ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

セピア色の思い出

2010年05月20日 | Weblog
☆ 一枚の写真から
古い資料を整理していたが、その間からハラリと一枚の写真が出てきた。
それはあるセミナーの講師をしていた40代で、まるで信じられないように
ひたすら向上しつつあった頃だ。あまりにも上り坂だったのは、単なる幸運だった
のだろうか。我が儘なわたしだから、その時代はきっとかなり傲慢だったのだろう。
 まるで雲の上のような存在の、大学教授、医学博士、作家などと、いろいろな
先生方に次々巡り合い、無論一所懸命勉強はしたが、お陰様で随分向上できた。
 先日学会で知り合った女性は、その先生に指導を受けたいと希望したが、なかなか
叶わず大変な思いをしたようだ。
 もう大分以前に亡くなられた先生だが、何故かとても気に入って下さって、それ
からはいつも特別扱いを受けていたので、周囲の方達に大変心苦しかった。
 その先生がわたしを撮って下さったものだったが、しばらくしてから、立派な額に
入れてプレゼントして下さって、まるで遺影のようだと可笑しくなった。
 その写真をじっと見ていたら、しかし我ながら随分変わったなと思った途端
セピア色の過去が突然鮮烈になり、現在に自分と比較してしまったのは、もしか
したら、過去を引きずっているのだろうか。

 

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