My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

こんな本を買いました。~究極のアナログレコード「初盤道」~

2023-10-22 15:44:56 | レコード

この本は、数種ある同タイトルのアナログレコードにおいて、どれが本当の初版プレスかの見分け方や、プレス違い、変遷が書いてあります。

内容的には、かなり深堀でマニアックな部分が多く、少々わかりにくい部分もありますが、収集マニアにとっては非常に興味深く読めて参考になると思います。

 

私は、2014年~2020年の6年間位、オリジナル盤に拘って洋盤のアナログレコードを熱心に収集していました。その後は、熱が冷めていますが、この本を手掛かりに、自分が持っているアナログレコードをもう一度確認したくなりました。

当然、初盤は価値があり、所有している事の悦びもあります。しかし、初盤はとても希少で出会える確率は低く、かつ高価で手が届きません。もし手に入れた物が初盤だったらラッキーくらい。

今まで購入したオリジナル盤レコードについては、このブログに書いています。(左のカテゴリー「レコード」に置ています)

さて、サブタイトルに書いて有る様に「知らなきゃ良かった!?」になるのかな? 

本のなかにも書いてありますが、初盤だからと言って必ずしも音質が良いわけでもなく、ラッカー盤、メタルマスター修正後のほうが完成度が上がり音の纏まりが良い場合もありますが、鮮度で言えばやはり初盤でしょうね。

 

所有しているレコードをざっと確認しました。

例えば、レッド・ツェッペリンのUKプレスでも初盤ではなく2ndプレスの様です。

通称レッド・マルーン・レーベルと呼ばれるUK盤。

・Ⅰ

 

・Ⅱ

 

・Ⅳ

 

2ndプレスでも良いんです、一般的なUS版やJPN版に比べ、音の密度が濃く、音に厚みがあるので満足しています。

余談ですが、この盤でも市場取引価格は10k over/枚です。

US盤も持っていますが、US盤は音が荒く派手でハードロック色。

ボンゾのドラムを聴くならUS盤、ペイジのアコースティック・ギター、ジョン・ポール・ジョーンズのキーボード、ベースを聴くならこのUK盤と言った感じでしょうかね。

 

この本には掲載されてなかった大御所エリック・クラプトンがブルース・ブレーカー時代に残したこの1枚も自慢のレコードです。

 

オープン・デッカ盤です。デッカなので音質良いです。

こちらがステレオの初盤。マト1なので初盤に間違いないでしょう。

 

因みに、ボックス・デッカ盤はこちら。

 

両方持っています。

モノラル盤(赤レーベル)が更に価値が高いのですが、残念ながら私はモノ針を持っていませんので、聴く価値半減で購入していません。

 

他のレコードも確認しましたが、この本によれば、せいぜい2ndプレスどまりでした。

 

因みに、私が使用しているレコード・プレーヤーは、

 ターンテーブル:Thorens TD320 MKⅡ

 トーンアーム:SME 3009 S2

 カートリッジ:SHURE V15 TYPEⅢ

 スタイラス(針):JICO VN-35HE

です。

いつ観ても美しい~! 自画自賛。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年最初に収穫したアナログレコード。

2023-01-24 13:28:55 | レコード

年が明けて、久し振りに近所の中古屋へ出かけた。

そこで中々良い盤を購入する事が出来たので紹介します。

 

☆DIAMONDS & RUST / JOAN BAEZ(ジョーン・バエズ)

フォーク・カントリー・ミュージックに属するのかな。カントリーの女神とも言われている様です。

私の彼女の曲に対するイメージとしては、もっと毒々しいと思っていたのですが、このアルバムはそうでは無く爽やかで少しポップな感じ。のびやかな美しい歌声が聴いていて心地よいです。

注目したのは、バック・ミュージシャン。

同じ様なカントリー路線で有名なリンダ・ロンシュタットのバックはイーグルスのメンバーですが、こちらはクルセイダーズのメンバー(ジョー・サンプル、ラリーカールトン他)とTOTOのデヴィッド・ペイチまでも。豪華です、探せば有るものですね。

1975年の作品ですから、デヴィッド・ペイチはTOTOの結成(1976年)の前年になりますね。

参考までに、マリーナ・ショウ「Who Is This Bitch, Anyway?」も有名ですね。

ギターが、デヴィッド・T・ウォーカーラリー・カールトン。左右chに分かれて弾いています。このギターがまた渋い!

