル・コンティ・バージョン)も持っていますが、何だかテンポがゆっくりで怠い感じがします。

やっぱメイナード・ファーガソン・バージョンが出来が良くてシャキッとしています。私はこちらが好きです。

 

紹介したアルバムは、どちらも元気が出る曲です。梅雨時のジメジメした気分を吹き飛ばすにはピッタリですね。

 

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こんな所にも『Rudy Van Gelder』の作品が。

2024-06-23 10:58:07 | 音楽

JAZZファンなら誰もが知っている偉大な録音技師「Rudy Van Gelder」(RVG)ですが、何とフュージョン系(クロスオーバー系)の盤でも発見しました。

Van Gelderについては、今更説明不要と思いますが、主にはBlue Note作品の殆どを手掛けています。John Coltrane,Sonny Rollins,Miles Davis etc....。 Blue Note以外にも「Impulse」「Prestige」「Riverside」「CTI」レーベルも手掛け、そのタイトル数は3000以上と言われています。

 

そして今回手に入れたレコードがこちら。

「One/Bob James」 

ボブ・ジェームスの記念すべきデビュー・アルバムです。

アルバム・ジャケットを開いた内側に「Recorded at Van Gelter Studios / Rudy Van Gelter,Engineer」と書いてあります。

オリジナルはCTI型番ですが、こちらは日本盤のSR型番です。

日本盤はSR → GP → LAXと再版されています。SRが初盤です。

片面(Side-1)にしっかりとVAN GELDERの刻印が有ります。

 

フュージョン系では、他にも「ツァラトゥストラはかく語りき(Prelude)/デオダート(Deodato)(CTI)」「Good King Bad/George Benson」「Cast Your Fate To The Wind/George Benson(CTI)」なども有ります。その殆どがCTIレーベルです。

 

先日立ち寄った本屋さんで偶々見つけた「ジャズ批評」5月号にルディ・ヴァン・ゲルダー生誕100年の特集が組んで有り、そこにはデオダードは有ってもボブ・ジェームスのアルバムは出てきません。RVGの中ではマイナーなんでしょうね。

でも、作品内容は良いです。

特に、有名な「Feel Like Making Love」も収録されていますし、A-1「Valley of the shadows」でのスティーブ・ガットの変則ドラム、迫力が半端ないです。実にスリリングでエキサイティングです。

もちろん「はげ山の一夜」も名アレンジで秀作です。

レコード探しも楽しいですね、、、。

 

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小さなインテリアとして ~ミニチュア楽器~

2024-06-16 21:26:29 | その他

部屋のインテリアとして、ミニチュア楽器を飾りました。

このミニチュア楽器は精巧に出来ています。全て手作りの様です。価格はそれほど高くは有りません。

購入時は木製のギターケースに入っていて、スタンドも付属しています。

製作は、神戸に有る工房です。

店長紹介では、

「2003年頃、ミニチュア楽器と出会い、楽器メーカーに25年間、勤めた経験から、ミニチュア楽器専門店、Just-On(サンライズサウンドハウス)を開業致しました。当初は、種類も満足出来るものではございませんでしたが、徐々に増え、現在では100種類以上となり、各種サイズも取り揃えております。いろいろな場面でミニチュア楽器をお使い頂ければ幸いです。」

とあります。なるほど細かい所まで良く出来ています。ボディーは木製で、弦はナイロンではなくスチール弦です。

お店のHPは、こちら

 

オブジェとして、どうでしょう?

 

私は、これから増やして、小さな音楽隊を作りたいなぁ~、なんて思っています。

 

尚、写真のアンプは本物のVOX製で音が出ます。ヘッドホンも使えます。こちらは楽器店より購入しました。

 

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真空管ソケットとピンの掃除について。

2024-06-08 13:11:23 | 真空管アンプ

もう季節は夏!。本日の外気温30℃。

暑くなってきましたので、真空管パワーアンプを発熱量の少ない物に入れ替えました。

今までは大飯喰らいのKT88 pp(GEC管)でしたが、これを245 single(RCA管)に交換。

 

・GEC KT88 pp(初段6SL7、ドライブ段6SN7)

