My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

また見つけた、音の良いオペアンプ。

2023-09-16 14:20:33 | CDプレーヤー

真空管アンプの球交換と同様に、半導体でも簡単に音の変化が楽しめるのが、オペアンプの換装

大概の半導体アンプやCDプレーヤー、DACにオペアンプが使用されている。

1回路入りや2回路入りだったりするが、仕様さえ合えば、これを交換することで手軽に音の変化が楽しめます。

私は、過去に何回もこれで楽しんで来て、BB製OPA627BP(1回路入り)が最高のオペアンプと思っていたのですが、最近ひょんな事から、また音の良いオペアンプを見つけた。

 

修理したカセットデッキのオペアンプに、CDP REVOX製B226に使用していたOPA2604AP(2回路入り)を拝借して使ってみようとした所、私とした事が、何と180度回転して挿してしまった。

180度回転すると回路的にどうなるか?

-電源と+電源が逆になるので一発アウトです。壊してしまいました。涙。

これでCDP用の高音質オペアンプが無くなり、代替品を探すことに。

そこで見つけたのが、BB製「OPA2134AP」です。

データシートには、「High Performance Audio Operational Amplifiers」と謳われています。

現在の販売元はTIですが、製造元はBurrBrownです。

注文後、翌々日に到着。正真正銘のBurrBrown製です。

今度は方向を間違えない様にCDプレーヤ REVOX B226に装着。ソケットに挿しています。

因みに、DAC ICは「TDA1541A S1 Single Crown」です。B226オリジナルは「TDA1541」。

 

その音質は、繊細でしなやか、情報量も多く、アナログっぽい上品な音です。

「ハイファイ的な音」とでも言うのでしょうか。低域から高域まで良く伸びています。美音!。

これも良い感じ、私好みの音です。おそらく鳴らし込むともう少し明瞭な音になるのでしょう。

10日間くらい鳴らし込みましたが、期待通りの音です。

「OPA2604AP」も良かったのですが、これを聴くと、少し平面的だったような気がします。

今回の「OPA2134AP」の方が上質です。

オペアンプもスペック的にはもっと良いもの(高スルーレート、低ノイズ、低歪など)が有りますが、オーディオ用としては、スペックだけじゃないですね。スペックと音質は別物です。

オペアンプ等の石ころがしも、また楽し~。

 

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CDP フィルムコンの換装。~こんな些細な事でも音質改善~

2020-09-08 13:40:02 | CDプレーヤー

前回の投稿で書きましたが、CDプレーヤー REVOX B226をまた少し弄りました。

触ったのは、オリジナルの古いフィルムコン0.022uF(14箇所)と1000pF(4箇所)を交換しただけです。

しかし、こんな些細な事でも音が変化するのですね。(プラシーボかも知れませんが)

「たかがフィルムコン、されどフィルムコン。侮るべからず」です。

 

元々実装されていた物は、かなりの年数が経過しているにも拘わらず一度も交換された形跡が無く、以前取り外した時にモールドからリード足が簡単に外れた事が有り、他の箇所も大丈夫か気になっていました。

足が簡単に外れるという事は、足と素子との接合がルーズになっているって事かな。

左がERO製の新しく交換した物(MKT1826、MKT1817)。右が元々実装されていた物。

フィルムコン交換後の基盤。未交換の部分も数箇所有ります。

因みに、DAC ICはTDA1541A(Single Crown)、デジフィルはSAA7220P/Bです。

少し発熱するので放熱フィンを載せています。

 

フィルムコン交換後の音は、以前にも増してクリアーな響きになった。様な気がします。

またB226に愛着が沸いてきました。

 

ところで、先日本屋さんに行ったら「マイ・オーディオ・ライフ」の新刊が置いて有りました。

この本を眺めていて思った事は、オーディオを極める?と大概の人がビンテージに行き着くのですね。

しかもオーディオ史上の銘機になっています。

レコードプレーヤーはガラードやトーレンス、LINN、カートリッジはSPUやGEバリレラ、トーンアームはSME、スピーカーはJBL、アルテック、タンノイ、ロジャースなど、アンプはマッキントシュやマランツ、マクレビなど、各人が同じ様な取り合わせになっている様な気がします。不思議なものですね。

皆にあまり知られていない様な銘機も発掘したいものです。

やはり自作して世界に自分だけの、自分好みの音質、外観、拘り貫いた物を仕上げた方が良いのかな?。

 

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久々にデジタル音源に戻ってきました。

2020-06-17 18:14:27 | CDプレーヤー

最近の若者は『CDって何?』って言うらしい。

二十歳前後の人に「この曲は私が人生一番最初に買ったCDだ。」と言っても通じない。

「一番最初に買ったCDって? 一番最初にダウンロードした曲って事?」って聞き返される。

ダウンロードやストリーミングが主流になって、CDのディスク自体を知らない人も居るらしい。

なんとも、そんな中で「カセットテープ」なんて言ったら、それこそ生きた化石、古代人の様なものですね。

そのうち、「スピーカーって何?」「音楽聴くのに線(ケーブル)が必要なの?これを耳に挿すだけでしょ。」って事も起きるかも知れない。たぶん起きるだろう。AirPodsなどのワイヤレスが当たり前になりつつ有る。

 

さて、最近はもっぱらカセットテープの音を聴いて居たので、久々にデジタル音源CDプレーヤーの音を聴いたら、なんとも「素晴らしい!!!」。改めてその素晴らしさに感動した。

実験室で初めてCDプレーヤー試作機から再生された音を聴いた時の感動が蘇りました。

アナログばかり聴いていると、それはそれで良い音だと思うのですが、デジタルを聴くと音の見通しの良さクリアさでは圧勝です。

いつもデジタルの音を聴いて居ると、それに慣れてしまって、そんなものかと思うけど、アナログを暫く聴いて居て、再度デジタルの音を聴くと新鮮でこの様に感じる。これ、何効果って言うんでしたっけ?

これだけで感動が味わえる、感情が刺激されるなんて、経済的ですね。現代から過去、そしてまた現代に戻って、その便利さ、レベルの進歩に感動。スポーツでも何でも世の中は常に前進しているのです。今では当たり前からも知れないけど、昔はそれで満足していた。

馴れって不思議なものですね。日常から非日常へ、そしてまた日常へ。そして日常の素晴らしさを知る。

過去を知ってこそ、現代の素晴らしさに感動! 技術の進歩に携わった方々に感謝。人間の能力は偉大です。

 

昔のアナログの音を聴いていると耳が鍛えられるって効果もあるかも知れません。

例えば、埋もれた小さい音まで何とか聴き出そうとする努力。想像で聴く?

デジタルなら何の努力もしなくでも聴こえてくる音だけど、アナログの少し篭った音は、余程注意、集中して聴かないと聴こえない。

この鍛えられた聴力でデジタルの音を聴くと、以前よりも聴感の分析力が上がっているのかも知れない。

という事は、デジタルの良い音ばかり聴いていると聴力が衰える? そんな事は無いですよね。単に違いを感じているだけですよね。妄想でしょう。

 

因みに今日はこちらを聴いています。カセットテープでも結構聴いていたので聴き比べです。

これ、MQA音源も入っていて限定版だったのですね。今は結構良い値段です。買っておいて良かった。

 

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DEM用コンデンサの換装。

2019-10-03 12:16:30 | CDプレーヤー

ルボックス(REVOX) B226のDEM用のコンデンサ14個を再度交換しました。

前回は、ERO製の緑の奴(積層)フイルムコン MKT1817 0.1uF/63V ±10%を使用しました。

気になっていた容量精度ですが、取り外して測定してみると、やはり95nF~110nFでバラついてました。110nFは+10%の上限ですね。

今回使用した物は、東信(TK)製のポリプロピレン・コンデンサUPZで、0.1uF/100V ±5%品です。実測定値は102nF~104nFの間でしたので取り敢えず良しとしましょう。お店の情報によると音質はスチロール・コンに近いとか。

