My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

TV音声がDSEE HX「入」で高音質に。 ~AAC音源のデコード~

2023-10-29 10:55:40 | オーディオ

私はホームリンクを使って、リビングに設置しているブルーレイ・レコーダーに録画したTV番組を、別室オーディオルームのソニー製ブルーレイ・プレーヤー UBP-X800で視聴していますが、最近、UBP-X800の音声設定をDSEE HX 「入」にしてAAC音源のまま(ビットストリームのまま)で出力してみると、COAXIAL出力(同軸SPDIF)はPCM 48kHz、HDMI音声出力はPCM 96KHzになっている事に気が付きました。そしてなにより音質が良い!!!

 ※DSEE HXとは、ソニーが開発した非可逆圧縮音楽ファイル用の音質向上技術。AIが組み込まれているとか。

いつからこんな仕様になった? 以前からこの仕様で私が気が付かなかっただけか?

いや、私の記憶では、TVのAAC音源をオーディオ用DACで聴くときは、ダウンミックスPCMモードにする必要があったと思うが、いつの間にアップデートされた?。

つまり今までTV音声は、AAC→ダウンミックスPCMにしてオーディオ用DACに出力するか、AACのままAVアンプに出力して聴いていた。

しかし、AAC→ダウンミックスPCMにした場合は、音質が悪いので、ほとんどの場合、AACのままAVアンプで聴いていた。この場合はAVアンプの信号表示はMPEG-2となる。

今回確認すると、DSEE HXを使用したAAC音源デコードでは、劇的に音質が良くなっている

昨今の「TV放送の音声を良い音質で聴こう!」の流れか? そう言えばHDMI対応のオーディオ用ステレオアンプも多くなってきました。オーディオ信号をHDMIで伝送。

余談ですが、これはソニーが最初に提唱した方法ですよ。AV機器に音声専用HDMI端子も設けていました。

 

TV音声信号の圧縮符号化技術については、こちらを参考に(NHK技術資料)。

音声仕様の一覧表を抜粋させて貰いました。

 

DSEE HXがまた進化したのかな?

ともかく、TV放送のAAC音源をDSEE HX 「入」で聴くと音質が良いです。

備忘録として、色々とモードを変更して、その時の同軸出力とHDMI出力の信号を一覧にしておきました。

オーディオ用DACを使って音声を聴くときは、AAC / DSEE HX「入」 / 48k or 96kが良さそうです。

但し、NHKニュースなどのモノラル放送の時だけは、DSEE HX 「入」にしてもPCM変換されない。

 

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2022年 今年の振り返り。

2022-12-28 12:28:20 | オーディオ

早いもので、今年も残す所あと僅かとなりました。

恒例の今年の振り返りと成果を書いてみたいと思います。

年の前半は「今まで製作した真空管アンプの設計見直し」、後半は「デジタル・オーディオの再構築」でした。

※それぞれの詳細については、記事一覧からアクセスして下さい。

 

①KT88 ppアンプのB電源チョークトランスを撤去。

 

 高耐圧の良質な電解コンデンサが調達出来たので、アンプの軽量化のため、2個(左右CH分)のチョーク・トランスを取り去り、その代わりにCRリップル・フィルタを追加しました。

 聴感上ではハム音、リップルは問題無さそう。

 

②6C33C-B シングルアンプの球構成変更、設計の見直し。

 

 6C33Cを強力ドライブするために、ドライブ段の球を12AU7から12BH7Aに設計変更しました。

 また、アースラインの見直し、ウエスタンのブラックエナメル単線も使用しました。

 結果、先日の投稿でも書きましたが、期待以上の満足いく音質となりました。

 

③WE 421A ppアンプの設計見直し。

 

 こちらは、球構成はそのままで、ドライブ段、PK分割段、初段、それぞれのロードライン、動作点等見直しを行いました。

 また、アースラインの見直し、ウエスタンのブラックエナメル単線も使用しました。

 結果、こちらも満足いく音質となりました。

 

④RCA245 シングルアンプの見直し。

 

 カソードパスコンの変更、B電源の見直し、グランドラインの引き廻し見直し、要所へのウエスタンのブラックエナメル単線の採用、ステムリードの再半田を行いました。

 

