My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

時計のベルトを交換

2015-06-28 11:41:15 | 時計

久々に時計の話題を。

私が愛用している時計の皮ベルトが疲労してきて、裏面は少しひび割れてきたので、思い切って交換することにした。

まあ、皮ベルトは、金属ベルトとは違い半永久とはいかない様です。消耗品と考えるほうが良いのでしょう。

これから暑くなってくると、さらに皮の疲労が進み、万が一、本体が腕から落下などしたら、それこそ大変です。

という事で、昨日は新宿まで出かけて行ってベルト交換をしてもらいました。

どのタイプにするか、散々迷いました。

時計ベルトで有名な「モレラート」のものが良かったのですが、この時計に合うサイズのものが無かったので断念しました。残念。

それで、結局、私が選んだのは、「CASSIS」製のアリゲーター皮にしておきました。

「CASSIS」って日本のブランド?

どうせならと思い色合いも少し変えて見みました。交換は10分くらいで完了。バネ棒も交換してくれました。

ネイビーで、時計の針の色と合います。

なかなか、かっこ良い! 自画自賛(笑)。このベルトにして正解!です。

アリゲーターの腹の部分の竹符の模様になってます

 右側が交換前のものです。

裏側。

Genuine Alligatorの刻印があります。「Genuine」は「正真正銘の」と言う意味でしょうか。

いい感じに仕上がりました。これで、また長く使えそうです。


この時計は、「MAURISE LUCROIX(モーリス・ラクロア)」「Clendrier Retrograde(カレンドリエ・レトログラード)」です。

左側のカレンダーが31まで進み、1に戻るときに「ドキッ!」とします。

手巻きが面倒ですが、それがまたレトロで趣があって良いです。私のお気に入りの一品です。

 

オーディオもアナログレコードと真空管でレトロ、時計も手巻きでレトロです(笑)。

レトロ品に言える事は、メンテをしっかりすれば永く使える事ですね。末永く使いたいものです。

 

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SHURE V-15 typeⅢ用レコード針VN-35HEを購入

2015-06-27 11:23:05 | レコードプレーヤー

レコード針(スタイラス)を購入しましたので、レビューします。

私が使っているカートリッジは、SHURE製V15 TypeⅢです。

これは、JAZZ、ROCK、POPを聴くには欠かせないですね。たぶん、今から35年前に購入したものですが、製造終了した今では手放せません。

昨年購入した交換針は、JICO製のVN35HEのSAS針です。今でも日本のJICOさんが作っている事が有り難いです。

お蔭で、こうやってアナログレコードを当時のお気に入りのカートリッジで楽しむ事が出来ます。いつまでも作り続けて頂きたいです。

JICO製のレコード針は、全世界のアナログファンを救い楽しませてくれています。

そして、今回は、他のタイプの針の音も聴いてみたくなり、VN35HEのS楕円針を購入しました。SAS針のひとつ下のランクになります。

と言っても、形状、作りは全く異なります。

JICOさんのページによりますと、針先の形状(チップ)はもとより、カンチレバー、マグネットまで違います。

SAS針の詳しい解説は、こちらにありますが、

http://shop.jico.co.jp/sas/

カッティング針に近い形状になっていて、さまざまな工夫がされているとの事。SHUREオリジナルには無いものですね。

各針先チップ形状の違いは、こちら。

http://www.jico.co.jp/product/index.html


今回購入したS楕円針の写真がこちらです。ひとつずつ手作りされている様です。

写真ではよくわかりませんが、肉眼で見ると、先端に透明なダイヤのチップが付いているのがわかります。

カンチレバーは、SAS針に比べて、明らかに太いです。

 

そして、SAS針と比較した音質の違いですが、

SAS針は、さすがに高解像度、高分解能で細かい音まで拾い繊細な音がします。少し神経質な音に感じるところもあります。

一方で、S楕円針は骨太で力強い音がします。こちらの音がSHUREオリジナルに近いのでは無いでしょうか?(35年前の記憶との比較ですが)