現物がこちら。

 

換装後がこちらです。大きさがギリギリでした。赤色が眩しいです。

 

 

その他、ついでにアナログ出力~グランド間の超高域ノイズカット用のコンデンサもWIMAの緑(通常の赤よりもお気に入り)に交換しました。左側の大き目の2個(1000pF)

 


交換後の音質は、直後はやはり高域が出なく、低域も籠ってハッキリ(ピシっと)しません。低音楽器の音運びが良く分かりません。ただ、歪感は少ない様な気がしますが、面白くありません。且つスッキリしない音なのでストレスが溜まります。

しかし、ここで判断するのは早いです。暫く鳴らし込んでみます。

過去の経験から、ポリプロ系は音が解けるのに時間が掛かった様な記憶があります。


あれから延べ何時間でしょうか?50時間位? やっと音が解けてまともな評価が出来る様になりました。

音の粒が揃ってpp~ffの繋がりも良さそうです。

細かい音も逃さず、埋もれる事もなく綺麗に再生し、また音が自然に綺麗に立ち上がるためか、音が生きています。

 

評価には何種類かのCDを使いますが、最もよく使うのがこちら↓です。 

「THE LOOK OF LOVE/Diana Krall」 

3曲目の「I Remember You」の前奏の「チーン!」(中央)、「チッ、チチーン!」(中央)、「チーン!」(右)、続いて間奏での「チーン!」、その後ボーカルが入る直前(ほぼ同時)の「チーン!」(ここ聴き逃し易い)。

また、バスドラ、シンバル、ベースの沈み込み、ピアノの音、ボーカルの声の張り、口の大きさも評価しどころです。

ザ・ルック・オブ・ラヴ
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ユニバーサル ミュージック

 

そしてもうひとつ音質的に再生が難しいCDを紹介。

「弾き語りパッション/井上 陽水」です。

アコースティック・ギターとボーカルだけのアルバムです。

内容は良いのですが、再生システムが良くないと、アコースティック・ギターが煩く耳につき疲れます。

歌詞カードには親切にギターコードが書いてあるのでギター弾きには助かります。

弾き語りパッション
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フォーライフミュージックエンタテイメント


さらにもう一枚。ロック、ブルースから一枚!

「Blues Breakers with Eric Clapton」

説明不要のクラプトンの出世作!神様クラプトンの全てはここから始まりました。

このアルバムを聴かずして、クラプトンを語るなかれ。

デラックス版ではモノラル録音とステレオ録音が収録されています。

これも周知の事実ですが、これらは別テイクで録音されています。

今日も聴き直しましたが、モノラルはド迫力です。クラプトンのギターが唸っています。

ステレオでは音が左右に散らばっていて、モノラル聴いた後ではスカスカに感じて迫力不足です。

Bluesbreakers With Eric Clapton (Dlx)
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Decca

DECCAのモノラル盤LP(赤ラベル)が欲しい!!!

 

 

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カップリング・コンデンサにスプラグ(Sprague) 30Dを使ってみました。~これも良いですね。~

2019-08-03 13:55:35 | CDプレーヤー

CDプレーヤー REVOX B226のカップリング・コンデンサを交換してみました。

使ったコンデンサは、スプラグ(Sprague)の"30D" 50uF/50Vです。

おそらく1年前くらいに購入したものの、使わずにそのままになっていました。

実は、今回DEMキャップを再交換のため基板を眺めていたところ、作業も簡単なので、まずここを攻めてみる事にしました。

交換後の写真。中央のシルバーの円筒型の部品です。


交換直後の音は、いつも通り期待を裏切る音です。いつもそうなので馴れました(笑)。

薄っぺらい、味、深みの無い、金属質な音です。ダイアナ・クラールが口先だけで歌っています。1曲がさらっとテンポ早く進んでしまいます。コクの無い音って、こう言う音を言うのですね。

ところが2時間位したら、いよいよスプラグの本領発揮!