さて、後半戦は、デジタル・オーディオ関連です。

⑤ IO DATAの3TB NAS (LANDISK)、ネットギアのHUB導入。

 ネットワークオーディオが使い易くなりました。

 どの端末からでも途切れる事なくデジタル音源資産にサクサクとアクセスが出来ます。

 今の所は3TBで充分ですが、もっと大容量のものを買っても良かったかも。

 

 

⑥ネットワーク・ストリーマ「ifi ZEN STREAM」(トランスポート)の導入。

 

 とにかくコストパフォーマンスが高いです。

 この価格でこの音! 音の良さに驚かされました。

 特に、排他モードで使うとかなり良い音がします。

 電源はスイッチング電源からアナログ(トランス式)のリニア電源に変更しています。これも効果有り。 

 左がリニア電源、右がオリジナルのスイッチング電源。

 今は「Babble UPnP」アプリでスマホのプレイリストから再生指示を出しています。

 使い勝手と音質は、ほぼ満足しています。

 

これで、今年最後の投稿となります。

来年はどうか平穏な年であります様に。それでは良いお年をお迎えください。

 

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接点安定剤アンダンテラルゴを使ってみた。

2022-12-07 13:16:55 | オーディオ

少し前の話になりますが、オーディオアクセサリー185号』の特別付録として付いていた接点安定剤「アンダンテラルゴ(Super TMD STMD-10)」を使ってみました。

付録はサンプルキットで、製品版は10ml品(¥27,500/税込)らしい。高~い!

中身は、こんな感じで、接点安定剤、綿棒、拭き上げ材が入っていました。

1度だけではなく、時間を空けて2度、3度と重ねると効果が大きいらしい。

私が使用した箇所は、小信号で効果が分かり易いであろうレコードプレーヤーのシェルとトーンアームの接合部プリアンプへのピンプラグ接点

まだ1度塗りですが、効果が有りそうな、無さそうな~?。。。 

良く分かりませんが、悪くはなっていない感じ。

精神的なものかな?

 

この類いの物は、今まで色々と使いましたが、良かったのはCardas (Oregon,USA)の物かな?

 

 

 

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コンデンサの音質傾向 ~フィルム・コンデンサ編(更新)~

2022-11-02 11:22:13 | オーディオ

過去に使用した実績のあるコンデンサの個人的な音質評価、感想です。

※2022.11/2 一部追加して更新しました。

 3.オレンジ・ドロップに『225P』を、19.にマイカ・コンデンサを追記。

 

私の備忘録的な簡単なコメントだけですが、何かの参考になればと思い投稿しました。

あくまでも私個人の主観ですので、人により評価が違ったり、使用箇所、印加電圧によっても違う結果になる事を断っておきます。

一部ネット上から拾った他の人の感想も書いております。

 

抵抗については、このブログの過去記事で私的な感覚で音質傾向を簡単に纏めています。

 

実は、何年も前に書き始めましたが、纏めるのが大変で、今になってしまいました。

このブログを始めた頃からの経験ですので、記憶も曖昧になっているかも知れません。

何れにせよ、この評価結果は、あくまでも私個人の主観ですので、人により感じ方が違うと思いますので、ご承知おきをください。個人のメモ書き程度に捉えて頂くと幸いです。

 

以下のタイプ名は、略称・呼称で書いている物もあります。

今回はフィルムコンデンサ編です。

  

<フィルムコンデンサ>

1.ASC製

  自作派によく使われています。

  可も不可も無く全帯域でフラットです。無難な音。リファレンスとして良いでしょう。

  音に色づけをしたくない時に使うと良いでしょう。

 

2.TRW製

  一聴した時は良いかなと思いましたが、聴き込むと他のコンデンサに比べて音が籠り、団子状になります。

  TRW社は、GOODALL→TRW→製造設備、設計技術を買収→ASCとなって行きます。

 

3.オレンジドロップ Orange Drop (USA Sprague スプラグ製) (更新)

  スプラグ製。ギター用で有名です。少し枯れた感じの音になります。

  旧型と新型が有り、音質傾向も若干違う様です。新型は丸樽型、旧型は少し楕円樽型の様です。

  私が使用したのは旧型です。名前の通りオレンジ色です。

 

以下、更新しました。

オレンジ・ドロップにも種類が有ります。

上に書いたのが、『715P』で円筒形の物。

その他にキャラメル形の『225P』が有ります。こちら↓。

『225P』は1960年代の前半に作られたもので材質はポリエステル、『715P』はその後に作られたもので材質はポリプロピレン。

並べてみました。左が225P、右が715P。

所謂、Black Beautyの後継品として評価が高いのは、『225P』です。

音質的には、『715P』は少し抜けが悪く硬い音がします。枯れた音?

