My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

ES9018S+XMOSでWASAPIを試す。

2015-08-30 11:04:30 | DAC ES9018

Bug Headを試してから、foobar2000でももっと良い設定があるのではと思い、適用するKernel Streaming(排他モード)を変えてみた。

私のDACのUSBインターフェースはXMOSを使っているので、今までは専用ドライバの「XMOS-Stereo USB Audio Class2.0 Driver」を使ってきた。 このドライバはおそらくXMOSの3rd PartyのThesyconが作ったものと思われます。

そう言えば、昨年にPCを変えてから、このドライバーを入れて、ずっと使い続けていたので、今さらながらWASAPIを入れて試してみた。


インストール後は、foobar2000のComponentsに、以下のように追加された。

Output deviceでWASPI(event)を選択して、音を出してみる。

きちんと音が出て、DACも44.1KHzが表示されている。44.1KHzの元WAVデータそのままである。

Buffer sizeは、PCの能力に応じて出来るだけ小さくしたほうが、レイテンシーを抑えることが出来るそうなので、私のPCでは2400程度まで下げた。

排他モードになっているか確認する。

PCのサウンド・ミキサーの所にWASAPIが追加されている。

システム音はPCのスピーカーから出力され、音楽はUSBから出力されているので大丈夫と思う。

また、DACに接続すると、デバイスのボリュームは自動的にMAX.になる。ビット・パーフェクトにするためかな。

因みに、私のPCのOSはWindows8.1です。

 

音質はかなり良い。細かい音までクリヤーに聴こえ、一音一音の粒立ちが良い。低音のモヤモヤ感もない。

そのためか、同じ曲を聴いても今までとは雰囲気が違う。

今まで聴いていた音は何だっただろうと思うくらいだ。

WASPIも(event)と(push)があるが、eventは古いPCでも対応できる様にできている様です。試したところ、新PCでもeventのほうが安定動作するようです。

 

次に、折角なので、比較のために、もうひとつ、インストール済みのASIO4ALLでも聴いてみた。

これでも問題なく音が出ましたが、何故かDACの表示が44.1KHzのWAVファイルを再生しても48KHzになってしまう。原因はわからない。。。。

でも言える事は、これでもXMOS-USB Audio2.0よりは音がクリヤー。

 

PCMに限って、私の耳で音質で比べると、左から良い順番で、

WASAPI>ASIO4ALL>USB Audio2.0 となった。

 

考えてみれば、PCM音源であれば、わざわざfoo_dsd_outputも、XMOS-USB Audio 2.0も使う必要が無かったのです。

CD音源の44.1KHzをそのまま聴くのならWASAPIが良い結果となりました。(馴れないせいか、少し違和感がありますが、、、)

今後は、CD音源をそのまま聴くのならWASAPI、DSD音源を聴くならfoo_dsd_asioで行こうと思います。

(WASAPIでDSD再生が出来るか、私にはわからないので、、、、)

思考を固めずに、柔軟に色々と試してみるものですね。。。。。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Bug Head Emperor(音楽再生ソフト)を導入。

2015-08-23 23:08:34 | DAC ES9018

結論から申し上げますと、foobar2000とは違う音で、かなりクリヤー!スッキリした音!これは凄いです。もっと早く導入すれば良かったと言うのが率直な感想です。プレーヤーが目の前で演奏、歌っている様です。

PCオーディオを始めてから今まで、音楽再生ソフト(ミュージックプレイヤー)と言えば、foobar2000だけしか使った事がなく半ばfoobar2000信者の様になっていましたが、このブログの4月のコメント欄でPoohさんから「他のプレーヤーも試されてはどうでしょう」とアドバイスを受けまして、遂に重い腰を上げて、「Bug Head Emperor」を入れてみました。

結果と私の感想は、先ほど書いた通りです。Poohさん、ブログへのコメントありがとうございました。


それでは、PCへのインストール方法と設定について書いておきます。

最初に断っておきますが、このソフトを使うためには、ある程度のPCスペックが必要な様です。まあ、ここ2年くらいのPCでは問題ないかと思います。尚、Win XPでは動作しない様です。

