My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

DAC DAS-703ESのLED交換。

2022-01-11 14:04:06 | DAC

今年の計画に掲げた「DACのLED交換」を早速実行しました。

今まで、白色LEDに元の豆電球ランプに被せてあった色付きビニールキャップを同じ様に被せていたのですが、多分これが良くなく、早期の輝度低下を招いたかも知れません。

LEDの寿命は、熱とも関係ある様です。環境温度が高いと輝度劣化が早い。

それに使用した白色LEDが安物で品質も良くないかも? 日亜かクリーが良い?

とすれば、家庭用のLED照明も物によって輝度低下の速度に差が有る様に思う。

素人にはLEDは輝度低下しないと思われがちですが、輝度低下、寿命は有ります。

それにチップ型LEDを埋め込んだ照明は、寿命が来れば照明器具ごと交換しないといけません。蛍光灯の様にランプだけ交換と言う訳にはいきません。ここは知っておいて欲しいですね。

 

それはさておき、今回は発色LEDに交換しました。Φ5mm。

「MUTING」ランプはオレンジ、それ以外はグリーンです。

リードをフォーミングして基板に半田付け。

ボス~基板取り付け高さが合わなく苦労しましたが、無理矢理フォルダーに押し込みました。

実は根元から曲げなければ、ボス~基板高さが合わない。

回路的には電流制限抵抗は470Ωのままとしました。

電圧を測定すると、電源電圧=8.9Vで、VFは、GR:2.8V、OR:1.95Vでしたので、IFは、GR:13mA((8.9V-2.8V)/470Ω)、OR:14.8mAとなります。

点灯した様子がこちら。写真では分り難いでですが、以前よりも鮮やか。

少し明るすぎたかな?。

という事で、目立つ「1」と「2」の電流(IF)を下げました。

制限抵抗を470Ω→1kΩへ。VF=2.6V、IF=6.3mAとなりました。

これで充分です。程良い明るさに成りました。

 

 

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最高級抵抗Vishay VAR エージングその後。~音も最高!~

2021-08-17 14:22:35 | DAC

世界最高(言い過ぎ?)抵抗Vishay VARを使い始めてから100時間が経過しましたので、経過時間毎の音の印象を書きます。あくまでも私感です。

 

その前にVARとは?

「Vishay Audio Resistor」の略だそうで、文字通りオーディオ用途の抵抗です。

そして、VARはZ201の「Naked Type」でモールドが無いものです。Z201はZ-foilと言う銅箔を抵抗体に使ったもので、VARはこれを裸(Naked)の状態で実装したものです。Z201よりも更に音質が良いらしいですが、取り扱いには注意が必要です。

オーディオ・マニアなら高級な抵抗として有名ですので、今更説明の必要もないでしょう。

 

さて、エージングが経過してからの音質ですが、20時間あたりから一皮剥けて本領を発揮し始めました。

まだまだ良くなって行きそうです。

エージングには、通常聴く様々なジャンルの音楽を連続的に流しました。また偶に録画したTV番組などの音声を流していました。10~15時間/1日くらいでしょうか。

ブルーレイプレイヤーUBP-X800をメディア(SSD)プレイヤーと使用し垂れ流し。聴かない時はアンプはオフしスピーカーからは音は出していません。プレイヤーとDACのみ稼働。

また、音楽を聴かない時には、偶に「ピンク・ノイズ」を30秒ノイズとインターバル5秒のリピート再生しました。特に根拠はありませんが、以前MJ誌の付録で付いていたオーディオテスト用信号です。(⇐これはあまり意味が無かった様に思う)

 

〇 30時間経過後

VSRの様にシャープでワイドレンジな感じではなく、優しく柔らかく聴き疲れない感じの音です。

これは歪や雑音が少ないからかも知れません。クラシックに向いている音。

ザラザラ、ギスギスした感じは無く、音ひとつひとつが艶やかでハリが有って光沢を持ってツルンとした感じです。これは今迄経験した欧州の音作りです。

しかし楽器が増えてくると音数が多くて整理が出来ていない感じです。まだエージングが足りないのかも知れません。

 

〇 50時間経過後

急に音が抜けて来た!更に一皮剥けた感じ! 良いゾ!その調子。

高域はツヤツヤのテカテカで輝きを放っています。水滴を弾く様にツルンとしています。

今の状態だと比較的音源を選ぶかも知れない。

J-POPはダメ。元々音源が良くないか。。。

言うほどでも無いかなと思う場面もあったが、この50時間過ぎた辺りから良くなって来た。

やはり抵抗は本領発揮まで時間が掛かる。

特に使った箇所は小信号が通る部分なので馴染むのに時間が掛かる。

 

〇 100時間経過

音楽の再現性が格段に良い。隠れていた音まで再現して目の前で自分の為に歌ったり演奏してくれている様です。作られた音では無く、リスナーに聴かせる音楽になっています。

楽器が多くても整理されてきました。ひとつひとつの楽器の音が幾分聴き分けられる様になりました。

ボーカルを聴くと、微妙なビブラートの使い方やその切れ際、声の表現力,、エコーの深さなどが手に取る様にわかります。因みにビブラートで音程がズレているのも判ります(笑)。

音の立ち上がり、キレも良いです。素晴らしい表現力です。響き広がりも良く音に包まれている感じです。

世の中で、この抵抗に優る抵抗は無いのではと思う。

投資しただけの価値は有ったと思います。

他の箇所にも使ってみたい気もしますが、如何せん抵抗にしては高価です。

そして教訓:抵抗が本領発揮するには時間が必要。まだまだ良くなるのだろうか。。。

 

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DAC出力部にVisayの高級抵抗を投入!

2021-08-08 14:35:26 | DAC

納期が11月に遅延すると案内のあったVishayの高級抵抗(VAR)ですが、早々に届きました。

これで2本揃いましたので、さっそくDAC DAS-703ES(SONY)の出力部に導入してみました。

袋を見ると「Made in United Kingdom」と書いてあります。えっ?英国で作っているの?

抵抗体(金属箔)が剥き出しになっているので取り扱いには注意が必要です。

外観からして危なそうです。写真は表と裏です。

このVAR抵抗に関しては、海神無線さんのページが参考になります。

 

使用前に抵抗値を実測。まあ、精度を気にする所に使う訳ではないのですが一応。

この様な小さい抵抗値を精度良く測定するには、本来であれば4端子法を使うべきでしょうが、測定器を持ち合わせていないので、普通のテスター(FLUKE)で測定。

2本とも「100.1Ω」でした。+0.1%。スペック通りです。

と言うか、テスター、クリップの接触抵抗が入っているので、本来はもっと100Ωに近いでしょう。だから、、、4端子法が必要。

基板のスルーホール・ピッチに合わせてリードをフォーミングします。部品本体にストレスを掛けない様に慎重に作業をしました。

半田付けを行い、取り付けたところです。

分かり難いですが、R566の所です。

オリジナルは、他の部分でも使われている青色の抵抗(理研のリノケームと思う)でした。

 

音質の変化は、

交換して直ぐは「あれっ?」と言う感じで、今までとあまり違いが感じられません。

悪くも無く、良くも無い。どちらかと言うと、低音の抜けが少し悪いかな?

まあ、私の経験上、抵抗は鳴らし込みに時間が掛かりますからね。最低100時間は必要でしょう。

ほら、この投稿を書きながら聴いていたら、少しずつ本性を現してきましたよ。高音質の片鱗が伺えます。

そりゃぁ、1本2千円の抵抗ですからね。投資効果を見せて貰わないとね。。。

 

追記) 参考までに、私が過去に金属箔抵抗を導入した例。(⇐ここをクリック)

          また、抵抗のタイプ、メーカー別での音質比較。(⇐ここをクリック)

 

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高級抵抗を手配したら納期が11月?!。

2021-07-29 14:55:28 | DAC

DACの出力段の抵抗を換装してみようと、Vishayの金属箔抵抗をRSコンポーネンツに手配したら、到着予定が当初8月上旬から11月に遅延の案内が来た。

まあ、いつ入るか分からないよりは良心的だけど。。。それにしても11月とは。

 

海外から輸入するみたいなので、コロナの影響?それとも単純に在庫切れ?。

2本注文したんだけど、1本だけは国内に在庫が有り、すぐに発送。

しかし、、、ステレオで使うので、1本だけじゃねえ~。

この抵抗は、1本が2千円くらい。高い~!