『225P』は、確かにBlack Beautyの音に似て、抜けが良く、低域~高域までブリブリ出ます。

特に高域が綺麗に出ます。刺激的ではなく、滑らかで心地良いです。

ギターで例えるなら、ナイロン弦の音です。金属質な音ではありません。

好みの問題でしょうが、枯れた音なら『715P』、滑らかな音なら『225P』と言った所でしょう。

 

4.DaynamiCap

  USA製。全て手作りで製作されているそうです。

  横から覗くと、コルクの様な物が見えます。

  フラットで音数多く自然な音です。日本では入手困難。高価です。

 

5.ERO現行品

  Roederstein製(West Germany)

  良い感じで、割と艶が乗ります。少し柔らかい音。

  入力段のDCカットに使っています。クリーム色の円筒部品です。

 

6.EROオールド品

  Roederstein製(West Germany)。オールドビンテージ品。

  こちらの方が音抜けが良い様に感じました。緑色の円筒です。

 

7.AuriCap

  USA  Audience社製。小型が特徴。

  高周波特性が良く、電源のノイズ取りには有効。カップリングに使うと音が細ります。

 

8.ClarityCap

  ポリプロピレン・フィルム。UK製。

  音数は多いですが、少し無機質な音になります。高音がきついです。高価。

 

9.OdioCap

  UK製。ポリプロピレン。

  ClarityCapに比べると、少し艶が乗ります。外観は高級感がありGood。

 

10.Obbligato

  ポリプロピレンフィルム。

  ストレートで色付けなく無機質な音です。クリアーですが高域が少しきつめ。

 

11.Solen

  フランス製。メタライズド ポリプロピレン。

  ASCと同傾向の様に思います。音質は少し軽めだったように覚えています。

 
12.HI-REL

  USA製。よく覚えていませんが、for AUDIOと書いて割りには一般的な音質だったような。

 

13.Cornell Dubilier PM

  一般的にBlack Catと呼ばれているのはPKMタイプの黒い奴。

  私が使った事のある物はPMタイプと言う緑色の物。

  高域の鈴鳴りがすると言う噂があります。確かに高域が特徴的ででした。

 

14. JENSEN製

  デンマーク製。写真のものは耐圧630Vと高いため大きい。

  Copper filimだったと思う。音は甘くは成らない、どちらかと言えば爽やかでドライ。

 

15.WIMA

  ドイツ製。メタライズドフィルム。半導体アンプ、DAC等にもよく使われます。いわゆる普及品ですね。

  今でも稀に『ドイツ製高音質コンデンサWIMAを使用』なんて謳い文句も見かけます。

  これも製造の年代によって音質が違う様です。

  使い始め音が籠ります。少し固めの音になります。

  高耐圧品。

 

16.WIMA Black Box (Special Vintage品)

  あまり見かけません。兎に角大きいです。

  WIMAが何の目的で作ったかもわかりません。

  出力のDCカットに使った事がありますが、艶が乗り色っぽい音になります。

    

17.ERO角型

  Roederstein製の角型。

  私はCDP等のパスコンによく使います。電源のパスコンにはWIMAか此れでしょう。

 

18.東信工業 UPZ

  ポリプロピレンフィルムです。スチコンの代替に適しているそうです。

  CDP : REVOX B226のDAC周りDEM用に使いました。

 

19.マイカ・コンデンサ (追加掲載)

  モールデッド・マイカ・コンデンサです。EL-MENCO (MADE IN USA)製。

  誘電体にマイカ(雲母)を使ったヴィンテージ品になります。

  とても潤いのある艶やかで魅力的な音がします。

  この音にハマると要所で使ってみたくなるらしい。SPのネットワークにも良い?