音に深みが出てきました。ダイアナ・クラールの口が大きく開き、喉の奥から声が出てくる様になりました。

音質はスプラグの音です。少し派手で抜けが良く、音が前に出てきます。高域が少しザラつきます。

好みが分かれるでしょうが、私はJAZZやROCK系を聴くので、この様な音が好きです。

アメリカン・サウンド!!突き抜ける様なカラっとした音です。スモーキー・ボイスにも合います。

この電解コンデンサをカソード・パスコンに使ったら、どんな音になるだろう?興味が湧いてきました。

また、同じスプラグで"600D EXTRALYTIC"(マランツ7で使われた?)という物もある様ですが、こちらにも興味が有ります。


ところで、ダイアナ・クラールの3年振りの来日が決定しました!

日程は、

東京 2019年11月5日(火)・6日(水)・7日(木) 19時開演  Bunkamura オーチャードホール

金沢 2019年11月9日(土) 17時開演 本多の森ホール  

広島 2019年11月11日(月) 19時開演 上野学園ホール  

大阪 2019年11月13日(水) 19時開演 フェスティバルホール

の様です。

UDOでの先行予約はすでに始まっています。

https://udo.jp/concert/DianaKrall


私は、最近のダイアナ・クラールよりも2000年前後の力強い張りのある声の頃が好きです。

中でも好きなアルバムは、 

ザ・ルック・オブ・ラヴ
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ユニバーサル ミュージック

 

オール・フォー・ユー~ナット・キング・コール・トリオに捧ぐ
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ユニバーサル ミュージック クラシック

ですかね。

プロデューサー:トミー・リピューマ(Tommy LiPuma)

録音エンジニア:アル・シュミット(Albert Harry Schmitt)

の黄金コンビです。

内容良く、音質も高音質で、オーディオ評価用CDの定番となっています。


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REVOX B226 CDプレーヤー DEM用コンデンサを交換したものの。。。?

2019-04-12 10:56:14 | CDプレーヤー

このCDプレーヤーに使用されているDAC IC TDA1541Aには、DEM(Dynamic Element Matching)用のコンデンサが14個ぶら下がっています。このコンデンサにどの銘柄を使うかで結構音質が変わる様なので換装してみました。

他人の書き込みを借用すると、

TDA1541のDEMフィルターコンデンサは、音質もさることながらその値はDAC内の基準抵抗(俗にラダー抵抗と呼ばれるもの)との組み合わせで「D/A変換精度」に直接影響し、その影響は特にLSB付近が大きいとあります。

とりわけS1、S2品は基準抵抗の精度選別品ですが、このDEMコンデンサの容量値が大きくバラついていると、変換精度出しの意味が無くなってしまうという事です。

また、コンデンサの容量値があまり大きすぎるとチャージ/ディスチャージが間に合わなくなるらしいです。

 

今回私は特にその精度(JやK)を気にしないで、音質で定評のあるドイツのERO製のフィルムコンMTK1817(メタライズドポリエステル)を手配してしまいました。ここが失敗だったかも?

因みにオリジナルに実装されていたのは「J品」5%精度です。手元に届いて現物を確認すると、それは「K品」10%精度でした。

DAC ICは選別品のTDA1541A-S1(シングルクラウン)を使っているのに。

しかも、実装前に1個ずつ容量を実測すれば安心出来たのですが、気が付いたのは14個の換装が終わってから「アッ!」と思ったのです。でもそれは後の祭り。また14個を取り外して測定する気にもなれないので、そのままにして試聴しました。

 

〇取り外したコンデンサ(オリジナル):Philips製?