レコード特有のパチパチ音も、SAS針では結構高いクリヤーな音で入りますが、S楕円針では少し和らいだ音になります。

SAS針と今回購入のS楕円針では、好みの分かれるところと思います。

レコードの溝に刻まれた音を極限まで引き出して高情報量で聴きたければSAS針でしょう。クラシックには良いかも知れません。

SHUREの持ち味である力強い骨太の音で、雰囲気もアナログっぽく聴きたければ、S楕円針でしょう。ROCK、JAZZ、POP系に合うと思います。

 

そのほか、参考までに書いておきますと、SAS針はレコード溝の奥深くまで入り込むため、中古レコードの溝の埃、汚れを掻き出してくれます。一度、SAS針で再生しておいて、その後、S楕円針で再生するといった使い方も良いかも知れません。

 

日本精機宝石工業 シュアー「V-15TYPE3」用交換針(楕円針) VN35HE-楕円針(JICO)

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レコード・プレーヤーDP-1200の修理(第3弾) ~抵抗の交換~

2015-06-23 20:47:38 | レコードプレーヤー

DENON製レコードプレーヤーDP-1200修理の第3弾として抵抗を交換しました。

プレーヤーを起動し始めて、暫く数分間は回転数が安定しない(ほんのわずかだが徐々に早くなり安定する)ために、抵抗の交換をしてみました。

これは、周囲温度による抵抗値の変化と思い、温度影響の少ない抵抗に交換。

 

交換前は、この通り、一般的なカーボン抵抗で誤差5%。

これを金被抵抗(誤差1%、5ppm/℃)に交換しました。1/2W品。部分的に1/4品。千石電商で購入。

 

交換後は、やはり起動時暫くは、若干回転が遅く、その後安定します。

でも、安定までの時間は以前よりもかなり短くなったと思います。

あとは、ターンテーブル前面に出してあるマニュアルで回転数を調整するボリュームがカーボン製のためと、このプレーヤーはPLLなどを使っている訳でもなく、スピード制御IC一発でモーターの回転数を調整しているだけなので、致し方ないところでしょう。

このスピード変化は、揺らぎではなく緩やかな推移なので、聴いている分には、この程度の回転数の変化は気になりません。

揺らぎはワウフラッターとなり、問題となることがあります。

でも、これもデジタルのジッターとは違うので、それほどは神経質になることもないかも知れません。ご承知の通り、デジタルならジッターは大きな問題となります。

このあたり、アナログは大らかで良いですね。

この回転数の推移も、最初の僅かな時間だけで、後は安定していますので、聴き始める前に3分くらい空回しをやったりしています。

そう言えば、35年前の購入当時も、前面のスピードコントロールでよく調整していた事を思い出しました。


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アナログ・レコードのデジタル化(24bit/96kHz)に成功!

2015-06-20 11:48:33 | レコードプレーヤー

かねてから計画していたアナログ・レコードのハイレゾ・デジタル化が、取り敢えず出来る様になったので報告します。

アナログ音源をデジタル化してPCに保存するために必要なハード機材とソフトウエアは以下になります。


(必要なもの)

 ①オーディオ・インターフェースと呼ばれるもの

   アナログをデジタル化するものですね。アナログ・デジタルコンバータ(ADC)です。

   今回、私が選んだものは、評判の良いTASCAM製のUS-366です。

  USBケーブルも付属しています。

  

   TASCAMは録音機材で有名なメーカーで、TEACのスタジオ録音等の業務用機材ブランドですね。

   192KHz/24bitまで対応しています。これなら一応ハイレゾ録音が出来そう。

   専用ドライバは付属しています。

  ②ソフトウェア

    DAWと呼ばれるもの。

    本来は音楽制作時にミックスダウンしたりするために使うものですが、オーディオ・インターフェースでデジタル化したものパソコン(PC)に取り込むために必要です。

    今回は、US-366に付属していた、cakewalk社のSONAR X3 LEを使いました。

    このソフトはWindows専用です。Apple用にはAbeleton Live 9 Liteが同梱されていました。

    私はSONARと言うソフトを今回初めて知りましたが、音楽制作者の間では、良く知られている様です。

    このSONARですが、とにかく多機能で、かつ私はDAWが初めてで馴れてないという事もあり、使い方にかなり戸惑いました。

    単に、アナログ・レコードをデジタル化するだけなのに、苦労を強いられました。

    オーディオ好きの諸氏のために、単純なレコード音源→デジタル化→PCへハイレゾ音源の保存だけに絞り、その手順を以下に書きます。

 

 (準備)

 ①US-366のドライバをPCにインストールします。

   同梱の取り扱い説明書に書いてありますが、TASCAMのウェブサイトから使用するOSに適したドライバをダウンロードします。

   US-366を繋ぎ、「MIXER PANEL」のボタンを押して、MIXER PANELの画面が立ち上がる事を確認します。

 ②SONAR X3 LEをPCにインストールします。

   導入手順は、同梱のSONAR説明書に書いてあります。

   cakewalkのウェブサイトの「REDEEM-SONARLE」にアクセスして、「Create a new Cakewalk SSO Account」のところで、

   名前、メールアドレス、パスワードを入れて、新規アカウントを作ります。

   登録したメールアドレスに「URL」が届くので、クリックして「メールアドレス認証」を行います。

   メールに書いてあるアクティベーションコードを入力します。 

   [Redemption Code]を入力して「REDEEM」ボタンを押します。[Redemption Code]は同梱のライセンスカードに記載があります。

   そうすると、また登録のメールアドレスにメールが届きます。

   この時、シリアル番号とレジストレーションコードが貰えます。1週間の有効期限があるので注意が必要です。

   メール中のダウンロードリンクから、「SONAR X3 LE」をダウンロードします。

   Cakewalk On Demandのページになると思いますが、ここでダウンロードコードを訊いてくるので、

   ライセンスカードに書いてある4桁8ブロックのコードを入力して「REDEEM」をクリックします。

   ファイルサイズは1.8GB程度あります。大きいです。

   ダウンロード後、画面の指示に従ってインストールします。

   「SONAR X3 LE」を起動後、レジストレーションコードの入力画面で「メール中のレジストレーションコード」を入力して、30日間の使用制限を解除します。 

   なお、ダウンロードしたファイルは、他のフォルダには移せませんので注意をしてください。

 

(接続と設定)

 ①US-366への接続とMIXER PANELの設定

   LINE IN 3と4に、プリアンプからの出力を接続します。

   見えてしまいましたので、参考までに、プラグはアンフェノール、ケーブルはゴッサムを使っています。 

   私のフォノ・イコ、プリアンプは真空管なので、この音をしっかりと録音しておこうと思います。

   US-366の裏側中央にあるLINE I/OのスイッチをINPUT側にします。

   また右側のMODEスイッチはSTEREO MIXにします。MULTI TRACKにするとモノラルになってしまいます。(写真はMULTI TRACKのまま)

   MIXER PANELの設定です。 

   Analog3-4の「LINK」をONにしておきます。さらに、この入力以外は使わないので「SOLO」にしておきます。他の入力は「MUTE」になります。

   ちなみに、INTERFACE画面はこの様になっています。

   24bit、96KHzになっていますね。

 

 ②SONAR X3 LEの設定

   操作画面をレコード(オーディオ信号)をデジタル化するためだけの最もシンプルな設定にして見ました。

   DAWなんて触った事も無かったので、この設定をするのに、かなりの時間を費やしてしまいました。

   初期設定ですと、パネルもたくさんあり煩雑でした。最初録音した時は勝手にメトロノームも一緒に録音されたり(笑)。

   必要のないパネルは、ひとつずつ削除してしまいました。メトロノームはミュート。

   ここでも、録音するオーディオチャンネルだけを「SOLO」にしておきます。少しでも余計な影響を受けない様にするためです。

   緑色の「S」がそのボタンです。

   「FX」ボタンもONにしておきます。これは全てのオーディオエフェクトをバイパスします。

  やっとここまで漕ぎつけました。

  次に、「編集」のプルダウン・メニューから「環境設定」を行います。

  「オーディオ」-「デバイスの選択」は、「US-366 ch1」にチェックします。   

  「デバイスの選択」は以下の様にします。  

  「オプション」は以下。デフォルトがこれだったかな。

  これもデフォルトのまま。

  

  ③PCの設定

    サウンドの設定が必要です。TASCOM US-366を選択します。他は無効に。

  

 

(録音)

  さて、いよいよアナログ信号をデジタル信号に変換して録音です。

  SONAR操作パネルのCH「1」-「Audio」の下に小さい録音ボタンがありますが、これを押すことで録音待機状態になります。

  入力があれば、グリーンのレベルメータが上下に振れると思います。振れない場合は、設定が間違っている箇所があります。

  この時点では右側の赤い振幅波形は、まだ出てきません。

   レコードに針を落として、上の録音再生ボタンが並んでいる録音「〇」ボタンを押して録音を開始します。 

   なお、先に録音ボタンを押して、録音が終わってから、必要のない部分を切り取る事も出来ます。DAWは便利ですね。

   赤い波形が出てきて録音している様子がわかります。

   最後まで終わったら、ポーズボタン「ll」を押します。

   暫くすると、下の写真の様に波形が緑色に変わります。

   

(保存)

「編集」-「選択」から「すべてを選択」します。  CTRL+Aキーで出来ます。

「ファイル」-「エキスポート」-「オーディオ....」を選択します。

すると、このウインドウが開きます。

   ここで、サンプリング・レートを「96000」、ビット数を「24」にしておきます。「32」の設定もありますが、取り込みが24bitなので、あまり意味が無いでしょう。実際に「32」も試してみましたが、音がぼやけると言うか、音の輪郭が甘くなりますね。

   ディザリングは、取り敢えず「None」にしておきましょう。

   ソースの種類は、オーディオ信号だけ保存すれば良いので、「トラック」にします。

   ファイル名を入力して保存します。

   24bit/96KHzはファイルサイズが大きいです。レコード片面で600MB~1MB近くあります。


(感想)

アナログ・レコードを何枚かデジタル化して、いつものfoobar2000+XMOS+ES9018で聴いてみましたが、音質の劣化は殆ど感じません。アナログ・レコードの音はやはり良いですね。

これで、今のシステムでのアナログレコードの音質を永遠に残せそうです。

市販されているCDよりも音が滑らかで良さそうです。聴き疲れが無いですね。音の抜けも良いです。

やはり、真空管フォノ・イコライザ、プリアンプと24bit/96KHzのお蔭でしょうか。

だた、レコード1枚を録音するのに、リアルタイムで、そのままの時間が必要なので、結構時間が掛ります。

レコードを聴きながら、デジタル化していくって感じでしょうか。

でも、デジタルが無い頃は、こうやってリアルタイムに、カセットテープなどに録音していたのですね。昔を思い出しました。

今の時代は、デジタルになって便利になったものです。CD1枚70分がものの数分でリッピング出来てしまうのですからね。

 

(補足)

オーディオ・インターフェースには、色々な機種がありますが、私がTASCAM US-366を選んだには理由があります。

それは、

 ・入力出力インターフェースの種類が豊富であること

   LINE IN/OUT、MIC IN、Digital COAXIAL IN/OUT、DIGITAL OPTICAL IN/OUT

      特に、OPTICAL INがあるという事は、DVDレコーダー、ブルーレイレコーダーに保存した音楽番組、手持ちの音楽DVDから

   音源(音データ)だけをデジタルのまま保存する事が出来るというメリットがあります。

   私が探したなかでは、このような機種は他にはありませんでした。    

 ・24bit/192KHzまで対応できること

 ・録音機器では実績のあるTASCAM製であること。

です。

 

価格の割には、音質も良く、多機能で色々と出来て、この先も暫く楽しめそうです。

今後、方法、設定等で新たな発見があれば投稿していこうと思います。

 

TASCAM オーディオインターフェイス DSPミキサー搭載 96/192kHz対応 USB2.0 US-366
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foobar2000コンポーネンツとXMOSドライバの更新(ES9018+XMOS DAC) ~さらに音質向上~

2015-06-14 10:59:20 | DAC ES9018

DAC-X12ユーザーさんのブログのコメントで、XMOSの新しいドライバが出ている事を教えて頂き、本日インストールしてみました。

新しいドライバのバージョンは、『XMOS-Stereo-USB-Audio-Class2-Driver-3033(v2.26.0)』だという事で、Web上で検索しました。

中華圏のGUSTARDユーザーさんがuploadしている様です。前回もここでした。

ファイルは、「*****.rar」の圧縮ファイルになっていたので、「7-Zip」で解凍した後、問題なくインストールできました。

foobarの画面でもインストールされている事を確認。

foo_dsd_asioのASIO Driverを今回インストールした「XMOS USB_Audio 2.0 ST 3033」に変更する事を忘れずに。

以前の設定のままだと音が出なかった。古いドライバはすでに無効になっているのでしょうか。

ついでに、他のドライバやコンポーネンツの更新版も確認。

sacd関係で、foo_input_sacdが「foo_input_sacd-0.7.8」にupdateされていたので、これもインストール。

http://sourceforge.net/projects/sacddecoder/files/foo_input_sacd/ 

からダウンロードし、ファイルを解凍後、「ASIOProxyInstall-0.7.2.exe」 fileを実行

次にfoobar2000のComponentsで「Super Audio CD Decorder」を「foo_input_sacd-0.7.8」に書き換え

方法は、「Super Audio CD Decorder」を選択後、《Install....》ボタンを押して、先ほど解凍したfileの中から「foo_input_sacd-0.7.8」を選択してインストール。《Apply》ボタンを押す。

一度foobar2000を閉じて再起動すると、下の画面のように適用されます。

※ここで注意が必要なのは、下のComponents画面での《Get updates》をやっても、updateバージョンが得られないという事。今回の場合もこの画面からは得られなかったのでSiteで探した。

Super Audio CD Decorder」の場合は、先ほどのこちら。↓

http://sourceforge.net/projects/sacddecoder/files/foo_input_sacd/

この状態でPCM16bit/44.1KHzをDSD128(5.6MHz)にリアルタイム変換して疑似ハイレゾで聴いてみます。

XMOSとinput_sacdを同時に更新したので、どちらの影響が大きいのかわかりませんが、第一印象は、なんだか音が広がりすぎて、あさっての方から音が聴こえてくる様な印象を持ちましたが、よく聴いてみると、ひとつひとつの音の分離が良く鮮明になり、音の抜けも良くなって、今まで聞き逃していたような音も聴こえます。ひとつひとつの音の分離が良くなったために、あさっての方から聴こえた感じがしたのかも知れません。

要するに、音響空間が広がったのだと思う。

今、Diana Krallを聴きながら書いていますが、彼女の弾くピアノの鍵盤のタッチ音、ペダルの音なども聴こえます。ときたまヒールの音も聴こえたりして、とてもリアルです。

テンポの良い曲では、後ろで彼女が「イエーィ」って言う掛け声も聴こえます。

ソフトでコントロールできるものって、お金を掛けずにその変化が楽しめるので良いですね。

まだまだ進化しそうで楽しみです。 

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CDプレーヤーの真空管出力を復活、さらにオイルコンを投入。

2015-06-04 23:33:34 | CDプレーヤー

妻が普段リビングで聴いているサブ・システムは、カインのCDプレーヤー CDT-23とマランツのプリメインアンプPM-6005の組み合わせだが、最近、妻が「音が良くない、聴いていてもつまらい」とぼやき出した。

そういえば、海外生活の間で、妻も真空管サウンドの音に聴き馴れてしまっているので、やはり半導体の音では駄目な様だ。

そこで、国内に帰ってから半導体出力だけにしていたCDプレーヤーの出力を真空管の出力を復活させ、ここから出力させる様に変更した。

これだけでも、かなり良くなるだろうと。

しかし、折角なので、もうひと工夫した。出力のカップリングコンデンサをダイナミキャップからオイルコンに変える事に。

オイルコンは、前回、秋葉原に行ったときに購入した、スプラーグのビタミンQの0.22uF/200Vである。0.22uFでは容量が少し小さい様にも思うが、取り敢えず、やってみる事に。

オイルコンに変えるだけでも、かなり音に味付けができる筈。

変更前はダイナミキャップ。かなりフラットな音。(手前に見える真空管はTesla E88CC Made in Chechoslovakia)

変更後はSprague Vitamin Q

 

交換後は、狙い通りの音になりました。

音にかなり味が出てきた。特に、中音域が太くなり艶も出てきました。ボーカルが魅力的になりました。 

やはり、オイルコンは約束通りの音ですし、球サウンドも良いです。 奥さんにも満足して頂けました。

心配した容量も問題なさそうです。低音もしっかりと出ている様です。

一度、真空管サウンドに馴れてしまうと、簡単には、無機質な半導体サウンドには戻れないですね。

特に歳を取ってくると、真空管サウンドは和みますね

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GUSTARD DAC-X10(ES9018S)の電解コンにファイメントシートを貼ってみた。

2015-06-03 23:11:16 | DAC ES9018

ファイメット・シートがまだ余っていたので、ES9018S DACの部品に貼ってみた。

シートを貼った部品は、フィルムコンデンサと電源の電解コンデンサ。

 

フィルムコンデンサの側面と電解コンデンサの頭に、ペタペタと貼りました。

電源部の大型電解コンデンサに腹巻の様に巻き付け、頭にもペタっと貼りました。

そして、水晶発振モジュール部分に位置するアルミ・ケース内面にもファインメットシートを貼りつけました。

このDACには水晶発振モジュールが5個も搭載されています。色々なサンプリング周波数(fs)に対応するためでしょう。

それらの高周波がケース内で乱反射して他の部分にノイズを散らさない様に、電磁波吸収の目的で貼りつけておきました。

アルミ筐体なので、ある程度電磁波は吸収していると思うのですが、念のために。おまじない。

丁度、この時、仕事でもEMI測定をしていましたので、色々とヒントを得ました。

組立後、いつも通り、foobar2000でPCM/DSD128変換→DoP→USB→当DACに注入し、音を聴いてみた。

今までも十分に良かったのですが、低音~高音にかけて、さらに音のしまりが良くなり、濁りも無くなった。音が明瞭になり、立体感もさらに増した。

特に、以前は少し曇り気味の低音が弾む様になりました。ファインメットの効果があったと思います。

考えてみれば、電解コンデンサに巻き付けたファインメット・シートは、高周波成分を吸収する役目なので、電解コンデンサに高周波特性の優れた小容量のセラコン、フィルムコンをパラに入れたのと、同じ効果かも知れません。いや、高周波をグランドに流し込むのではなく、吸収するので、それよりも効果があるかも。

いずれにしても、電解コンデンサに巻き付けでも、ファインメットの効果が認められました。

 