ベースはチャック・レイニー。当時、松任谷正隆は衝撃を覚え、何年間も毎日聴いたと言うエピソードも。

CDは持っていますが、レコードは高価。万超え! 

 

☆Chapter Two / ROBERTA FLACK (ロバータ・フラック)

ジャケットはインパクトが有りますね。

ロバータ・フラックと言えば、コーヒーのCMで有名になった「Killing Softly with His Song(やさしく歌って)」が有名ですが、その曲がヒットする前のアルバムになります。

ブラック・コンテンポラリーに属するのでしょうか。やさしい歌声が良い感じです。

こちらもバック・ミュージシャンが豪華です。

エリック・ゲイル、ダニー・ハサウェイ、チャック・レイニー(CreditにはCharles Raineyとある)。

 

ロバータ・フラックのアルバムは他にも、定番の「Killing Softly with His Song 」「THE BEST OF ROBERTA FLACK」の2枚を持っています。

「THE BEST OF ROBERTA FLACK」には、有名な曲、聴き馴れた曲が入っていてお得感が有ります。初めて聴いてみるにはお勧めです。

「Killing Softly with His Song 」をはじめ、「YOU'VE GOT A FRIEND(キャロル・キング作)」「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」「WILL YOU STILL LOVE ME TOMORROW(キャロル・キング作)」「YOU ARE MY HEAVEN(スティーヴィー・ワンダー作)「JESSE(ジャニス・イアン作)] など。

「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」マリーナ・ショウと聴き比べてみるのも良いでしょう。

因みに、私はマリーナ・ショウのバージョンが好きです。

 

 

私の場合、洋楽のレコードは音質面から基本的に原版(US or UK)しか買いませんが、今回は偶々2枚ともUS盤だったので購入。

 

今回は、その他にも歌謡曲のEP盤を11枚ほど購入しました。

なかでも、「男はつらいよ/渥美 清」は良かったな~。心に浸みます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音の良いレコード ~CBS SONY SX68 SOUND~

2020-10-08 11:58:01 | レコード

レコード収集家の方ならご存じかも知れませんが、国内CBS SONY製のレコード盤には『SX68サウンド』と謳ったものが有ります。

この『SX68サウンド』の意味は、"西独ノイマン社製カッティング・ヘッドSX-68によりカッティングされたレコード"に付けられたマークの様です。

 

私は以前から欲しかった「BLUE BURTON/ANN BURTON」の日本盤で偶然に出会いました。

本当はオリジナルのオランダ盤が欲しかったのですが、高価!。

日本盤でもそれなりの値段ですが、まあ日本盤でも良いやと思い買ったら、これが大正解!!! 

購入したレコードジャケットにSX68 SOUNDの表記が、そして裏にはその説明がありました。

ノイマンのヘッドでカッティングに惹かれたのですが、ネット上で色々と調べると、このSX68SOUNDの中でも初期のものには「管球式アンプ」が使用されていた様です。

そのレコードのナンバーはSONP 50300前後までの様です。年代的には1968年から69年。

私が手にした「BLUE BURTON/ANN BURTON」はナンバーが"SONP 50220"(1969年)で、ばっちり該当します。

しかも、マトリックス番号を見ると、両面ともA1です。これは良い買い物でした。

実際に聴いてみると、確かに音が良い!! 管球らしいクリアでふくよかな音がしています。

 

因みにその後、調子に乗ってサイモンとガーファンクルのSX68 SOUND盤も買いました。

「all about/SIMON&GARFUNKEL」

こちらはナンバーがSONP 50416~417(1971年)。確かに何だか少し音の趣きが違います。

確かにクリアーではありますが、管球の様なふくよかさは無くソリッドな音です。

 

日本CBSソニーは、現地から送られてきたマスターテープを元に、このノイマンSX68を使い、気合を入れてカッティングしたのでしょう。

SX68 SOUNDのレコードについては、ここを参考にさせて頂きました。

盤自体も両方とも通常のものよりは厚くしっかりしている様に思います。

 

最初に書いた様に、「BLUE BURTON/ANN BURTON」のオリジナルはオランダ盤ですが、これ以上の音って、どんな音がするのでしょう? 

 

「BLUE BURTON/ANN BURTON」は元々の録音状態が良いのでしょう。CDでも充分良い音です。

内容も良いです。何とも言えない歌声とシンプルなバックバンド。

 

PS.

先日交換したプリアンプのコンデンサも馴染んできて、良い音を奏で始めました。

あともう少しかな。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『美貌』と『艶』 元祖スモーキー・ボイス。~Julie London US Original Record~

2020-06-30 11:54:07 | レコード

以前から欲しかったレコードをまた一枚手に入れました。

Love Letters / Julie London (ジュリー・ロンドン)』です。

ベスト盤に近い収録曲目です。

ジュリー・ロンドンの歌声はCDでは何度も聴いていますが、是非オリジナル盤のレコードで聴いてみたくて購入しました。

モノ盤がオリジナルと言われるかも知れませんが、私はモノ・カートリッジを持っていないので、ステレオ盤の当時ものを手に入れました。

オリジナル盤はやはりズッシリと重いです。レーベルは「Liberty」です。

盤は、キズも無く、ノイズも殆ど無い良盤でした。これが1962年に作られたレコードとはとても思えません。

愛聴盤の仲間入りを果たしました。

やはり、オリジナル盤のレコードで聴くこの歌声は最高ですね。今聴いても古臭さを感じません。

声に芯があります。スモーキーで艶やかな声は良いですね。魅力的でうっとり、癒されます。私はこの声が好きです。

現代の女性ボーカル、あの「ダイアナ・クラール」などもこの人をリスペクトしているそうです。

 

このジャケットだけでは美貌が良く分からないかも知れないので、手持ちの別の一枚の写真も。

これ、ゴージャスで良いですね。

ジュリー・ロンドンのアルバムでは「Julie is Her Name」が有名ですが、私はこちらのアルバムジャケットの方が好きです。

 

これで、ジュリー・ロンドンのレコード・コレクションは6枚になりました。

 

CDで聴くなら、こちらがお勧めです。

「THE VERY BEST OF JULIE LONDON」

魅力的な声がたっぷりと収められています。音質も良好。

ジュリー・ロンドンのベスト盤は数々有りますが、私の聴いた中では、これが一番音質が良いです。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12インチ45回転シングル・レコード。 ~名曲 Time after time~

2020-04-16 11:55:20 | レコード

12inch(30cm) 45rpmのシングル・レコードは、やっぱ音質が良い!!!

 

前回投稿した買い直しのシングル・レコードが届きました。

購入したのは、どうせならと思い同じ曲の12インチ盤です。

収録曲は若干違います。

 A1:Time After Time

 A2:I'll Kiss You

 B1:Girls Just Want To Have Fun(Extended Version)