 

こんな事なら、海神無線さんに注文すれば良かったかな?。税込み単価は海神さんのほうが安い。

あれ?海神さんでも私の欲しい抵抗値は「在庫なし」となっている。

ひょっとして、メーカーはこれから生産?

RSには他の部品も注文したので、送料を節約するために一緒に発注。6,000円以上は送料無料。

早速、納期早い物から順次バラバラと航空便で届きますが、それでも送料無料。

さすがに企業も相手にしているので取扱量が違いますね。

 

これは気長に待つ事として、その間に他の改造に手を着けようと思います。

他の部品の手配先も都内なので、早くしないと臨時休業になるかも?

 

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DAC DAS-703ESの出力カップリングCを変更。

2021-03-31 11:22:14 | DAC

メディアプレーヤー(と言ってもBDプレーヤーですが)のストレージのSSD化により更なる音質向上に気を良くして、接続先のDACも弄りたくなりました。

このDACは先日ランプをLED化したSONY製の銘機『DAS-703ES』

今回換装したのは、アナログの最終出口のカップリング・コンデンサです。

オリジナルでは、特注の大型フィルムコン6.8uFが使ってあります。

「SONY AUDIO CAPACITOR」と書いてある部品です。大きい~。

双信電機のセラミックパウダー入りマイカ・コンらしい。

 

これをまずは「WIMAのフィルムコン2.2uF(Black Box)」に交換してみます。

WIMA製でこの様なコンデンサは一般的には見かけませんが、本当にWIMA製か懐疑的。

見た目は良いのですが、音質は?

以前に他の回路で使った時の印象と同じで、中高域が少し籠ります。

 

次に、これも手持ちの「DynamiCap 2uF」に交換しました。希少種。

カットオフ周波数的には計算上2uFで充分です。

このコンデンサは、今ではなかなか手に入りませし、結構高価です。私は当時、海外で手に入れました。

1個づつ手作りで銅箔フィルムを巻いたものだそうです。USA製。

端子出しの位置が外形から近い方を上にすると良いらしい。

 

交換後の音は「良いですね~。」

聴感上、周波数特性は広く、フラットです。音に癖が無く、素直な音です。歪っぽさが有りません。

ASCよりもさらに端正な音です。全帯域に渡りナチュラルな感じが長時間聴いていても疲れません。

 

これに気を良くして、他も少し弄ってみたくなりました。

それは、このカップリングCの手前にシリーズに入っている抵抗です。

しかし、抵抗1本で数千円なので、どうしたものかと。

良い抵抗だとはわかってるけど、この抵抗だけ変えてもね~。と思案中。

 

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DAC DAS-703ESのランプ切れ修理 ~LED化しました。~

2021-03-12 14:47:10 | DAC

いつかは切れると思っていましたが、とうとうその時が来ました。

SONY製DAC DAS-703ESのモード表示ランプのうち、2個が切れてしまいました。

この際なので、LED化を施しました。 

 

分解してみると、もともと使われていたのは、Φ5mmのムギ球です。

このムギ球に色付きのビニールキャップを被せて発色させて有ります。

 

ムギ球を取り外したところです。

この機種が発売されたのは1986年頃。

その当時、流石に青や白色のLEDは存在してませんでしたが、緑や赤、橙のLEDなら存在した筈なのに、わざわざムギ球を採用したのには何か理由があるのかな? 

