☆ V.Eフランクフルの著書から
今日資料さがすため本棚を見ていたら、「それでも人生にイエスと言う」沢山
付箋を貼った本が出てきた。著者は「夜と霧」で有名で、実存分析心理学の
創始者だった。わたしは良く本を買う方だが、どうしても溜まってしまうので
時々思い切って処分することにしているが、今あるということは、この本がわたしに
大きな感動を与えてくれたからだと思った。
これはドイツのナチスの強制収容所に入れられていた、フランクリンの実際の
体験の話だが、いつ殺されるか分からないような過酷な毎日の中でも、希望を持って
生きている人もいるのだと、大変感動した。
また、ナチスの親衛隊の強制収容所長は、自分のポケットマネーで、囚人たちの
ために、薬局で薬を買い、密かに与えていたり、亡くなって埋葬される囚人の名前を
傍の木の幹を削り、分からないように鉛筆で書いて記録したそうだ。
自分の危険を顧みすに、囚人のために、愛情をかけた奇特な人もいたことで
性善説のわたしは、とても救われた思いがしたことも思い出した。
また、どんな過酷な環境でも、「生きる意味があるか、ないかはその人次第」と
いうことを痛切に感じた。人生は「最後の息を引きとるまで」、自分なりに意味のある
ものにできるのだと、感じたことを忘れない。
著書の中で、ゲーテは「何かを行うことと、何かに耐えることは、自分を高められる」
と言っているそうだが、確かにそうかもしれない。
日本にも「艱難汝を玉にす」(人間は苦労を経て、始めて大成されるものである)
という諺もあるが、現代にはこんな考え方は、もしかしてアナクロなのだろうか?
それにしても、あまりにも満ち足りた生活は、脆弱な人間の温床になるのかもしれ
ない、とつくづく考えさせられたのは、わたしが高齢のためだろうか?
改めて、この本を読みながら痛感した。
今日資料さがすため本棚を見ていたら、「それでも人生にイエスと言う」沢山
付箋を貼った本が出てきた。著者は「夜と霧」で有名で、実存分析心理学の
創始者だった。わたしは良く本を買う方だが、どうしても溜まってしまうので
時々思い切って処分することにしているが、今あるということは、この本がわたしに
大きな感動を与えてくれたからだと思った。
これはドイツのナチスの強制収容所に入れられていた、フランクリンの実際の
体験の話だが、いつ殺されるか分からないような過酷な毎日の中でも、希望を持って
生きている人もいるのだと、大変感動した。
また、ナチスの親衛隊の強制収容所長は、自分のポケットマネーで、囚人たちの
ために、薬局で薬を買い、密かに与えていたり、亡くなって埋葬される囚人の名前を
傍の木の幹を削り、分からないように鉛筆で書いて記録したそうだ。
自分の危険を顧みすに、囚人のために、愛情をかけた奇特な人もいたことで
性善説のわたしは、とても救われた思いがしたことも思い出した。
また、どんな過酷な環境でも、「生きる意味があるか、ないかはその人次第」と
いうことを痛切に感じた。人生は「最後の息を引きとるまで」、自分なりに意味のある
ものにできるのだと、感じたことを忘れない。
著書の中で、ゲーテは「何かを行うことと、何かに耐えることは、自分を高められる」
と言っているそうだが、確かにそうかもしれない。
日本にも「艱難汝を玉にす」(人間は苦労を経て、始めて大成されるものである)
という諺もあるが、現代にはこんな考え方は、もしかしてアナクロなのだろうか?
それにしても、あまりにも満ち足りた生活は、脆弱な人間の温床になるのかもしれ
ない、とつくづく考えさせられたのは、わたしが高齢のためだろうか?
改めて、この本を読みながら痛感した。