因みに私のPCは、Core i5 4200U/1.6GHz/2core/メモリ8GBのWindows 8です。

ソフトウエアは「Vector」から入手しました。Version 5.24です。フリーウエアです。

Bug HeadのHP。 http://oryaaaaa.world.coocan.jp/bughead/

作者のFacebookのPageもあります。 https://www.facebook.com/pages/Bug-head-technology/221354151338856


~インストール、セットアップ画面~

圧縮ファイルを解凍して、exe fileから開始します。

指示通りに次へ進めていきます。

同意します。

プログラムの保存先の指定。

 

インストール完了!

すると、デスクトップに4つのアイコンが出来ます。

上から3番目の「Infinity Blade SQ」がもっとも高音質に設定ができそうです。アイコンの説明からその様に思う。


~設定~

さっそく起動すると、次の画面が現れますので、この時に「Click to setup」の文字を素早くクリックします。

 

すると、この画面に行きます。

この中から、自分の所有するDACのASIOドライバを選択します。

私の場合、USBのレシーバーはXMOSなので、最新の「3033」(一番下)を選びます。

(DACはGUSTARD DAC-X10 ES9018)

すると次の画面に移行します。

この画面で高音質設定をするようです。しかし、PCのスペックで上限の制約が出てきます。

1,2は選択(赤)で問題なし。

5もとりあえず、初期のまま「OFF」にしました。

6のメモリーサイズ最適化ですが、「Setup DIMM」をクリックして、自分のメモリーサイズに応じた設定をします。

例えば、私のPCの場合、メモリが8GBなので、2GBずつ割り当てて、次の様になりました。

 

 「Set」をクリックするとこの様になります。

初めてなので、とりあえず設定はこれくらいにして、実際にファイルを取り込んで再生してみましょう。右下の「Start」をクリックします。

注意)この画面は上下画面一杯に出てくる(狭く出来ない)ので、Windowsのタスクバーは左右に表示させる必要があります。

    そうしないと、下の「files」等が選択できません。

すると、この様な画面に移行します。(すでにファイルを取り込んでいます。)

ファイルごとを取り込む時は下の「files」を、フォルダーごと取り込む時は下の「folders」をクリックします。

この後、「Play」ボタンをクリックして、再生を始めますが、再生まで時間が掛かります。

「Rewrite」→「invalid」カウントダウンがあり、10~15秒程度掛かります。今回、下のようにProcessing time 13.5sec掛かりました。

このプロセスが終わると、自動的に音楽を再生します。

この処理時間ですが、RAMに何か書いている様に思います。RAMへの再配置?再配置後、読み出しまでの処理時間がinvalid?

RAMを有効に使って、バッファリングしているのでしょか?

その他、このソフトで、ノイズ、ジッターが発生しない様にアルゴリズムで波形整形しているのでしょうか?

仕組みは良くわかりません。

兎に角、導入したばかりなので、設定に関してはまだまだ研究が必要ですが、第一印象としては、「foobar2000」よりも音が澄んでいてクリヤーです。音がリアルで前に出てきます。「foobar2000」で少し気になっていた中域から低域の曇り、濁りもありません。ベースラインも綺麗に聴こえますし、バックグラウンドの微かな音も聴こえます。

 

私が散々チューンアップしたCDプレーヤーに迫ってきたかも? 


(追記)

・音楽の再生が始まるまで、何もできないまま15秒待たされるのはどうかな?プレイリストの作成、編集など使い勝手的には「foobar2000」が便利。

・このBug Headを使えば、重くて場所を取るアナログレコードに悩まされる事が無くなるのかな?と思いきや、今日も一日、アナログレコードばかり聴いて、その後でこのBug Headを使って聴いてみると、やはり所詮音源はデジタルなので、やはりアナログとは違う。デジタルは、何か躍動感と言うか、音楽の味、テイストが無いように感じる。何か大事な旨味成分までフィルターにかけてそぎ落としてしまった様だ。音楽と言う意味ではアナログの方が何倍も楽しめる。アナログレコード探しと収集はまだ続きそうです。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

foobar2000 componentsがupdateされました。

2015-08-11 12:36:14 | DAC ES9018

foobar2000 componentsのfoo_input_sacdが8月5日にupdateされていましたので紹介します。

UpdateされたVersionは、「foo_input_sacd-0.8.3」になります。

Downloadと書き換え方法は、以前の記事に書いた通りです。

ここから、ダウンロードできます。

http://sourceforge.net/projects/sacddecoder/files/foo_input_sacd/ 

書き換え後は、この様になりました。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログを少し整理しました。

2015-08-10 16:27:26 | その他

少しでも読み易く検索し易くするために、ブログを整理しました。

整理といっても、内容的にはカテゴリー分けの見直しです。

<カテゴリー>  ※左欄下のカテゴリーです。

 ・「DAC ES9018」(新設)---DAC ES9018のドライバや設定、改造関する内容をここに移動しました。

   GUSTARD DAC-X10、Foobar2000設定、ドライバ、リアルタイムDSD変換など。

 ・「ヘッドホン・アンプ」---ヘッドホン・アンプの改造に関する内容をここに移動しました。

   DAC-ZEROのヘッドホン・アンプ部分の改造など。

 ・「レコード」---レコードそのものに関する記事をこちらに移動しました。

   オリジナル盤LPレコード、レコードのクリーニング方法は、こちらです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またまた、高級抵抗VishayのVSRを投入!

2015-08-10 12:00:46 | CDプレーヤー

最近は、アナログ・レコードばかり聴いていますが、たまにはCDプレーヤーも弄ってみようと思い、以前から考えていたVisayのVSRを投入することにした。

このVishay(ビシェイ)のVSRは抵抗にしては値段も高く@1,000円位もする。

しかし、前回、ヘッドホンアンプに使用して、結果が良かったので、それから虜になってしまった。値段がお高いだけに、どこにでも使う訳にはいかない、使用箇所は慎重に決める必要がある。

今回は、CDプレイヤーの出力部分でカップリング・コンデンサーと直列に入るところの抵抗を換装してみました。写真は左ch(R14の部分)ですが、左右交換しました。

ちなみに赤いカップリング・コンデンサは「ダイナミキャップ」です。

Vishay VSRがこちらです。無誘導金属箔抵抗です。

巷では、この上は同じVishayのZ201かVAR(抵抗値のラインナップが3つだけ)しか無いでしょうって言われています。こちらは@3,000円オーバー。

交換後は、こちら。基板を取り外すのが面倒だったので、表側から半田付けして取り付けました。

交換後の音出し。

やはり、どの抵抗でも言える事ですが、最初は篭った感じになります。

しかし、エージングが進むと徐々に本領発揮です。

製品によっては、100時間以上かかるものもありますが、このVSRは比較的早いです。

2時間後の音は、期待通りでした。情報量が多く、音に深みがあります。元々搭載されていた金属皮膜抵抗では、「サ行」が少し突き刺さる様な、歪む様な感じがありましたが、この抵抗ではその様な事がありません。上品で流石です。

今の私のCDプレーヤーの内部です。

たまにCDプレーヤーに聴くのも、ノイズが無く、静寂の中に音がある感じで、良いですね。

今まで手塩にかけて改造を重ねただけの価値はあります。単体DACよりも良い音がしていると思います。


ところで、今回改造時に、以前秋葉原で購入したHOZANの木製ピンセットを使ってみました。

これ、なかなか良いですね。

部品を摑み易いですし、部品を傷つけることがありません。お奨めです。

アマゾンでも売っています。 消費税込みではアキバもアマゾンも価格は同じです。

HOZAN 竹ピンセット125mm P860125
←クリックでAmazonに移動できます。
ホーザン

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする