My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

音の良いオリジナルレコード

2015-07-19 12:23:00 | レコード

アナログレコードでも、特に音の良いものがある。

私が今まで収集したなかで、特に音質が良いと思うレコードは、最近手に入れたもので、

Steely Danの「Gaucho(ガウチョ)」 MCA-6102

USオリジナルで、マト番号は2/2。

もともと、このアルバムは音の良いことで、有名であるが、

それは、マスタリング・エンジニアがRobert Ludwig = Bob Ludwigであるからだと思う。

この人のマスタリングしたアルバムは、概して音質が良いです。

私が入手したレコードにも、しっかりとこの人がマスタリングした証の刻印が「RL」として残してある。

見にくいと思いますが、MASTERDISKの右隣にRLの刻印があります。

レコードの場合は、内周の無音部(Run out)部分に、この様にマスタリングエンジニアとかマト番号とか色々な情報が刻印してあって、ある意味親切です。

まあ、エンジニアが一枚いちまいカッティングして、スタンパーで焼き、最後に品質管理していたのでしょう。

昔の仕事は手が込んでいて丁寧ですね。関心します。

だから、一枚が当時で3,000円くらいになっても仕方無く、それなりの価値があったんですね。

今やCDなんて簡単に作れてしまいます。個人でも作れますからね。ましてやネットで配信なんて便利な時代になりましたが、その分、音楽の価値、一枚の重み、有難味、一枚を手に入れたときの喜びの様なものが減った様な気がします。

 

因みに、内袋つき、ラベルは虹ラベルです。

実に音がしっかりしていて、聴いていると一瞬耳を疑います。

どこからこの様な音が出てくるのだろうと、回転するレコードの溝をマジマジと見てしまいます。

私は、このアルバム「ガウチョ」は、レコード、CD、プラチナSHM CDとも持っていましたが、それらと比較しても、今回のレコードが一番音質が良いと感じました。

ところで、プラチナSHMって、一瞬にして市場から無くなりましたが、何だったんでしょうね。メーカーの策略としか思えません。

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Matantz(マランツ プリメインアンプ) PM-6005 遂にお蔵入り。

2015-07-12 12:44:57 | 真空管アンプ

リビングのオーディオ環境(主に奥さん用)改善のため、CDプレーヤーの真空管出力+オイルコン(ビタミンQ)を使ったものの、それでも奥さんにまだ満足して貰えなったため、遂に、昨年12月に買ったばかりのマランツのプリメインアンプPM-6005を遂にお蔵入りにした。

その代わりとして、KT-88真空管アンプを持ち出した。

ただ、この設置のためには、この重量に耐える台(ラック)が必要。

と言う事でアマゾンから適当なものを購入。


ドウシシャ I & D (Idea & Design) ブラウンシリーズ ネストテーブル 90×45cm ダークブラウン 幅 90×奥行 45×高さ 29cm ID9030TBR
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
ドウシシャ


値段の割にはしっかりしていて、耐荷重も50Kgと問題なし。シンプルな形状なため、使い道、用途も広そうだ。Simple is best。

設置後は、この様になりました。

この真空管アンプを拡大すると、こんな感じです。

このアンプは、もともと本業はトランスのメーカーが立ち上げたメーカーなので、トランスに拘りがあり、やたらと大きいです。発電所の様な感じです。

トランスの巻き線は全てOFC線が使ってあるそうです。見えませんがシャーシの中にはチョークもあります。

回路も前段はムラード回路になっています。

そして、前段の球は6SL7、6SN7です。私は両方とも、有名なRCAの赤袴を使用しています。

カップリングコンデンサはClarity Capに、電解コンデンサはAerovoxに交換している。

このアンプの関連内容(内部写真、改造内容等)は、このブログのカテゴリー「真空管アンプ」に投稿しています。(2011年頃)

総重量は30Kgを超えます。

 