結構年数が経過しているので、取り外す際に足が取れてしまった物も有ります(写真の下の方の物)

また基板のパターンも弱いので剥離にも注意が必要です。

 

〇今回購入したもの:ERO MTK1817 緑色

 

〇換装したところ:見た目いいです。良い音しそう。。。期待が膨らみます。

 

交換後の音質は、変わった様な変わらない様な、その程度の違いでした。⤵

いや⤴、エージングが進んだら濁りの無い鮮度の高い音が目の前に広がる様になりました。

 

次は比較的精度の出やすい材料のポリプロピレン系コンデンサ「J品」でも試してみようかな。お金もそんなに掛からないので何かのついでに手配することにします。

 

では、今日もCDを1枚紹介します。

新しい年号の始まりを前にして最近は懐かしのヒット曲を特集するTV番組が放送されていますが、そんな懐かしい歌謡曲を収めたコンピレーション・アルバムを紹介します。

この類いのCDは沢山有りますが、私のお勧めはこちらです↓。

レーベルを超えて収録されています。40曲入りで音質も良いです。

年代も70年代、80年代、90年代とありますが、私は年代的に70'sでしょうかね。平成ではなく昭和ですね。

シリーズで色々な種類が有ります。 ダイヤ、サファイヤ、ルビー、イエロー。

クライマックス 70’s サファイア
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ソニー・ミュージックダイレクト

 

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REVOX B226 CDプレーヤーのメンテナンス作業 ~サーボ関係調整~

2019-04-03 14:15:42 | CDプレーヤー

以前から気になっていたのですが、このCDプレーヤーは読み込めないCD(再生出来ないディスク)があります。

今回、これを解消するため、駆動系の調整を行ってみました。

問題の症状は、特に輸入盤CDにおいて発生することが多いです。

電源の再投入で読み込むこともありますが、全くダメなCDも有りました。

それ故に、わざわさ同じタイトルの国内盤を買った事も有ります。

 

レーザーの出力に関しては以前にマニュアルに沿って調整した経緯が有りますが、他の項目に関しては難しそうなのと時間が無くそのままにしていました。

今は時間が取れる様になったので、残りのサーボ系の調整に挑みました。

念のため、レーザー出力電圧も確認しましたが、3年前に調整した時と殆ど変わらない値でした。

 

今回調整した項目は「ピックアップの垂直オフセット」「ディスクモーターの高さ調整」です。

調整はREVOXのマニュアルに沿って実施しました。


1.「ピックアップの垂直オフセット」

こちらを調整したのですが、読み込みには関係ありませんでした。残念。

しかし、ここの調整がズレていると、サーボノイズ発生の要因となりますので、波形観測しながら慎重に調整しておきました。

2.「ディスクモーターの高さ調整」

これはディスクが無い時とディスクを乗せ再生した時のオフセット量を調整する様です。

この調整は苦労しました。

当然、指定(専用)のリファレンスCDなんて持っていませんから、「読み込める(OK)CD」と「読み込めない(NG)CD」を使って調整しました。しかも調整は底面側からです。

ここはCD其々によってオフセット電圧が違う様です。OKのCDとNGのCDではかなり違います。

繰り返し調整の結果、今迄NGだったCDも再生出来るようになりました。当然OKのCDも大丈夫です。

これって何の違いでしょうかね?CDの厚み?溝(ピット)の深さ?多分どちらかでしょう。

CDの読み取り面も色々な種類が有りますが、調整後は以下手持ちのどのCDも読み取れる様になりました。

左上:GOLD24K、右上:GOLD(少し色が薄い)、左下:緑(レーザー光乱反射抑制)、右下:黒

レーベル面

ジャケット:

ジェニファー・ウォーンズ 、 ジェーン・モンハイト

ルイ・アームストロング 、 セリーヌ・ディオン


今迄、特に読み取れなったCDも読み取れる様になりました。

ラリー・カールトン(US盤)、フォー・プレイ(US盤)