 B2:Girls Just Want To Have Fun(Instrumental)

https://www.discogs.com/ja/Cyndi-Lauper-Time-After-Time/release/909813

以前の7インチ盤と並べて撮影してみました。大きいですね。どちらもUKオリジナル盤です。

ジャケットは薄い紙で出来ています。

盤そのものも薄いペラペラです。

偏心は今回は大丈夫でした。綺麗に再生できます。

UKオリジナル盤の割には「パチパチ・ノイズ」も少ない。

聴いてみると、ダイナミック・レンジが広くて音が素晴らしく良いです。

LPの収録されている同曲とはまた違う感じがします。

音が迫ってきます。彼女が目の前で歌っている様です(言い過ぎ)。奥行き、左右の広がり、音数も多く粒立ちが良く、音抜け、鮮度とも申し分無いです。

やはり12インチ45回転は、構造上、理論的に収録できる情報量、周波数、音量レンジも広く取れるのでしょうね。

同曲を音質順に並べるとこの様になります。原理的に当然ですね。

12inch 45rpm Single > 7inch 45rpm Single > 12inch 33rpm LP > CD

1983年発売ですから、おそらく録音、ミキシング、マスタリング等はデジタル処理かな?

しかし、その割には音が厚い。やっぱりアナログ録音かな? この頃が丁度移行期?。

 

ところでこの曲、誰でも聴いたことがありますよね。80年代のポップスを代表する曲です。

この曲とその他ヒット曲を4曲も収録した1stアルバム『She' So Unusual』は全世界で1,600万枚も売れたそうです。

後に、色々なアーティストにもカバーされています。あの巨匠マイルス・デイビスもカバーしたそうです。

 

あまり知られてないと思いますが、2008年にはシンディーサラ・マクラクランとのデュエットもあります。

 ※因みに、サラ・マクラクランは世界中でアルバムを4,000万枚以上も売り上げている。

私は、こちらのバージョンも大好きで良く聴いています。下のアルバムの3曲目です。

このアルバムは、かなり高音質でオーディオ・ファイル的にもお勧めです。是非、聞いてみて下さい。神秘的な歌声に魅了されます。輸入盤がお勧め。

 

 

この曲を高音質で聴いてみたいと思いませんか? 感動ものです。

そして先ほど、セルフカバーのこんなアルバムも見つけました。

これも良さそうですね。曲の古臭さを感じさせません。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音の良いレコード盤を求めて。~日本グラモフォン盤の試し買い~

2020-03-08 12:23:36 | レコード

アンプの改造が一段落したところで、またレコード漁りや盤の違いによる音質比較をやっています。

グレードアップしたシステムで色々と比較すると、こんな音だったかなぁと思ったり、音源による音質差が以前よりもハッキリと現れる様になりました。

以前に比べると、音数も増えて今迄埋もれていた細かい音も聴こえ、音空間(音場)が立体的になっています。システムのグレードアップで耳も鍛えられたかも知れません。(この歳で?)

 

同じタイトルのLPレコードでも製造国やレーベル違いの物を何枚か持っており、それらを比較試聴していますが、今回は意外と良いなと思った日本グラモフォン盤にフォーカスしてみました。

 

日本グラモフォンのレコードが音が良いことはネット上の噂では知っていたのですが、洋楽の日本盤はどうせ駄目だろうとハナから毛嫌いして実際には聴いたことがありませんでした。

ところが、最近偶々近所の中古店にて安価で日本グラモフォン製を見つけたので、試しに購入して聴いてみたら、これがなかなか悪くは無かった。

同じタイトルでUK、US盤と聴き比べると、やはりUK盤よりは劣りますが、US盤よりは音が分厚くて太い。これは好みかも。

日本ポリドール、日本WBP(ワーナーパイオニア)盤と比べると、断然良い。何が違うのだろう? 

マスタリング?、カッティングマシン? カッティング・エンジニア? プレス機? グラモフォンだから?

 

今回、比較したレコードは、これです。英国のロックです。

<LED ZEPPLIN Ⅲ>

ジャケットはからくりジャケットです。中の円盤が回ります。近所の中古店にて購入。

日本のワーナー・ブラザース・パイオニア盤(P-6518)やUSワーナー盤(SD7201)も持っていますが、日本WBは音がスカスカで薄っぺらく、平べったくて音場がありません。US盤はそれよりも少しは鮮度が良いですが、これも音がスカスカ。

一方、今回の日本グラモフォン盤(MT2043)は少し籠り気味ではありますが、音に厚みがあり太い音です。

盤面のRUN OUT部分(無音部)を比べると、日本WB盤は狭く、USワーナー盤は広く、グラモフォン盤はその中間程度。

ということは、メタル・マザー自体が違ってそう。送られてきたマザー・テープを元にカッティングしたのかな?

残念ながらUK盤については、LED ZEPPLINのⅠ、Ⅱ、Ⅳは持っているのですが、Ⅲは高価で購入出来ていませんのでわかりません。

 

そして

<Goodbye / Cream>

これはUKオリジナル盤(583 053)を持っているので、それとの比較。これも近所の中古店で購入。

日本グラモフォン盤だけを聴くとこれはこれで良いのですが、UKオリジナル盤を聴いてしまうと日本盤はもう聴く気になれません。臨場感と言うか鮮度が全く違います。雲泥の差です。

日本盤は、壁の向こう、いや海を隔て本国から遠く離れたところで聴いている様です。

盤面をよく見ると、RUN OUT部分の幅が違うので、これもマスターテープからカッティングし直したのでしょうかね。

 

次に

<Wheels of fire / Cream>

調子に乗って、これも初版日本グラモフォン盤(スタジオ盤MP-1416(銀ジャケ)/ライブ盤MP-1417(金ジャケ))をオクで買ってみました。

実際に届いたレコードを聴いて、ガッカリです。大失敗。そりゃあ、2nd以降のポリドール盤よりは良いかも知れませんが、手持ちUSオリジナル(ATCO)盤を比べると音の鮮度、音抜けが全く違います。これも壁2枚挟んで聴いている感じです。US 2nd Press盤(RSO)よりも劣ります。

ただ、ライブ盤のほう(写真手前)は日本グラモフォン・オリジナルの金ジャケット仕様なので、これはこれで価値がありそうです。

 

さらにさらに

<Disraeli Gears / Cream>

このアルバムがクリームの日本で最初にリリースされたアルバムらしい(1968年発売)。本国ではフレッシュ・クリームがデビューアルバム。

有名な"Sunshine of your love"を収録。

これも日本グラモフォン初版(SLPM-1390)をオクで購入しました。

因みに、このグラモフォン盤は型番が"SLPM-1390"→"SMP-1390"→"MP-1390"となって行くらしい。"MP-2241"はポリドール盤(1972年)。

このレコードはオリジナルを持ち合わせていないので比較できませんが、CDと比較試聴した感じでは、やはり籠り気味です。この日本盤ではレコードで聴く価値があまり無さそうです。

しかし、日本初版は日本独自のペラ・ジャケット、コーティング仕様です。ジャケットだけは良さそなので、壁に飾っておこうかな。

オリジナルのReaction盤が欲しいけど、お高い。。。

 

という事で、この数枚を聴いた限りでは、いくら日本の初版でも本国のオリジナル盤には音質では敵わないという事がわかりました。オリジナルのUK盤が鮮度、音抜けが良く、購入して間違いなさそうです。

しかし、オリジナルUK盤は10k越えが多いので財布には厳しい。それに対し日本グラモフォン盤は財布に優しいです。

それと、日本盤は扱いが丁寧なので概して盤面が綺麗なものが多いです。US盤は大体酷い。UK盤はまあまあ。

 

(お断り)

これらは、部分的評価での私個人の見解なので、全てがそうとは限りません。自分で実際に比較してみるのが一番良いと思います。

 

そういえば、クラプトンのクリーム時代の未発表ライブ4枚組のCDが3月6日に発売されましたね。

私も数週間前から注文しているのですが、まだ手元に届きません。おそらく人気が高いのでしょう。しかも限定版。Amazonのレビューでも評判上々です。早く聴きたい~。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レコードのクリーニング方法。 ~更新~