電源投入し稼働後は、真空管らしい抜けの良い、伸びやかで広がりがあり、そして艶やかな音を響かせてくれました。

これには、妻も満足してくれました。

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レコード盤針飛びの修復

2015-07-12 12:03:15 | レコード

手持ちのレコードで針飛びするものがあったので修復しました。

方法は簡単です。

針飛びする箇所を見つけて、その部分を爪楊枝でゴシゴシとするだけです。

これくらいでは、音溝は壊れないと思います。

たとえ壊れても部分的だけなので、針飛びにより演奏が途切れ、せっかく音楽に浸っているのが台無しになるよりはよほどマシです。

再生してみると、針飛びは見事に解消していました。


※「レコード」のカテゴリーを追加しました。

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ターゲットCDについて

2015-07-11 11:37:37 | CDプレーヤー

皆さんは、ターゲットCDなるものの存在をご存知でしょうか?

私は、このCDを数年前にeBayから購入しました。

なぜ、今頃この話題かと言いますと、最近アナログレコードを聴くようになってから、レコードとCDの音の違いを感じているからです。

レコードのほうが、明らかに音楽(楽曲)そのもので、CDの音は、何か原音と違い、楽曲の大切な部分がそぎ落とされている様に感じます。

 

まず、ターゲットCDとは何ぞや?を説明します(実は私も知らなくて、入手前にWeb上で教えて頂きました)。

1980年代初め~半ばにかけてWEA(ワーナー・エレクトラ・アトランティック ※現在のワーナーミュージック)によってリリースされたCDのことをターゲットCDと呼ぶようです。このCDの多くはアメリカでまだCDの国内生産がされる前に西ドイツか日本で作られましたが、中にはアメリカやフランスで作られたものもあります。「ターゲット」という名前はこのCDのデザインが銃の照準線や的に似ていることから来ているそうです。またラベルの非常に目を引く色合いですぐそれとわかるそうです。
現在のCDに比べるとノイズキャンセレーションなどを行っていない、言ってみればオリジナルにより近い音質であること、多くがコピーではなくオリジナル音源であること、初期のコンパクトディスクはこういうものだったんだという歴史を振り返るという意味でも価値があることが、特徴のようです。

写真は私が入手したものです。有名な『ワインライト/グローバー・ワシントン・ジュニア』です。

確かに、CDの板の印刷デザインが銃の照準、的に似ていますね。

CDのケースジャケットのデザインは現在のものと同じです。

こちらは通常版。

通常版とターゲットCDを並べてみました。

それで、実際の音質のほうはと言えば、ターゲットCDの音質は、「えっ~??」て感じです。

ダイナミックレンジが狭く、音抜けも悪く、篭った音がします。現在のCDの様なクリアーさが全くありません。音も小さくレトロな感じがします。

そういえば、レコードからCDへ時代が変わるときに、レコード時代の音源をCD化したものの中には、この様なものがあった事を思い出しました。

アナログレコードをCD化するときに、そのままでは駄目なのでしょうね。

何かしら元の音に対して加工処理をしないといけないのでしょう。ノイズリダクション、コンプレス、ダイナミックレンジの拡張など。そして、そこでリマスタリングの技術が必要になるのでしょう。

CD過渡期の頃は、その様な技術も確立されてなかったので、篭った音のCDもあったのでしょう。当時も明らかにレコードのほうが音が良いものもありました。

現在は、そのリマスタリングの技術が進歩して、CDの音がいかにも良さそうに?携帯音楽プレーヤー、ミニコンポで聴いても音が良さそうに、万人受けするように加工されているのでしょう。

と言う事は、元の楽器、声にデジタル的に加工が施されるために、その音楽が持ってる何か本質的な大事なものがそぎ落とされたり、強調され派手に聴こえるだけと思ったりもします。ちょうど、食材を洗いすぎて、その旨味成分までも取り去ってしまった様に。

CDの音は、気軽に聴くには良いかも知れませんが、腰を据えてじっくり聴き込むには、聴く人に訴えかける、感動を与える大事な旨味成分の様なものが足りないような気がします。


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