 

他にも沢山有りますが、音質の印象記憶が曖昧なので割愛します。

尚、PIOタイプ(Paper In Oil)は別の機会に書きます

 

(まとめ)

私の今迄の経験から以下の様な見解に至りました。(あくまでも私見)

①コンデンサも本来の音が出てくるまでエージングが必要。

 使い始めは、音が固かったり籠ったり。或いはザラツキ、きつく、歪っぽかったり。

 物に依りその挙動が違う様です。

 使い始めで判断するのは投資が無駄になります。

 最低でも50時間は鳴らし込みが必要です。

 

②コンデンサは、適材適所で使いましょう。

 1つの回路で同じような音質傾向のコンデンサばかりを使うと音質がそれで決まってします。

 色々と取り混ぜて使うのが良いでしょう。

 そうは言っても、所詮はフィルムコンです。

 音に色づけしたければ、やはりオイルコンを使うと良いでしょう。

 フィルムコンは、オイルコンほどは色は乗りません。

 

③ポリプロピレン系は音がクリアーでキツクなる傾向があります。

 メタライズになると、その傾向が更に強くなると感じました。

 

④私なりに、敢えて選ぶのなら、

 カップリングコンにフィルムコンを使う場合、味付けが無く無難なのは「ASC」or「Solen」でしょう。

 

何れにしても、人それぞれ音の志向や使用場所の事情等が有るでしょうから、使ってみないとわからないですね。 

 

※このページは、断りなしに、追記・修正する場合があります。

 

次の機会には、オイル・ペーパー・コンデンサでも纏めて見ようと思います。

また、電解コンデンサについても纏めてみたいと思いますが、時間が掛りそうです。

 

一部のコンデンサは、Amazonからでも買える様です。

 

 

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今年の計画。

2022-01-08 12:49:59 | オーディオ

皆様、「新年明けましておめでとうございます。」

昨年末から新年にかけてバタバタしていまして、ご挨拶が遅くなりました。

さて、年初にあたり『今年の計画』を書いてみたいと思います。

 

①KT-88 PPアンプの改造。

 これは昨年の計画にも掲げた内容ですが、実行出来ませんでした。

 今年こそは、、、。

 年齢的に持ち運びが重く感じる様になって来たので、軽量化も図りたいと思います。

 

②フォノイコライザーアンプの電解コンデンサ交換。

 フォノイコライザーは昨年の後半に時定数、部品を見直したのでたのですが、ローカル電源部の電解コンデンサの交換は未だです。部品は入手しているので、交換したいと思います。

 立ち並んでいる黒いJJ製のコンデンサ(6個)を別の物に交換して、基板裏で配線する予定。

 

③DAC DAS-703ESのランプ交換。

 昨年の3月にランプをLED化したのですが、既に暗くなり表示の明るさにバラつきが出てきました。安物の白色LEDで品質が良くなかったのかな?

 INPUT「1」(普段使う入力)

 写真では潰れていますが、こちらが本来の明るさ。「2」(あまり使わない入力) 

 これを有色LED(緑、橙)に交換したいと思います。

 

さし当り思いつくのは、この3点くらいです。

と言っても、①は、重量的、作業的、気持ち的にも重いテーマですので、②③辺りから実施しようと思っています。

 

あとは、今年はこのブログへの累計アクセス400万PVを達成出来そうです。

 

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今年の振り返り、成果。

2021-12-29 11:21:50 | オーディオ

早いもので、今年も残す所あと僅かとなりました。

恒例の今年の振り返りと成果を書いてみたいと思います。

オーディオ関連では、主に、前半は「直熱三極管 45シングルアンプの製作」、後半は「プリアンプの改造」でした。

※それぞれの詳細については、記事一覧からアクセスして下さい。

 

①真空管45シングルアンプの製作と完成。

 私の場合、シャーシの加工など最初から作るのは大変なので既製品を改造。

 そこで、サンオーディオ製「SV-2A3」を購入し「45」が使える用に設計変更。

 今までの経験を活かし、ブロック毎に左右独立のローカル電源(デカップリング)を持たせ、少量のNFBも掛けました。

 部品選定に当たっては、過去の経験を踏まえ聴感上で良いものを使用。

 その結果、素晴らしい(自賛)、満足のいくアンプに仕上がりました。

 改造の経緯については、年初から3月まで22回に渡り投稿しています。

 さらに直近では「45」の原型であるナス管「UX-245」(1930年頃の物)も入手し比較。

 「RCA UX-245」の音の素晴らしさに感動!!!

 今は常用のアンプとなっています。

 その他の球は

  ドライブ管: TUNG-SOL製 VT-231(6SN7GT) (Round Plate/Black Glass)

  整流管  : Rogers製 5X4G

 です。

 このアンプの音は、以前作った「WE421A」と傾向が似ていて、骨格が太く中音に張りが有り、定位もしっかりしています。

  これはプレート形状が似ているからでしょうかね。

  「300B」「2A3」はプレートが大きいため、音が甘くなる様に思います。

  どちらが良いかではなく、好みでしょうけど。

  

②プリアンプの改造。

 a)ライン・アンプ

  6DJ8(E88CC)系を使った差動アンプ化。回路は「ぺるけ式」をデッドコピー。

  但し、定電流回路にはソニーのFET 「2SK43」を使用。

  ここがポイントで、定電流ICではノイズが多くて使い物にならなかった。  

  

  今はWest Cap等の部品も馴染み、良い感じになっています。

 b)イコライザー・アンプ

  「Marantz#7型」は奥が深いです。

  今回、スタガ比の見直しやカップリング・コンデンサーを再選定。

  その結果、より一層レコード盤の素晴らしい音を引き出せる様になりました。

 

③ソニー製55V Android TVを購入。

 今までリビングで使っていた東芝製レグザが急に映らなくなったので、急遽購入。

 原因は、何てこと無い「B-CAS」カードの故障で、新品に交換後は復活。

 しかし、おかげでオーディオルームに「レグザ47V」を設置する事が出来た。

 これでオーディオルームでもBD、DVD、TV録画番組を大画面で観れる様になった。

 

④ネットワーク環境の見直し。

 本件は、未投稿でしたが、実は通信回線業者も変更しています。

 今迄は『AU光』でしたが、『MEGA Egg』に変えました。

 『MEGA Egg』は、中国電力が提供する光通信ネットワークです。

 まだ加入者がさほど多くなく、混雑時でも速度低下が少ないのが利点です。

 我が家は『NTT光』⇒『AU光』⇒『MEGA Egg』と変えてきたので、屋内へは光ファイバーが3本引き込まれています。実際に使っているのは、今回の『MEGA Egg』のみ。

 そして、この機会にWifiルーターの設置場所を2Fに届き易い位置に移動。

 で、通信速度はと言うと、今迄80Mbps位でしたが、200Mbps位になりました。

 ちょっと快適。

 それまで、中継器の増設やAPの増設を試みましたが、結局、帯域の取り合い、干渉するだけで、良い結果にはなりませんでした。

 

⑤その他

 ・DAC(DAS-703ES)を修理・部品換装。

 ・ミュージック・サーバーにSSDを導入。

 ・ブルーレイ・プレーヤー(UBP-X800)の改造。

 などを行いました。

 

来年もやる事が沢山有りますので、年明けに2022年の計画を書きます。

 

それでは、良いお年を~!!!

 

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BDプレイヤー SONY製UBP-X800の微改良。~これだけで効果有り~

2021-11-13 13:18:15 | オーディオ

ネットを見ていたら、以前から気になっていた事を思い出した。

この既製品だけは手をつけまいと思っていたが、手が動いてしまいました。

 

私がUBP-X800を購入したのが3年前。その数か月後にUBP-X800M2と言う改良バージョンが発売され、電源のノイズを1/100に低減して映像、音質を向上させた」との事。

ここはずっと気になっていましたが、いずれ別型番の新モデルが出たら買い直せば良いと思いつつ、そのまま使っていました。しかし、、、未だに新モデルは出てきません。

因みに、UBP-X800M2はDAC内蔵してないにも関らず価格が45,000円位です。普及品のブルーレイ・レコーダーが買えますね。

 

今回手を加えた箇所は、M2で改良された電源周りです。

過去の経験からも、デジタル回路にとって電源ノイズの低減は重要です。

そこで、ネット上のモデルの比較や改造記事を参考に弄りました。

 