但し、この調整方法は我流ですので、一切責任は持てません。悪しからず。

最良の状態で長く使うためには、専門業者に依頼してください。


今回ついでにピックアップ・レンズの掃除もしておきました。

このB226は天板に放熱用スリットが沢山開いているので埃が入りやすいです。

私は、掃除には「無水アルコール」を使います。 

無水エタノールP 500ml(掃除)
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健栄製薬

こちらもマニュアルには「液体は使うな」と書いてありますが、私は自己責任で慎重に使っています。


これで調整が出来ましたので、次の改造(部品換装)に掛かる準備が整いました。部品入手済です。

 

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REVOX B226 さらなる音質向上! ~オペアンプ交換~ 

2019-02-08 12:58:58 | CDプレーヤー

REVOXのCDプレーヤーB226が、また一段と音質向上しました!!! 

聴感上の結果から書きますと、近代的な透明感のあるスッキリした音になりました。

年頭で、DEMのコンデンサ換装の方針と書きましたが、こちらは未だ部品手配が出来ておりません。

その前にオペアンプをストックとして、色々と買っておいた事を思い出しました。

その中でデュアル回路オペアンプ OPA2604(バーブラウン)を、試しにB226 CDPに使って見る事にしました。

BBのロゴが嘘っぽいですが、ネット画像で調べてもOPA2604はこんな感じが多い。まあ気にせず行きましょう。

 

今回交換したオペアンプは、DAC TDA1541AのDA変換後のアナログ出力を受けるアンプです。

このオペアンプICを通してLINE OUTされます。唯一のアナログ系のオペアンプです。

2段になっているのでチャンネル当たり2回路入りを1個使用します。

今までは、世間の評判を鵜呑みにして、信者の様にMUSES8920を使用していました。

今回のBurr Brown製OPA2604もオーディオ用では定番で人気の全段FET構成のオペアンプです。

 

結果は大正解でした!!!

交換した直後から、出てきた音に驚きました!。今までの音は何だったんだ?という感じです。

靄が晴れて、一皮剥けた抜けの良いクリアーな音で澄み渡っています。

高域が良く抜けて綺麗に聴こえます。低音もスッキリしているけど粘りがあります。 

聴いていて気持ちが良く楽しい音です。癖になります。これはBurrBrownの特徴です。 

このメーカーは、聴く人が楽しめる音、味わい、コクは何かをよく知っています。 

久々に純ジャズ(ピアノ、サックス)も楽しく聴けました。 

やはり楽しめて訴求力のある音でないと長時間聴けませんね。特性の良い優等生な音はすぐに飽きます。

使用する回路にも依りますが、やはり世間の評判だけではなく、自分の耳で確かめる事が重要です!。

いい教訓になりました。

 

参考までに、オペアンプと言えば、シングル回路では孤高のOPA627BPですが、如何せん値段が高い。

私も持っていますが、確かに音は良いです!!! 聴かせる音です!

しかし、これには中国製の偽物もありますので注意が必要です。

私はこの偽物も掴んだ事がありますが、マスク・コピー品の様で音質は違います。

信頼のおける取扱店から購入した方が無難でしょう。

また、オペアンプには最近の物が色々とありますが、音のバランスが崩れそうな気がします。

やはりオーディオ用で実績と定評のあるオペアンプが良いでしょう。

 

今回、比較試聴で音質の違いが良く分ったCDが、こちらの「The Look Of Love/Diana Krall」です。

今迄も度々登場していますが、私はXRCD24/K2盤を持っているので、これを使います。

元々の録音が良いので通常盤でも良いでしょう。

The Look Of Love
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Verve

 