 

交換用に手配したLEDは白色LEDです。

これにムギ球に付いていたビニールキャップを同じ様に被せて発色させます。

LED自体は安価なので、色合いが気に入らない時のため、緑と橙発光のLEDも数量分手配しました。

回路図を見ると、供給電圧は8.8~9Vの様です。

インバータICで点灯を制御している様です。入力1と2は背反になっています。

 

LED化にあたり、VFとIFから簡単に計算しました。

白色のVFは一般的に2.8V位として、IFは15mAも流せば充分に発光するので、制限抵抗は470Ωとしました。

結構大雑把です。大雑把で良いんです。

LEDの足をフォーミングして基板に取り付け。

そして、キャップを被せました。

 

制限抵抗はシールドケース内のデジタル基板に有ります。

抵抗交換後↓。

わざわざ、DALE製の抵抗を使う必要もなかった。。。

 

元通りに組み上げて点灯確認。

問題なく点灯しています。

『MUTHING』のオレンジ発色も大丈夫です。写真では分り難いですが、肉眼ではオレンジ色です。

 

少し明るかったかも?

良く見えるし、新鮮な感じがして良いかも。そのうち馴れるでしょう。

 

気になる様だったら、緑、橙のLEDに交換して、その上から更にキャップを被せるかな。

 

 

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DAC DAS-703ESのラダー抵抗群にファインメット・シートを追加。

2019-06-19 12:50:44 | DAC

SONYの往年の銘DAC DAS-703ESに手を加えたいのですが、大幅な改造をするとオリジナル性が失われるのと、元に戻すのも大変なので少し躊躇しています。

そんな中で、これ位ならと思いついたのが、DAC IC周りの抵抗へのシールドです。

使用されているDAC ICはマルチビットDACのPCM53PJなので、Digital→Analog変換は、このラダー抵抗群(R2R)が肝となります。

詳しくは書きませんが、I2Sの16bitの信号に基づいて、この16本のラダー抵抗で2の16乗=65,536ステップ(レベル)のアナログ信号に変換されます。

LchとRchの切り替えがLRCLKに同期して行われ、夫々のPCM53PJに送られます。

そのためラダー抵抗は合計32本有ります。

電磁シールドは、このラダー抵抗へのデジタルノイズの飛び込みを抑える目的として施します。

オリジナルでも銅箔テープが貼り付けられていますが、これと同サイズのファインメット・シートを重ね貼りします。

同サイズで重ね貼り後↓。

文献によると、銅は銀の次に電磁波の吸収・反射性能が優れており、さらにフィルムを重ね合わせるほどシールド効果が高いとなっています。

このファインメット・シートは、銅シートやアモルファス・シートよりもシールド効果が高く、特に低い周波数20kHz辺りから効果が有る事が特長だった様な。2014年頃に結構話題になり私もデジタル機器に沢山使いました。

私はAmazonで買いました。

磁場吸収シート :サイズ:30cm x 23.5cm エコロガ製ALL-IN-ONE 電磁波エプロン用MS5000M 胸用シールドシート
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日立金属株式会社

 

設置したところです。

 

変更後の音質は、デジタル臭さが取れて滑らかな音になった様な。。。一音一音がハッキリしたような。。。

気のせいかも知れません?。おそらく気のせいでしょう。

まあ、悪い方向には行っていないので、このままとします。

 

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TEAC DAC/HPA UD-505を試す。

2019-02-16 11:10:13 | DAC

ご近所のオーディオ仲間がティアック(TEAC)のDAC UD-505を購入されたのですが、本人曰く「CDPから同軸入力して使ってみたが、今使っているCDPと音質的な違いがよくわからない」、またその宅ではPCオーディオの構築がまだなので、本格稼働となる前に拙宅で暫く試用する事になりました。

 

このUD-505はオーディオ雑誌でもコスパと音質が良いとの評判です。

仕様的にも盛り沢山です。

DSD22.5MHz、PCM768kHz/32bit、TEAC-HCLD回路、5種類のデジタル・フィルターなど。

使用DAC ICは、旭化成エレクトロニクスの「VERITA AK4497」を左右1基ずつ搭載。

なかでも、私が特に関心があり、試して見たかったのが、Bulk pet転送です。

Bulk転送については、以前にこのブログで取り上げ音源再生の忠実性の良さを確認しています。


ドライバはTEACのページから「teac_asio_usb_driver_v1028_win10」をダウンロードしインストールしました。このなかにBulk petドライバも含まれています。