2019-10-31 13:02:41 | レコード

本件、更新しようとしていて、ずっと忘れていました。

以前の方法から少し変更しています。

以前は「超アルカリ電解水 + ドライウエル数滴」を使っていたと思います。

しかし、実はこのドライウエルは良くない事がわかりました。

ドライウエルを使うと、盤の表面がベタ付いて乾きません。

生乾きの状態で盤を内袋に入れると袋や盤の表面に縞模様が付いてしまいます。

(何でもっと早く言わなかったのだと怒られそうですが)

そこでドライウエルを使う事を止めました。

 

単純に、水洗い→マイクロファイバークロスで拭き取り。この時「厚手のトレシー」を使っています。 

東レインターナショナル TVトレシー クリーニングクロス Lサイズ ZK3550-TVTI
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
東レ(TORAY)


その後、超アルカリ電解水を「JKワイパー」(クレシア製)に浸み込ませ、盤面を磨きます。

今回、この「JKワイパー」がポイントです

「JKワイパー」は「キムワイプ」同様にケバ立ちや紙粉が出ないローリントペーパーです。

クレープ加工してあるため、キムワイプよりも柔らかく厚みも有り、盤面に優しいです。

拭き取り性能も良く使い易いです。1枚を8つ折りにして使います。

「キムワイプ」も試してみましたが、キズが付きそうで少し怖かったです。

「JKワイパー」では多少強めに擦っても大丈夫でした。

日本製紙クレシア JKワイパー 150-S 150枚入り×6箱セット
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
日本製紙クレシア(NIPPON PAPER CRECIA)

ホームセンターでも置いてあるところが有ります。

他の同等品が使えるかも知れません。ローリント、クレープ加工、添加物無し。

私は、ホームセンターで見つけたので、この「JKワイパー」を使用しています。

また、超アルカリ電解水は添加物の無いものが良いです。私は「pH13.2」の物を使っています。

 

その後、レコード再生をします。

すると、、、。

溝に埃が溜まっている場合、この様にチリ、ホコリが浮き出てきます。ビックリするくらい浮きでる盤も有ります。

 

こんなに溝に溜まっていたのですね。汚れ具合がわかります。

因みに、「超音波洗浄」とか「世界最高レベルのマシンでクリーニングしました」と謳う中古レコードショップから購入した諭吉越えのレコードでも、この状態になりました。


これを昔から良く知られたオーディオ・テクニカ AT6012などで拭き取ります。クリーニング液は不要!。

AT6012 レコ-ドクリニカ EP/LPレコ-ド用
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
オーディオテクニカ

 

すると、この様に見事になります。

 

レコード針の針先にも埃が着きますので、これもスタイラス・クリーナーで拭き取ります。

ナガオカ レコード針クリーナー ハイクリーン801/2 交換針 AM8012
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
ナガオカ

私は面倒なので、液が無くなった後は無水エタノールを補充して使用しています。

 

これでもレコード盤面の溝が完璧にならなくて、次に再生した時もまた僅かに針先に埃が付着する事が有ります。

元々綺麗な盤は、この「超アルカリ電解水」を塗ってもチリや埃は出てきません。

 

綺麗になったレコードは、ベールがひと皮むけた様な見通しの良い鮮度の高い臨場感ある音で聴くことが出来ます。

超アルカリ電解水を使うので静電気の発生もありません。 

この方法を行うことで、私は最近では高価なクリーニング液は使用していません。


注意としては、レコード針で埃を掻き出す事になるので、大事な針先を痛める可能性があると言う事です。

心配であれば、掃除用針と再生用針を分けた方が無難でしょう。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レコード針の寿命か? ~針先の観察~

2019-10-28 11:34:46 | レコード

最近、レコード再生時の音が良くない、元気が無いな~と感ずる様になった。

CDプレーヤーの音質改善をしたから、比較でその様に感ずるのかな~?

いや、レコードの音がこんな筈はないと自問自答。

レコードの音が固くてゴチャゴチャして分解能も良くないし、帯域も狭い。

針の寿命が真っ先に浮かぶ。。。

他にもイコライザー・アンプ、カートリッジやアームの接点など疑いの余地は有るが、やはり可能性の一番高い針先の点検からだろう。

そう言えば、2年位同じ針を使っている。JICOの公表寿命は楕円針の場合約150時間、S楕円針で400時間。

毎日LPを1枚程度聴くとして、楕円針で約200日、S楕円針で約500日という計算になる。偶に2枚/日を聴くこともあるだろうし、そうするともっと短くなる。

それに加え中古ショップやヤフオクで買った海外の中古レコードは、チリやホコリだらけで、超アルカリ電解水で拭いた後、トレースすると、針の先端にはチリの塊、盤面にはチリの白い塊が沢山落ちている。

一回トレースすると、音は良くなるのだが、針先には大きな負担が掛かっていると思う。

そこで、マイクロスコープで針先を観察してみた。

 

①現在使用中の楕円針の針先(使い倒したもの):

 

②手持ちの保管品1(過去の使用品) :楕円針?

 

③手持ち保管品2(過去の使用品):S楕円針?

楕円針とS楕円針の違いは良く分からない。


①と②③を比較すると、現在使用中の針先は明らかに丸くなっている。これが原因か!。

そう言えば、先日から"さ行"の声が歪んでいた。

レコードの汚れの所為もあったが、そればかりでは無かった様だ。

②③の方がまだ良さそうなので、取り敢えず②と交換。

レコードの音が蘇りました!。

これです!この音です! Thorens+SME+SHURE V15Ⅲの奏でる音です。

1960~1980年代のアナログ録音の作品は、やはりレコードの方が断然鮮度が高いです。

いくらデジタル・リマスターしても、オリジナル盤(マスターに近いもの)レコードの音の鮮度には敵いません。

そりゃそうですよね。デジタル・リマスターでは、ノイズ・シェービング、コンプレス、イコライジングなどの処理をしているのですから、音の鮮度は落ちますよね。 

好みにもよるでしょうが、私はレコードの音のほうが自然で鮮度も良くて好きです!

 

ついでに他の手持ち針先も観察しました。

④JICO製SAS針

 

⑤SHURE HE針(約40年前に使っていた物)

針先はJICOのSAS針とよく似ています。

針先はまだ良さそうですが、さすがに40年も経過するとダンパーが駄目になっています。

 

しばらくは手持ちの針が使えそうですが、やはり早々に新しい交換針を購入しなくては。

SAS針がオリジナルSHURE HEに近いのかな?。アマゾンでもJICO製を取り扱っている様です。

JICO レコード針 SHURE VN-35E用交換針 SAS針 ボロンカンチレバー 192-VN35E (SAS/B)
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
日本精機宝石工業株式会社

 

さらにカンチレバーにサファイアを使ったものがあるそうです。どんな音がするのかな?

JICO レコード針 SHURE VN-35E用交換針 neo SAS/s サファイアカンチレバー 192-VN35E (SAS/S)
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
日本精機宝石工業株式会社

 

しかし、私は太くて力強い音が好きなので、そうすると楕円針か丸針かな? 

丸針は今まで使った事ないし、値段も手ごろなので、こちらを手配しました。

JICO レコード針 SHURE VN-3G用交換針 丸針 A040600
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
日本精機宝石工業株式会社

 

在庫切れのため、注文してから待つこと約1週間、手元に到着しました。その結果は? 後日。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐かしいヒット曲のシングル盤レコード。

2019-10-12 13:18:28 | レコード

今日は懐かしい洋楽のヒット曲を聴いて楽しんでいます。

我が家のシングルレコード(EP盤)のコレクションも200枚を超えました。

邦楽が殆どですが、洋楽も何枚か有ります。

先日のNHK「うたコン」でも懐かしい曲を取り上げていましたが、現代の歌手が歌っている様子を見てしまうと、ついオリジナルのレコードが聴きたくなってしまいます。

ということで、年代はバラバラですが、洋楽から懐かしヒット曲、名曲の一部を取り上げてみました。

 