この3曲目「I Remember You」です。

前奏の部分で、トライアングル?の「チ~ン」という音が3回入ります。

1回目と2回目は中央、3回目は右から聞こえます。

状態の良くないシステムでは、この「チ~ン」が歪んだり、聞こえなかったり、3回目が中央に寄ったりします。

立派なシステムでは、定位も正しく、かつ「チ~ン」も綺麗で余韻が残ります。

また、間奏でも「チ~ン」が入ります。2回と歌が入る直前の「チ~ン」が綺麗に聴こえるかがポイントです。

歌では、ダイアナ・クラールの声の張り具合を聴きます。

Repeatの2回目「~/ And the angels ask me to recall /~」のAndの「ア」、askの「ア」の部分のハリ、ヒビキ具合。

次の曲「Cry Me A River」でもそうですが、強調音「ア」の響き、張りを聴きます。「I cried~」

6曲目「The Night We Called it aDay」では、ドラムのブラシ音がストリングスの中に埋もれないか、ピアノの音色(ペダル音も聴こえる)、ベースの音運び弦の撓りなどを聴きます。

8曲目「The Look of Love」(バート・バカラック作の名曲)。これは曲頭のピアノの1音目のアタック、それとパーカッション、それにダイアナ・クラールのボーカルが聴きどころ。

10曲目「Maybe You'll Be There」 ブラシワークとボーカル。

まあ、アルバム全体を通しても何度聴いても飽きません。聴きどころ満載のよく出来たアルバムです。お気に入りです。 

オーディオ評価の音源として、雑誌や機器評価動画で度々出てきます。 

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REVOX B226 TDA1541A-S1 クロック用コンデンサを交換。

2018-11-13 11:34:35 | CDプレーヤー

TDA1541Aの内部クロック発振用のコンデンサを交換しました。

写真左---元々実装されていたオリジナル(ごく普通のセラミックコンデンサ)470pF。

写真右---東信のUPZポリプロピレン・コンデンサ 470pF

 

交換前オリジナルの状態: セラコンが安っぽい。

 

交換後の状態: 赤い豆。ポリプロピレン。

  

恐らく、常温での動作、音質、機能には何も影響しないと思いますが、気持ち的に少し高級品に交換しました。

実は、音質に影響ある部品は、DAC ICの廻りにずらっと並んでいる0.1uFのDEM用コンデンサですが、ここを変更すると、オリジナルから懸け離れてしまいそうで、躊躇っています。

試すなら、まず今回交換したクロック用コンデンサの値を変更して、周波数を変更してみる位かなと思っています。詳細はここを参考にします→ diyAudio 今回ついでに、数種類のコンデンサを調達しました。


ところで、このCDPは、2013年にREVOXのワークショップでメンテされ、スイスから直輸入したものですが、基板をよく眺めてみると、また新たな発見がありました。

デジタル・フィルタ用の水晶発振子をVALVO製に交換した痕跡がありました。これも音質に貢献?


現在のDAC/アナログ基板の状態です。IC上の放熱板も増強しています。

写真左の電源Tr用放熱板上に、メンテした時のサインが赤マジックで記されてます。

Rev. May 13 (2013年5月にメンテしたのでしょう)

Sellerの説明では、

"The instrument was revised by a Revox workshop and running perfectly again.”

とありました。

パネルの左側に並んだボタンですが、今になって少しづつ使い方が分かってきました(笑)。

 

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MQA CDを入手、試聴。 少し期待はしていましたが。。。

2018-09-21 13:50:06 | CDプレーヤー

先日、ブログに書きましたMQA CDなるものが手元に届きました。

注文したアルバムは、テレサ・テンの「オリジナル・ベスト・ヒット」です。

発売日が9月19日で昨日到着しました。

オリジナル・ベスト・ヒット
←Amazonに移動が出来ます
ユニバーサル ミュージック

このアルバムをアナログ・レコードの中古で買うとなると、諭吉越えです。

(残念ながら、私の手元には有りません。)

 