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テレサ・テン(麗君)を聴く。

2015-06-02 22:58:56 | 音楽

先日、フィギュア・スケートの浅田真央さんが、復帰への後押しになったと語った「時の流れに身をまかせ」に触発されて、私も久々にテレサ・テンを聴いてみたくなった。

テレサ・テンのCDは、何枚か持っていますが、折角なので、新たにCDを買ってみること。

本来ならば、アナログ・レコードが欲しいのですが、中古レコード店でも扱いが少ないですし、見つかったとしても高価なので、CDで我慢することにした。

つい最近、彼女の没後20年、デビュー40年、40曲と言うことで、こんなCDが発売されていますが、

テレサ・テン 40/40~ベスト・セレクション(デラックス盤)(初回限定盤)(DVD付)
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ユニバーサル ミュージック

私は敢えて、これではなく、2012年に発売された生誕60年記念盤を購入しました。

理由は、ポリドール時代、トーラス時代に分けて収録、そして他の歌手とのデュエットが収録されている事と、購入された人のレビューで音質も良いと書き込みがあったためです。

他の歌手とのデュエットというのは、テレサ・テンのボーカル部分のみ抜き出して、新たな演奏で加工されたものです。

生誕60年 ダイヤモンド・ベスト
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USMジャパン

CDが到着後、すぐにリッピングして、今まさにFoobar2000リニアDSD128(5.6M)変換しES9018 DACを通して聴きながら、この記事を書いています。

歌の上手さが光ってますし、歌に情感があります。 感情たっぷりに歌い上げています。

DSDの恩恵も有ってか、微妙なニュアンスまで聴き取れ、その時代時代の本人の置かれた状況、心中まで聴こえてきそうです。

さすが、米タイム誌で世界7大女性歌手の一人に選ばれたことがあるだけはありますね。歌が上手い!

デュエット曲もなかなか聴きごたえがあります。

秋元順子さんとのデュエット(空港)、ビギンとのデュエット(ふるさとはどこですか)、ピーターとのデュエット(つぐない)、夏川りみとのデュエット(別れの予感)、そしてゴスペラーズのリーダー村上てつやさんとのアカペラ(時の流れに身を任せ)も収録されていて、どれも良く出来ています。違った楽しみ方が出来ます。

それに、ライブハウスの「ルイード」で録音された「My Way」はその声、演奏とも生々しいです。

「ふたたび(再来)」は未発表曲だそうですが、同じ路線ながら良い歌ですね。

この様に、内容的にも充分で飽きをこさせず、2枚通して聴くことが出来ました。

このアルバムでポリドール時代とトーラス時代を聞き比べるとわかるのですが、ポリドール時代は少し暗く悲しい感じで、トーラス時代は暗い曲でも明るく歌っている様に思います。プロデューサーの違いでしょうか?

テレサ・テンの楽曲の中で、私が一番好きな曲はデビュー2作目の「空港」です。彼女はこの曲でスターダムを登って行きます。

 

テレサ・テンについては、ウキペディアを読んでもらうと良くわかりますが、「アジアの歌姫」として呼ばれ、1995年に42歳でその短かい生涯を閉じています。

後期は、政治活動とかに参加し、最後は喘息で苦しみながら寂しく人生の幕を降ろしています。

私は、実際に彼女の墓に2回ほど行ったことがあります。

場所は、台湾の東海岸の丘の高台で、海が見渡せる公園墓地内にあります。

この墓地は台湾の貴族、お金持ちが埋葬されている高級公園墓地です。

墓の前では彼女の曲が流れており、彼女の金色の銅像もあります。

私が行ったときは霧が掛かって霞んでいました。この地域では良くある事です。 

ピアノが置いてあります。確か、鍵盤も動いていた様な、、、

音符も描かれています。

彼女の本名が刻まれています。

彼女は、ここにエンバーミングという特殊な加工が施されて土葬されているそうです。没後50年は生前の姿で有り続けるそうです。(知らなかった~)

この様な処理がされて、埋葬されているのは、蒋介石、蒋経国、テレサ・テンの三人だけだそうです。

さすが、歴史上で国民的な偉人の一人ですね。

 

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