 力強く粘りのあるエネルギッシュな音がします。主にJAZZ、ROCK、POP向き。

 

・RCA 245 single(前段6SN7 、整流管5X4G)

 爽やかな音がします。夏向き。

 音の切れ際、抑揚など細かい所まで表現してくれて上質な音です。

 

稼働前にひと通り真空管ソケットとピンを掃除しました。これ、いつもの儀式です。

真空管アンプを久々に稼働してみたら、バリバリと異音がしたり、最悪音が出なかったりで、大慌て、大切な球を壊してしまう事だってあります。そうで無くても、同じ状態で永く使っていると、音が何だかスッキリしなく、球を軽く捻るとバリッと音がする事だってあります。

所謂、球のソケットとピンの接触が不安定状態、接触不良ですね。

その様な事態に陥らない為、私の場合は、1ヵ月に1回くらいは、ここを掃除します。

サイクルが短い理由は、真空管ソケットが古い物である事や、使用球が古いヴィンテージ品が多いためです。

 

そこで本題です。

真空管アンプを愛用されている皆さんは、真空管ピンとソケットの掃除は、どの様にされているのでしょうか?

私の場合は、無水エタノール綿棒歯間ブラシ(Lサイズ)を使っています。

綿棒は、キトサンとか含まれていない綿だけの物(これを探すのも結構面倒)で、普通サイズの物と赤ちゃん用の細い物。

GT管ソケットには赤ちゃん綿棒、MT管ソケットには歯間ブラシ、ピン足には普通サイズ綿棒を使います。

使用する歯間ブラシは、これが良かったです。

 

この形状に惹かれました。

 

汚れが酷い場合は、ケミカル材で磨き、その後無水エタノールで研磨剤は綺麗に拭き取る様な処理をする事もあります。

それでも、熱で酸化が進みやすいので、1か月に1回程度は上述の方法で洗浄します。

使ってはいけない物は接点復活材です。以ての外、アウトです!。

絶縁性が保てなくなるだけで無く、熱による酸化が進みやすくなります。

MT管などピン間の距離が狭いものでは、ソケットの裏側のマイグレーションによるウィスカにも注意が必要です。

過去に高価なオーディオ用接点改良剤も使ってみましたが、なんだか音がスッキリ音がしません。曇って色がついてしまいます。

 

少しでもお役に立てればと思います。。。

 

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デジタル系の電源ノイズ低減で音質向上。

2024-05-12 15:06:04 | ネットワークオーディオ

今回はブルーディスク・プレーヤー(BDプレーヤー)の電源を少し弄ってみました。

以前にも登場したSONY製UBP-X800です。この機種は再生専用、しかもDAC非搭載なのに5万円もします。

今はMarkⅡ(M2)となっていますが、我が家のは初号機。

この機種は、元々、画質、音質ともに良いのですが、初めて内部に手を付けたのが、2年半前。(当時の記事がこちら。)

今回は、更なる改良に挑みました。

その結果、音質、画質ともに格段に向上しました

改良内容については、現在販売中の機種ですので詳細は避けますが、スイッチング電源から供給されるDC電圧の高周波ノイズ低減です。

ソニーさんの機種の場合、基板上に空きパットが儲けてある事が有ります。と言うか、量産時に利益確報のために部品が省略されたのでしょう。

そこにOSコンデンサやPSコンデンサ、タンタルコン、小容量フィルムコンデンサを追加。更にメイン基板へのDC12V供給ケーブルへフェライトコア追加。スイッチング電源基板からメイン基板間へ高周波飛び込みを低減するために銅の遮へい板を設けました(MK2で実施の内容)。 ※まあ、こんな事をするより、さっさとMK2を買った方が良いでしょう。

ちょっと一部をお見せしますと、こんな感じです。

 

