My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

TV音声がDSEE HX「入」で高音質に。 ~AAC音源のデコード~

2023-10-29 10:55:40 | オーディオ

私はホームリンクを使って、リビングに設置しているブルーレイ・レコーダーに録画したTV番組を、別室オーディオルームのソニー製ブルーレイ・プレーヤー UBP-X800で視聴していますが、最近、UBP-X800の音声設定をDSEE HX 「入」にしてAAC音源のまま(ビットストリームのまま)で出力してみると、COAXIAL出力(同軸SPDIF)はPCM 48kHz、HDMI音声出力はPCM 96KHzになっている事に気が付きました。そしてなにより音質が良い!!!

 ※DSEE HXとは、ソニーが開発した非可逆圧縮音楽ファイル用の音質向上技術。AIが組み込まれているとか。

いつからこんな仕様になった? 以前からこの仕様で私が気が付かなかっただけか?

いや、私の記憶では、TVのAAC音源をオーディオ用DACで聴くときは、ダウンミックスPCMモードにする必要があったと思うが、いつの間にアップデートされた?。

つまり今までTV音声は、AAC→ダウンミックスPCMにしてオーディオ用DACに出力するか、AACのままAVアンプに出力して聴いていた。

しかし、AAC→ダウンミックスPCMにした場合は、音質が悪いので、ほとんどの場合、AACのままAVアンプで聴いていた。この場合はAVアンプの信号表示はMPEG-2となる。

今回確認すると、DSEE HXを使用したAAC音源デコードでは、劇的に音質が良くなっている

昨今の「TV放送の音声を良い音質で聴こう!」の流れか? そう言えばHDMI対応のオーディオ用ステレオアンプも多くなってきました。オーディオ信号をHDMIで伝送。

余談ですが、これはソニーが最初に提唱した方法ですよ。AV機器に音声専用HDMI端子も設けていました。

 

TV音声信号の圧縮符号化技術については、こちらを参考に(NHK技術資料)。

音声仕様の一覧表を抜粋させて貰いました。

 

DSEE HXがまた進化したのかな?

ともかく、TV放送のAAC音源をDSEE HX 「入」で聴くと音質が良いです。

備忘録として、色々とモードを変更して、その時の同軸出力とHDMI出力の信号を一覧にしておきました。

オーディオ用DACを使って音声を聴くときは、AAC / DSEE HX「入」 / 48k or 96kが良さそうです。

但し、NHKニュースなどのモノラル放送の時だけは、DSEE HX 「入」にしてもPCM変換されない。

 

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こんな本を買いました。~究極のアナログレコード「初盤道」~

2023-10-22 15:44:56 | レコード

この本は、数種ある同タイトルのアナログレコードにおいて、どれが本当の初版プレスかの見分け方や、プレス違い、変遷が書いてあります。

内容的には、かなり深堀でマニアックな部分が多く、少々わかりにくい部分もありますが、収集マニアにとっては非常に興味深く読めて参考になると思います。

 

私は、2014年~2020年の6年間位、オリジナル盤に拘って洋盤のアナログレコードを熱心に収集していました。その後は、熱が冷めていますが、この本を手掛かりに、自分が持っているアナログレコードをもう一度確認したくなりました。

当然、初盤は価値があり、所有している事の悦びもあります。しかし、初盤はとても希少で出会える確率は低く、かつ高価で手が届きません。もし手に入れた物が初盤だったらラッキーくらい。

今まで購入したオリジナル盤レコードについては、このブログに書いています。(左のカテゴリー「レコード」に置ています)

さて、サブタイトルに書いて有る様に「知らなきゃ良かった!?」になるのかな? 

本のなかにも書いてありますが、初盤だからと言って必ずしも音質が良いわけでもなく、ラッカー盤、メタルマスター修正後のほうが完成度が上がり音の纏まりが良い場合もありますが、鮮度で言えばやはり初盤でしょうね。

 

所有しているレコードをざっと確認しました。

例えば、レッド・ツェッペリンのUKプレスでも初盤ではなく2ndプレスの様です。

通称レッド・マルーン・レーベルと呼ばれるUK盤。

・Ⅰ

 

・Ⅱ

 

・Ⅳ

 

2ndプレスでも良いんです、一般的なUS版やJPN版に比べ、音の密度が濃く、音に厚みがあるので満足しています。

余談ですが、この盤でも市場取引価格は10k over/枚です。

US盤も持っていますが、US盤は音が荒く派手でハードロック色。

ボンゾのドラムを聴くならUS盤、ペイジのアコースティック・ギター、ジョン・ポール・ジョーンズのキーボード、ベースを聴くならこのUK盤と言った感じでしょうかね。

 

この本には掲載されてなかった大御所エリック・クラプトンがブルース・ブレーカー時代に残したこの1枚も自慢のレコードです。

 

オープン・デッカ盤です。デッカなので音質良いです。

こちらがステレオの初盤。マト1なので初盤に間違いないでしょう。

 

因みに、ボックス・デッカ盤はこちら。

 

両方持っています。

モノラル盤(赤レーベル)が更に価値が高いのですが、残念ながら私はモノ針を持っていませんので、聴く価値半減で購入していません。

 

他のレコードも確認しましたが、この本によれば、せいぜい2ndプレスどまりでした。

 

因みに、私が使用しているレコード・プレーヤーは、

 ターンテーブル:Thorens TD320 MKⅡ

 トーンアーム:SME 3009 S2

 カートリッジ:SHURE V15 TYPEⅢ

 スタイラス(針):JICO VN-35HE

です。

いつ観ても美しい~! 自画自賛。

 

 

 

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