まず、ケースの取り外しがパズルの様で苦労しましたが、何とか開腹出来ました。

内部は比較的スカスカです。左から電源基板、メイン基板、ドライブとなります。

問題の電源基板部(下の写真)。

当然リニア電源ではなくスイッチング電源ですね。フィルター等が入れて有りノイズには配慮されています。

 

①AC電源コードにフェライト・コアを追加。(本体内部)

 ここは外側のAC電源コードにフェライトコアを追加したら変化が有ったので、何か有りそうと思っていました。

 コアを内部に押し込みました。手持ちの適当な物では、ちょっと大きかったけど効果有るかな~。

 

②電源基板とデジタル回路基板の間をシールド板で仕切る。

 手持ちのファインメット・シートを使いました。

 

ソニーのHPでは、「ローノイズレギュレーターを新たに採用」と有りますが、写真で比較してみると電源基板上は同じに見えました。しかし、メイン基板が基板自体が変更になり部品配置が変更になっていて、レギュレータらしき物も追加になっています。ローカルレギュレータでノイズを抑えたのかも知れません。

因みに私所有個体の基板自体の型番を良く見ると、X800M2よりも進んでいるので、何度か改版されているのかも知れません。

 

改良後は、音のエッジが取れ、艶やかな音となりました。そして音に奥行が出て音空間が広がった様な気がします。今迄刺激な音で耳が痛くなり聴く気にもなれなかったアルバムが初めて気持ち良く聴ける様になりました。デジタル音源って、こんなに音が良かったかな?って感じです。

音も良くなりましたが、映像のほうも滲みが無くなり、くっきりとして立体的になった様な気がします。

あくまでも私個人の感想です。

僅かな変更でこんなにも違うものなんですね。デジタル回路も難しくて奥が深いですね。

さらに、メイン基板に供給する12Vラインにファインメット・ビーズを追加すると良くなるだろうけど、ケーブルを切断して通す必要があるので、今回はいつでも元に戻せる様に手を付けませんでした。

 

 

 

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無線から有線LAN接続へ変更で音の厚みが増した様な。

2021-06-28 10:24:30 | オーディオ

ブルーレイ・プレーヤー(SONY UBP-X800)へのネットワーク接続は、便利さから無線LAN(WiFi)接続していたのですが、これを有線LAN接続にしたところ、音が良くなった様に感じる。

我が家では、主にUBP-X800を使ってNASに保存した音源を再生しています。

今迄、このNASを繋いだルーターとプレーヤーの接続には無線LANを使用していた。

先日TVを2階に設置したので、ネットワーク接続のために、ルーターも2階に移設。(写真左)

このルーターは、親機を中継器モードで使用し、ここにメディア・サーバーとしてNASを接続(写真奥中央のポータブルHDD)。その下はTV番組録画用HDD。

ルーターとTVは有線LANで接続。(前回も書きましたがREGZA 47J8は無線LANが不安定のため)

ブルーレイプレーヤーの傍にルーターが来たので、こちらも有線LANで接続してみました。

使用したLANケーブルは、「Cat.6a」。これで充分。

上位の「Cat.7」「Cat.8」も有りますが、本体側ソケットが金属シールドされていないと意味が無い。

 

その結果、無線LANの時に比べて、僅かですが音が良くなった様に思う。

低域が良く出る様になり、音が厚く、拡がりも良く、音数も多感じ。よりアナログ的な音になった。

LANケーブルに拘りは無かったが、LANケーブルで音が変ると言う説も何となくわかる様な気がする。

が、理論的にどうなのか? 説明が出来ない。都市伝説?

転送速度? グランドノイズ? 環境・外来ノイズ? レイテンシーの関係?

何れにしても、安定性からしても無線より有線LANで接続したほうが良さそうですね。

 

ついでに、UBP-X800のUSB端子に接続した SSD(写真右下)の音源と再生比較してみたところ、USBの音はLANに比べて音が少し薄っぺらく平面的に感じる。

 

これは、UBP-X800はDACを持たないので、USBとLANのインターフェースの違いもあるだろう。

SPDIF信号に変換するところのUSBアダプター、LANアダプターの違いだろうか?