同時に専用プレーヤー「teac_hr_audio_player_v10021_win」もダウンロードしましたが、今回は使い慣れた「foobar2000」を最新バージョン(v1.4.2)にupdateして使いました。

また排他モードは「ASIO」ではなく「wasapi」を適用しました。PCにも依ると思いますが、私のPC(WIndows10)では「WASAPI」の方が音質が良い様に感じました。 

 

「foobar2000」の設定:

ASIOの場合

WASAPIの場合(今回適用)

 

私のfoobar2000にインストールしているコンポーネンツ一覧(参考程度):

DSD再生もできる様に「Super Audio CD Decorder」も入れています。

 

今回注目のBulk Petの操作画面:

MODEが「1」~「4」まで有ります。

 

実際のfoobar2000での再生画面:

お得意の「The Look of Love / Diana Krall」を再生しています。


音質について、

アナログ部分も含めた音全体の雰囲気は、エージングが必要なのですぐには評価が出来ませんが、デジタル部分の音の拾い出しに関しては、

Bulk Pet 再生では、確かにアイソクロナスに比べ音源の再現性は繊細な音まで再生して解像度が高く、音数が多い様に思いました。

モード「1」~「4」の違いは、私のシステム(PCも含め)と耳では違いが良く分かりませんでした。微妙に違うかな?程度で、私的には「1」が好みでした。

Bulk Pet転送は、低レイテンシーが特徴で、送り出し側PCのCPUとDAC側のCPUの負荷状況に合わせて最適化してデータ転送するものなので、PCの処理能力によるところもあると思います。

使うPCに合わせて色々と試し、自分に合ったモードを選べば良いと思います。

各モードの違いは以下の様です。

Bulk Pet転送は、思っていた通りデジタル音源の忠実再生に大いに貢献していそうです。

特に、ハイレゾ音源の96kHz、192kHzについては、通常44.1kHzとの違いが明確に聴き取れました。このDACはハイレゾ音源で威力を発揮しそうです。

SPDIFコアキシャル(同軸)入力に関しては、聴感上では一般的なDAC、CDPとさほど違いを感じませんでした。これは最近のDACがある一定の高いレベルに到達したのだろうと思います。ESS社にしても旭化成にしても。

寧ろ、差が出るのはPCでのUSB入力の時の様です。USB転送方法やUSBインターフェースに係わる部分で差が出ていそうです。

その意味では、今回のBulkpet転送は本DACの大きな魅力部分であると言えます。


また、5種類のデジタルフィルタも切り換えて比較試聴してみましたが、それぞれで音質が異なり、これも面白いなと思いました。Bulk Petのモード差よりも違いが大きいと感じました。

音質的な好みや音楽によって切り替えて楽しめば良いと思います。


尚、アナログ出力部分については、まだ使い始めたばかりですので、暫くエージングが必要でしょう。

 

ティアック USB DAC/ヘッドホンアンプ(シルバー)TEAC UD-505-S
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TEAC

 

