My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

コスパ最高!こんなプレーヤーが欲しかった。~高機能、高音質、高画質~

2017-04-30 11:00:00 | オーディオ

話題?のブルーレイ・プレーヤー SONY BDP-S6700を購入しました。

目的は、

 ①居間のTVで撮り溜めたBSの音楽番組を自分のオーディオルームのシステムで楽しむため

 ②ネットワーク・プレーヤーとしてPCオーディオよりも手軽に楽しむため

 ③ブルーレイ、DVDを高画質、高音質で楽しむため。

 ④CDプレーヤーとしても使用

など、です。

つい先日届いたばかりですが、この小さい筐体、この価格で、最近のSONYのテクノロジーがてんこ盛りです。

はっきり言って、コスパは、かなり高いです。高機能すぎです。小さな巨人です。

サイズは、ちょうどB5版サイズです。A4よりも小さい。月刊誌「無線と実験(MJ)」と同サイズでした。

単なるブルーレイ・プレーヤーではありません。マルチメディア・プレーヤー、ユニバーサル・プレーヤー、ネットワーク・プレーヤー、、何と呼べば良いでしょうね?とにかく万能プレーヤーです。

久しく映像音源再生機器と言うものを買っていなかったですが、最近のプレーヤーは凄いです。ビックリです!。

ネットワーク・オーディオと言えば、LINNなどが高性能で有名ですが、コスト的には、LINNの低価格品(Majik DSM)に比べても20分の1以下の価格です。この価格でこの機能、性能ははっきり言ってヤバいです。

出来る事は、多機能過ぎて、とてもここに書き切れませんが、ざっと再生できるソースだけ書いておきます。

 ・Blu-ray、DVD、CD、SACD再生

 ・ネットワーク上のHDD(DLNA)、USB HDD、USBメモリー再生

 ・Web App.=Youtube、Amazon、Netflexなど、、、、。

出力端子:HDMI、同軸COAXIAL(PCM) ※PCM出力有りが良いですね。

 

しかし、この機器は高機能過ぎて、高音質、高画質で楽しむには、設定に注意する必要があります。

私自身、結構、難儀しました。

備忘録として、書き留めて置きますので、もし興味があり購入された方は参考にしてみて下さい。

最後のほうに、私が使ってみた感想も書いておきます。

 

<画質設定>

 私のTVは4K対応では無いので、取り敢えず、こんな感じに設定して使っています。TVはパナのビエラです。

 

この設定でも充分綺麗に見れますが、より最適な設定方法や機能の意味は、映像に詳しい方のページを参考にして下さい。

 

<音質設定>

設定でかなり音が違いますので、ソースに合わせて、きちんと設定する必要があります。

初期設定のままでは、ガッカリします。私がそうでした。

重要な順番で書いて行きます。

[BD音声MIX設定] 

 ここが一番重要です!!!。 ここは必ず「切」の設定にして下さい。「入」だと音が最悪です。

[Digital Music エンハンサー]

 HDDに取り溜めたBS放送の音楽番組を聴くときは、ここが重要!ここを「入」にします。

 同軸でPCMを出力される時は、ACCがPCMにダウンミックスされるので、「切」になっていると音が小さく薄っぺらく、籠り、左右分離の悪い音になってしまいます。はっきり言って聴きたくなくなります。楽しめないです。

 「入」にすると、いきなり立体的で高音質で迫力のあるダイナミックな音になります。ビックリしますよ。デジタル技術ってすごいですね。

 この技術は、ソニーの解説によると、「圧縮音源で失われがちな高音域を補完し、オリジナル音源に近い音質で再現する技術。ボーカルの高域の伸びや楽器の倍音の艶やかさを自然に再現し、音の広がりや響きの余韻まで鮮やかに再現」だそうです。

 この技術は色々と有る様ですが、「DSEE HX」が一番良さそうです。

但し、普通にBD、DVD、CD、WAVを再生するする時は、ここを「切」にします。


<感想>

私のシステムでの接続方法・環境、音の流れは以下です。

 ブルーレイ・プレーヤー(同軸PCM出力) 

   → DAC-X10(ES9018S DAC) (オリジナル・チューン)

   → 真空管プリ(オリジナル)

   → 真空管パワー(KT88PP) (オリジナル)

   → スピーカー JBL L26

 

音が良いですね。骨太の音がします。薄っぺらにならないです。

それでいて低音もブヨブヨにならず、しっかりと音が取れます。


<ソースによる音の違い>

Youtubeの音が意外にも良いです。

ディスク再生よりも、何故かUSBに入れたWAVファイルの再生の方が音が良いです。

 

<ネットワーク・プレーヤーとして再生>

①リビングにあるTVに接続したHDDの録画番組が問題なく再生できました。

②WIFIルーターに接続したHDD内のWAVファイルは再生できません。圧縮の必要あり。

 本体への直接USB HDD接続では、WAVファイルも再生できます。

③PCからYoutubeの動画がキャスティングできました。リモコンで検索の文字入力する簡単です。

 

兎に角、SONYは沢山の素晴らしい技術を持っています。

SONYの最新のテクノロジーはここに纏めてありました。設定の際の参考になると思います。

http://www.sony.jp/home-theater/technology/contents.html#tech_hireso

 

さらに、もっと良い設定方法が有るかも知れません。

ご存じの方は、教えて頂くと有難いです。

 

