My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

オーディオ・チェック用音源として。

2024-06-29 10:16:50 | 音楽

最近入手したEPレコード「サンチェスの子供たち/チャック・マンジョーネ」の紹介です。

LPに収録されているバージョンは、約14分の大作ですが、EPではサビ部分のみで3分少々です。LPバージョンは前後にボーカルが入っています。

この曲は冒頭からドラムの音が凄いです。マーチング・ドラム。一瞬、スピーカーが破れたかの様な破壊的な音です。ドラムも凄いですけど、ブラスの迫力も凄いです。

序盤での太鼓の音が破綻無く、レスポンス良く、アタックの有る音で再生出来るか、その中でフリューゲル・ホルンの音が優しく柔らかく甘美に響いているか、そして終盤での管楽器全体が天を突き抜ける様に切れ良く響いているかがポイントです。

我が家の現在稼働システムは、

-Record Player : Thorens TD320MkⅡ + SME3009S2 + Shure V15typeⅢ

-Amplifier : 管球プリ(Telefunken ECC88使用) + 管球パワー(RCA刻印 245ナス)

-Speaker : JBL L26

です。

アルニコマグネット・スピーカーのお陰もあって、とてもレスポンスが良いです。エッジも張り替えてますので、破綻無く再生出来ています。

ウーハーの口径がD130の様に大きければ、もう少し低音が沈みこんでスケールの大きな音が出るのでしょうが、私の部屋の広さから今のサイズがちょうど良いです。

それにしても、このフリューゲルの音って本当にメロウで他の管楽器では出せない唯一無二の音ですね。

この曲は学生や自衛隊の吹奏楽団やマーチングバンドでも演奏される様ですが、本家の様には演奏出来ない様です。演奏が結構難しいのでしょうね。

どこかで聴いた事が有るかも知れませんし、初めてでも一度聴いたら耳に残ります。

Youtubeの公式チャンネルに上がっているので聴いてみてください。「Children of Sanchez」で検索。

 

私が手に入れたEP盤は見本盤」ですので、当然マトは「1」「1」「1」です。日本初盤プレス。メタルマザー「1」スタンパー「1」、一番左の「1」は何でしょう。「ラッカー」?マスターテープを日本送って貰い日本でカッティングしたのかな?ここは深入りすると沼にはまるので止めておきます。

日本では「Feel So Good」がヒットしたので、今まではそちらばかり聴いていましたが、この「Children of Sanchez」では、二度目のグラミー賞を受賞しています。

この曲の14分フルバージョンを含め、アルバム全体を通して聴いてみたくなりました。

 

これと似たような感じでトランペット奏者メイナード・ファーガソン「Conquistador/Maynard Ferguson」も凄まじいです。

ロッキーのテーマ曲「Gonna Fly Now」アメリカ横断ウルトラクイズ「ストートレックのテーマ」でもお馴染みですね。懐かしい~!。

トランペットのハイトーンが突き抜けます。参加ミュージッシャンも有名どころが揃い踏み。

手元にあるのは、US 「Promotion Only」の盤です。

因みに、「ロッキーのテーマ」はサントラ盤LP(ビル・コンティ・バージョン)も持っていますが、何だかテンポがゆっくりで怠い感じがします。

やっぱメイナード・ファーガソン・バージョンが出来が良くてシャキッとしています。私はこちらが好きです。

 

紹介したアルバムは、どちらも元気が出る曲です。梅雨時のジメジメした気分を吹き飛ばすにはピッタリですね。

 

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こんな所にも『Rudy Van Gelder』の作品が。

2024-06-23 10:58:07 | 音楽

JAZZファンなら誰もが知っている偉大な録音技師「Rudy Van Gelder」(RVG)ですが、何とフュージョン系(クロスオーバー系)の盤でも発見しました。

Van Gelderについては、今更説明不要と思いますが、主にはBlue Note作品の殆どを手掛けています。John Coltrane,Sonny Rollins,Miles Davis etc....。 Blue Note以外にも「Impulse」「Prestige」「Riverside」「CTI」レーベルも手掛け、そのタイトル数は3000以上と言われています。

 

そして今回手に入れたレコードがこちら。

「One/Bob James」 

ボブ・ジェームスの記念すべきデビュー・アルバムです。

アルバム・ジャケットを開いた内側に「Recorded at Van Gelter Studios / Rudy Van Gelter,Engineer」と書いてあります。

オリジナルはCTI型番ですが、こちらは日本盤のSR型番です。

日本盤はSR → GP → LAXと再版されています。SRが初盤です。

片面(Side-1)にしっかりとVAN GELDERの刻印が有ります。

 

フュージョン系では、他にも「ツァラトゥストラはかく語りき(Prelude)/デオダート(Deodato)(CTI)」「Good King Bad/George Benson」「Cast Your Fate To The Wind/George Benson(CTI)」なども有ります。その殆どがCTIレーベルです。