※MQAーCDに興味のある方は、こちらに詳しい説明があります。

 

説明によると、通常のCDプレーヤーで聴いても従来よりも音は良いという事でしたので、早速、普通にCDプレーヤーで聴いてみました。

1曲目:「愛人」

んっ?何も変わらない!寧ろ音が大人しいかも。

なんだか、テレサ・テンの声が別人の様な声。元気がない。暗い感じ。声の線が細い。緊張気味。

いつも聴いているテレサ・テンでは無い様な。。。いつもはシングル盤のレコードで聴いています。

演奏と歌が一体化していない。作られた様な音。神経質な音。

2曲目:「乱されて」 音悪っ。。。 レンジが狭い。低音が出てない。どうしたんだろう。

    あとで、他のCDで同曲も聴きましたが、こんな感じでしたので、これがオリジナルでしょう。

3曲目以降は、1曲目と同じ感じ。

しかし、じっくりと聴くと、曲ごと微妙に音質が違う。これはベスト盤だから仕方ないか。

そこで、発売元のユニバーサル・ミュージックの説明書きを読んでみると、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【MQA-CD】【UHQCD】【グリーン・カラー・レーベルコート】【スリムケース帯】【生産限定盤】
台湾が生んだ「アジアの歌姫」テレサ・テンの、トーラス・レコードからリリースされたベスト・アルバム。「つぐない」「愛人」など1980年代半ばの大ヒット曲のほか、ポリドール時代の代表曲も、本作のための録り下ろしを含めた新録ヴァージョンで収録。
(1986年発表/2018年マスター)

★オリジナル・アナログ・テープを基にした2018年最新DSDマスターを352.8kHz/24bitに変換して収録 (ハイレゾ未配信音源)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とあります。

と言うことは、ポリドール時代の曲は、録り直した新録バージョン。なるほど、納得しました。


では、次に本命のMQAを聴いてみようと、再生方法を調べると、ここで大きな壁にブチ当たりました! 

今更ですが、私の調査不足、勉強不足でした

このまま、今の私のシステムでは再生出来ないことがわかりました。orz。。。

CDをリッピング後、foobar2000で再生出来ると思っていたのですが、その前提としてMQA対応のDDCかDACが必要なのです。

なんでも、データにMQA用コードが埋め込まれていて、専用DACでのみ解凍(折り紙を広げる)が可能だそうです。

商売上手!同時に専用DACも売る戦略だったのですね。多分そのDACのコーデックにはパテントも。

さらに調査を進めると、この専用DACのDDCにはXMOSを使っている事がわかりました。

私のDACもXMOSで受けているので、ドライバーを書き換えれば良いかなとも思ったのですが、それもXMOSの対応可能Ver.なども有り簡単ではなさそうです。

だからと言って、タイトル数も少なく今後の発展性が未知数の現状に、専用DAC、一番安いものがMeridian「Explorer 2」数万円、に投資をする価値があるかどうかも判らず、どうしたものかと、、、。悩んでいます。

 

それに今回のMQA CDをそのままCDプレーヤー再生した音とレコード再生の音を比べてみると、やはりレコードに軍配が上がります。

MQA再生にした場合の変化量がどの程度かは分かりませんが、過去のハイレゾ化の経験から、恐らく音が繊細になり、さらに骨の無い音になる事が想像されます。

少なくとも、これは私の好みの音ではありません。私は人間味のある血の通う生きた音が好きです。

そんな訳で、私的には、新たにDACに投資するよりは、従来通りオリジナルのレコードを買い求めたほうが良いかな?とも思います。

やはり、CDは終焉なのかな?

まあ、今どき、CDが売れているのは日本くらいと言われていますからね。

こんな記事もあります。

「音楽を所有する」時代の終焉:CDとダウンロードはいかに消滅したのか


今のところ、わが家のCD再生は、DAC ICをバージョンアップしたルボックスで満足しています。

コメント (14)
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