ソニー SONY ブルーレイディスク/DVDプレーヤー 4Kアップコンバート Bluetooth(LDAC)対応 BDP-S6700 BM
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ソニー(SONY)

 

 

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プリアンプの整流回路を整流管からダイオードに変更

2017-04-15 13:07:08 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプの整流管をダイオードに置き換えました。

整流管は出力管に比べて、発熱量が多いためか、寿命が極端に短いです。

私の経験ですと、2000時間くらいで寿命を迎えると思います。

 

このプリアンプの整流管は6X4という小型整流管で、プリアンプを使い始めてから6年くらいになりますが、だいたい1年に1回の頻度で交換していました。

寿命に気が付く兆候としては、音に押し出し感、元気がなくなり弱々しくなります。

整流管を交換するとまた元気な音で鳴ってくれますが、困るのは、改造している時に、「アレ?何か調子が悪い。改悪になったのかな?」と惑わされる事です。その原因が、実は、ちょうど整流管の寿命だったりする事が多々ありました。

 

今回、ウルトラ・ファーストリカバリー・ダイオードUF5408を多めに購入したので、思い切って、ここをダイオード化してみました。

一般的に、整流管よりもダイオードの方が電圧ドロップが少ないので、抵抗を直列に入れて電圧調整をしました。

結果的に平滑回路が1段増えた形になりました。


<変更前の整流管を使用した回路>


<変更後のダイオード化した回路>

直列に入れた抵抗には、手持ちのNS-2Bの750Ω使ったので、変更後の電圧は10V程度上昇しましたが、問題無い範囲でしょう。


 <配線後の写真>

・追加回路

 ・元々あった整流管のソケットに配線

 

 

変更後の音は、以前に比べて、情報量の多い、クリアーなくっきりした音になりました。

やはり、真空管らしい柔らかい音は少し後退したような気がします。

しかし、これで整流管の寿命の呪縛からは解放されました。


コメント (2)
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真空管 TUNG-SOL Round Plateを使う。

2017-04-09 12:49:34 | 真空管アンプ

このTUNG-SOLのラウンド・プレートは音が良い事で有名ですし、オークションでもかなり高額になります。まあ、世界中のオークションでも滅多に出てくる事はありませんが。

私が入手出来たのは、eBayで部品を買い漁っている時に、元々は6SN7のラウンド・プレートをどうしても手に入れたかったのですが、オークションで競い合っていたら、とても手が出せない金額まで行き、遂に断念。

その時に同等品として、入札の少ないラウンド・プレートが目にとまり、入札、競い勝ったが、届いたものを見たら、なんと12SL7だった。私が型番違い品に入札していたのだった。

ヒーター電圧違いで、6SN7は6.3V、12SL7は12.6Vなのです。

いつの日かは、ヒーター電圧を12.6Vにして使って見ようと思っていたが、あれから、6年以上が経過。。。。

今回、KT88アンプの改良中なので、ついでにこの球を使える様にてみました。

これが、TUNG-SOL 12SL7(VT-289)の容姿です。

ヒーター回路の変更。

トランスが、元々AC6.3Vのヒーター回路電源を2系統持っているので、これを直列に繋いで12.6Vを作りました。

ACを直列に繋ぐときは位相に注意が必要です。逆相で繋ぐと相殺して電圧出ません。

他の球のヒーター電圧も確認しながら通電しました。

 

出てきた音は、鳴らした瞬間から、噂通りで素晴らしいです!!!。

帯域も広く、音数も多く、空気感もたっぷりです。

貴重な球なので、じっくりと鳴らし込んでいきたいと思います。

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KT88 PPアンプ 音質調整を続行中(その4)~電源回路変更編~。

2017-04-09 12:06:24 | 真空管アンプ

今度は電源回路を見直しました。

左右ch(L/Rch)の電源を出来るだけ分離して、チャンネル・セパレーションを良くする。

そうすることで、音の立体感、空気感、臨場感が増すという目論見です。

段階的に改良していきました。その経過は以下です。

+B電源の根元、チョークの後に左右それぞれ100Ωを直列に追加。

 以前、別のアンプでも改善効果が大きかった。

 

 

この100Ωを追加する事で、電解コンデンサへの印加電圧も降下して電解コンに対し優しくなる。

結果は、やはり効果有りで、臨場感が増した。ほんの抵抗2本でこの効果は大きい。

 

整流ダイオードも左右のチャンネルで独立。

ならばと言うことで、もう少し源流の整流回路自体を分離した。

 

倍電圧整流回路をもう一回路追加。

上の回路図ではダイオードが1N5408となっていますが、実際にはファーストリカバリーのUF5408を使用しています。

元々、チョークの後ろに入っていた2個の電解コンデンサ(ブロックコン)利用して、この追加した整流回路に使用。

チョークの後ろ(+B電源)は、出力トランスの近くに、F&T製の47uF/500V配置済み。

電解コンデンサの電圧も下げる事が出来て、さらに優しくなった。

結果は、①ほど、臨場感の良化は感じ無かったが、F&Tの電解コンデンサのキャラクタが強くでて、音数も増えて、切れの良い音となった。

心配はF&T電解コンの耐圧500Vに対し、電源投入時に若干電圧オーバー、通常時でもディレーティングが不足している点です。

しかし、500V以上の耐圧となると、フィルムコンかオイルコンになってしまうので、直列抵抗を200Ω程度にして、もう少し電圧を下げる事を考えたいと思います。 


コメント (2)
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