どの様に良くなったかと言うと、

 ①映像ソフトの画質は、全体的に少し明るく鮮明になり立体感が増した。

 ②音質もベールが何枚か剥がれて臨場感が出た。

様に思います。

USB経由でSSDに保存した音源を再生してみると分解能が増し、音が鮮明になり、今まで聴こえなかった音も聴こえてきます。

ちなみに、このUBP-X800はDACを持ってませんので、DACはSONY製DAS-703ESを使用しています。

私が所有するトランスポート類の中では、今まではiFi Audio製「ZEN STREAM」が一番音が良いと思っていたのですが、その上を行っています。

音が整理されて出てきている感じです。今まであまり聴く気になれなかった音源さえも、今は心地よく聴く事ができます。

 

ここで、何故音が良いのかをUBP-X800のブロック図を眺めながら少し考えてみました。

その理由のひとつとして、メディア(USB、NAS、DISCなど)から取り込んだデジタル・データを一度内部のDDR(DRAM)に格納しているためと思います。1ブロック当たりの容量が不明ですが4ブロック有ります。

DDRに取り込んだデータは元データとベリファイしているので、データの取りこぼしは無くビットパーフェクトの筈。

DDRに取り込んだデータは最短距離で高速処理されて、SPDIF(COAXIAL)やHDMIに送り出される。この時内部クロックで叩き直しているためジッターの発生は最小。

まさに理想的ですね。と言っても、最近のTVやBDレコーダーでは内部で画像処理しているので当たり前かな。

15年位前に、自作でDACやCDプレーヤーの中にRAMを積んだ強者の記事を見た事があります。当時は成程ね~と納得していましたが、時代、技術の進化ですね。

しかし、この様な事は、廉価物のトランスポートやDAC単体では無理ですね。

調べてみると、LINNやCHORDなどの高級DACではDACの直前にDRAMを搭載しジッターレスを実現している様です。

 

尚、お断りしておきますが、この改造は私個人の趣味の範疇、自己責任で実施したものであり、決して真似はしない様にお願いします。

まあ、真似する人はいないかぁ~。

 

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6C33C真空管シングルアンプの動作点見直し。

2024-04-07 13:09:17 | 真空管アンプ

久々にオーディオ熱が再燃しましたので、6C33Cシングルアンプの動作点の見直しをしました。

6C33Cという球は、ヒーター2本、カソード2枚、プレート及びグリッドは1枚という構成になっていますが、これを私はシングルヒーター、シングルカソードで使っています。要するに片側だけを使用。

理由は、ヒーターが大飯喰らいで球がかなり熱くなるためと、左右チャンネルで対称のヒーターを使うようにすれば、左右交換で寿命が2倍になるからです。

データシートには、シングルヒーター、シングルカソードで使用する場合の特性も掲載されています。

ダブルヒーターの理由は、ミグ25戦闘機に乗せるための冗長設計と思われます。

 

さて、本題ですが、変更前の動作点がこちら。

これをほんの少し左側に移動しました。これにより右側に余裕が生まれます。

変更後の動作点がこちら。

入力信号を入れて出力波形を確認すると、正弦波の上下ともほぼ同じピーク電圧で歪始める様になりました。変更前は下側が少し早めに歪始めていた。

 

実際に音を聴いてみると、大音量でも以前よりも歪が減り美音になりました。

 

動作点移動の方法としては、B電源に直列抵抗50Ωを追加してB電圧を下げ、プレート電流を143mAから167mAに増やしました。

(変更前の回路図)

 

(変更後の回路図)

 

(50Ωを追加した所) 

抵抗にはDALE NS-2B(無誘導タイプ)を使いました。

 

50Ωを追加した事で左右の分離が良くなり、音の臨場感や広がりも増した様に思います。

ほんの少しの変更ですが、音質には影響がある様です。

 

全体写真。内部はかなり密集しています。

 

 

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電源トランスの鳴き(唸り)

2024-03-31 11:36:55 | 真空管いろいろ

1年位前から気になっていた「6C33C真空管シングルアンプ」の唸り音

スピーカーから聴こえるハムではなく、アンプ本体のメカ的な唸り音です。

この原因を突き止めて対策する事が出来ました。

聴診器の様な物を当てて探したところ、唸り音の発生源は電源トランスでした。

 

では、どの様にしてこの唸りを抑えるか?ですが、考えられる方法は以下のふたつ。

 ①機械的(構造物的)に振動を抑える。

  例えば、電源トランスの振動が出来るだけシャーシに伝わらない様にする。

 ②電気的に唸らない様にする。

  1次側にDCが乗ると、トランスが唸る事があるとか。

 

①はスマートな方法では無いし、そもそも電源トランスが唸る事自体が通常は無い事なので、②の方向で考えました。

そこで目を付けたのが、電源トランス1次側0~100Vの間に並列に入っているスパーク・キラー(47nF+47Ω)。

(回路図上)

(実装状態) 

スパーク・キラーは、キャラメル状の部品。

 

そういえば、他のアンプでは、スパーク・キラーはこの様な使い方をしていないし、稼働時に常にスパーク・キラーが入っていると音質に影響が有ります。

そうですよね。電源トランスの1次側の影響って、2次側のB電源では2倍~3倍で効いてきますからね。

そのため、他のアンプでは、電源スイッチON時のスパーク対策はスイッチに並列に入れている事が多いです。こうする事で稼働時はショートになり影響が有りません。

(回路図上)

早速、このスパーク・キラーを取り外し、その代わりにスイッチの両端に0.01uF/400Vのフィルムコンデンサを取り付けました。

(実装状態)

フィルム・コンデンサは黄色の筒状の部品。

 

変更後の結果は、電源トランスの唸りはかなり小さくなり、気にならない程度になりました。

アンプの音質も、以前と比較して歪っぽさが無くなった様な気がします。

この唸りがアンプ出力に影響していたかも?

 

そして、取り外したスパーク・キラーをよく観察すると、ケースの表裏共にひび割れていました。

これって、スパーク・キラー自体が鳴いていたのかも知れません。 

 

ところで、スピーカーのエッジ交換作業を実施して以降、久々にオーディオ熱が再燃してきました。

この6C33Cシングルアンプを設計的に少し弄ってみました。

内容については、また次回。

 

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なんちゃってWEサウンド。

2024-03-24 14:36:40 | ケーブル

スピーカーの内部配線に使ったWEケーブルの余りをスピーカーケーブルに使いました。

現在のスピーカー・ケーブルは、WE(ウエスタン・エレクトリック)のブラックエナメル単線(16GA)

但し、単線だけでは取り回しが良くないので、その両端は撚線で15cmほど延長しています。

今までは、ここにダイエイ電線を使っていたのですが、WE撚線に変更してみました。

バナナプラグは「FURUTECH」製。

(変更前) ダイエイ電線 VFFT 0.75sq」の平行線

(変更後) KS-13385L-1 16GA

 

使い始めは、いつも通りで、しっくりこない詰まった音でしたが、これも1週間後に解消。

あら不思議!WEサウンドになりました。なんちゃてWE

本物のWEサウンドを知らないので、所謂自己満足です。

プラシーボかも知れませんが不思議ですよね。わずか数センチ使っただけでもその音色が乗るんです。

 

 

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スピーカーの内部配線材選び。

2024-03-10 11:21:04 | スピーカー

前回予告した様に、スピーカーボックス内のネットワークからウーハーまでの既存配線の延長に使う線材選びについて。

ウーハーの取付を180度回転させたので、元の配線では届かなくなり継ぎ足して延長するため。

 

まあ、最終的にはアレ」の一択に落ち着くでしょうが、それまでに2種類ほど試して見ました。

ひとつは、今後も使う事が無いであろう手元に有ったウエスタンの細線」。線径コア0.3mm程度。

これは海外で電気街を歩いていた時にビンテージ品を扱うガレージ店(小屋)で見つけたもの。

一応「Western」と謳っていたが、真偽は?。

外皮は紙?の二重巻き、芯線はメッキ有りの単線で、1本の長さ180cm位のものが何本も。

これを5本束ねて手芸用の布紐の中に通しました。こんな感じ。長さ20cm。

実際に音を出して見みたら、腰高になってしまいました。低音不足。スピード感も不足。こりゃ、駄目だ。

やはり、束ねて見かけ上の合算線径を太くし抵抗値を下げても、1本の線径が細いとエネルギーが伝わらないと思いました。

素線同士を裸で束ね、理想の7本撚りにすると良いかも知れません。

 