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オーディオにおけるデジタル信号系のパスコン

2019-01-30 12:11:52 | DAC

先日のインピーダンス整合に続き、デジタル回路におけるノイズ低減について、少し書いてみようと思います。

CDPやDACの改造などで得た私の経験も含んでおります。

基板上にバイパス・コンデンサを沢山置いているのを見かけますが、闇雲に沢山置いただけでは逆効果です。

パスコンは、電源ノイズをグランドに逃がしているだけですので、肝心な事はパスコンをどこに置くかです。

ポイントは出来るだけ電源回路のループを小さくすることです。パスコンによって電源の交流的な閉ループを作ります。

コンデンサは、容量の大きなもの(低周波用)と小さなもの(高周波用)を並列にすると良いでしょう。。

並列にするほど、全体の等価直列抵抗(ESR)が小さくなり、高周波特性と充放電の応答が良くなります。

また、コンデンサ単体が持つESRは、コンデンサの種類(タイプ)によっても異なります。

ESRについては、ネット上に解説があります。

私は、デジタル回路のパスコンには、導電性高分子コンデンサ(OS-CON)をよく使います。

以前佐賀三洋で生産していた紫色のOSコンとは見た目が違います。

また、自分のノイズを他のブロックに出さない、他から貰わないために、電源ラインにフェライト・ビーズやインダクタを使うことも有ります。ビーズにはファインメット・ビーズをよく使いました。5年位前に流行。

そこで最近お気に入りのDAS-703ESの回路例ですが、各ブロックでこの様に組まれています。私が言うのもなんですが、よく出来ていると思います。

 

 

先ほどの低ESRの電解コンデンサ(OSコン)をアナログ回路に使った事がありますが、この場合は音質が悪化しました。

低周波回路には駄目な様で一般的なオーディオ用コンデンサを使っています。適材適所がある様です。

 

少し堅い話が続きましたので、ここでお気に入りのCDを紹介しましょう。女性ジャズ・ボーカルです。

ダイアナ・クラールが好きな人には、気に入ってもらえるでしょう。

ご存じの方もおられると思いますが、「ソフィー・ミルマン(Sophie milman)」です。 

衝撃的なデビュー作(ジャケットも)から3作目になります。

Make Someone Happy
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Linus

特に3曲目の「Rocket Love」がお勧めです。スティービー・ワンダーの名曲を甘くセクシーに歌い上げています。

録音も良く、オーディオの音質チェックにも使えます。 

 

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コアキシャル同軸ケーブルを調達。~デジタル信号伝送に関して~

2019-01-24 14:02:50 | DAC

デジタル信号伝送用として、超安価で同軸ケーブルを手に入れる事ができました。

先日、久々にHOに寄ったところ、ケーブルのジャンク・ボックスのなかに、コアキシャル同軸ケーブルを見つけました。

何本か見つけたのですが、購入したのはビクター製とソニー製です。

年代物ですが、作りは結構良さそうです。 金メッキプラグです。

当時はインピーダンス調整(75Ω)などもやって、真面目に作っていたのだろうと信じてます。

 

60円/1本あたり。これは安い!

ソニーの物には75Ωと印字が有ります。下の写真の上側のケーブル。下のものはビクター製です。

デジタル再生機器とDACを繋ぐのに使いたいと思います。

 

参考までに、ケーブルを含むデジタル伝送路について私見です。 

一般的なオーディオ用コアキシャル・インターフェースのインピーダンスは、75Ωで規定されています。

まともな機器であれば入出力端子も75Ωで設計されているので、当然ケーブルも75Ωで整合を取る必要があります。

伝送路の途中でインピーダンスが変化点があると、そこで輻射や反射が起きます。

この事は、川の流れ、水路で考えると分かり易いと思います。

水路の途中で、急に幅が狭くなったり、障害物があると、水流が変化し水が跳ね返ったりします。

それと同じ事で、信号伝送路の場合は、ケーブル~プラグ、プラグ(オス~メス)、プラグ~基板などの接点が変化点になります。ここをきちんとインピーダンス整合を取る必要があります。

インピーダンス整合が取れていないと反射が起きノイズとなります。

そのノイズはデジタル信号品質自体に悪影響を及ぼすだけでなく、コモン・モード・ノイズとして、上流から下流のシステム系全体に重畳します。

デジタル・ケーブルの場合、材質云々の前に、まず、ここの設計がきちんと出来ているかが重要なポイントとなります。

ケーブルも含めデジタル信号系の伝送路設計は重要なのです。

こんな安価なケーブルでも、75Ωが謳ってあれば良いかと思います。

Prolink RCAケーブル 同軸ケーブル オーディオケーブル 75Ω 1.5m
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Tonetron

 

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