 

先日立ち寄った本屋さんで偶々見つけた「ジャズ批評」5月号にルディ・ヴァン・ゲルダー生誕100年の特集が組んで有り、そこにはデオダードは有ってもボブ・ジェームスのアルバムは出てきません。RVGの中ではマイナーなんでしょうね。

でも、作品内容は良いです。

特に、有名な「Feel Like Making Love」も収録されていますし、A-1「Valley of the shadows」でのスティーブ・ガットの変則ドラム、迫力が半端ないです。実にスリリングでエキサイティングです。

もちろん「はげ山の一夜」も名アレンジで秀作です。

レコード探しも楽しいですね、、、。

 

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小さなインテリアとして ~ミニチュア楽器~

2024-06-16 21:26:29 | その他

部屋のインテリアとして、ミニチュア楽器を飾りました。

このミニチュア楽器は精巧に出来ています。全て手作りの様です。価格はそれほど高くは有りません。

購入時は木製のギターケースに入っていて、スタンドも付属しています。

製作は、神戸に有る工房です。

店長紹介では、

「2003年頃、ミニチュア楽器と出会い、楽器メーカーに25年間、勤めた経験から、ミニチュア楽器専門店、Just-On(サンライズサウンドハウス)を開業致しました。当初は、種類も満足出来るものではございませんでしたが、徐々に増え、現在では100種類以上となり、各種サイズも取り揃えております。いろいろな場面でミニチュア楽器をお使い頂ければ幸いです。」

とあります。なるほど細かい所まで良く出来ています。ボディーは木製で、弦はナイロンではなくスチール弦です。

お店のHPは、こちら

 

オブジェとして、どうでしょう?

 

私は、これから増やして、小さな音楽隊を作りたいなぁ~、なんて思っています。

 

尚、写真のアンプは本物のVOX製で音が出ます。ヘッドホンも使えます。こちらは楽器店より購入しました。

 

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真空管ソケットとピンの掃除について。

2024-06-08 13:11:23 | 真空管アンプ

もう季節は夏!。本日の外気温30℃。

暑くなってきましたので、真空管パワーアンプを発熱量の少ない物に入れ替えました。

今までは大飯喰らいのKT88 pp(GEC管)でしたが、これを245 single(RCA管)に交換。

 

・GEC KT88 pp(初段6SL7、ドライブ段6SN7)

 力強く粘りのあるエネルギッシュな音がします。主にJAZZ、ROCK、POP向き。

 

・RCA 245 single(前段6SN7 、整流管5X4G)

 爽やかな音がします。夏向き。

 音の切れ際、抑揚など細かい所まで表現してくれて上質な音です。

 

稼働前にひと通り真空管ソケットとピンを掃除しました。これ、いつもの儀式です。

真空管アンプを久々に稼働してみたら、バリバリと異音がしたり、最悪音が出なかったりで、大慌て、大切な球を壊してしまう事だってあります。そうで無くても、同じ状態で永く使っていると、音が何だかスッキリしなく、球を軽く捻るとバリッと音がする事だってあります。

所謂、球のソケットとピンの接触が不安定状態、接触不良ですね。

その様な事態に陥らない為、私の場合は、1ヵ月に1回くらいは、ここを掃除します。

サイクルが短い理由は、真空管ソケットが古い物である事や、使用球が古いヴィンテージ品が多いためです。

 

そこで本題です。

真空管アンプを愛用されている皆さんは、真空管ピンとソケットの掃除は、どの様にされているのでしょうか?

私の場合は、無水エタノール綿棒歯間ブラシ(Lサイズ)を使っています。

綿棒は、キトサンとか含まれていない綿だけの物(これを探すのも結構面倒)で、普通サイズの物と赤ちゃん用の細い物。

GT管ソケットには赤ちゃん綿棒、MT管ソケットには歯間ブラシ、ピン足には普通サイズ綿棒を使います。

使用する歯間ブラシは、これが良かったです。

 

この形状に惹かれました。

 

汚れが酷い場合は、ケミカル材で磨き、その後無水エタノールで研磨剤は綺麗に拭き取る様な処理をする事もあります。

それでも、熱で酸化が進みやすいので、1か月に1回程度は上述の方法で洗浄します。

使ってはいけない物は接点復活材です。以ての外、アウトです!。

絶縁性が保てなくなるだけで無く、熱による酸化が進みやすくなります。

MT管などピン間の距離が狭いものでは、ソケットの裏側のマイグレーションによるウィスカにも注意が必要です。

過去に高価なオーディオ用接点改良剤も使ってみましたが、なんだか音がスッキリ音がしません。曇って色がついてしまいます。

 

少しでもお役に立てればと思います。。。

 

コメント (1)
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