二つ目は、最も色付けの少ない「ダイエイ電線」を使いました。20cm。

ダイエイ電線は金田式アンプの推奨となっている様です。

これは前者よりは良かった。

しかし、聴き込むと、低音の明瞭度とレスポンスが今一歩で少し籠りぎみでキレが有りません。

重くてモタツキが有る様に感じます。

もう少し使えばヌケてくると思いますが、1週間で次の本命ケーブルが到着したのでタイムアウト。

 

ここからは本命の「アレ!」。

いにしえの「Western Electric : WE (ウエスタン)」ケーブルです。20cm。

ウエスタン信者の私として、これを試さない訳には行かないでしょう。

WEと言えば、地球上で初めて大西洋に通信回線を引いた会社なので、このケーブルにもその信号伝達の技術が継承さている事でしょう。

今回購入したケーブルがこちら。

定番の「KS-13385L-1 16GA」です。

A.I.W. CORP.となっていますが、A.I.W.はWE社のOEM先です。

復刻版ではなく多分数十年前(1950年代?)のオリジナル品と思う。復刻品は例の赤い被覆の奴。

構造としては、被覆が2重構造で、内側がゴム系、外側は布繊維です。

WEお得意の構造で、静電気を嫌ったのと、ケーブル内を信号が通る時の表皮効果が考慮されています。

芯線は銅に錫メッキの撚線。太さは16GAです。

16GAがWEスピーカーケーブルの推奨径だそうですが、短距離の内部配線にはちょっと太かったかも知れません。

ユニットへの接続はファストン端子を廃止して、端子に直半田(Kester44使用)としました。

 

JBLやALTECスピーカーの内部配線は、ウエスタンでなければ本来の音はしないと言われています。

言い方を変えれば、これらのスピーカーを本来の音で鳴らせるのはWEのケーブルだけだとも。

但し、JBLスピーカーの内部配線は、当時物のベルデンが使われている事が多いとも言われています。

いずれにしても、ビンテージ・スピーカーには老舗ケーブルメーカーのヴィンテージ品を使うと言う事です。

今回はJBLオリジナルの内部配線(ベルデン?)を残しつつ、WEとの合わせ技となりました。

さて、肝心の音はと言うとこれは好みの分かれる所と思います。

現代の高品位なハイファイな音を求める人には向かないかも? ただ、古き良き時代のビンテージ的な音を求める人には好まれるでしょう。

予測ではもう少しキラキラした音なると思ったのですが、使用直後は然程では有りませんでした。

ウーハーに使ったからなのでしょうかね。このスピーカーのクロスオーバー周波数は2KHzなので、帯域の殆どがこのウーハーが支配している筈ですが。

まだ使い始めたばかりなので、鳴らし込みが進めば、もう少し変わってくるでしょう。

 

そして、使い始めて1週間後、驚きです!素晴らしい音になりました。WEの本領発揮?!

なんとキレのある音でしょう。

各楽器の存在感、音が生々しく、臨場感が有り、特にボーカル物を聴くと歌い手が目の前に居る様に錯覚します(言い過ぎ)。

ケーブルも銅、錫、外皮の物質で構成されているので、信号を通す事で物性が変化して行くのでしょう。

他の電気部品のエージングと同じ理屈で、鳴らし込んでいくと、更に良くなる事でしょう。今後が楽しみです。

 

今回のスピーカー・エッジ交換で感じた事。

交換前の2~3年間は何を聴いていたんだろう。

交換した音を聴いて、元々はこんな音をしていたんだろうなと思う。

慣れっていうのは恐ろしいもので、次第に音質が劣化しているのに気が付かな事が多いです。

リペアしてみて初めて気づきます。

修理して本当に良かった。往年のサウンドが蘇りました。

加えて、スピーカーの内部配線の線材選びでも、音質が大きく変化します。

たかだか数十センチでも音の違いが分かる人にはわかります。

 

久々にスピーカーに興味が湧いてきたところで、タイミング良くこんな本が発刊されましたので、思わず買ってしまいました。

 

 

 

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