 

※使用しているDACはSONYの銘機DAS-703ES

 

NASとして使っているポータブルHDD(2TB)はUSB3.0接続していますが、これをSSDに交換したらどうなのか? 興味が湧いてきました。

しかし、あぁ~。バッファローのルーターの簡易NASをメディアサーバーとして使用するには制約があった事を忘れていました。FAT32でフォーマットしないといけないのでした。

こちらの過去記事に書いてました。→「ミュージック・サーバー(簡易NAS)用としてHDDを追加しました。

再フォーマット、再コピーは、面倒なのでテストは止めました。

 

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音響空間はどの様に変化したか?

2021-06-18 11:25:33 | オーディオ

窓を塞ぎ、そこへ47型のテレビを設置したことで、音響空間はどの様に変化したか?

オーディオをやってる者にとっては、リスニングルームの環境変化も気になるところです。

以前はテレビの後ろに窓が有りました。

900mm x 1200mm位の窓が有り、そこにカーテンを下げていました。

カーテンの裏には防音用カーテンも付け3重カーテンでした。

 

私なりに直観的に感じたのは、音が更に前に出る様になった事です。

低域から高域までよく届き、そして音が立体的に部屋一杯に広がります。

以前はカーテンで吸収していた音が、壁やTV画面で反射する様になったのでしょう。

やはり音を出す後面は、音を反射した方が良いのでしょう。

コンサート・ホールでもその様になっていますね。

私好みの音空間です。

音響調整パネルも、この様な理屈なんでしょうね。自分好みの音空間に調整が出来るのでしょう。

 

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コンデンサの音質傾向 ~PIO(Paper in Oil) オイルコンデンサ編~

2021-05-04 11:53:24 | オーディオ

過去に使用した実績のあるコンデンサの個人的な音質評価、感想です。

私の備忘録的な簡単なコメントだけですが、何かの参考になればと思い投稿しました。

あくまでも私個人の主観ですので、人により評価が違ったり、使用箇所、印加電圧によっても違う結果になる事を断っておきます。個人のメモ書き程度に捉えて下さい。

また、このブログを始めた頃からの経験ですので、記憶も曖昧になっている物も有ります。

 

フィルムコンデンサについては、このブログの前回記事で纏めました。

 

以下のタイプ名は、略称・呼称で書いている物もあります。

今回はペーパー・オイル・コンデンサ編です。

オイルを使ったコンデンサは、フィルムコンデンサに比べ、殆どの物がオイルによりダンプされた様な音で、音艶が乗り味わい深い音になります。

真空管の音によく合います。ハマると癖になります。

主にカップリング・コンデンサとして使用します。

構造的には、オイルが漏れない様に、リード取り出し部分にハーメチック・シールが施してあります。

このシールが弱いものは、湿度で内部の絶縁リークが発生し使えなくなります。

使用前には絶縁抵抗と容量値の確認が必要です。

ここに掲げた物は全てヴィンテージ品で、現在は生産されていません。

本来の音質を得るまでには200時間以上のエージングが必要です。

 

<ペーパー・オイル・コンデンサ>

SPRAGUE(スプラグ)製 Vitamin-Q

  USA製。マニアの間では有名なコンデンサですね。私も好んで使います。

  色が乗り音抜けも良いです。音の空気感も増しますが少し派手さがあります。

  ポップ、ロック、ジャズに合います。ギター・アンプにも使われます。

  使われているオイルを「Viamin-Q」と言うらしいです。

  SPRAGEのハーメチック・コンデンサには、Vitamin-Q以外にも様々な種類があります。

  他に私が使った事がある物は、「118P」です。

       メタライズド コンデンサでメタライズドペーパーとポリエステルフィルムをワックスに浸した構造です。

  外観から一見すると、オイルコンの様ですが違います。オイルは使われていないと思います。

  音的にはメリハリが効いた音です。少し高域が鋭い音。派手さが欲しい時に使います。

 

 

ここで、オイル・ペーパー・コンデンサは無極性の筈なのに、各コンデンサにわざわざ黒のマークが付けてあるのは、ペーパーの巻き始めが判る様にして有る為です。

こちらを回路の低インピーダンス側に接続すると、低ノイズ(外部誘導を受けにくい)に構成が出来ます。

ミリボル・メーターに接続して、部品を手で触り誘導を確認すると巻き始め/終わりが確認出来る様です。

 

WESTCAP製 

  USA製。これも自作派には有名なオイルコンです。

  高域はVitamin-Qよりも柔らかく耳に刺さりません。高域が煩くなく円やかです。

  可も不可も無く全帯域でフラットです。無難な音。リファレンスとして良いでしょう。

  音に色づけをしたくない時に使うと良いでしょう。

  小容量、高耐圧品を使った時は、音が詰まった感じになりました。

  鳴らし込みには時間が掛ります。

Arizona Capacitorsと言うメーカーが当時のWestCapの製造設備を買い取り復刻した製品も有りますが、材料が違うのか、オリジナル品とは音質が違うらしいです。

 

SPRAGUE製 Black Beauty

  USA製。私はこの音色が大好きです。。。

  これを使ったら、もう他は使えません。

  音抜けが良く、空気感が素晴らしです。聴いていて気持ちの良い音です。

  弦楽器、管楽器の音が艶やかです。

  太鼓も皮が弾ける音の感じが良く、ボーカルは目の前に浮き上がります。

  但し、ハーメチック・シールが施して無いので、DCリークしている物が多く、良品を見つけるのは至難の業。

  耐圧ギリギリのDC電圧を数時間印加して、リークを確認する必要があります。

  使う場合は、リスクを承知して使わないといけませんが、それなりの価値はあります。

  

AEROVOX

  SPRAGUE「Vitamin-Q」と同傾向の音です。高域が若干ザラついて聴こえるかも知れません。

  私が、初めて出会ったオイルコンです。

  プリアンプのカップリング・コンデンサをフィルムコンから交換した時の変化が印象に残っています。

  この時からオイルコンに嵌り始めました。

 

GUDEMAN

  オイルコンでも独特な音質を持っています。かなりダンプされた音です。

  第一印象は、コンプレッサーが掛った様な音です。

  エージングと共に和らぎますが、かなり時間を要します。500Hr以上。

  エレキギター・アンプ等に合いそうです。

 

JENSEN製(Made in DENMARK)

  オイルコンでも割と癖の少ないほうと思います。

  可不可なく、それでもオイルコンの音質は持っています。

  リード線が銀線です。

  10年前は、割と手頃な値段で入手出来たのですが、最近は高騰している様です。

 

他にも沢山有ったと思いますが、音の印象記憶が曖昧なので割愛します。

また、電源用のオイル・ブロックコンデンサも有りますが、これは今回の物とは別扱いです。

 

(まとめ)

私の今迄の経験から以下の様な見解に至りました。(あくまでも私見)

①本来の音が出てくるまでエージングが必要。

 使い始めは、音が固かったり籠ったり。或いはザラツキ、きつく、歪っぽかったり。

 物に依りその挙動が違う様です。

 使い始めで判断するのは投資が無駄になります。

 最低でも200時間は鳴らし込みが必要です。フィルム・コンよりも時間が掛ります。

 

②適材適所で使いましょう。

 1つの回路で同じような音質傾向のコンデンサばかりを使うと音質がそれで決まってします。

 色々と取り混ぜて使うのが良いでしょう。

 オイルコンばかり使うとコテコテの音になります。

 色付けの少ないフィルムコンと混ぜて使うと良いでしょう。

 

③使用前には必ずDCリーク・チェック、容量チェックをしましょう。(重要)

 シール部分(本体とリード線の接合部)から湿気が入り内部で絶縁低下している物が有るので、リーク・チェック済の物を購入しするか、使用前に必ず絶縁抵抗の確認をしましょう。

 Black Beauty、Black Cat、Bumble Beeは特にリークに注意が必要です。

 耐圧ギリギリのDC電圧を印加して、電流が流れないかチェックすると良いでしょう。

 私はこの様にしてチェックしました。こちらの過去記事を参考にして下さい。(⇐クリック)

 

④私なりに、敢えて選ぶのなら、

 最後の音決めには、価格と入手が可能ならば、やはり「Black Beauty」です。

 

しかし、何れにしても、人それぞれ音の志向や使用場所の事情等が有るでしょうから、使ってみないとわからないですね。 

 

※このページは、断りなしに、追記・修正する場合があります。

 

別の機会には、電解コンデンサについても纏めてみたいと思いますが、時間が掛りそうです。

 

コメント (4)
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