 左上から、

「スカイ・ハイ」 「コンドルは飛んで行く」 「サウンド・オブ・サイレンス」

「マミー・ブルー」 「ナオミの夢」 「夢のカリフォルニア」

「カントリー・ロード」 「ヒーロー」 「金色の髪の少女」

「カリフォルニアの青い空」 「悲しき鉄道員」 「愛の休日」

私に近い年代の方なら、きっと「懐かしい~。」と思われるでしょう。

 

それ以外にも、邦楽ではレベッカのレコードを手に入れました。NOKKOさんが眩しい~。

なんと、シュリンク付きの美品でした。 

やっぱ「フレンズ」は名曲ですね。それ以外にも名曲がいっぱい詰まっています。

このアルバムは完成度の高いアルバムと思います。

1曲目からラストの「Maybe Tomorrow」までストーリー性が有ります。

1985年発売なので、おそらくデジタル録音と思われ、録音も良いです。

 

近々、伝説のライブ映像が収録されたBlu-ray、DVDが発売される様です。 

【Amazon.co.jp限定】BLOND SAURUS TOUR '89 in BIG EGG -Complete Edition-(Blu-ray)(スリーブケース付)
レベッカ
SMD jutaku(SME)(D)

 

Youtubeで少し見ましたが、素晴らしいライブですね。熱いライブです。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌謡曲の中古レコードを買う。

2019-08-30 11:43:25 | レコード

最近買った邦楽中古レコードで良かったなと思うものを紹介します。歌謡曲です。

まずEP盤です。年代は違いますが、いずれも歌謡史に残る名曲ですね。

「越冬つばめ/森昌子」「待つわ/あみん」「経験/辺見マリ」

「ラブ・イズ・オーバー/欧陽菲菲」「舟唄/八代亜紀」「好きさ好きさ/カーナ・ビーツ」

1枚100円~500円です。さて、一番値が高かったものは?

他にも沢山ありますが、紹介しきれないので。

現在私のシングルEP盤コレクションも200枚近くになりました。

 

アルバムでは、『ビター・アンド・スイート/中森明菜』

このジャケットが一番気に入っています。

奇跡的にジャケット、盤面ともに綺麗でシュリンクも残っているものを発見。

収録曲の『飾りじゃないのよ涙は(井上陽水 作詞・作曲)』は、今までよく耳にしていたシングルヴァージョンとはアレンジが違います。別バージョンです。

ベスト盤にも収録されていないので、このアルバムでしか聴くことが出来ません。

バックバンドも最高です。当時の凄腕スタジオミュージシャンが揃っていて、演奏が素晴らしいです。

松原正樹、今剛(パラシュート)、和田アキラ(プリズム)、村上ポンタ秀一、神保彰(カシオペア)、松岡直也など。

明菜さんの歌も当然ですが、バックの演奏を聴き入ってしまいます。

SACD盤もある様です。

BITTER AND SWEET AKINA NAKAMORI 8TH ALBUM(紙ジャケット&SACD/CDハイブリッド仕様)
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
ワーナーミュージック・ジャパン


もう一枚。『リベルテ/岡村孝子』 

「待つわ/あみん」からの繋がりです。

本当は『夢をあきらめないで』のEP盤が欲しかったのですが、高価。

LP盤コーナーで、この曲が収録されているLPを奇跡的に発見。

値段的にもこちらの方がお得だったので迷わず購入。

ジャケット、盤面ともに綺麗でした。

この頃って、丁度レコード→CDの移行期だった様でアナログは少し高価です。

岡村孝子さんの力を抜いた柔らかく包み込まれる様な歌声で癒されますが、歌詞は意味が深いですね。

この『夢をあきらめないで』は中学校の教科書にも載っているとか。

liberte
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
ソニー・ミュージックダイレクト

 

昭和歌謡が聴きたくなる時もありますね。やっぱ日本人です。

良い買い物をしました。 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする